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Re: 経済成長と「愛」の関係 & 宗教の現状他
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投稿者 調和人 日時 2004 年 4 月 24 日 12:55:34:YeUEew8g6.9hA
 

(回答先: Re: う〜ん 投稿者 白亜 日時 2004 年 4 月 24 日 03:49:37)

白亜さん、心のこもった正直なレスありがとうございます。

今の私の考えは少し違います。もちろん白亜さんの考えに同調することもできます。これは白亜さんの考えを変えようとするものではありませんので、興味があれば参考として読んでください。大雑把に書きますので真に伝わるかどうかわかりませんが、指摘・批判等があればぜひぜひお願いします。

日本が戦後、高度経済成長に進むにあたって日本人の意識は、個々の「生きる為」という最低限の意識は当然として、同時に日本人すべてが「共に生きる為に」という集団意識によってがむしゃらに働いたのではないでしょうか。敗戦のショックから、ありのまますべてを受け入れ明るく前向きに、日本人の生きる権利を守るため共にがんばり働いた。貧困ではあったが、そこには日本人どうしのいたわり、「愛」が間違いなくあったのだと思います。「愛」があったからこそ白亜さんの言われた終身雇用制度等も成り立ち、成長を遂げたのだと思います。
「愛」から始まり高度経済成長するに従って、物質的に豊かになった。しかし、経済的に勝利を勝ちとった日本人は、いつしか「共に生きる為に」という集団意識が薄れ、個々の金銭、物への執着心が強くなっていった。「愛」は薄れ、自己の利益を追求するあまり、目先の利益にしがみつき弱肉強食の世界に浸り、貧富の格差を歓迎した。政府や金融機関は富を得たごく一部の勝利者からの利益をあてにし、ますます勝利者の意見を取り入れた。
しかし個々は潤うが日本全体としては不景気となっていった。政府やごく一部の勝利者達は己の非を認めず終身雇用制度が悪いとか、もっとアメリカを見習え等、責任を転嫁し、より己の利益を守るためうまくカモフラージュしているのが現状ではないでしょうか?

「金持ち喧嘩せず」は、金を維持するには喧嘩をするなとか、喧嘩をしなければ金持ちになれるというような意味の教訓ですが、多くの金持ち(個々の利益追求型)は、金を失うのが一番怖い。なによりも怖い。だから、それを脅かす危険があると判断したものには大小かかわらず、徹底的に喧嘩をするのが現状ではないでしょうか。
またバブル崩壊前、後にかかわらず、それらの喧嘩を国民にカモフラージュされた情報に惑わされないようにしたほうがいいかもしれません。

宗教ですが、罪という恐怖により相手を支配しようとする宗教や、金儲けの材料としての多くの宗教は、貧困でも巣食うが、貧困でなくても巣食う。多くの宗教で起きた最初の思想、哲学はすばらしいものであると思いますが、宗教としての運用の仕方、もしくは運用するものの教義への着色が間違った方向へいってしまったのが、現在の不幸といわれるものではないでしょうか。
共産主義ですが、共産主義は悪で資本主義は善という意味合いで全てまとめてしまうのは、国民に対するカモフラージュの格好の材料となりかねません。よく吟味する必要があると思います。

最後に、お金で解決できない問題でも「愛」なら解決できる問題は山ほどあります。もちろんお金で解決できる問題においても「愛」を付随させます。「愛」がなくても解決はしますが、「愛」があったほうがより幸せではないですか?貧乏人でも結構。どうせ貧乏人を体験するなら幸せに体験したほうが前向きですよ。
前向きな心は豊かにだっていつでもなれます。精神的にも物質的にも。


白亜さんのレスで、色々と考えることができました。感謝してます。

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