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(回答先: Re: 反論なんてとんでもないですよ(笑) 投稿者 2000/12/31 日時 2004 年 4 月 25 日 19:34:44)
議論とは、意見を反証することによって正当性を見出すための処方と思っております。
私は、現時点で私が知っている知識や思想によって私見を述べていますが、それが本当に正しいのか自信は無いのです。ですから私見を論破されることにより「新しい見解」を得られれば、との思いから議論に参加させて戴いております。
まず「覚醒」ですが、そのようなことが本当に可能性があるのでしょうか?
確かに頭の中では、すべての人が「共済」や「協調」を身につけることが出来ることを想像し得ます。宗教が説いているのもそうゆうことでしょう。しかし可能性が無い「思想」は「夢想」ではないでしょうか?儒教の祖孔子は「人間の性=善」説を説いていますが、秦の始皇帝は「人間の性=悪」説を説いています。
可能性という言葉に具体性を持たせて戴かないかぎり、悪の性と上手に付き合っていくしかない、という見解に立っています。私もこのような見解に立たなければならないのは残念なのです。是非論破していただけることを願っております。
私は賢明ではない為、この様な場にて勉強させて戴いているのですが、ただ私の知る限りでは、イラク戦争やアフガン戦争は単発的なものではなく、要因をたどれば「パレスチナ・イスラエル建国問題」、「ユダヤ人虐待・ホロコースト」・・・と様々な問題が絡み合い、そしてさかのぼれば紀元前までいってしまう、竹を割るようにどちらが悪い、とは言えない複雑な問題なのです。
アメリカについて述べられていましたが、問題はイスラエル建国にアメリカが同意したことから始まっているように思えますが、国連も同意してしまっているのです。
たしかにトルーマンがユダヤ富豪から政治資金を得ていた事実があったかもしれません。しかし本当にそれだけでイスラエル建国を認めたのでしょうか?私には解りません。またテロによって報復されたのでは、アメリカは自国民を守るための「手段」をとらなければならないでしょう。911事件が自作自演だったとしても、それも「手段」と言えなくないのです。
私も軍需産業については同意見です。しかし反証を与えると、北朝鮮が攻めてきたとき、守る手段は今のところ日米安保におけるアメリカの軍事力しかなく、それを支えているのは軍需産業ではないでしょうか?当然アメリカ国民を守るための軍需産業でもあることはいうまでもありません。
ミクロとマクロは逆です。ミクロでみれば国家間の「エゴ」ですが、その背景には民族の様々な問題が潜んでいるのです。
「個人的には半分ずつあげたいな」百人いたら百等分しますか?〈笑)確かに公平でしょう。でもだれも救われないでしょう?
「お金持ちになった=心から幸せになった」確かに違います。
私がいいたいのは、今日の生活もままならない、明日に不安を抱いている人達に「心にゆとりを持て」といっても無理でしょう?生きるために必死なのですから。そこに紛争の一つの種があるといっているのです。自分の生を犠牲にしてまで他者を生かす・・・素晴らしいことです。しかし心にゆとりを持てない人達にその思想を求めるのは無理というものです。
このように見方を変えれば、「エゴ」と「エゴ」かもしれませんが「善」と「悪」ではないのです。まさに「バランス」と「落としどころ」なのです。
もともとは共済というタイトルの内容が「愛」論に走りすぎていたための反駁でしたが、とても有意義でした。是非とも「おお〜!」と叫びたくなるような反論をお待ちしております〈笑)。