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9・11WTC「水爆仮説」と「サーマイト仮説」:それぞれの問題点と合理的な点
私は、現時点で肯定か否定かはともかく、「まさか、そんな馬鹿な」という仮説を思考の外に追いやるようなこと(拒絶)はしませんし、それは誰でも行ってはならないと思います。歴史の中で「まさか、そんな馬鹿な」が実は本当だったりすることはよくある話です。地動説しかり、進化論しかり、大陸移動説しかり、・・・。
ただ、どのような仮説にも、それが十分に完成されたもので無い以上、事実と付き比べたり科学法則と付き比べてみて、合理的な点と問題点とがそれぞれ存在すると思います。もちろんその科学法則が事実と矛盾することが十分に確認された場合には法則の方を修正しなければなりませんが、それは貧弱で不十分な「証拠」とたくましい想像を元にして軽々しく断定すべきものではありません。
9・11に関して様々な種類の仮説が飛び交っているのですが、ここではWTC解体に関して、いわゆる「サーマイト仮説」(主にスティーヴン・ジョーンズと「911真実を求める学者の会」によって理論作りが進められている)、および、これはまだ限られた範囲の人が唱えているに過ぎないものですが重大な意味を持つのかもしれない「水爆仮説」の二つを並べて比較し、現時点でそれぞれが持つ合理的な点と問題のある点を指摘してみたいと思います。少々長い投稿ですが、最後までお付き合いください。
当然ですが、WTC(1、2、7)の倒壊に関して、「火災と飛行機衝突のショックと重力のみで起こった」とするいわゆる「パンケーキ崩壊説」は、事実や科学法則との突き合わせですでに完全に破産しており、ここで取り上げる価値が無いので無視します。
私が以下のような文章を長々としたためたのは、現在知られている範囲でのいわゆる「サーマイト仮説」と「水爆仮説」にそれぞれどのような困難さと合理的な点が存在するのか、をはっきりさせ、今後、それぞれの説がその困難さをどのような修正や追加で乗り越えていくのか、あるいは乗り越えられずに頓挫するかもしれないのか、の、一つの判断基準を作りたかったからです。他意はありません。
また日本で水爆仮説をひっさげて孤軍奮闘しておられるブッシュ親子の自作自演テロの11さんには、ひょっとするとお腹立ちの(あるいはお笑いの)点が多いかもしれませんが、水爆仮説がより厳しい本格的な批判に耐えうる洗練されたものとなる一助として、わずかでも利用していただけたら、私としてはこの上ない幸いです。
また、これは今の時点で私の頭に浮かんだ程度のものですので、多くの見落としや見当違いもあるでしょう。その場合にはご指摘ください。
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まず、阿修羅掲示板内での9・11水爆仮説に関する情報をまとめてみます。【 】に書いてある数字は後で検討する際に必要なものです。
●フィンランド軍事専門家による9/11の映像分析 ・・・【1】
http://asyura2.com/0601/war78/msg/249.html
投稿者 木村愛二 日時 2006 年 2 月 08 日 23:10:30
●「小型水素爆弾」は何が何でもありえないでしょう。・・・【2】
http://asyura2.com/0601/war78/msg/257.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 2 月 09 日 06:12:18
●「科学的」を掲げる『911解明』にはうかつに信用できない例があるのでご注意を!・・・【3】
http://asyura2.com/0510/bd42/msg/1069.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 2 月 21 日 08:34:15
●ブッシュ親子の自作自演テロさんによればWTC1、2、7ビルが倒壊したのは小型水爆が原因だった!ウソクセー ・・・【4】
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1031.html
投稿者 笑いが宇宙を救う会 日時 2006 年 5 月 31 日 13:43:10
●Re: 人様の文章を勝手に貼るなら、きちんと全文載せてくれ。宗教臭い総論否定ご担当さんよ。 ・・・【5】
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1034.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 5 月 31 日 15:22:25
●Re: 「WTCを倒壊させたのは、イスラエルの水爆?」 及び 参考文献集 ・・・【6】
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1035.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 5 月 31 日 15:31:38
●イスラエル製プルトニウム核爆弾説は早くから出ている。 ・・・【7】
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1032.html
投稿者 木村愛二 日時 2006 年 5 月 31 日 14:00:15
●申し訳ないのですが「プルトニウム爆弾は残留放射能を出さない」は誤りです ・・・【8】
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1042.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 5 月 31 日 19:47:35
●失礼しました。「911放射能」の報告例はあるようですね。・・・【9】
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1043.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 5 月 31 日 20:19:28
●Re: ミニニューク(小型核爆弾)つうても、TNT50トン相当 >ありえないでしょうね。・・・【10】
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1049.html
投稿者 Kotetu 日時 2006 年 5 月 31 日 22:44:53
●参考資料】数百kg程度の爆薬で、この程度の爆風(衝撃波)です・・・【11】
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1071.html
投稿者 Kotetu 日時 2006 年 6 月 01 日 20:20:44
●ブッシュ親子の自作自演テロの11さんによればスティーブン・ジョーンズはユダヤの雇われ学者だった!? ・・・【12】
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1113.html
投稿者 笑いが宇宙を救う会 日時 2006 年 6 月 03 日 20:39:06
●御参考まで ・・・【13】
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1116.html
投稿者 Sun Shine 日時 2006 年 6 月 03 日 21:37:08
●911の現場に入った警官、消防士、建設作業者に脳腫瘍、白血病を主体とした癌が激増。被爆ではないのか? ・・・【14】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/241.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 6 月 14 日 08:14:50
●Re: 「WTCの粉塵を吸い込んでも、癌になる恐れは殆どない。」 ・・・【15】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/242.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 6 月 14 日 08:34:58
●WTC健康被害者8000人の大訴訟・白血病、脳腫瘍の集団発生を報道しない米国メディアの怪 ・・・【16】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/262.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 6 月 15 日 07:16:27
●ご参照の記事のUrlをお教えください。ただ、私には「小型水爆」は理解不能です。 ・・・【17】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/246.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 6 月 14 日 10:08:37
●Re: ご参照の記事のUrlをお教えください。ただ、私には「小型水爆」は理解不能です。 ・・・【18】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/250.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 6 月 14 日 11:37:24
●応答感謝。「放射能」については引き続き調べてみます。ただ、倒壊の仕組を説明できない限り「水爆説」は力を持ちません。 ・・・【19】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/254.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 6 月 14 日 19:50:59
●原爆以外の水爆「点火」メカニズム:ICF / Inertial Confinement Fusion ・・・【20】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/260.html
投稿者 HAARP 日時 2006 年 6 月 15 日 03:32:39
●問題点は「点火方法」の他に「爆発の規模」があります。その他、雑談的話しかけですが。 ・・・【21】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/261.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 6 月 15 日 06:45:12
●小型核爆弾の起爆にはFCGが使われているという話:推論はここまでにしますが ・・・【22】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/285.html
投稿者 HAARP 日時 2006 年 6 月 16 日 03:27:05
●Re:あのーサーマイト説も水爆説も両方、アメリカ政府の内部犯行に分類されるんだけど ・・・【23】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/263.html
投稿者 とかげのおじいちゃん 日時 2006 年 6 月 15 日 10:31:01
●Re: Re:あのーサーマイト説も水爆説も両方、アメリカ政府の内部犯行に分類されるんだけど ・・・【24】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/264.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 6 月 15 日 11:29:01
●Re:現在の科学技術で核兵器の力を自由自在に操れるのか? ・・・【25】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/267.html
投稿者 とかげのおじいちゃん 日時 2006 年 6 月 15 日 16:28:17
●Re:ニューヨークの鳥たちにも異変が起こったはずですが ・・・【26】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/268.html
投稿者 とかげのおじいちゃん 日時 2006 年 6 月 15 日 16:43:02
●推測は自由、しかし人への説得力が問われる。他の原因も疑うべきでは? ・・・【27】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/270.html
投稿者 馬鹿まるだし 日時 2006 年 6 月 15 日 17:35:20
●仮説は事実によってのみ証明されます。事実の収集に努めることにしましょう。 ・・・【29】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/271.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 6 月 15 日 18:33:02
●《911セキ》「喘息どころじゃない!」:ペンタゴン周辺に高放射能(劣化ウラン?WTCも?) ・・・【30】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/327.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 6 月 19 日 01:29:39
●純粋水爆でなくとも、発覚せずに核を使う方法はあるようです。 ・・・【31】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/341.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 6 月 19 日 19:10:44
●OKCビルとバリのナイトクラブ爆破事件で、放射線障害の報告例はありますでしょうか。 ・・・【32】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/343.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 6 月 19 日 19:51:50
●やっぱり水爆説はありえません。 ・・・【33】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/344.html
投稿者 B.J.Thomas 日時 2006 年 6 月 19 日 21:11:15
●WTC1,2は足元から倒壊していない? ・・・【34】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/357.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 6 月 20 日 07:37:26
●WTC倒壊:小型低威力核兵器の使用を隠蔽する目的のサーマイト説? ・・・【35】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/479.html
ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 6 月 25 日 07:33:18
●小型低威力核兵器の補足考察 ・・・【36】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/484.html
投稿者 HAARP 日時 2006 年 6 月 25 日 11:21:06
●アフガニスタンやイラク等での「超小型核実戦使用」は可能性があると思っています ・・・【37】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/491.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 6 月 25 日 17:30:16
●「9・11奇病」に関する続報:THE JOURNAL NEWS記事・・・【38】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/638.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 7 月 01 日 05:32:15
●まだ誰も正確な実態調査と分析をしていないようですね・・・【39】
http://asyura2.com/0601/war81/msg/660.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2006 年 7 月 01 日 20:17:30
●スティーブン・ジョーンズ教授への公開質問状 (911EYEWITNESS) ・・・【40】
http://asyura2.com/0601/war83/msg/137.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 7 月 30 日 21:33:16
●WTC小型水爆倒壊説の検証 ・・・【41】
http://asyura2.com/0601/war83/msg/140.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 7 月 30 日 22:53:26
●WTCで核融合装置が使われた証拠 ・・・【42】
http://asyura2.com/0601/war83/msg/139.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 7 月 30 日 22:43:45
●BYUのジョーンズ教授は、純粋水爆によるWTC倒壊を隠蔽するために起用された? ・・・【43】
http://asyura2.com/0601/war83/msg/663.html
投稿者 ブッシュ親子の自作自演テロの11 日時 2006 年 8 月 13 日 05:54:52
サーマイト仮説についてはやはりジョーンズ論文(日本語訳)が最良の資料でしょう。
http://www17.plala.or.jp/d_spectator/
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以下、いくつかのポイントに分けて、サーマイト仮説と水爆仮説を比較しながら検討していきたいと思います。以下【 】は先ほどの投稿リストにつけてある番号を表します。
次の順番で話を進めていきます。
《A:爆発物の種類と爆破の原理について》
《B:倒壊開始時の衝撃と爆発規模について》
《C:倒壊の仕方について》
(1)メカニズム
(2)粉塵と鉄柱
《D:爆薬の設置と起爆方法について》
《E:関係者の健康被害、倒壊時の放射能、放射性物質などについて》
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《A:爆発物の種類と爆破の原理について》
アルミニウム粉と酸化鉄粉を混合したサーマイトthermite(テルミット)あるいはそれに硫黄を加えたサーメイトthermate(テルマット)は20世紀の前半から存在するもので、アルミニウムをナノ・サイズにしたスーパー・サーマイトもすでに開発されていることが確認されています。鋼鉄を簡単に熔解させあるいは蒸発させることも可能な熱を作り出すと言われ、起爆も簡単で通常はマグネシウムを用いるようです。この点で言えばWTC解体に使用された、という主張には何の困難さもありません。後述しますが、少なくとも鉄柱の破壊にサーマイト類を使ったカッター・チャージが用いられたことはおそらく間違いが無いでしょう。
水素爆弾はもちろんすでに存在しているのですが(詳しい原理は省略)、現在のところ公表されているものは原子爆弾を起爆装置として重水素そして三重水素の核融合反応を引き起こさせるもののみです。WTC解体と結び付ける場合にこの点が最も問題となります。
原子爆弾ではウラン235やプルトニウム239の核分裂連鎖反応の結果、アルファ、ベータ、ガンマの各放射線を出す各種の核分裂生成物を大量に生み出し、すぐに丸解りになってしまいます。【31】に書かれてある『発覚せずに核爆弾を使用する方法』については、放射性の核分裂生成物が発覚しない原子爆弾とその原理を詳しくご存知の方がおられたらご教示ください。また【32】でも書きましたが、バリ島やオクラホマ・シティーでの核分裂生成物や放射線障害の例などの報告をご存知の方はお教えください。
もちろんそのような『発覚せずに核爆弾を使用する方法』があると仮定するのなら、核兵器はTNT換算1トン未満から可能なようですから、WTC解体に使用された可能性はゼロでは無いでしょう。【10】や【25】の疑問は当然なのですが、次の情報を信用するならば、TNT換算0.5トンまでのコントロールがすでにできていることを、軍当局自体が認めているようです。
(参照:阿修羅投稿)
http://asyura2.com/0601/war83/msg/408.html
8月中旬にハワイで超小型核(500トン)模擬実験・演習?:米国が計画
では、【5】〜【7】で紹介されている原子爆弾を起爆装置としない「純粋水素爆弾」が存在するでしょうか。【20】に書かれてあるように重水素と三重水素の核融合反応を引き起こす方法はありますが、知られている限りでは、まだ確立された技術とは言えないようです。さらに加速器や強力なレーザー発生装置などの巨大で大変な電気を食う装置が必要で、とても数多く作って簡単に持ち運び設置できるような代物ではありません。少なくとも車両で持ち運びができて容易に設置できる起爆装置、となると、少なくとも現在知られている限りで存在は確認されていません。この点が水爆仮説の持つ最大の困難さでしょう。
もしその方法があると仮定するなら、ひょっとしたら、自由に爆発の規模も設定でき自然界にはありえない放射性同位元素を目立つほどには作らないような水爆が可能かもしれません。その仮定の上でなら水爆をサーマイトと併用したことはありえます。
もちろん現在まで知られている科学の原理からいうならばこれには否定的にならざるを得ません。では、現在までに知られていない原理が某所で密かに発見されて技術的な開発が行われ、厳重な情報管理の下で「純粋水素爆弾」が製造されている、というようなことがあるのでしょうか。これはそれこそUFOと一緒で何とも言いようがありません。
スティーヴン・ジョーンズが「常温核融合」の研究をしている、という理由で、【12】【13】【43】のように「純粋水爆」と結び付けるのは早計に過ぎるでしょう。(「疑い」は理解できますが。)この「常温核融合」は基本的に「自然状態での原子核変換」つまり物質変換に関するもので、現在のところ「正統派」の科学者からは白眼視されています。
(参照:下のUrlで、少し降りたところにある「常温核融合は本当だった!」へ)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~sugi_m/index.htm
もちろん「まさか、そんな馬鹿な」が次々と真実とされてきた科学の歴史ですから、これを頭から拒絶すべきではありません。新しい原理を証明する事実が有るか無いか、だけが判断基準です。しかし、その「常温核融合」が重水素と三重水素の連鎖的な核融合反応を引き起こす起爆装置として応用できるものかどうか、今のところ何一つ判断できる材料が有りません。空想ならいくらでも可能ですが。
この原理と技術がもし実際に開発されているとすれば、軍事的には「夢の兵器」でしょう。どこかの軍事基地でその「夢」を実現させた、というようなことも、私はその可能性を拒絶はしませんし新たな情報を期待していますが、今のところ一つの仮定としてとどめておくことしかできません。その可能性が事実を通した傍証によって膨らむのかどうか、今はこれだけが問題でしょう。
またこれを非軍事的に応用すればほぼ無限大のエネルギーを安全に自由に引き出せることになり、世界のエネルギーや資源の問題、二酸化炭素による地球温暖化問題など茶番劇でしかなくなります。さらに望みの物質を自由に手に入れる可能性すら出てくる話です。これは世界の構造と人類の存在を根本的にひっくり返してしまうほどの大変なことです。私は空想で無責任な発言はできません。
その他の原理を使った「放射性物質の証拠を残さないマイクロ・ニューク」の可能性はあるのでしょうか。はっきり言いまして、ここまでくれば爬虫類人やUFOと同じです。(いや、ひょっとしたら爬虫類人が地球を支配しているのかもしれないし、ナチスが開発し米国が進化させたUFOが実際に飛んでいるのかもしれません。実証も反証も不可能です。そうとしか言いようがありません。)
《B:倒壊開始時の衝撃と爆発規模について》
【3】の中で触れていますが、地震計の振れ方を元にして算出されたWTC第1、第2ビル倒壊開始時の放出エネルギーは、それぞれTNT換算2.3〜2.7トン、1.4〜2.1トンとなっています。
(参照:Scientific Evidence that Official 9/11 Story is a Lie)
http://www.ditrianum.org/Artikelen/artikel33en.htm
(図表:地震計記録)
http://www.ditrianum.org/Graphics/911_seismic_records.jpg
(図解:各ビル倒壊開始時での放出エネルギー)
http://www.ditrianum.org/Graphics/911_conservation_of_energy_law.jpg
上の数字が信頼の置けるものとすると、これは相当に大きな値で、この地震計のスパイクから大規模な爆発があったことがわかります。ただ第1ビルと第2ビルに関する数値の違いの原因とその意味は私には解りませんし今の時点では誰も解明していません。
これに関して、サーマイトでこれほどの規模の爆発は疑問ですし、スーパー・サーマイトはどうなのかちょっと見当がつきませんが、おそらく他の極めて大量の爆薬を併用して説明をせざるを得ないでしょう。この点についてジョーンズの「学者の会」がどんな見解を出すのか、注目しておきます。これはサーマイト仮説が乗り越えなければならない困難さの一つでしょう。
そこで、もし超小型「純粋水爆」が原理的・技術的に可能だと仮定するならば、ですが、水爆仮説が合理的でしょう。【42】で触れられている通りです。
ただ、残念ながら第7ビルに関しては地震計記録による観測結果を私は見ていませんし、あるのかどうかも知りません。これが非常に気になります。次でも申しますが、第7ビルの解体は大きな注目点となります。
《C:倒壊の仕方について》
(1)メカニズム
第1ビル・第2ビルと第7ビルは全く異なった倒壊の仕方をしています。ご存知の通り、第1、第2ビルは飛行機が激突した箇所から始まって《水平方向に物体を吹き飛ばす爆破が上から下に連続して伝わり》、第7ビルは《下の方から潰れるように》崩れていきました。三つのビルに共通することは、極めてシンメトリカル(左右均等)に倒壊が進んだ、ということです。
「水爆仮説」にとって、【41】の冒頭の写真はおそらく見た人を不信と誤解に誘導させる以上の効果は持たないでしょう。次の投稿の冒頭にある写真も同様です。
http://asyura2.com/0601/war81/msg/473.html
写真引用者には申し訳ないが、ずいぶんと損な方法を使ったものだと思います。後述しますが、WTC上層階の連続破壊に超小型「純粋水爆」が使用されたということなら十分に合理性があるのです。
これは地下に仕掛けた核爆弾の爆発のみによってビル全体が倒壊したかのような、誤ったイメージを見る人に与えるでしょう。【17】【19】にも書いたようにこれは、第1ビルと第2ビルが上層階から順々に、どの方向にもほぼ均等に塵埃と鉄骨をばら撒くように、しかもおおよそ自由落下速度に合わせて崩壊していった現象と明らかに矛盾します。これはありえません。
さらにWTC倒壊後に上空に残って漂っている塵埃の雲と核爆弾のきのこ雲を同一視することはいくらなんでも無茶で、たとえその他の説明の方に注目すべき箇所があったとしても、写真だけでその信頼を失わせてしまいます。
このような点から【2】【4】【19】【21】【33】にある否定的な態度は当然と言えます。【34】の説明は次に述べる基礎部分の破壊(これ自体は全く正しい)に触れているのに、このような写真や図表を取り上げたばかりにせっかくの仮説に無用な不信感を持たせるのみとなったように感じます。
もちろんジョーンズも指摘するように、地下にあるコア支柱の基礎を破壊することが全面的な崩壊を成功に導く鍵となっており、地下に何らかの爆破装置が仕掛けられて地下部分が破壊されたことは疑う余地の無いことです。もしも超小型の「純粋水爆」がすでに開発されていると仮定するならばですが、それを用いて第1と第2ビルの最も重要なコアの基礎部分を破壊した、ということは合理性を持ちます。
ところが第7ビルは台形状に広がったビルで中心の支柱は非対称的に配置されています。
(参照:図表:第7ビルの柱)
http://www17.plala.or.jp/d_spectator/sejones/7_files/htm7.jpg
第1ビル、第2ビルはコアの柱が比較的狭い場所に集まっていたので、基礎部分は地下に強力な爆弾を集中させて破壊を仕掛けることが可能でしょうが、第7ビルは全く異なります。それがほぼ完璧にシンメトリカルに下からつぶれるように崩れていった、ということは、25本の中心柱と58本ある外周柱のそれぞれの柱すべてに爆破装置を仕掛けて、ある一つの高さでそのすべてを同時に破壊する、それを下から上に向けて次々と連続して正確なタイミングで行う必要があります。
【41】で指摘されている通り、倒壊現場での「熔けた鉄のプール」は3つのビルのすべてで長期間存在していたようです。水爆仮説ではこれを水爆の根拠の一つとしているようですが、これはもちろんジョーンズも指摘しているものです。次の写真は第2ビルの倒壊現場のようです。
http://www.explosive911analysis.com/random.jpg
(参照:残骸から見える熔けた鉄のプール:どのビルなのかは解らない)
http://www17.plala.or.jp/d_spectator/sejones/7_files/peering.jpg
(参照:阿修羅投稿)
http://asyura2.com/0510/bd42/msg/863.html
9・11:WTCビル群「解体」の決定的証拠(「コアの鉄柱が熔けた」は正しかった!)
では第7ビルで超小型の「純粋水爆」がどこに使用されたのでしょうか。25本の中心柱(あるいは合計83本の支柱)の基礎部分すべてに使われたのでしょうか。他のカッター・チャージとまるで異なるエネルギーと爆破規模を持つ爆弾が一部だけに使われたとしたら、あれほど見事なシンメトリカルな倒壊の説明は非常に難しいでしょう。
(参照:次のサイトに第7ビル倒壊のビデオが集められている)
http://www.wtc7.net/videos.html
次に、第2ビルの崩壊寸前に、崩壊箇所の付近から解けた鋼鉄と思われる金属が流れ落ちている姿が観察されます。
(参照:ビデオ)
http://video.google.com/videoplay?docid=-2991254740145858863&q=cameraplanet+9%2F11
(参照:写真)
http://www.explosive911analysis.com/revamp.jpg
これは、倒壊開始の以前にコアの鉄柱が溶かされていた証拠で、爆破以前であり明白に小型水爆などによるものではありません。また巨大な鉄柱の要所要所がサーマイトと思われるカッター・チャージによって切断された様子が次の3つの写真から明らかです。
http://www.explosive911analysis.com/I2.jpg
http://www.explosive911analysis.com/crumble.jpg
http://www.explosive911analysis.com/hands.jpg
したがってサーマイト類によるカッター・チャージが使用されたことは疑いようがありません。もし超小型「純粋水爆」が使用されたとしても、サーマイト類と併用された、という以外ではありません。
(2)粉塵と鉄柱
もしも超小型「純粋水爆」がすでに開発され、しかもTNT百キロ単位のレベルから自由に爆発力を設定できる、と仮定するならば、という話なのですが、WTC1と2を上から順に水爆で吹き飛ばした、ということなら確かにサーマイト仮説よりも合理的です。【41】の14)および【42】の1〜4で指摘される現象(これはジョーンズも指摘していることだが)、つまり微粒子状に砕けたコンクリート、極めて大量に水平方向に吹き飛ばされた鉄柱、ビル内の装置も機械も家具も人間の死体も名残をとどめないほどの破壊のされ方、等に必要なエネルギーがサーマイト類(+通常の爆薬)で得ることができるのかどうか、おそらくこの点が、先ほどの地震計のスパイクと並んでサーマイト仮説にとって乗り越えなければならない困難さでしょう。
(参照:阿修羅投稿:WTC解体の写真を豊富に見ることができる)
http://asyura2.com/0502/bd39/msg/848.html
ただ、ここでもまた第7ビルなのですが、これは通常のビル爆破解体と類似して、小さな爆発が各階で作られたようです。連続した小さな粉塵の吹き出しを確認でき、他の二つのビルとは異なっています。結局、第7ビルで超小型「純粋水爆」が使われた可能性はほぼありえないでしょう。
(参照:連続写真とビデオ)
http://st12.startlogic.com/~xenonpup/Flashes/squibs_along_southwest_corner.htm
ところで【41】の17)で指摘されている鋼鉄の蒸発は第7ビルで報告されています。
(参照:NYタイムズ)
http://nogw.com/documents/0927200307NYTimes7WTCwhy_page.htm
もしこの報告が正しいとすれば、サーマイト類で鋼鉄の蒸発は起こらない、それは水爆だけである、とする指摘は疑問視せざるを得ません。
また第1ビルと第2ビルの溶けた鉄のプールが水爆によって作られ、第7ビルのそれだけがサーマイトによって作られた、ということなのでしょうか。もし水爆でなければ溶けた鉄のプールができない、というのであれば、水爆を用いた第7ビル倒壊を説明できる筋の通った解説が必要です。この点も水爆仮説の持つ困難さの一つでしょう。
次に、【3】で指摘したことですが、火砕流(pyroclastic flows)状の粉塵の動きに関して。(これは【3】でも指摘したとおり火山の火砕流とは根本的に異なる。)これは通常のビル爆破解体でも普通に見ることのできる現象です。
(参照:建造物爆破解体のビデオ集)
http://www.implosionworld.com/cinema.htm
(参照:ビル解体ビデオ:崩壊後の粉塵の動きと共に、爆発音のタイミング、基礎部分からの破壊の様子にも注目)
http://mfile.akamai.com/8173/wmv/vod.ibsys.com/2006/0318/8099666.200k.asx
WTCの場合、馬鹿でかいビルで粉塵の量も普通のビルに比べて圧倒的に多いため非常に印象的なのですが、それをもって「核爆発の証拠」の一つとするのは間違いでしょう。
ただ【42】で指摘されていた硫酸については私は解りません。写真によっては茶色に近い粉塵が見えるものもあります。しかし、もしそれが小型水爆に起因するものだとしても、その硫酸がどれほどの量だと計算できるのか、そしてその硫酸によって周辺の環境に何が引き起こされたのか、コンクリートの粉塵と反応して硫酸カルシウムを作った形跡があるのか、それらについて私は判断できる資料を全く持っていません。この茶色について他の可能性はあるのでしょうか。それも現在のところ私には不明です。
(参照:写真:茶色の粉塵:ただしこれは写真全体が茶色がかっているようだが)
http://www.asyura2.com/bigdata/bigup1/source/060.jpg
(参照:写真:左側に茶色の粉塵が見られるがこれはどうだろうか)
http://www.reopen911.org/images/main_anim.jpg
水爆仮説で主張されている「放射能、放射性の物質」に関しては後述します。
《D:爆発物の設置と起爆について》
サーマイト仮説では、カッター・チャージと他の爆弾をいつどのように設置したのか、困難な問題となるでしょう。サーマイトは非常に安定した混合物であると聞きますので、WTCの警備を担当していたブッシュ家の連中が時間をかけて少しずつ仕掛けることは可能でしょう。しかし他のコア地下の破壊や第1、第2ビルを上から水平方向に吹き飛ばすために使用されたと思われる爆破装置となると、おそらく重量も体積も相当にあるものと予想されます。
水爆仮説の場合、サーマイトと併用したことは間違いないでしょうが、もちろん超小型「純粋水爆」がすでに開発されていたと仮定してのことですが、他の爆破装置よりもたぶん小型で軽いことでしょうから、設置はより簡単に、人目に付きにくいものになるでしょう。この点は水爆仮説の利点です。
起爆はいずれにせよ基本的には電波を用いた遠隔操作なのでしょう。電線を使ったことも考えられないわけではありませんが、特にあの背の高い第1ビルと第2ビルでは間違いなく線を這わすだけでも困難でしょうし、激突する予定の飛行機がどの階で電線を切ってしまうのか予想できないでしょう。とにかくわずかの失敗も許されない「謀略テロ」の作業なのです。「失敗の可能性」は徹底的に排除されたはずです。
それぞれのカッター・チャージと爆弾(あるいは水爆)をどのタイミングで爆発させるのか、について考えてみます。ほとんど一気にすべての鉄柱を切断したと思われる第7ビルはともかく、第1ビルと第2ビルではおよそ重力加速度による自由落下運動にあわせてぶっ飛ばす必要があったわけです。
考えるヒントがいくつかあります。第2ビル(南タワー)が崩壊する際に、上から約40階分の大きな塊が回転しながら崩れていきました。
(参照:写真;第2ビル崩壊の瞬間)
http://www.physics911.net/9-11%20Picture8%20(sotower).jpg
(参照:第2ビル崩壊のビデオ映像。↓から入って最初の項目[Videos of the South Tower Collapse]の[South Tower collapse from the east]をクリック)
http://911research.wtc7.net/wtc/evidence/videos/index.html#southtower
ビデオでもわかるとおり、巨大な上層階の塊がビルから外れて横方向に転げ落ちるのではなく回転しながらほぼ真下に落ちていった、ということは、その下には回転に対してそれに反発する力が存在しなかった、つまりその回転する部分の下側にある建材が重力加速度による落下以上のスピードで取り去られていった、ということになります。さらにその上層階のほうも転落途中で木っ端微塵になっていきます。
破壊の始まった箇所より上層の階の方は、サーマイトで支柱群をすでにカットしていたのなら、あとはちょっとしたショックでバラバラになるでしょう。あるいはここも他の爆破装置で破壊されたのかもしれません。しかしその下の方では、そこにある邪魔な物体を水平方向に次々と吹き飛ばし取り除いていかなければなりません。しかも自由落下速度以上の早急さでです。
さらに、下のサイトで、上から2番目の動画(第1ビル倒壊場面)では、崩壊に先立ってビルの側面から爆風による噴き出しが次々と起こっていくのが確認されます。
http://thewebfairy.com/911/demolition/controlled.htm
(参照:次のサイトで、下の方にいくと第1ビル崩壊の連続写真があります)
http://www.reservoir.com/extra/wtc/index.html
また次の写真(第2ビル)でも崩壊箇所のかなり下方で吹き出しが見られます。
http://www.explosive911analysis.com/a6.jpg
これらの起爆がすべて手動で出来ることとは到底思えません。最初の瞬間は手動の遠隔操作だったとしても、その後は間違いなく、正確にプログラムされたコンピューター制御の操作で行ったと考えられます。
ここで、水爆仮説に困難な問題が生じます。こういった点火作業に必要な装置(信号を送る側も受け取る側も)の電子部品が電磁パルスによって破壊される可能性が出てくるからです。【42】の22と23によると核融合によって自動車の電子部品を発火させるほど強い電磁パルスが発生したことになっていますが、「失敗の可能性」が徹底的に排除されて実行されたはずの制御解体で、コンピューターや他の電子装置を壊す、あるいは誤作動させる可能性のある方法を使うでしょうか。また先ほどの「熔けた金属が滴り落ちるビデオ」でもわかるとおり、南タワー崩壊の瞬間にその上空にヘリコプターが飛んでいるのが確認されます。これは無事だったようですが・・・。
電磁パルスの発生は事実なのでしょうか。それが本当だとすると、絶対に失敗の許されない制御解体で『点火作業用の装置だけは一箇所たりとも影響も受けなかったという奇跡』が起こったことになります。奇跡を期待してあの謀略「テロ」を起こすとは考えられません。水爆仮説ではこの矛盾も解明される必要があります。
ただどっちにせよ、何よりもまず「公式見解」「政府発表」を総力を挙げて叩き潰して裁判に持ち込み、爆発物とその設置や点火の方法について関係者の口を割らせることが最も有効で(ただしこれは米国人自らの作業ですが)、「サーマイトか水爆か」で争う以前にこちらの方が先決だと思います。
《E:関係者の健康被害、倒壊時の放射能、放射性物質などについて》
水爆仮説ではどうしてもこの点が重要になります。その原理的・技術的な不可能性も、核兵器以外では起こりえない現象が事実であると確認されたならば再考の余地が出てくるからです。【14】【16】【31】【35】【40】【41】【42】には放射線障害と思われる「911奇病」についての例が書かれてあります。これらの情報が本当に客観的な事実であれば水爆仮説は大きく前進することになります。
ただしこの場合、もしそれが「純粋水爆」ならば中性子の大量の放射は爆破の瞬間のみであり、そのときの被爆が明らかな例はあるのでしょうか。また、その後に大勢の人間に癌を発生させたとしたら、三重水素(トリチウム)が融合を起こさずに相当な量が残されてしまったか、あるいは他の物質が中性子を吸収して放射性の同位元素をかなりの量で発生させたか、でしょう。しかし「純粋水爆」を仮定したとしてもその可能性がどこまであるのでしょうか。WTC跡で作業した人に200名以上に癌を発生させる量の放射性物質が作られるのでしょうか。この点は疑問ですが、これに関する専門知識が無いため、敢えて断定しないでおきます。
また私が調べた限りですが、「911奇病」の情報について不可解な、というか、不審を抱かせるような事実がいくつかあります。【38】【39】で申し上げたことですので、詳しくはそちらで。
「911奇病」患者の情報は様々にあります。すでに2004年9月の段階でニューヨーク誌が取り上げています。また【18】にあるとおり、今年に入ってワシントン・ポスト紙、ニューヨーク・ポスト紙、USA Today紙、UPI、ワシントン・タイムズ紙などが次々と関連した報道を行っています。これは今年1月に原告団5200名による救済を求める訴訟が起こされたことによるのでしょう。ただ、どの記事でも同じような事実が紹介されるのですが、それもそのはずで、これらの情報はある一人の人物から出ているのです。
【38】で取り上げた弁護士David Worby氏です。彼は8000名にものぼる「911奇病」患者の医療記録を公表していない様子です。8000名もいれば、Worby氏を通したもの以外の情報源が数多くあってもおかしくないのでしょうが、他の機関や個人によるものが見当たりません。
このDavid Worby氏は法廷弁護人として以外に、作曲家、映画脚本家、劇作家、プロデューサー、TV解説者、詩人として活躍している、と、彼自身のHPには書かれています。
http://davidworbyproductions.com/
もちろんそんなことで彼を「不審な人物」などと言うつもりは無いのですが、重大な医療データを公開しないのはどうしてでしょうか。プライバシーに関わる情報である、ということかもしれませんし、あるいはどこかからの圧力かもしれません。裁判資料には当然238名の医療記録が証拠として提出されるでしょうから、それが偽物とも思えないのですが・・・。しかしいずれにせよ、そのデータを元にして多方面からの分析が行われないのならば、もうそれ以上何とも言いようがありません。
また他の機関や個人が調査していない点について、調査させない圧力が働いている、という解釈もできますが、やはり憶測以上のことはできません。
ところで今年6月のニューヨーク・ポスト紙がこの「238名の癌患者」を見出しにこの件を報道していますが、この新聞は悪名高いユダヤ=ネオコン新聞で、もちろん持ち主はルパート・マードック。今年の5月には『イランで異教徒のためのカラー記章』というとんでもないでっち上げ記事を掲載し、そのデタラメを元にしてイランを「ナチス」と中傷し「アンチ・セミティズム」を大々的に叫んだユダヤ・プロパガンダ新聞です。そしてワシントン・タイムズは言わずもがなの文鮮明新聞。
ですから逆にこれらのプロパガンダ装置による9・11真相解明を混乱に陥れるための策謀という、うがった見方もできないわけではありません。当然ですが、他の報道機関にしてもユダヤ圧力から自由なものはありません。それらが「一つのソース」から取り出す情報に対して、信憑性をどう考えるのか、が問題です。
「ふーん、こんなデタラメ新聞どもでも、たまにゃそろいもそろって本当のことを言うんだなあ」と納得させられるような、別方面からの事実解明が必要でしょう。「この件に限っては信用できる」ではお話になりません。
今の状態ではこれらの報道にあるDavid Worby氏の話を「信じるか、信じないか」というレベルを超えることはできないでしょう。また【26】で指摘されているように、全く別角度から集められた複数のデータが必要です。動物のほかに植物(樹木)や建物の建材などに強力な中性子を浴びたと思われる跡があるのかどうか、などなど。
【5】【6】には三重水素(トリチウム)の濃度上昇が検出された、とのカリフォルニア大学の報告が載せられてあります。
(参照)
http://members.surfeu.fi/11syyskuu/soldier4.htm
これが事実だとしたら重大でしょう。三重水素は自然界には極めて少ない物質だからです。おそらくその手の調査報告はこれ一つしかないでしょうし今となっては何とも追試できないことですが、可能性の否定はできません。また水爆仮説を採るとすれば、「純粋水爆」から大量に出された中性子を吸収した周辺の物質が数種の放射性・非放射性の同位元素に変換した可能性は十分にあります。5年もたっており調査は困難かも知れませんが、中性子放射によってできたと思われる同位元素をターゲットにした再調査・研究がぜひとも望まれるところです。その結果によっては上記の情報に信憑性が与えられるでしょう。
しかし以上の傍証の検証が進まない限り、やはり「仮定」はしょせん仮定でしかない、と言わざるを得ません。水爆仮説がこのような困難さをどのように乗り越えることができるのか、今後を注目しておきます。私としては否定的ですが、もし以上のようなことが事実であると確認できる状態が起こったなら、水爆仮説を重視することにやぶさかではありません。
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●現時点で言えること
ホログラム説にしてもそうなのですが、水爆説でも、それらの仮説に賭ける人には地道に精力的にその追及を続けてもらいたいと思います。何度も言いますが「まさか、そんな馬鹿な」が次々と真実となってきたのが歴史です。もちろん「まさか、そんな馬鹿な」の全部がそうではないのですが、判断基準はそれを証明する事実がどこまで確認できるのか、のみです。「信じるのか、信じないのか」の多数決の話ではありません。ウエゲナーの大陸移動でもそうですが、たった一人だけが叫んだことでも正しいことは正しいのです。
ただ、以上に述べたように、一つの仮説には多くの乗り越えなければならない困難さがあります。それを冷静に理解した上でそれぞれの考えからの追及を行っていくべきでしょう。いずれにしても宗教的な「信奉と折伏」ではないのです。
残念なことに以上に検討した諸点は、地元である米国で、しかも相当に専門的な知識と技術を持つ人々によって、大きな費用と時間と設備を使ってしか解明できることではなく、その情報の「オコボレ」をインターネットで頂戴するしかできない私のような者の立場からでは、「絶対にこれだ!」という断定は不可能です。今後多くの方面からどのような情報が寄せられるのか、それが事実の確定に近づけるものなのか、あるいは妨害行為として発せられているものなのか、慎重な見極めが必要です。
ただ一つ、最大の声で強調しなければならないことがあります。今現在(!)、目の前にある現実として(!)、未だに「パンケーキ崩壊説」が社会の中で実質的に崩壊しておらず(!)、未だに「イスラム・テロ説」が社会の中で実質的にひっくり返されていない(!)のです。これが現実です(!!)。
WTC解体の真実をどのように唱えるにしても、まず第一に、「パンケーキ説」「イスラム・テロ説」を実質的に叩き潰し二度と声の挙がらない状態にすることが先決でしょう。
さらに、「水爆説」だけではなく「サーマイト説」にしても結局は911を米国ネオコン=ブッシュ政権とシオニスト=イスラエルによる謀略事件とするところまで突っ走らざるを得ない要素を含むものだと思います。一部の「真相解明派」が「学者の会」に対して行っているように、「アンチ・セミティズム」を武器にして発言を封じようとする者達に真実はありません。この連中は「パンケーキ」「イスラム・テロ」主張者と同等以上に悪質な者達です。
(参照)
http://asyura2.com/0601/bd43/msg/561.html
「9-11 Research」による「9-11学者の会」への非難と攻撃:立ちふさがる『アンチ・セミティズム』の壁
私は、今現在未だに主流派である「イスラム・テロ」「パンケーキ」を叫ぶ者達を実質的に叩き潰し論破して黙らせようという意図を持つ者同士が、くだらぬ誹謗中傷や悪口雑言のぶつけ合いでエネルギーを無駄に垂れ流してもらいたくないと考えています。
最後に、スティーヴン・ジョーンズについてですが、私が以前からも指摘しているように彼の背後に米国保守層のもう一つの流れがあるように感じます。その「もう一つの流れ」がネオコン=ブッシュ政権とどのような関係にあるのかは不明な部分が多いのですが、少なくとも表面的には鋭く対立しているようです。またあれほどの運動が抑えられもせず主要人物が消されもせずに逆に盛り上がりつつある背景には、何らかの強大な権力の存在が仮定されるでしょう。
これは今年に入ってからの米国政界と言論界の動きを見ていてもその「臭さ」を感じます。ネオコン=シオニスト系人脈に対する攻撃なのでしょうが、ひょっとするとひょっとして、「イスラエルつぶし」の動きが権力内で進んでいる可能性も、無いわけではないでしょう。まあこれもしょせんは憶測に過ぎませんが。
実はサーマイト説はジョーンズが唱えるよりもずいぶん前からあったものです。
(参照:2004年6月の記事)
http://www.physics911.net/thermite.htm
Calculations on the Possible Use of Thermite to Melt Sections of the WTC Core Columns
ただ、ジョーンズやレイ・グリフィンなどを中心とする「学者の会」がこれを中心的に唱えて以来、それを傍証するような写真やビデオ映像が次々とウエッブ上に登場してきました。もしこれらの映像が最初からウエッブ上にあったものなら、もっと早くから表面に現れても良かったはずです。「学者の会」によると膨大な量の写真やビデオがFBIによって差し押さえられているそうですが、「学者の会」誕生にあわせてそれが徐々に「公開」されつつある、というような解釈も可能でしょう。もしそうなら、この辺にも表面に現れない大きな力が介在しているのかもしれません。
いずれにせよ《ジョーンズ》とか《レイ・グリフィン》といった『人物を信じるかどうか』の話ではありません。我々自身が『真実をどうだと受け取るのか』の話です。「学者の会」の背後を常に意識しておくことは重要でしょうが、先ほども申したように、まず今現在の急務は、「パンケーキ説」「イスラム・テロ説」を実質的に墓場に追いやり、同時に「アンチ・セミティズム」を言論封殺の武器にする連中を論破することでしょう。今現実に目の前にいる最大の『大嘘つき』だからです。この作業無しで「サーマイト」も「水爆」もあったものではありません。
その意味で、きくちゆみ氏を中心とした日本での真相解明の動きには期待を寄せ熱い声援を送りたいと思います。また米国での、「学者の会」やアレックス・ジョーンズなどを含めての真相解明の動きが「政府見解」「公式発表」をいかに突き崩していくのか、冷静に注目していくつもりでおります。
以上です。
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