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(回答先: 東独は併合ケースで「ドイツ」の経済苦境一大要因 投稿者 あっしら 日時 2002 年 9 月 21 日 15:01:05)
横レス失礼します。
東ドイツの問題がその後のドイツの経済的苦境の最大の要因となったのは疑いのないところです。
しかし、東西ドイツにしても韓国・北朝鮮にしても失ってはならない視点は同一民族であるという点です。民族がひとつの国家として本来あるべき姿に立ち戻るのに、たかが「経済」ごときに目が曇らされるようなことはないでしょう。ドイツでも経済が落ち込んだから東西統合はやるべきでなかった、別の形を模索すべきだった、などと論陣を張る主要言論人はいません。
統合により経済が落ち込むにしても、長い歴史から見れば一時的なことに過ぎません。損するから統合はイヤだ、と同胞を見捨てるようなロクでもない民族ではその後の別の激動に耐えることもできないでしょう。
韓国と北朝鮮の問題については、最終的には金正日をどこかへ亡命させ、彼一人だけを切り離し、北一国全体を丸ごと吸合すべきであって、連邦制下の存在など、朝鮮国家の政体をゆがめるべきではありません。必ず深刻な対立の火種になります。そのためには金正日が国家経営を放棄したくなるような方向へ戦略的に時間をかけて追い込んで行く必要があります。個人崇拝の国は一見強力に見えますが、ひとたび指導者への幻想が暴露されれば、憑き物が取れたように民衆は180度転換します。この辺はイスラムの教えが血肉化しているアラブとは相当異なる点でしょう。