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(回答先: 偉大なる書記長 投稿者 書記長 日時 2002 年 9 月 24 日 18:29:51)
私の独裁共産政権論は現在の日本では実行に移される可能性
は全くない、ある意味で思考実験としての価値すら怪しい現実
離れしたものだ。
また、「私が仮にこういう状況でこういう立場に立てばこう
いうことができる」といった仮定では、ある意味で何とでも言
うことができ、その是非を確固たる現実的な根拠に基づいて判
定することさえ難しい。
だから、私はこの場では自分の独裁的国家共産主義の現代に
おける可能性についてこれ以上他人と議論するつもりはないし
、付き合いきれないと感じる人も多いだろう。
しかし、私は近年に英米系国家の独占資本体と政治勢力が国
際機関なども利用して世界に押し付けようとしているいわゆる
グローバル・スタンダードとか、その思想形態である経済的グ
ローバリズムに対しては反対であり、特定の文明圏の経済・経
営慣行、経済的価値観、それらに対応した経済システムのあり
方などいかなる意味でも普遍化されるべきではないという思っ
ている。
そうした普遍化が英米系諸国家の経済理念・システムをもと
にした、世界資本主義の統一的ＯＳソフトの採用という形で行
われるとしても反対である。
ある地域や集団は、個別の環境や条件に基づいた独自の経済
圏、独自の経済・経営における慣行や理念、それに対応した国
民経済のあり方を持つことに、当然に社会的集団的利害を有し
ている。それゆえにそれらの独自の経済のあり方を追求する自
由が国際的にも実質的に認められるべきであるし、またそうす
るべきなのである。
「共産主義」という言葉は、未だに「資本主義」という市場
経済を他の社会関係から強力に乖離させ、社会と人間生活の指
導原理かつ原動力とする体制のアンチテーゼとして有力・有意
義でありうる。
私にいわせれば、むしろ「資本主義」のほうが人間社会にと
って不自然な、経済が強力な社会的政治的なコントロール下に
置かれている人間社会の本来的状態に対立する人工的反対物な
のである。
だから、経済システムのあり方の多様性とか相対性を考察す
る際の有効なたたき台として、独裁型共産主義を提示したわけ
である。
＞アングロサクソン・アメリカンの流儀に拮抗すべくもしくは
＞世界に通用するような普遍的な日本的流儀を打ち立て押し出
＞そうとするのは愚行との指摘を、甘んじて引き受けねばなら
＞ぬと思います。
＞私自身も日本的流儀の擁立のために日本人の何たるかを探究
＞したのですが、これぞと云えるものに突き当たっていません。
要するに、アメリカン・スタンダードを受け入れることは、
ただ相手の土俵に立つことによる不利を被るだけでなく、日本
の国民経済の生理を破壊し、それが日本社会や文明の独自のあ
り方まで傷つけ、それが結局は経済的にも国民の精神的エネル
ギーの低下に由来するより一層の量的質的悪化を招きかねない
のである。
それは個人や企業の経済活動の国際的通用性・競争力とは別
次元の問題である。
ある文明を、その基礎（全社会的な文物の生産活動）から異
文明との互換性の枠組みに乗せてしまおうとする試みは、絶対
に破壊的で不毛なものである。そんな人工的な強引な縛りが文
明にとって有害であることは説明も要さぬことだ。
しかも、そういう基本レベルで他国のシステムに合わせるく
らいに他国の文明に屈してしまっては、その言葉に飲み込まれ
てしまい、他国の理念・価値観の色眼鏡で自国の現状や過去を
把握するようになってしまうかもしれない。
そうして、いらぬ自虐的な自国に対する判断を下し、自滅的
な経済・政治・教育を官民あげて行っていくかもしれないので
ある。
戦前まで、日本は国家として独自の社会的価値観・理念や国
際・国内政治における基本姿勢や基本綱領を持っていた。その
好悪、是非善悪は別として、そこから色々な方向へ発展拡大で
きるものだった。そうした日本からまずはアジアにもたらされ
るはずだった大きな文明的・政治経済的可能性の基本素材の集
積は、共産主義者と手を結んだ英米帝国主義勢力によって無残
にも破壊され、今でも全アジアと世界はその損失のもとにある
。英米帝国主義や覇権的ボルシェヴィキ系共産勢力は人類の文
明・生活を貧困化させ、その本来持っている可能性や活力を奪
っているのである。
＞過去何百年かの世界秩序を作り上げたのがアングロ・サクソ
＞ンであり、それに即した彼らの振るまいが横暴に映る面があ
＞ることは否定しません。英米指導者はバカではありませんか
＞ら、なぜそうした反発があるのかなど先刻承知の上で彼らの
＞論理を主張しています。
だから、私たちにとって邪魔であり世界にとって有害な英米
帝国主義の支配をあらゆる手段を用いて破壊し、彼らを管理す
るべきなのであり、その目的のために不都合なことはするなと
私はいっているのです。彼らは文明と人道の敵なのです。
最初から彼らの支配の正当性を認め、その価値観をすっかり
共有しているような人は日本の為政者としては主流派になって
はいけないのです。これは匿名希望さんに言っているわけでは
ありません。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。