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(回答先: 拉致総数は87名?;キッシンジャーの宣言? 投稿者 baka 日時 2002 年 9 月 20 日 22:28:35)
bakaさん、こんばんわ。
日朝交渉や「拉致問題」は「戦争」ボードでいくつか書き込んでいるので、宮崎氏が書いている内容について簡単に....
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● 拉致問題
宮崎氏が公安情報をもとに「87名」が拉致されているとちらつかせるのは、これまで日本が採ってきた北朝鮮敵視政策の兼ね合いから言ってあまり建設的ではない。(北朝鮮&朝鮮総連対策は、左翼と並んで公安のメシの種)
技術やカネを持っている在日朝鮮人が拉致同然に北朝鮮に送られたことに関しては、あり得るとは思う。
● 北朝鮮と米国
このサイトで一貫として主張しているように、米国は、北朝鮮を使ったアジア分断政策・・北朝鮮のミサイル輸出停止・北朝鮮の核兵器開発防止を志向しているのであって、北朝鮮製権が崩壊するのを望んではいない。(“おかしな国家”がいなければ分断政策は巧くいかない)
北朝鮮政権にしても、軍事力強化は負担であり、それに必要な資源を経済発展に振り向けたいと考えている。
● 米国の世界戦略
米国というより世界経済支配層の意向だが、米国を槍として使って、最終的には主権国家を消滅させた“世界帝国”を築こうとしている。
その劇的な始まりが、9・11空爆テロである。
● 国内政局
メディアが煽るのを止めれば、これまでの実例から、「拉致8人死亡問題」も沈静化するだろう。
メディアは、ああだこうだ言っても体制擁護派だから、政府・自民党の意に沿ってそうする。
体制が北朝鮮敵視政策を採っていれば、あることないことを含めて北朝鮮叩きに奔走し、体制が北朝鮮融和政策を採ることになれば、やんわり非難路線に転換する。
「拉致8人死亡問題」のメディア騒ぎも、今月いっぱいくらいで終わると見ている。
(週刊誌は続くだろうが...)
● 北朝鮮崩壊政策
北朝鮮を崩壊させる必要なぞない。
軍事的圧力を弱め、経済建設を助力すれば、時間をかけるなかで変わっていく。
経済難民を受け入れるのは愚策である。
それが天変地異で生じたもので、現地での生活が不可能であれば時限的に受け入れなければならない。
そうでなり限り、現地で自立的にそこそこの生活ができるようにするための経済援助を行うべきである。