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(回答先: 陰謀史観と通常史観 投稿者 匿名希望 日時 2002 年 9 月 24 日 04:01:11)
今回の小泉首相訪朝と日朝宣言は、「戦争」ボードに書き込みましたが、「あまりにも“雑”であまりにも“政治的”な合意」だと見ています。しかし、訪朝を達成し国交正常化の道筋を付けたことはそれなりの評価をしています。
「あまりにも“雑”であまりにも“政治的”な合意」であったことで、日朝の国民がそれぞれ抱いている相手国に対するイメージが固定化され、今後の関係が極めて政治的な思惑で形成されていくことになったと考えています。
米国政権に指示された日本政府の外交活動だったわけですからそうなるのはやむを得ないとしても、首脳同士が、数日間をわたって“怒鳴り合う”くらいの交渉を経て合意に到達すべきだったと思っています。
(できるだけ多くのトゲをきちんと抜く交渉過程が必要だったという意味です)
戦前の日本というより明治維新政府の対アジア政策の基本が、朝鮮半島を勢力圏に収めることであったことを現代的にきちんと見直すべきです。
中国及び韓国との間にはいわゆる「歴史問題」というトゲがあり、ロシアとの間には「北方領土」というトゲがあります。
朝鮮半島がどういうかたちで“統合”されるにしろ、日本が対東アジア外交で誤れば、中国+ロシア+朝鮮半島という“連合”が生まれる可能性もあり、その“連合”に米国がのっかるようなことがあれば、日本は孤立的状況に陥ります。
朝鮮半島を、戦前とは違ってかたちで日本の“大陸政策”の要として活用しなければならないと考えています。
日朝国家正常化が見えてきた今こそ、朝鮮半島が「反日」をベースにした親中・親ロで動く事態を避けることが重要な外交テーマだと認識する必要があります。
1兆円を超えると思われる経済協力を行ったあげく、北朝鮮が“反日連合”に加わることにでもなったら大笑いです。
(相手の「嫌日」や「反日」といった意識に条件反射的に反応した外交を行えば、日本の将来は危ういものになります)