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(回答先: Re: 「9・11奇病」は噂話程度のことじゃないか?いわゆる都市伝説ではないのか? 投稿者 Kotetu 日時 2006 年 7 月 01 日 16:51:00)
まだ誰も正確な実態調査と分析をしていないようですね
弁護士David Worby氏が原告約5200名を取りまとめて救済措置の訴訟を起こしているのは間違いないのですが、今の記事によりますとその医療記録を公開していない(プライバシーの問題があるのかもしれませんが)ようで、せめてどんな状況にいた人がどのような症状を持っているのか、それぞれの程度はどうなのか、といった個人名抜きのデータだけでもまとめてくれたらよいのでしょうけど。
(参照、訴訟を起こしたことを伝える今年1月の報道)
http://www.ww4report.com/node/1515
NYC: 5,000 in suit over WTC illness
同様の症状に苦しむ人の中には、NY市副市長(市長補佐?)をジュリアーニ時代から務めるRudy Washington氏もいるそうです。彼は事件直後現場に赴いてその後から喘息状の咳に悩まされ始めたということです。
http://www.upi.com/NewsTrack/view.php?StoryID=20060517-111137-4454r
NYC deputy mayor claims 9/11 illness
また実はこの件は2年も前の2004年9月にも、雑誌ニューヨークによってかなり大きく報道されていたものです。
http://newyorkmetro.com/nymetro/news/sept11/features/9875/index.html
Fallout
ここにももちろんDavid Worby氏が登場するのですが、ここでも何人かの「実例」は提示されていますが、この記事から2年近く経つのに、組織的な調査や正確なデータとその分析が出てこないのですね。
どうも分からないことだらけで、こんな情報を見せられると逆に不安と疑念ばかり掻き立てられる人が多くなってくるように思います。
そもそもブッシュ政権もNY市も、テメエの私腹は肥やしても、消防士、警察官、労働者などに対して、「労働災害」としてでも調査をして救済措置を考えるような連中じゃないし、大量の「データ」を握って外に出さないのがこのDavid Worby氏、そして今年の5月になってこのWorby氏の話と先ほどのNY市副市長の件を報道したのが、イラン偽報道で悪名を馳せたニューヨーク・ポスト紙、という頼りない状態なんですね。
(参照)
http://asyura2.com/0601/war80/msg/1160.html
対イラン:同盟国政府が偽情報を捏造(ティエリ・メイサン;ボルテール・ネット)全訳
こんな新聞だから、逆にこの件を広めることでもっと大切な何かを隠そうとしているのではないか、などという疑いさえ起こってしまう。
まあ、あの悪環境の中で作業をしていたのだから、大勢の人に障害が起こっても不思議ではないのですが、分からないことが多すぎるのですよね。もっと多くの情報が無いと、逆に「一部の情報」「一部からの推測」などが勝手に尾ヒレをつけて膨らむ一方で、今の状態では「噂程度」「都市伝説」とも、逆に「放射性物質があった」とも、なんとも決めかねる状態だと思います。いずれにせよ、こんな程度で何かの断定をなすべきではありません。
まあ、こんな事件ですから、「そんなバカな」と思いながらもコツコツと資料を集めてまとめていく作業が大切だと思っています。結局「そうじゃなかった」なら「なかった」で良いわけで、別に無駄になるわけではありません。そうやって調べていく中で、副産物としてもっと大切な多くのことが分かってくる可能性もありますので。