バブルが崩壊しても空売りをしてはいけない理由暴落する時はあくまで”暴落”であって、それは一気に急落する、信用売りも仕掛けられないほどの暴落なんです。 言ってみれば、急勾配の坂を下る様な個人が信用売りでコントロール出来る様な代物ではなく、足元に突然大きな深い穴が開いて、真下に真っ逆さまに穴の中に落下する様な”暴落”なんです。 だから、暴落時に信用売りを仕掛けても、何しろ値が全然付かないのですから信用売りも約定する事はあり得ません。それほどの恐ろしいものなんです。 暴落の怖いところは、下がるだけではなく、その翌日は逆に値ごろ感を持った投資家が一挙に買いに殺到して反転暴騰して、今度は買いを入れても値が付かず、買い約定も出来ない・・・ そんな状況を総じて”暴落”というのです。 仮に暴落時に信用売りを仕掛けて”運良く”約定しても、その翌日は、逆に一気に全株全面暴騰し、日経平均で何千円も踏み上げられるのです。
そんな状況でも信用売りを仕掛けるのは、余程の”勇者”か余程の”資産家”か余程の”素人”なんでしょう。 ブラックマンデーの様な、又日経39000円からのバブル崩壊の様な ”暴落”はいわば一方方向の暴落なんていう代物ではなく、暴落と暴騰を日替わりで繰り返しながら株価が急落して行く、”ダッチロール”の墜落の様な”暴落”である事を是非理解しておいて下さい。 ネット系の個人投資家は 逆に行け行けドンドンの 横並び体質がありますので、一転暴落が起こったら、過去の暴落以上に売りが売りを呼んで、サーバーダウン等も相まって、過去の暴悪以上の凄まじい想像以上の暴落になると私は思ってます。
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S氏の相場観 似て非なるもの 2017年11月14日 相場全体に特に変わったことは有りませんね。 日経平均はやっと調整に入ってくれたようで、後はこの調整の終わりを見極めれば良いだけです。 その間に材料株が賑わうであろう事は既に予想済みで、仕込みも万全です。 今日も質問で「下落するのでは?」「空売りはどうですか?」というものがありましたし、未だ売りたい症候群が多く生息しているのが日本の株式市場であろうと思うところですが、今は売る事は考えない方が良いです。
いずれは売るしかない相場が来るかと思いますが、売るしかないところまで下げてから売っても間に合います。 売りは、相場が完全に壊れてからでも間に合うのです。 スケベ根性を出してすっ高値から売りたいとか考えるから大やけどをするのです。 確かに日経平均は、ここから買えと言われても怖いかも知れませんが、個別では買われていない銘柄が山ほどありますし、そういうものを見れば買う気も起きるのではないかと思うのですけどね・・・。 初心者程、日経平均だけで全体を把握しようと思うのかも知れませんが、大きな間違いだと思います。 今朝の日経新聞一面では「マネー膨張、踊らぬ経済」という事で、怖そうな話が特集で組まれておりましたが、完全な売り煽り記事であり、個人投資家の空売りを誘おうとしているのが見え見えです。 相場の主導権は外資が握っており、ここまで5兆円以上買い越ししている状態で、どうして相場が下落に転じるのか? 押し目は空売りを誘い込む罠でしかなく、この罠に毎度かかるのが個人投資家なのです。 昔は空売りは保証金を500万円以上積まないと出来ないし、取引経験もある程度積んでいないと口座も作れなかったのですが、今は30万円さえあれば、誰でも口座が作れますからね・・・。 やりようによっては有益な空売りですが、本当に難しいものであり、そう簡単に利益が出るものではないと知って欲しいです。 ちなみに、空売りは、買いの逆をすればよいと考えている時点でOUTです。 ・買いは上昇で無限の利益につながるが、下落での損失は限定的
・売りは上昇で無限の損失を生むが、下落での利益は限定的 「買いは家まで売りは命まで」なんて相場格言もありますが、これだけ見ても、単純に反対のものではない事が分かると思います。
助言としては、やるならどちらか一方に特化して欲しいです。 これは似て非なるものであり、考え方が違うので、両方を上手くやろうと思っても上手く行くものではないのです。 ですから、売りなら売り、買いなら買い。
そんな風にして上級者となり、上級者の取引をしている内に、どうしても買いだけでは取れないと感じる場面や、売りだけでは取れないと感じる場面が来た時に、初めて反対の事をして見る。 これが正しいやり方だと思います。 世界のマネーが膨張し、株が上昇するという事はリーマンショックの直後に世界中で始まった金融緩和策から分かっていたことです。 ただ、その反応が思ったより後になって出て来ただけの事であり、何の不思議もない事なのです。 相場は既に未知の領域であり、何処まで行くかなんて予想が付きませんが、少なくとも売りに回るべき状況にはないです。 ここは買いで利益を求めて行く場面。 そう考えて頂いて良いと思うところです。 まあ、日経平均に関しましては、しばしお休みだろうと思います。 こうしてお休みしながら売りを誘い、エネルギーをためて再上昇。 それまでの間は材料株が乱舞する相場であり、今の最重要課題はこれを如何にして捉えるか。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2668.html 2017年11月06日 S氏の相場観 相場は壊れるまでは売るな
今日も日本株は高そうです。
米国株高に支えられ、どんどん値上がりしておりますね。 相変わらず個人投資家は売り姿勢であり、このまま売り続ければ、いつかは勝つと思いますが、勝つ前に死んでしまうのではないかと危惧しているところです。 過去に知り合いの、そこそこの大口投資家が居まして「この相場は異常だ!必ず下がる!」と言って売っていたのですが、カネを入れても入れても追証に追われ、1年後には全財産がなくなってしまいました。 結局最後は踏まれて終わったのですが、それからしばらくして相場は下落に転じ、その投資家が売った値段よりも大幅に下げました。 この投資家の考えは正しかったと言えるのですが、時期が読めなかったために敗退してしまったという訳です。 今の相場を見ていると、その時の事をよく思い出してしまうのですが、こんなことを見てきている事もあり「相場は壊れるまでは売るな」という格言を勝手に作って、心にしまっているのが私であります。 何度か書いてきている事ですが、相場は壊れてから売るのが美味しいのです。 多くの信用買いが溜まって、回転が利かなくなって、多くの投資家が含み損を抱え、にっちもさっちも行かなくなって、そこに売り浴びせられて投げが誘われる。 終いには追証で投げざるを得なくなる。 この段階まで来ると、売りが美味しいのです。 昔出会った売り屋の投資家は、もう本当にどうにもならない程に下がってから売ると言っていました。 すっ高値をあえて買いに行く投資家の逆をやるのですが、ここまで行くと野生の勘も必要な気がしますが、買いと違って売りの場合は強制的な部分がありますので、熱狂で買いに行っているのとはまた違うものであるのです。 ですから、にわか投資家が、上げは買いで取って、下げは売りで取ろうと安易に考えるのですが、背景にあるものは全く違うのです。 これが分からないで、安易に往復で取ろうなんて考えるのですから、それはもうやられて当然と言っても良いです。 中には上手くやる投資家もいるのでしょうけれども、多くは失敗します。 売りと買いの違いの真実を探れば探るほど、そういう行動は出来なくなると思うのですけどね。 ですから、買いなら買い、売りなら売りとして一刀で行動して行く方が良いのです。 まあ、ここからの相場は本当に未知の領域であり、何が起こるか分からない相場だと思います。 もう終わりと言えば、もう終わりであり、ここからだと言えばここからにもなる相場なのです。 まあ、個人が買っていないので、ここからの相場になる可能性の方が高そうな気はするのですけどね・・・。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2662.html 50/50 2017年10月05日 明日は連休前の週末ですね。
誰に聞いても明日は株が下がると言いますし、私も下がるだろうとは思っています。 連休中に北朝鮮が暴れたら大変だとか、上げ続けて来たからとか、理由は履いて捨てる程にあります。 という訳でありますので、下げるなら売っておけば良い。 というのが素人の考えです。 私も9割下がると思っていますが、1割は下がらない可能性も残しています。 理由は簡単で、多くの人が下がると思っているからです。 どういう事かと言いますと、先に述べた「下がるなら売っておけば良い」ですが、これは持ち株を手放す事だけならば、それ程問題はないのです。 ところが、昔に比べて最近は信用取引が容易に行えるようになったので、個人投資家は安易に「空売り」を仕掛けて来るのです。 空売りとは、売った値段より安いところで買い戻すことによって利を得るのですから、当然下がれば利食いの買戻しが入ります。 ですから、皆が下がると思って空売りが大量に入ってきますと、実際に下げても買い戻しでブレーキがかかるために、余程下げの根拠となる悪材料でも追加されてこない限り、大幅には下げ難いのです。 「下げでも利益を取ろう。」 この考えが、下落にブレーキをかけるのですが、逆に好材料があったり、買い方の勢力が強まったりしますと、空売りは損失を被って上値で買い戻さなくてはならなくなるのです。 まあ、ここまでの事が今週末に起こるとは思っていないのですが、可能性は排除しておりません。 ですから、メンバーにも下がる予想だとしておりますが、一部利食いをお勧めしている程度です。 まあ、全体がどうであろうとも、個別で急騰する銘柄はあると思いますので、一部利食いと言ってもすべての持ち株に当てはまる話ではありませんけどね。 利益が出ている方は、ちょっと参考にして頂ければと思うところです。 とにかく、相場の世界というのは「100/0」ではないのです。 多くは「50/50」の戦いで、今日は「60/40」で上だな・・・とか、下だな・・・とか、そういうものであるのです。 ですから、この状態で上だ、下だという方がどうかしているのです。 そして、勝負を仕掛けるタイミングですが、これはもう「90/10」の大差で買いで取れると判断できた時です。 特に225はこういうタイミングでのみ推奨しておりますので、去年の負けは1度だけです。 勝率も大体90%で、10回やれば9回は勝てるかな?と言ったところです。 毎日勝負して居たら、私も「50/50」位の勝敗になるでしょう。 こんなものは毎日やるべきではなく、勝てる可能性が高いと思った時にだけやればいいのです。 我々は休めない機関投資家ではないのですから、休める強みを生かして利益を得て行って頂ければと思っています。 そうそう、休めない機関投資家でありますが、3月末と9月末の3日間だけは強制的に休まされることが多いです。 理由は決算のためですが、それで3月末と9月末の3日間は出来高が減少する事が多いのです。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2642.html 自民党勝利+消費税増税=株価下落? 10月04日
肝心な相場の予測ですが、なんだかんだ言っても自民党政権は株価を意識しているし、これを持ち上げようとします。
ですから「自民党勝利+消費税増税=株価下落」とまでは安易に考えない事です。 しばらくは株価は上昇が正解でしょう。 溜まった空売りは踏まされて行くでしょうし、多くの個人が株を買う様になるまでは天井をつけたりはしないでしょう。
もしかすると、増税による下落を見込んだ空売りが増えれば、逆に踏み上げる事もあるかも知れません。 皆が買いだと思えば相場は騰がらなくなるのと一緒で、皆が売りだと思えば、相場は下がらくなるのです。 読みやすい材料ではありますが、単純には考えない事です。 あらゆるデータを総合的に判断して行動して行くのが大事だと思うところです。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2641.html 過去の記録と未来予想図 10月03日
株価は史上最高値で、日本株もやや高くなっております。 日本の個人投資家は空売りに精を出しているのだから、あまり株は騰げないで頂きたいと思っているところですが、そうは問屋が卸さないでしょう。 個人がどんどん空売ってる?だったらどんどん買ってやろうじゃないか!これが外資の考えです。 「20000円が天井」
チャートを見ていると、もしかするとそんな風にも見えたのかも知れませんが、チャートでそんな答えを出したならば大間違いである事に気付かなくてはならないのです。
チャートなんてものは、過去の記録であり、未来予想図ではないのです。 そんなもので未来は占えない。 まあ、多少参考にする事はありますけどね・・・。 特に225が20000円で天井なんて判断は、絶対に出てきません。 ここは重そうだな・・・位であり、売りの根拠までは行きません。 結果、225は軽く20000円を突破し、今尚上昇を続け20500円も見えるところまで来ました。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2640.html 流れにしっかりと乗る 10月02日
日本の未来はそれ程明るくはなさそうです。 そうなりますと、株価が心配になる訳ですが、目先はまあ良いでしょう。 米は利上げを続けて行くでしょうし、日本は利上げをすることが当分は無理だからです。 少なくとも数年は無理でしょう。 北朝鮮と戦争になるとか、余程大きなイベントがない限りは、10年以上続いてもおかしくないと思っている位です。 特に安倍政権が継続すれば「消費税増税」が待っていますから、日本経済は立ち直れないし、インフレになる訳がないのです。 ですから、利上げは当分できないのです。 増税を凍結し、更には減税などの消費喚起策を実行出来るならば、情勢は変わりますけどね・・・。 まあ、当分は無理でしょうし、考えなくても良いような気はします。 ただ、とにかく米は利上げなので、金利差拡大で円安にはなります。 農産品貿易自由化とか、国内産業を痛めつける政策ばかりなので、円安にでもならないと、日本の農業は壊滅してしまう可能性もありますので、円安は農業にとって唯一の救いとなるのだろうと思うのですが、とにかく多くの消費者は苦しくなるばかりです。 まあとにかく、当分は円安傾向でありますので、当分は株高という事で良いと思います。 また、世界のEV化の流れはもはや川を通り越して海の域であります。 ですから、この流れには逆らわず、しっかりと乗って行くべきだと考えているところです。 海流の流れに乗って船を進めれば、より多くの利益を手にすることが出来るでしょう。
空売り大好きの日本の個人投資家は、相変わらず売りを仕掛けておりますが、これは流れに逆らって船を進めている状態ですので、非常に効率が悪いです。 それでも利益が出ればいいのですが、恐らくは敗退して行く事になろうかと思うところです。 売り越しだった外資も買い越しに転じておりますし、本当に目も当てられない様な悲惨な結果になりかねないと危惧しているところです。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2639.html 株に必要な要素 09月29日
FX取引における信用倍率の規制が強化されそうですね。 これまでの倍率は25倍でありましたが、今後は10倍という事で、大分普通になりそうです。 まあ、株は3倍ですので、それに比べればまだまだ高いとも言えますが、為替の値動きを考えますと、もはやFXに魅力はないだろうなと思うところですし、これでFX市場は完全に衰退産業という事になるでしょう。 今までは無謀な個人の取引が為替市場に影響を与えたりしておりましたが、今後はそういう事も聞かなくなるのだろうと思っているところです。 しかしまあ、数年前まで200倍とか、もの凄い取引であり、よくもこんな取引を許していたなと思いますね。 これに魅了されたギャンブラーたちが、次々と散財して行ったものですが、そんな光景も見られなくなるという事でしょう。 数あるFXの書籍もあまり売れなくなるでしょうし、勧誘サイトも終わり、取引業者も衰退でしょうね・・・。 そして、その金がどこへ流れるのか? ギャンブル性を求めればビットコインでしょうけれども、最後は規制でがんじ絡めで衰退すると思いますが、それまでの間に儲けようと割り切るならば、ありなのかも知れませんね。 まともに運用したいと望んだ人の多くは株式市場に来ると見ておりますが、こうしたギャンブル好き投資家は、おそらく空売りもへっちゃらで、相場が天井と見るや平気で空売りを仕掛けて来ることでしょう。 FXで培ったつもりのテクニカル運用で勝てると思っているかも知れませんが、そこまで株は甘くないし、多くは爆死するのではないかなと思うところです。 普通に儲かる投資をして行けば良いと思うのですが、恐らくは無理ではないかなと思うところです。 今現在残っている個人投資家の多くも空売りでどんどん損失を膨らましている様ですからね・・・。 テクニカル分析なんてものは、目安に過ぎないのですから、こういうものを盲信して取引する人の気が知れません。 どうもこの目に見えるチャートが未来を予言している様に感じてしまうのだろうと思うのですが、チャートとはこれまでの記録であり、これからの事ではないのです。 それはまあ、要所要所に傾向の様なものがあったりしますから、当たる事もありますし、私も参考にすることはありますが、決して信じたりはしません。 あくまでも、補助的ツールに過ぎないのが、チャート分析であり、神社のおみくじ程度の存在でしかありません。 株に必要な要素はいくつもありますが、最も大事なのは信念だと思います。 また古臭い言葉を持ってきたなと思われるかも知れませんが、信念がなければ株での勝利は有りません。 まあ、銘柄によっては信念よりも大事な事があったりしますが、本当に大きな利益をもたらすのは、間違いなくこの信念です。
上昇するとして1000円前後で仕込み続けた6723ルネサスがどうなったか? EVの主役になるとして押し目買いをお勧めした6674GSユアサがどうなったか? 住友化学の傘下になって、大きく様変わりするとして、徹底的な買い下がりと、保有をお勧めした4080田中化学がどうなったか? 海底資源はこれから重要になるとして、徹底して買い下がった6269三井海洋開発がどうなったか? これらが私の言うところの信念の利益であり、これこそが株取引で一番面白い部分だと思うのです。 こういう事が分からないと、今日は何が騰がる?明日は何が騰がる?今日はやられたが、明日こそは!と、短絡的な思考にしかならないのです。 そして、それが生む結果なんてものは想像する必要すらない物であるのです。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2638.html あの銘柄を覚えていますか? 09月22日
急騰した日経平均でありましたが、その後も堅調な値動きを続けておりますね。 米は年内利上げ確実との見方で円安になっておりますし、追い風と言えば追い風ですが、単に売っていたところが買い戻してきただけとの観測もありますし、多くは短期筋であるとも言われておりますね。 短期筋の売買だけを見れば、目先はどうなるか分からないなと思うところですが、長期の投資家はどうかと言えば、右往左往することなく継続しているところが多いのではないかと思います。 その代表は、何と言っても日銀でありますが、日銀の売買方針が変わらない限り、株はどんどん吸い上げられるのですから、いつの間にやら居所が変っているという事になると考えるべきだと思うのです。 目先としては、確かに短期筋の売買動向に左右される株式市場でありますが、こういう大きな視点でも見て行く必要があると思うところです。 ただ、目先も大事でありますし、無視できない事も色々ありますので、ここはブレーキを踏んだり、アクセルを踏んだりしながら、上手く山道を走行して行くイメージで乗り越えて行って頂ければと思います。 ところが、最近の個人投資家は、簡単に空売りが出来るものですから、ここでギアをバックに入れてしまうのです。 山道は慎重にアクセルとブレーキを使い分けて行くだけでも大変なのに、バックで走り始めてしまうのです。 たまには上手く行く人も居るでしょうけれども、疲れるし危ないし、多くは事故に遭ってしまうでしょう。 曲芸など目指さなくとも、利益は手にできるし、慎重に運転した方が、結果的な報酬は大きいと思うところです。 私としても、目先はちょっと荒れる可能性は考えております。 来週は郵政の売り出しがありますし、これに吸い上げられる資金は1兆円を超える様ですからね・・・。 多くの資金は株式市場の他の銘柄を売って調達されるので、今の株式市場に約1兆円の売り圧力がかかるのと一緒です。 ですから、先々は問題ないとしても、目先に関しては注意が必要という事になりますが、確実に下がるという程ではありません。 特に今回の売り出しに合わせてなのか、政府は解散総選挙の方針を打ち出しており、この盛り上がりで下落分が帳消しされている状態です。 このまま何事もなかったかの如くで良いのかどうかは分かりませんが、見極めを間違うとちょっと痛いなと思うところではあります。 ただ、分からなければ、分からないで、手を空けて様子を伺えばいいのです。 ここで迷う投資家というのは、空売りをして良いかどうかで悩んでいるだけでしょう。 やるべきことは「ここまで積み上げた利益の一部を確定し、現金比率を高めにして様子を伺う」事です。 下げれば買えば良いし、下がらないならば、そこから上昇すると思われる銘柄を買って行けば良いのです。 何も難しい事はないのです。 買いで取って、売りでも取って・・・と、スケベ心丸出しで取引しようとするから難しくなるだけなのです。 やるべきことは、買いでも売りどちらかの一刀だけを誠実に実行して行く事だと思うところです。 そうすれば、必ず利益という形で株は応えてくれることでしょう。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2633.html 相場の空気を読める力 09月21日
郵政の売り出しの影響は、確実に出ると見ておりましたが、解散総選挙の好材料で打ち消しになっている格好ですね。 確実に郵政に吸い上げられるので、これから影響が出て来る可能性はあろうかと思っているところですが、警戒し過ぎてもいけませんし、ここでのバランス感覚は非常に難しいと言えます。 ただ、難しいと言いますのは、所謂「満タンの状態」であれば、という条件付きです。 両手に荷物を沢山抱えた状態で吊り橋を渡れば、足元はグラグラするし、下手をすれば転落しますが、適度な荷物であれば、揺れても立ち止まれば良いだけです。 要は軽くしておけと、これだけの事なのですが、個人投資家は、意外とこれが出来ないのですよね・・・。 どうも極端な人が多くて「売りなのか?買いなのか?」しか考えないのです。 しかもこの売りというのが空売りだというのですから、もう目も当てられないのです。 買いを利食いしたら、現金で置いておく時間があってもいいじゃないかと思います。 現金である時は無駄だとも言えますが、時間を過ごしている内にチャンスは突然訪れたりするのです。 「凄く良い株が出たのに、もう買う余力がない・・・。」 これ程寂しい事は無いと思うのですが、どうもこの辺のバランスが上手く出来ていないのが個人投資家だと思うのです。 東証の空売りはまたも1兆円を超えましたし、株価が上昇すれば、更に増える事でしょうけれども、これがどこまで膨れるのか・・・。 株というのは本当に残酷なもので、割高、割安だけでは判断が出来ないのです。 「こんなところまで買って馬鹿じゃないのか!ありえん!」 ってことで空売りをするのだと思いますが、上がって行く株価を見て、「絶対に割高だよね?」と話をすれば、期待収益が大きいだとか、色々別の話をするのがこの世界です。 まあ、下がりだした時に「期待収益が高いよね?」と聞けば、「こんな割高な時に何言ってんだ!」と言われる世界ですけどね。 要するに、何も基準になるものなんて、実は存在しないのです。 あくまでも、その時の空気。 株の世界は、ただこれだけです。 ですから、相場の空気を読める力、「相場観」こそが最も大事な事であると思うのです。 株価の動きに法則も理論もないのです。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2632.html
甘い考えは改める 09月20日
昨日は日経平均が急騰しましたね。 ここ何回かのレポートで、個人がドル売りをしているとか、20000円が天上だと考えているだとか、危なっかしい行動をしているというお話をしてきました。 そして、こういう慢心は負けにつながるともお伝えいたしました。 そして現れたのか昨日の急騰です。 まあ、引き金を引いたのは政府で、解散が最大の材料ではあったのですけどね。 「上げ賛成で、空売りはするな」と、何度も何度も言い続けて来たのですが、やってしまっていた方は本当に残念ですね。 政府は株価を上げたいのですし、とにかくマイナスになるような事はしないのです。 マイナスにしてしまう事はあっても、しない様に心がけているはずですからね。 ですから、政治情勢的に見れば、この解散は当然であり、読めていて当たり前なのです。 ですが、正直私はここまで読んでいませんでした。 それは単純に、株価を大きく下げる様な材料には敏感に反応する必要があるが、上げる話にはそこそこで良いからです。 そもそも上げ賛成で、上げれば儲かるポジションをお勧めしているので、好材料は出てから対応しても間に合うのです。 ですから、上げる材料は血眼になって探す必要がないのです。 一番注意を向けるべきは、メンバー利益を奪う可能性のある「下げ材料」であり、これだけは絶対に見逃さないつもりで全神経を傾けているところです。 反対に売りで取ろうという空売り投資家は、私と全く逆を行かなくてはならないのです。 株価を押し上げる材料がどこからか出てこないか・・・。 「上げ材料」に全神経を傾ける必要があるのです。 もし、私が空売り投資をお勧めしているならば、間違いなく解散は警戒要素に入っていたはずですし、見つけ出して手仕舞いするなり、警戒を強めるなりしていたでしょう。 空売りで儲けようと思うならば、その位やれなくてはだめだと思うのです。 「20000円は簡単には超えないだろうから売り」 この程度の考えで空売りなんて、はっきり言って甘いです。 先日ブログでも書きましたが、買いなら買い、売りなら売りと、自分のスタンスを明確に決めるべきです。 「買いでも、売りでも儲けたい!」こんな需要が投資顧問にあるのは百も承知ですが、私は買い屋なので空売りの推奨は殆どしません。 上がりそうなら買い、下がりそうなら空売り。 このような、甘い考えだからやられるのです。 売りでも、買いでもどちらでもいいから、とにかく真剣にそれを考えなくては、株で利益は得られない。
そう心に刻んで一刀を極めることをお勧めしたいです。 (「一刀を極める」 ⇒ http://ssoubakan.com/blog-entry-2623.html) 今回の上昇で、多くの個人投資家が踏まれているでしょうが、これで退場でないならば、この考えを改めて、また次の勝負に挑んで行って頂ければ、勝利へ近づけるのではないかと思います。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2631.html 一刀を極める 09月07日
北朝鮮の問題の陰に隠れていましたが、米の債務上限引き上げ問題は、それなりに重要な材料でありました。 私は最初から問題ないとしていましたが、相場には確実に影響を及ぼしておりましたし、メディアに煽られて不安に駆られている投資家は確実に居りました。 問題ないとした根拠は、過去にも何度も同じような事があっても、全て解決して来たし「解決できない問題ではない」という事が最大の根拠です。 債務上限の引き上げで合意できなければ、米は確かにデフォルトしますが、要は二大政党の間の駆け引きであり、所謂「政争の具」でデフォルトを選択するはずがないので、合意するのは当たり前と考えるべきなのです。 交渉が難航すれば、図書館が閉鎖されるだとか、自由の女神が閉鎖されるだとか、公共機関のあらゆるところに影響は出て来るのですが、それが米経済を揺るがす前に解決されなければ、間違いなく国民から強烈な批判を浴びるのです。 政治家がそんな馬鹿な事をするはずがないですし、起こりえない事であるのです。 ただ、意地とかはあるかも知れませんし、結局は落としどころを探り合う感じだと思うのです。 そして、そこへ現れたのが大被害をもたらしたハリケーン「ハービー」でありました。 あの被害を見て「ああ、これで債務上限問題は解決だな」と判断し、これはもう解決ですとレポートした次第であります。 そして、昨日は「債務上限引き上げで合意」とのニュースが飛び込んできました。 何故に合意かと言えば、あれだけ甚大な被害が出ている中でくだらない争いをしている場合ではないし、復興に心血を注がなくてはならない状態であるからです。 結果、ドルは上昇して円安となり、日経平均先物は買われ・・・との流れです。 この流れは完全に私のシナリオ通りであり、メンバー各位も投資判断に生かせただろうと思っているところです。 また、昨日の東京株式市場でありますが、北朝鮮に恐怖を感じている個人投資家が投げ売りを加速させ、朝から売り気配の銘柄が目立ちましたが、この売り気配は底値に届く銘柄があると判断し、9時直前に売り気配となっていた4080田中化学などに対して買いを入れて行く事をお勧めいたしました。 突っ込みが見られる銘柄は買って行きたいとのレポートでありましたが、1490円で寄った後に1480円まで売られましたが、1679円まであっての1657円引けと、200円近い上昇が得られました。 今日も買い気配スタートでありますし、完全に読み通りの展開に満足しているところです。 毎日何か新しい情報がある訳ではありませんが、こんな相場でもしっかり狙いを定めて動けば、利益は出て来るものです。 この他にも期待できる銘柄はありますし、いくら多くの個人投資家が弱気であろうとも、私が買いで良いと判断している内は、買いで取って行けば良いだろうと考えているところです。 まあ、いずれ買いでは儲からないと思う時は来るでしょうし、その時は空売りの推奨もしますけどね・・・。 ここで大事な事は、上がるなら買い、下がるなら空売りと、ちょこまか動いて最大限の利益を取ろうと思わない事です。 「買いでも、売りでも儲けたい!」こんな需要があるのは百も承知ですが、私は空売りの推奨は殆どしません。 確かに下げるならば空売りが良いとは思うのですが、実は人間そんなに器用には出来ないものです。 本当に相場で成功したいならば、両刀使いになるよりも、一刀を極める方が良いのです。 これは、売りをやるなという事ではなく「売りなら売りだけを考え、買いなら買いだけを考えろ」という事です。 自分の取り組みやすい方を主たる刀とし、取り組み難い方を脇差にしておけばいいのです。 刀が折れた時に、仕方がなく脇差で戦うと考えれば良いかと思うところです。 ですから、いつでも空売りが出来る準備は必要ですが、普段は観察だけで行動はしない。 あくまでも買いだけで考え、戦って、戦って、戦い抜いて、刀が折れて戦えなくなったら、売りとすればいいのです。 昔、買い屋の魂の話をしたことがありますが、こうして一方の事に心血を注いで行けば、いずれ売りでしか取れない場面が来た時に、素晴らしい見切りが出来るものと考えているところです。
(8年前の記事です「売り屋の魂と買い屋の魂」) → http://ssoubakan.com/blog-entry-455.html 「どうにもならなくなるまでは、買いだけを考える。」
これが、ぶれることのない私の助言の基本です。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2623.html
狙われるより狙う立場 09月08日
今日は先物とオプションの清算日であるメジャーSQ(MSQ)ですね。 MSQは3か月に一度3,6,9,12月の第二金曜日の寄り付きで行われる清算でありますが、その他の月に行われているオプションだけのSQに比べると、大分値動きが荒くなることが多いのです。 MSQへ向けての一週間で1000円幅動くこともざらですし、とにかく荒れるのがこのMSQでありますが、実はちょっとしたポイントがあります。 清算は金曜日の寄り付きなのですが、最終売買日は木曜の大引けとなりますので、金曜日の朝は清算を待つだけの「まな板の鯉」状態なのです。 ですから、大口投資家の多くは水曜日には勝負を決めてしまうので、売り仕掛けのピークが水曜日になるケースは非常に多いと考えて良いのです。 ただ、ここで間違って欲しくないのは、「多い」というだけの事であり、必ずそうなる訳ではない点です。 ですから、それまでの動きを見ながら、今回のピークは水曜日なのか、木曜日なのか、金曜日の寄り付きなのか・・・と、考えながら判断して行かなくてはならないので、この点は誤解されない様にお願いしたいところです。 そして、今回のMSQの話に戻りますが、ピークは水曜日の寄り付きと判断し、売り叩かれて始まりそうだった有望な銘柄を、買いに行くべきとメンバー様にはレポートした次第で、非常に良い仕込みが出来たものと判断しているところです。 相場の世界は確率の世界でもあるのですが、どんなに確率が上がっても100%に到達する事はないと思います。 常にそうした事を意識して売買するのが基本となる訳で、だからこそ私は信用取引は極力しない様にとお勧めしているのです。 信用取引をやるなとまでは言いませんが、やり過ぎていると本当にチャンスだと思える時に動けない事が多いのです。 チャンスとは、概ね下げた時に現れるものでありますが、信用取引をやり過ぎていると、チャンスの時に買うどころか一緒に売らされてしまうのです。 勝つためには、信用取引で困っている人を狙い撃ちにするのが一番であると考えており、メンバーには狙われる立場ではなく、常に狙う立場にいて欲しいと願っているところです。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2624.html S氏の相場観 「勢い」というもの 10月06日
米国株が異常なまでに強いという事もありますが、225もこの勢いに乗せられて、アベノミクス相場の高値に迫ってきましたね。
アベノミクスは国民にとってプラスの材料はなく、単に株価を騰がるだけの愚かな政策でありましたが、その値段を超えようというところまで来ているのは、驚きと言えば驚きです。 ただ、日本が変わったのではなく、米が変わっただけであるし、日本には消費税増税という新たな地獄が待っているので、いずれは株高も崩壊するだろうと思っているところです。 しかし、それは未だ先の事であり、今からそれを見越した売りは時期尚早という事になります。 いずれ崩壊にしても、崩壊するまでは買いで取って行くのが相場であり、心構えとしては、まだ崩壊しないかも知れないしな・・・位で良いと思います。 例えば、昨日はブログでも 「私も含めて、皆が下げると思っているこの連休前は、逆に下げない可能性もある。」 「だから、一部利食い等の余裕を持たせる分には良いが、空売りまでするのはやり過ぎだ。」 としました。 今朝の相場は今のところ、正にそのような感じで、誰もが下げると思っているところで、意外とこうして上げて来る訳です。 上げて来ると、直ぐに割高だとか、過熱しているだとか、色々と警戒する言葉が出て来るのですが、相場の世界には「勢い」というものがあり、これが非常に重要なのです。 特に近年は「どこまで売るんだ!」というところまで売ることが多かったと思いますが、これと同じくして「何処まで買うんだ!」というところまで買う事も多くなりました。 原因はおそらくAIによるCTA取引であり、人間の感覚では分からないものなのですが、理解しようとせず、感覚で受け入れて行った方が良いのだろうと思っているところです。 さて、ここのところ色々と押している銘柄が多かったのですが、売らされたりしておりませんか? 下げる前に一部利食いなどして余裕を持たせていれば正解ですが、下げたところで怖くなって損切りしていたならば、それは非常に残念ですし、更に下げると思って空売りしていたら最悪ですね。 何度も空売りはしてはいけないと書いてきておりますが、こういう相場が出る可能性がある事を予想しての事です。 空売りなんてものは、完全に相場が壊れてからでも間に合うのです。 例えば、今の225で考えるならば19000円割れからでも遅くはありません。 そんなに悪くなる訳がない!そう思うところを割って、投げざるを得ない悲惨な状態になってからの方が良いのです。 ですから、その様な状態に至るまでは、とにかく買いで考えて行くのです。 今は買いで儲かる相場ですし、天井を売ろうなんて邪な考えを起こさない事です。 上げ賛成で上がる分には何処まで行っても良い。 その位の感じで相場を見て行く事をお勧めいたします。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2643.html S氏の相場観 多くの個人投資家が分かっていないこと 10月11日
アナリストの相場予想が強気一色になってきましたね。
先週までは19500円予想だったのですが、今週になったら21000円予想です。 まあ、既に20800円ですから、強気と言っても大した強気ではないので、特に警戒するほどではないのですが、先週までの弱気予想も手伝って、個人投資家は空売りを増やして来たのだと思うと、本当に残念です。 私の方針は何度も申し上げてきておりますが、あくまでも強気で「押したら買う」所謂押し目買いスタンスでありました。 怖ければ手放しても良いが、空売りだけはしてはいけない相場だと、何度も書いてきました。 「北朝鮮が・・・」とか「もう割安ではない」とか、株を売る理由を探せばいくつか見つかると言えますが「怖ければ手を空けておけば?」という程度であり、空売りで利益を得ようなどと考えるのは、明らかに行き過ぎだと思うのです。 この程度の恐怖で、しかもこの相場で売りで取ろうというのは、どう考えても安易な発想であると思うのです。 何度も書いてきておりますが、買いと、空売りは、単純に真逆の行いではないのです。 説明すると長くなりますし、今までも何度か書いてきている題材ですので、今日は精神面に絞って考えてみましょう。 買いとは、上昇に賭ける訳ですが、他の見方をすれば「発展」に賭けている訳です。
一方売りは、下落に賭ける訳ですが、他の見方をすれば「没落」に賭けている訳です。 両社の違いは述べるまでもありませんが「ポジティブ思考」と「ネガティブ思考」です。
一方は良いところを探し、一方は悪いところを探す訳です。 これは同じ人間の心で簡単に出来るものではありません。
異なる精神状態の売買を同時にこなすというのは、実は非常に難しいものであるのですが、これを多くの個人投資家が分かっていないのです。
正しい投資というのは、日々「買えるものはないか?」と探し続けるか「日々売るものはないか?」と探し続ける事なのです。 そう、私は空売りがダメだと言っているのではなく「マインドはどちらかにしなさいよ」と言っているのです。 おそらく、現時点でも空売りで取れると思います。 ただ、時期は早すぎるのではないかと思うのですよね。 売りでほぼ確実に取れる時は、自民党が勝利し、消費税増税が実行される時でしょう。 買い専門の私ですが、この時ばかりは売りも考えるかも知れません。 増税で、間違いなく個人消費が壊滅的ダメージを受けますので、流石にこれを売りで取らない手はありませんからね。 まあ、他の政策が上手く行って、個人消費がダメージを受けないとか、何か状況が変われば別ですけどね・・・。 さて、とにかく政治は酷いし、個人投資家の売買も酷いと思うのですが、考えを正せばちゃんとやって行けると思うのです。 http://ssoubakan.com/blog-entry-2645.html
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