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(回答先: 小型車を制した物が覇者になる歴史 _ 高級大型車メーカーはやがて淘汰される 投稿者 中川隆 日時 2020 年 2 月 07 日 07:58:45)
2020年03月18日
エコカーなんか誰も求めていないという真実
優遇税制を勝ち取るためだけのPHVエコカー、誰も充電しないのだが、した事にする。
引用:http://image.autotoday.it/wp-content/uploads/2015/01/mercedes_c350_plug-in_hybrid_01.jpg
目的は補助金と減税
世界では電気自動車やPHVが次々に発売され、毎年2桁成長を続けています。
にもかかわらず、世界の人々は誰も「エコカー」なんか求めては居ないのがはっきりしてきた。
日本ではアクアやプリウスが販売上位を占めていて、HVで無い車は軽自動車しか売れていない。
他に販売が伸びているのはベンツやBMWなどのドイツ勢で、普通の日本車は右肩下がりを続けている。
ハイブリッド車が売れているんだから、皆エコカーが好きなんだと思うと、そうではないようです。
エコカー減税のようなもので税制に差が付けられていて、しかも古い車では爆発的に課税額が増える。
日本では「自動車税」「自動車取得税」「自動車重量税」の3つの税金がかかり、エコカーと新車、軽自動車が優遇されています。
アクアでは自動車税31,600円、自動車取得税=非課税、自動車重量税=免税で合計31,600円ぽっきり。
実際に購入するには消費税=車体価格の10%が掛かりますが、1年目の自動車税は9,000円に減額されます。
これが軽自動車だと自動車税7,200円、自動車取得税=車体価格の2%、重量税5,700円(税額は現在は異なっている場合があります)
アクアを買うのと100万の軽を買うのと、新車購入時の税金は同じくらいになります。
これがエコカーではない2L車だと新車購入時の税金だけで10万円を超えるうえに、軽やHVより燃料代が高くなり、売れないのもしょうがない。
新車登録後10年以上経過すると税金が割り増しになり、2Lのスカイラインとかだと自動車税が年4.5万以上になります。
プリウスは1年目9000円で重量税と取得税免除なのに、13年経ったガソリン車は重量税や保険料まで割り増しになります。
エコカー大好きの日本人ですが、実際には税金が優遇されているから、新車のエコカーを買っているだけだと思われます。
世界で増殖する「偽エコカー」
外国ではもっと露骨で、ノルウェーでは「電気自動車を購入すると政府が優遇し税金免除」という政策を実施しました。
優遇措置は「自動車税免除、駐車場無料、バス用レーン走行可、登録料免除、有料道路無料、輸入関税免除、電気代無料」そして購入時の補助金と多岐に渡っている。
おかげで新車販売の3分の1をEVが占めるようになったが、購入者が求めたのが優遇措置なのは明らかだった。
ノルウェーは税金だけで新車価格と同じくらいかかるので、200万円の自動車を買うと400万円かかる。
ノルウェーでの日産リーフの販売価格はと21万2500クローネ(372万円)だが、他は無税で電気代ただ、高速道路無料なのでお得感がある。
ノルウェーのエコカーも購入者は減税や優遇措置を「買っている」のであって、エコカーが好きなわけではない。
欧州のほかの国も同様だが、ポルシェやVW、BMWなど多くのメーカーがPHV(プラグインハイブリッド)を開発している。
家庭のコンセントでも充電できるHV車だが、この排気ガスや燃費測定方法が大変な事になっている。
例えばガソリン満タンで400キロ走行でき、リッター10キロ走る自動車が存在するとします、
この車をPHVにして大きなバッテリを搭載し、もう400キロ走れるようにしたら、カタログ上はリッター20キロ走るエコカーになります。
走行時間の半分はエンジンが停止しているので、排気ガスも半分に計測される。
これをもっと極端にすると、超低燃費の車や超低排気ガスの車が誕生します。
1500馬力、最高速度400キロのレゲーラ、PHVなのでエコカーとして優遇対象になる。
世界は偽エコカー全盛期を迎える
何が問題かというとカタログや政府の検査では「家で充電してから走行する」事になるが、実際には誰もしない事です。
フェラーリやランボルギーニが1000馬力のスーパーカーを作り、PHVにすれば「エコカー」なのです。
今後特に欧州では、こうした偽エコカーが続々と誕生して、ガソリンと排気ガスを撒き散らすでしょう。
アメリカも同じような事をやっていて、カリフォルニアでだけPHVや電気自動車が売れています。
カリフォルニア州ではエコカーが特に優遇されていて、高速道路料金や走行レーンでも優遇されています。
同州では優遇措置を受けるためだけの「偽エコカー」が大人気で、ハイパワー電気自動車テスラの多くはカリフォルニアで売れています。
地球に優しい車と「優遇措置を得られるエコカー」が一致していれば良いが、ユーザーは見た目が良く、馬力の大きい車を好みます。
プリウスやアクアが外国であまり売れないのは、性能に問題があるのではなく、外国政府の優遇措置に入っていないからです。
このように車本来の価値と関係なく、政府の優遇税制目当ての車に、名車や価値のある車が生まれるとは考えにくい。
http://www.thutmosev.com/archives/65574026.html
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