http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/827.html
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(回答先: 日本の投資家はネットパチンコやギャンブルが大好き 投稿者 中川隆 日時 2018 年 3 月 06 日 12:22:31)
不動産投資は絶対にやってはいけない
ベッキー、CMでシンデレラに かぼちゃの馬車で新天地を目指す - YouTube
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かぼちゃの馬車 ver1 0 1 - YouTube
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かぼちゃの馬車《どっちがいい部屋見つけるか♪》(ロングver.) - YouTube
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かぼちゃの馬車 イメージムービー - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=uz4OwOhkZaM
かぼちゃの馬車|東京都内最大級の女性専用シェアハウス
https://www.kabocha-b.jp/
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スマートデイズ(旧:スマートライフ)のシェアハウス投資は何故破綻してしまったのか、儲けの手口とは
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/21/152506
どうも不動産職人です。
悪魔のかぼちゃ、ハロウィンが嫌いになった人も多いかもしれません…
もうかなり噂が広がっているスマートデイズ(旧:スマートライフ)のシェアハウス投資の破綻。
被害者会も結成されていくと思いますが、被害人数は700名以上と言われています。
かぼちゃの馬車というネーミングで女性限定のシェアハウス、就職を斡旋することで紹介料での収益もあるので30年間サブリースは問題ないなどこれまでのビジネスモデルとの違いを打ち出すことで本質を煙に巻いて上手く投資家を誘惑。
実態は…
一般の方はまだあまり知らないようなので、スマートデイズのシェアハウス投資は何故破綻してしまったのかと儲けの手口についてお話ししたいと思います。
スマートデイズ(旧:スマートライフ)のシェアハウス投資の手口とは
今後はマスコミなどの報道も過熱が予想されますね。
当然あのS銀行も叩かれる対象になるでしょう。
では、実際にスマートデイズがどんな運営をしていたのか簡単に見ていきたいと思います。
スマートデイズのシェアハウスってどんなの?
「スマートデイズ かぼちゃの馬車 間取り」の画像検索結果
スマートデイズの間取り…
この間取り見て、不動産会社の社員は多分一同吹いてしまうくらいひどい間取りです。
シェアハウスと言えば、テラスハウスみたいな大きなリビングがあって、共有スペースで恋に花が咲くみたいなイメージをお持ちかと思いますが、これが現実です。
かぼちゃの馬車の家賃相場が家賃2万代~5万くらいで共益費1万円程度。
5万~6万も払えば、いくら東京と言えどもユニットバスの部屋は借りることが全然可能。
そりゃ、こんなバス、トイレ、キッチン強度の物件に借り手はいないでしょうな。
更に立地。
東京都23区と言えども山手線の外側、特に中野区以西に物件は多く、駅からも10分以上といった微妙なエリアに建っている物件が多く、こんなところでよく銀行の評価が出たなという感じ。
平均年収が三菱東京UFJ銀行を越えた天下の悪徳銀行、ス〇ガ銀行だからまあ出したということもありますが、ほとんど確信犯的な詐欺的融資。
私にこのシェアハウス投資で失敗した方がご相談に来られた時に一度借り換えができないかと銀行に当たってみたけど、当然評価は半額以下。
そのため、売っても返済が出来ないのでその方最後は自己破産されました。
やはり、売却出来ない、出口のない投資は最初から上手くいくはずがないという典型的な例です。
何故スマートデイズのシェアハウスを買ってしまうのか
こんな物件なので、ちょっとプロが資料を見ればこんな投資が成り立つわけがないと判断するわけですが、皆さん簡単に引っかかってしまうんですね。
ご相談に来られた方に聞いた話だと、
・サブリース30年間家賃保証
・投資利回り8%以上
・ほったらかしで収益を得ることができる
・シェアハウスはこれから需要が多い
・女性専用で就職のあっせんも行うので、賃貸が上手くいかなくても会社の収益は影響が出ない
などなど、色々な営業トークをモロ被りしてしまい、そのまま浴びせ倒されたといった感じでしょうか。
正直電話営業だけで契約にもっていかれてしまうことがほとんどです。
そして引っ掛かった人のほとんどが収入が多く本業の忙しいサラリーマン。
ほったらかしで収益が入るならと甘い言葉にまんまと乗ってしまったようです。
確かに新築ワンルームの営業マン同様に彼らの営業力は確かに半端じゃありません。
それもこれも一件売れば数百万のインセンティブがあるからなんですよ。
売れる物件なら宣伝しなくても簡単に売れますから。
スマートデイズ破たんへの道
ちょっと立ち止まって考えればおかしいなと思うはずなのに、みんなやっぱり引っかかってしまう。
甘い言葉の裏には必ず訳があります。
だって、本当に儲かるなら何で自分ひとりでやらないのって思いませんか。
投資はすべてそうですが、本当に大事なことは人には教えないものです。
では、スマートデイズは何故破綻してしまったのでしょうか。
スマートデイズのビジネスモデル
基本的には新築ワンルームと同じですが、それを更にひどくした感じ。
新築ワンルームの場合は新築なのでプレミアム価格ということで高い金額で売り出しています。一般的には2割~3割程度の利益があると言われています。
2,000万円の新築ワンルームを売れば会社は単純に400万~600万の利益。
月一万円で新築ワンルームのオーナーに、生命保険代わりに、節税ができますよなんていう謳い文句を使い、あの手この手で買わせようとします。
そして、不動産を買うと仲介手数料が必要ですが、新築ワンルームはデベロッパー(売主)から直接買うのでこれが必要ありません。
2,000万円だと仲介手数料は、72万程度。
普通に不動産を買うよりも72万得したと思っていますが、デベロッパーは400万~600万の利益をのっけてます。
なので、全然安くないんです。
今回のシェアハウスは、この業者の利益のさじ加減がかなりひどいと予想され、1件1億5,000万程度のシェアハウスの実際の評価は8,000万程度。
建築コストなどもあるので、実際にどれくらいの利益かはわかりませんが、数千万は利益を出しています。そりゃ手当はすごいでしょうな。
そして、この利益がサブリース家賃の原資となります。
なんせ、実際にはほとんど入居者がいないような物件なのに、5万の家賃で出しているところを利回りを合わせるために7万くらいの家賃保証をしているわけです。
家賃だけで賄えるはずがありません。
こんな感じで赤字を物件を売って補填するという流れでガンガン売りまくっていきます。
しかし、サクトインベスターズの破たんを機にス〇ガ銀行も融資をストップ。
これでスマートデイズの自転車操業もストップ。
かぼちゃが破裂!することになるわけです。
スマートデイズの破綻
このように破たんへの道を歩み始めたスマートデイズ。
まずは、家賃の減額を要請。
30年間減額無しの家賃保証の覚書まで交わしているのに何故?と思ったオーナーさんも多いと思いますが、これはサブリース会社が借地借家法に守られているから可能なんですね。
借地借家法は借主にやさしい法律で、周辺の相場に合わせて著しく家賃が合わない場合など減額交渉が出来ます。
スマートデイズはこの法律を盾に、昨年の10月ごろ取りあえず銀行への返済のお金は振り込みます、その他掛かる費用はご自身でなどと宣(のたま)います。
そして、年が明けた2018年1月早々に社長が交代。
敗戦処理用の社長が登板となり、何かあるのかなと思っていると1月17日、20日に事業説明会があり、2月以降の送金家賃はストップとなった模様です。
スマートデイズ被害にあった方々は2次被害にご注意を
正直ほとんどお金は帰ってこないし、銀行は返済を待ってくれないので今あるお金で補填するか、出来ない場合は自己破産しかありません。
すでに8,000万~1億くらいで売りに出している物件もありますが、多分融資がつかないし、収益も見込みずらいので買い手はつかないでしょう。
どうしようもない場合は、まずは家族にはきちんと話をしてください。
どんな結果になろうと死ぬ必要はないし、再起は可能です。
これだけの物件を買えたオーナーさんたちなので、本業収入は私よりも断然多いし、社会的地位もあると思いますのでやけを起こさず専門家に相談するようにしてください。
又、こういった被害が出た時は便乗商売が流行ります。
とくにこのサイトは?怪しい感じです。
問い合わせ多数!! | 株式会社スマートデイズ被害者救済支援室
もし相談するならこのサイト法務大臣認証のこのサイトへ
スマートデイズ、かぼちゃの馬車についてのご相談は、まず下記の団体でオーナー同士の情報共有することをお勧めします。
法務大臣認証ADR機関提携団体サブリース問題解決センター
https://sublease-solution.com/
下手なところに問合せしてしまうと高額な弁護士費用や相談料など余計な資金を払わされることになります。
先に資金を振り込まないといけないというような話は絶対に乗らないように。
シェアハウス投資に引っかかるくらいなら堅実にアパート経営を!
【シノケンハーモニー】
100万円の投資で2億円の資産をつくる!
【インベスターズクラウド】
対するインベスターズクラウド。
不動産投資で年収アップしたい方へ!【INVESTERSCLOUD】
東証一部に上場しており、魑魅魍魎の不動産業界でも 比較的良心的ににやっていると思います。
堅実にワンルーム投資ならまずセミナーを受けるべし
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/21/152506
家賃収入10億のハズが破産へ。会社員を狙うシェアハウス投資の手口
2018.02.13 33 by 阿部泰尚『伝説の探偵』
http://www.mag2.com/p/news/349835
「サラリーマンをしながら不労所得」という謳い文句はよくネットなどで見かけますが、「資産10億が手に入る!」とまで言われると疑いの目を向けつつもダマされてしまう人も多いのかもしれません。人気メルマガ『伝説の探偵』の著者で現役の探偵・阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが今回依頼を受けたのは、高い家賃収入が見込めるシェアハウスのオーナーを募集する投資の被害者。その仕組みと裏の実態は驚くべきものでした。
サラリーマンでも億万長者になれるという投資についての問題
先日のこと。交差点で、気になる看板が目に止まった。
「サラリーマンでも資産10億円!」
なんだこれ?と思いつつ、相談者と会って話を聞くと、「なるほど」と納得してしまった。
「30年間家賃保証」「需要が増加しているシェアハウスのオーナーに」
この謳い文句で営業を続けていた不動産会社、株式会社スマートデイズ(以下、S社)は、ある程度の収入以上のサラリーマンを中心にシェアハウスのオーナーにならないかという営業をかけていた。
仕組みからいうと、敷金礼金など初期費用が高くなりやすい都内の通勤圏内に、おしゃれな女性専用のシェアハウスを建てて入居者を募集する。そして、このS社が一括して借り上げて、シェアハウスを建てるための建設費用は全て住宅ローンで行い、それより多い家賃保証をオーナーが受け取ることで、オーナーは、少なくとも30年間はその差額が副収入になるというもの。
私が相談を受けたAさんの場合
借入額は、1億円。返済は、およそ月額100万円であった。
契約書にある家賃保証は125万円で、これを30年間、S社が支払うとある。
つまり、Aさんは住宅ローンを組めば、黙っていても25万円の副収入を手に入れることができるのだ。
ところが、2017年11月には、一方的に家賃保証の減額をされてしまい、2018年1月からは、一切の家賃が入ってこなくなってしまった。
このままでは数ヶ月で資金がショートし、Aさんは自己破産する以外、道は無くなるだろう。
調査にお金を使って何かの情報を得たところで、直ちに状況が回復するわけでもない状況から、私はAさんには弁護士のところに行くなり、被害者の会に入るなりして、被害回復を図ったり、銀行の支払いをリスケ(※1)して一時的に支払いの猶予を受けるなどするようにアドバイスした。
だが、不可思議な点が多い。
なぜサラリーマンのAさんが収入に見合わない1億円ものローンを組めたのか?
そもそも土地建物の購入についての銀行融資は、銀行にとって比較的安全なものだと理解されている。というのも、銀行は土地建物に必ず、「抵当権」を設定するからだ。ローンが返せなくなれば、銀行は容赦無く土地建物を取り上げることができるわけだ。
また、個人が住宅用にローンを組む場合においては、生命保険特約がつくことが多い。つまり、ローンを支払う世帯主が不慮の事故などで死んでしまい、ローンが支払えなくなっても、残りの残額は生命保険金で完済すると。この場合、残された家族には土地家屋が残り、お金を貸した銀行も生命保険金で取りっぱぐれはない。
この場合は、個人の住宅用ではないが、少なからず、共同住宅に耐えうる大きさの土地と建物が残るのだ。また、一方で、家賃についてもその時の所有者がもらうわけだから、借り手がいる限り、長い目で見れば収益性を確保できる。
だが、こと銀行の融資については、融資を受ける側の収入、勤務先の安定性、その他資産などを勘案して融資を実行することになるのが通例だ。
これは、居住用として土地家屋あるいはマンションなどを買う場合の目安だが、だいたい年収の30〜35%程度の返済となる額が目一杯の融資額なはずだ。
ざっくりと、年収が1000万円の人がいるとしたら、30年ほどのローンを組んで、一般的な金利だとしたら、およそ6000万円台後半から7000万円程度の借り入れが起こせるが、1億円の融資は、ほぼ確実に審査落ちする。
ところが、Aさんの場合は年収1000万円には全く届いていないのに、30年間1億円の融資が簡単に通っているのだ。
そして、通例、不動産会社が住宅ローンなどで金融機関を紹介する場合、いくつかの銀行を紹介するものだが、S社については、ある地方銀行がほぼ独占で、この融資を実行しているのだ。
この金融機関については便宜上、S銀行とするが、S銀行は、どの様な審査をしたのであろうか?
もちろん、企業秘密であるため話を聞くことはできなかったが、一般的にはということで、いくつか話ができた。
その窓口担当のいう、一般的にはという話では、「サブリース(一括借上、家賃保証)のスキームができていれば、返済額についての返済は滞りがないと思われるので、貸付をしても銀行として損失を被ることはない」「もちろん、金利もあり、抵当権も設定するので、全て損失になるということもない」ということであった。
つまりは、S社のスキームがしっかりしていたということなのだろうが、結果からすれば、スキームどころではなかったはずだ。
一方、S銀行の関係者は、私にS銀行では率先して貸し付ける体質があるという話が聞けた。銀行はお金を預かるのが主体とした業務ではなく、いかに安全な先に金を貸すかがその売り上げにつながるわけだから、率先して貸し付けるのは、営業方針なのだろう。
そして、もう1つ。
「もしも、年収をごまかされたり、融資の申込書が貸しやすいように作られて提出されたら、見抜くのは難しいかもしれないですね」
被害者Aさんの話を思い出せば、Aさんは必要書類のチェックをしている間、S社の営業担当が、申込書などをサインをしてハンコを押すだけの状態であったそうだ。
つまり、貸付に詳しい担当がこの数値をいじった可能性は十分あるのだ。
ただ必要書類におよそ源泉所得など年収を想定できる書類はあったはずだから、審査が甘いというより、利用者の安全よりも営業成績を上げる方が優先されたとも考えられ、銀行の落ち度は大きいと言える。
さて、S社(株式会社スマートデイズ)についても調べてみると・・・
もしも私がこのS社の投資をやろうと思っているクライアントに相談を受け、軽く調べてアドバイスするとすれば、「絶対にやめておけ」である。それでも、投資をするというクライアントがいれば、私はそのクライアントの相談を二度と受けないだろう。
スマートデイズ社は、もともとは「スマートライフ社」といった。当初の代表取締役は、S氏だ。彼はいわゆる傀儡であり、元々の実質上の経営者がいたと推測される。
この人物の名が登記簿上から確認できないということは、表面上、名を出すと弊害があると考えたのであろう。
ただ、その初代の時期から、マンションや不動産会社を買い取るなど、鼻息の荒い経営をしていた。そして、2代目社長はD氏だ。D氏は大手不動産会社にいた敏腕であり、女性専用でおしゃれなイメージ、まるでテラスハウスの家のようなコンセプトで、シェアハウスを次々と建てていく。
ただ、 ここでの利益は、家賃収入などはあまり考えていないようで、建設費の中抜きで利益を作ろうとしている節がある。
つまり、S社で土地建物を作るとして1億円の費用がかかるとされたとすれば、他の会社で土地建物を建設すると、6000万円台後半から7000万円台前半でできるであろう。
S社では、この部分で2割から3割の利益を得ていた。営業マンは、この部分からマージンをもらっていたはずだ。それ以外は、会社の運営費や家賃保証として支払う資金として使われていた。
そもそも人口が東京などの大都市に集中していると言っても、人口は減少傾向にある日本において、シェアハウスばかりが需要が伸びるはずはない。
また、初期費用が嵩むといっても、今時、割安に借りられるアパートやマンションも多くあり、無理して都内に住む必要もないだろう。交通網は進化しているのだから。
そうなると、シェアハウスの借り手を探す方が大変なのだ。
さらに、実際のS社のシェアハウスの間取りは、テレビ番組のテラスハウスのように大きなリビングがあって、、、というようなものではない。
細長く、狭い部屋が並ぶようにあり、トイレとお風呂が共用というようなつくりである。どちらかといえば、寮のようなものだ。
家賃も驚くほど安いわけではないから、どう借り手をつけるのか? そもそも論で疑問が生じる。
となれば、当時の S社が目に見える利益は、建設費用などからの利益であろう。だから、S社は部屋の借り手を探すというところに強く営業部隊を設けずに、シェアハウスのオーナーになる顧客営業にとにかく力を入れたのだ。
現在S社の報告によれば、2016年1月S社のシェアハウスの入居者数は「1491人」12月では「2344人」であるのに対し、物件数は2016年1月で「2596部屋」12月では「6734部屋」である。約1年間でおよそ4100部屋作っているのに、入居者は853人しか増えていないのだ。
そうなれば、どちらに営業が向いていたかよくわかるだろう。 もしも、このまま入居者が増えなければ、長中期的に見れば、会社の家賃保証は必ず瓦解するのは小学生でもわかることだろう。
部屋数が増えれば増えるほど、将来的に支払わなければならないオーナーへの費用は増大するのだ。
普通、このサブリース事業を成功させようと思っているならば、このバランスには注視して、必ず安定して利益が出せるように考えるだろう。
最大の出資者が現社長に
このような収益体質であれば、いずれ行き詰まる。
まず、 S銀行がS社に対して用意していたオーナー用の特別融資制度を廃止した。
こうなると、S社は利益を生み出すことができなくなる。そこで、2代目社長は資金のある株式会社オーシャナイズに目をつけ、会社ごと売り飛ばそうと考えたのだろう。
現社長、つまり3代目になる社長は、およそ10億円ほどの費用を出して、S社の株式を買い取り、平成30年1月、代表取締役に就任したのだ。
宝の山だろうと思って買い取った会社が、蓋をあけてみれば、莫大な損失しか産まない会社であった。これは巧妙に仕掛けられたM&Aである。
現社長は、オーナー救済のため、再建策を実行するそうだが、ここまで疲弊した企業を立て直すには相当な時間を要するであろうし、その期間に耐えうる資金力があるオーナーはほとんどいないであろう。
結果、騙された形となったシェアハウスオーナーたちに今必要なのは、 当面の資金と将来的な返済計画であろう。
一方、都内にあるおよそ半分がこのS社のシェアハウスだともいうことから、シェアハウス入居者も今現在、不安であろうし、二重の請求などがあることだろう。
ある意味、大金を取られ、後始末だけを残された現社長らも被害者とも言える。
だが、調査素養のある人物がちょっとでも調べれば、このような杜撰な会社に騙されることはなかった。特に、現社長は、ベンチャー企業の社長でもあり、企業買収などはプロであると言っていい。
自分は関係ないよでは済まない
この手の詐欺は心の隙にスッと忍び込んでくるものだ。
どんな人物でも必ず隙はある。ちょっと話を聞いてみようかなと思ったところで、すでに罠にはまってしまうものだ。
S社の営業だったという人物によれば、サラリーマンのリストや交流会の名刺交換などで流れた名刺を使って、必死に営業したそうだ。つまり、いつどこで、自分の情報が流れ、ターゲットにされるか、自己防衛のみではどうにもならない世界であるのだ。
被害者側は、土地も建物も名義は自分、いざとなれば、土地建物を売り飛ばせば、なんとかなると考えるはずだ。 しかし、それが実際には自分が買った金額より3〜4割ほど安ければどうだろう。土地バブルと言われていても、不利な土地建物を有利な条件ですぐに売却することは難しい。
こうした詐欺に騙されないためには、その会社の収益はどこにあるか、ある意味イヤラシイ目で吟味するべきなのだ。 そして、投資は自己責任というが、これは騙された人が悪いということではなくて、何かあっても自分で処理できる範囲で投資をするということなのだ。
「1億円、返せないな、と思えば、そこには手を出すべきではない」という姿勢は投資をする上で、最も大切な姿勢だろう。
また、投資先の会社があるならば、法人登記簿程度は取るべきだ。そして、自分が買うであろう物件があるならば、近所の不動産屋にでも行って、この辺の相場ってどうですか?と聞けば、どのくらいマージンを取られているか予測もつくだろう。
冒頭のAさんの場合、月25万円の副収入ともなれば、年で300万円の副収入になる。10年で3000万円、30年ともなれば、9000万円になる。こう考えると、これは大きな副収入になるわけだから、時間を使い、投資前によく観察して調査をすれば、S社のいうスキームには無理があることがわかるだろう。
現在、これら不動産を買い取ってあげるとか、解決法を教えるコンサルタントなどが出てきて、700人相当いる被害者を狙っているそうだ。
詐欺師はいう。騙される奴は、何度でも騙される。また、自分だけは騙されないと思っているやつほど、騙しやすい。一度騙されたから、もう次は騙されない。という根拠はどこにもないのだ。
また、この手の投資に適格性を許可するような制度はないということだ。だから、類似するビジネスモデルの不動産投資は無数にある。ぜひとも気をつけてもらいたいものだ。
不動産投資で成功する者は、時間を割き、ユニークなアイデアを持って、ビジネスセンスがある人物であり、不動産知識に明るい。そうでなければ、この投資の世界に足を踏み入れてはならない。
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/21/152506
2018年02月24日
スマートデイズ シェアハウス投資詐欺か 多額債務抱える被害者
銀行はこんなもので利益が出るはずがないのに気づいた筈で、最初からグルだった可能性もある
引用:産経新聞http://www.sankei.com/images/news/180121/afr1801210005-p1.jpg
新手の投資勧誘
シェアハウス投資のスマートデイズからオーナーに賃料が支払われず、かつての和牛投資などに似た状況になっています。
スマートデイズは女性専用の新築シェアハウスを運営し、投資家はオーナーとしてシェアハウスを所有し利益を得るビジネスモデルになっていた。
シェアハウスは一軒の家に複数人数の他人が間借りする賃貸方法で、アメリカのドラマから若い人に人気があった。
スマートデイズは30年間家賃保証を謳い文句に、サラリーマンが資産10億円を築けると投資を誘っていました。
オーナーは住宅ローンで借りた金をシェアハウスに投資して、返済金額以上の家賃支払いを受けるので、必ず儲かると説明していました。
ちょっと考えるとこの仕組みの問題点は、「必ず利益が出る」ならスマートデイズが直接銀行から融資を受ける筈です。
銀行も必ず利益が出るおいしい話を見逃すはずがなく、非常に低い金利で融資に応じたでしょう。
だが一般の人に投資を呼びかけないと資金が集まらないというのは、最初から銀行に相手にされていなかったと想像できます。
投資した人は月額10万円などの住宅ローンを返済しながら、毎月12万円以上を30年間受け取れると考えていたが、そうではありませんでした。
最初は約束通り毎月の賃料が振り込まれたものの、2017年頃から一方的に家賃保証の金額が減額され、2018年になると入金されなくなりました。
実はこうしたトラブルは「サブリース」では良くある例で、定番と言っても良いほどです。
サブリースはオーナーから賃貸物件を一括で借り上げ、運営してくれるサービスで、オーナーは利益だけを受け取れば良い。
業界では定番の嵌め込み
その代わりオーナーは何もしなくていい分手数料が高額で、いくつもの嵌め込み手口が用意されている。
手口とは「家賃保証」をするが段階的に引き下げたり、「30年保証」を謳うが契約は打ち切れるようになっている。
もしオーナーだけに有利な制度だったらサブリース側が赤字を補填する事になるが、世の中にそんなうまい話はないです。
シェアハウス投資でもスマートデイズは家賃保証の減額や、赤字の場合には契約を打ち切れるようにしていたと推測できます。
こういう逃げ道があるからこそ、サブリース業者は一見するとオーナーに非常に有利な条件を提示できるのです。
スマートデイズが建設したシェアハウスは専門家によると、相場より建設費が3割も高額で、業者からリベートが還元されていた疑いが強い。
これでは利益が出るはずが無く、最初から逃げるつもりでオーナーを募集して引っ掛けた疑惑も出ている。
スマートデイズはオーナーから集めた金でシェアハウスを建設し、まるでマルチ商法のように事業を拡大した。
オーナーの多くはスルガ銀から融資を受けていて、中には1億円以上の負債を抱えているサラリーマンも居るという。
毎月多額の住宅ローン支払いを請求される一方で、入金はなくなったので破産状態になっている。
http://www.thutmosev.com/archives/75046084.html
2018年03月23日
スマートデイズのシェアハウス投資 スルガ銀行が高金利で押し貸し
スルガ銀行は低金利融資の条件として、高金利ローンを無理やり貸し付けていた
引用:https://i0.wp.com/www.asahicom.jp/articles/images/AS20180220000236_comm.jpg
スルガ銀行とスマートデイズ社の関わり
スマートデイズ社のシェアハウス投資「かぼちゃの馬車」が破綻した問題で、融資をしたスルガ銀行の責任が問われている。
ローンでシェアハウス投資した人の8割がスルガ銀行の融資を受けたとも、スルガ銀行支店で投資セミナーを受けたとも報道されました。
スルガ銀行はスマートデイズ社以外にも個人向け不動産融資に熱心で、地銀トップの収益を上げてきました。
その代わり強引な押し貸しとみられる行為もしていて、「借りてもらわないと話が進まない」などと不必要なローンまでさせていた。
シェアハウス投資の希望者がスルガ銀行に融資申し込みをすると、フリーローンを借りるよう要求していた。
使い道自由のフリーローンは不動産ローンより何倍も高金利だが、借金をさせてそれを定期預金に預け入れさせた。
金利差だけで毎年10%も損をするのだが、丸々スルガ銀行の利益になり、これで不動産融資が通るようになる。
スルガ銀行から融資を受けてシェアハウス投資した人は700人近く、総額700億円に上るという推測もされています。
単純に計算して1人5000万円から1億円以上も融資していた事になり、融資を受けたのは普通のサラリーマンやOLだったりした。
低金利の不動産融資の条件として、高金利フリーローンを借りさせるのは、銀行業界が収益を確保する「常套手段」とも言われている。
とはいえ遺法とも合法ともつかない手口で、堂々と説明できるような手口ではない。
押し貸しと追い剥ぎ
スルガ銀行は小規模な地銀でありながら、資産に対する利益率は業界平均0.3%に対して、1.42%も上げていました。
高収益を可能にしたのがスマートデイズ社のシェアハウス投資「かぼちゃの馬車」と組んだ個人向け融資だった。
「かぼちゃの馬車」は最初から利益が出ておらず、投資家から新たに集めた資金で配当し、物件を増やすというマルチ商法まがいのビジネスだった。
短期間に800棟以上を建設し、1万室以上もシェアハウス投資物件としてオーナーに販売した。
オーナーとは言っても名ばかりで大半はフルローン、つまり頭金ゼロで全額銀行融資を受けた人達だった。
スルガ銀行から高金利でオーナーに融資され、その金はスマートデイズ社に流れて、一部は配当として還元し、新たな物件を建設していった。
シェアハウスの「かぼちゃの馬車」は実は資金を食いつぶしていただけの赤字事業で、負債はオーナーが背負うようになっていた。
予定通りなのか想定外だったのか、資金繰りが悪化するとスルガ銀行は新たな融資を打ち切ったので、「かぼちゃの馬車」は破綻した。
約束していたオーナーへの配当は行われなくなったが、スルガ銀行からの取り立ては容赦なく来る。
オーナーたちはスマートデイズ社の家賃保証制度で返済計画を建てていたので、配当が無くなったら返済できなくなった。
危険で無謀な投資なので他の銀行からは相手にされず、スルガ銀行だけが融資に応じた。
不動産融資には連帯保証人が建てられるので、スルガ銀行は最終的に保証人から取り立てるつもりで融資したと考えられる。
http://www.thutmosev.com/archives/75447003.html
【かぼちゃの馬車事件】スルガ銀行、融資申込者に高利ローン契約を条件として要求か
http://biz-journal.jp/2018/03/post_22698.html
2018.03.20 文=編集部 Business Journal
スルガ銀行(「wikipedia」より)
「かぼちゃの馬車」セミナーを開催していたスルガ銀行横浜支店は、何度も表彰されてきた。「頭金なしで投資でき、30年間家賃収入を保証」をセールストークに使い会社員らを勧誘し、スルガ銀行から1億円単位の融資を引き出してオーナーへと“変身”させてきた。
オーナーはシェアハウスの物件購入資金を融資するスルガ銀行の行員から、高利のフリーローンの契約を同時に求められていたという。実質的にフリーローンの契約が融資の条件となっていたことになる。多くの事例では、高利のフリーローンで借りた金を、超低利のスルガ銀行の定期預金や積立預金に預けさせられていた。この振り替えも「半ば強制だった」という複数のオーナーの証言もある。このスルガ銀行の手法は、いわば銀行の“常道”だが、胸を張って堂々と行う銀行業務からはほど遠い。金融庁は厳格にチェックすべきだろう。
物件融資の契約をする直前に突然、フリーローンの申し込みを迫られ、「借りてもらわないと(融資契約が)前に進まない」と言われたオーナーもいる。高利のフリーローンで借りた金を低金利の定期預金にすれば、オーナーは損する。その分、スルガ銀行が利ザヤを稼ぐことになる。“濡れ手で粟”の仕組みだ。
スルガ銀行は、かぼちゃの馬車のオーナーに融資したのと同じように、投資用不動産の購入資金を用立てる個人向けローンに傾斜し、地銀屈指の収益を確保してきたことが、今回の“事件”の背景にある。個人向けローンの融資先は7割が首都圏で、かぼちゃの馬車関連融資も首都圏が主だ。
かぼちゃの馬車が暴走する以前には、スルガ銀行は2018年3月期にコア業務純益を650億円計上するとしてきた。規模では地銀の20位以下だが、収益力ではトップクラス。地銀の雄といわれる横浜銀行を追いかけるほどの“高収益バンク”なのだ。だが、このコア業務純益の確保はおぼつかない。
■スルガ銀行の融資実態は
会員制情報誌「選択」(選択出版/3月号)は、『地方金融の研究』との記事でスルガ銀行を取り上げた。「訳あり融資で荒稼ぎの『高利貸し』」との副題をつけた2ページにわたる記事は、「地銀の皮を着た『高利貸し』。金融界からそんな皮肉が聞こえてくる」で締めくくられている。
「融資審査は適正に行っており、これまでのところ行員が不正に関わった形跡はない」というのがスルガ銀行の公式の見解だ。
しかし、融資を受ける際に提出する銀行の通帳や証券会社の株式資産リストの数字が、“水増し”されていた疑惑が浮上している。数百万円しか預金がないのに、ゼロがひとつ加えられていたといったケースが次々と明らかになっている。地銀の関係者からは、「こんな単純な手口にスルガ銀行の行員は騙されたのか。スルガ銀行のバンカーの目は節穴か」(有力地銀の頭取)といった冷ややかな声が挙がる。
スルガ銀行は、朝日新聞の取材に「個別事案の回答は差し控える。金融庁には適宜情報提供をしている」と回答した。スルガ銀行は2月22日、「報道等を受け、実態把握のための調査を開始した」としているが、横浜支店ぐるみの荒稼ぎと見られても仕方がないような実態に、本当に気付いていなかったのだろうか。
高利のフリーローンを繰り上げ返済しようとしたオーナーが、受け取りを渋られたケースもある。ここまでくると完全にルール違反だ。スルガ銀行は他行がやらない、「先にリスクを取って貸し出す」という独自のビジネスモデルで高い収益を保ってきたが、実態はリスクを取っていないのではないか。借り手(かぼちゃの馬車のオーナー)にリスクを押し付け、高い収益を上げていたということになりはしないか。
自己資金や給料などの提出書類を偽造までして、フルローンやオーバーローンの融資を受けていた会社員などが多くいるようだ。一説には、推定1000人にも上るともいわれている。
「(かぼちゃの馬車を運営している)スマートデイズに1棟貸しをしているオーナーのなかには、本当の稼働状況などをきちんと説明を受けていない人もいるようだ」(関係者)
サブリース契約を解約すると入居者が1人もいなくなるといったケースは、他社の「1棟借り上げ」でも起こっている。とはいえ、かぼちゃの馬車は、もっと深刻だ。稼働率ゼロになり、毎月の返済だけが続く。それでも、スルガ銀行横浜支店は融資した責任は無視し続けるのだろうか。
融資の実態調査が終わるまで返済は猶予されることになったようだが、未来永劫にわたって返済不要になるわけではない。
http://biz-journal.jp/2018/03/post_22698.html
2018年03月02日
スマートデイズのシェアハウス投資破綻 スルガ銀行は共犯か?
大地前社長の著書、スマートライフだから家賃0円で儲かると書いてある。
スルガ銀行はこれが詭弁なのを見抜いていたはず
引用:法律ニュース部https://law-news.idest.club/wp-content/uploads/2018/01/wsatgh.png
スルガ銀行とスマートデイズの関係に疑惑
一般投資家からシェアハウスへの投資を受けて、配当不能になっているスマートデイズ事件は、融資先のスルガ銀行が関わっていた疑いが強まっている。
シェアハウスに投資した人の多くはスルガ銀行から融資を受けていて、最初から危険性を認識していた可能性が高い。
スマートデイズに投資した人の多くが不動産投資には素人で、危険性を認識せず言われるままに契約をしていた。
融資の審査をする銀行はその道のプロであり、同社の杜撰な計画や経営状態を、知らなかったというのはおかしい。
スマートデイズは投資家に家賃保証を約束して投資を呼びかけたが、現在家賃は支払われていない。
一方で融資したスルガ銀行からは家賃収入と関係なく請求され、このままでは自宅や保証人の資産も差し押さえられる。
スマートデイズのオーナー76人は2月27日、返済不能であるとしてスルガ銀行に3月から返済しないと通知しました。
投資家の中には家賃保証を当て込んで1億円もの融資を受け、毎月100万円のローンを組んだ人も居るようです。
問題はスルガ銀行が第三者ではなく、最初からスマートデイズの危険性を承知しながら説明しなかったのではないかと疑われている事です。
スマートデイズはシェアハウスで確実に儲かると説明しながら、実際には投資家から集めた金を転がして、マルチ商法のように拡大していました。
シェアハウスはチープな作りにも関わらず相場より建設費が高く、専門家によると何割かスマートデイズが抜いていた疑いがあるという。
4年弱でおよそ845棟、1万1,259部屋のシェアハウスを建設したが、経営は上手くいっていなかったと思われる。
スルガ銀行は最初から危険性を知っていたか
実際にはシェアハウスで利益が出ていないのに、投資会員を集めては集金し、損失を穴埋めして新たにシェアハウスを建設した。
2017年10月にスルガ銀行は融資を制限し、新規投資が集まらなくなって損失補てんが不可能になった。
投資家には家賃減額が通知されたが、契約時に投資家達には減額の説明はしていませんでした。
プロの不動産業者にとっては、家賃保証契約は減額が前提なのは常識で、契約そのものも相手の都合で破棄されるのが『お約束』になっている。
だからサブリース業者は「永久家賃保証」「○年後に販売金額で買い取り」などとんでもない条件を提示できる。
常識で考えて新築時の家賃が保証されるはずが無いし、販売したのと同じ金額で買い戻すのも在りえないが、この業界ではそういう売り文句がまかり通っている。
他の銀行がスマートデイズへの融資に消極的だったのは、最初から計画の杜撰さを見抜いていたからだと考えられます。
スルガ銀行が非常に積極的だったのは、返済できなくなったら保証人に払わせれば良い、とでも考えていたのだろうか?
スルガ銀行の中でも横浜市の支店がほとんどの融資を行っていたと報道されていて、被害者の会も横浜東口支店に返済不能を通知していました。
スルガ銀行の支店内でスマートデイズのセミナーを開くなど、投資家は銀行から誘われるようにして融資を受けていた。
むしろスルガ銀行が主導する形で融資を受けさせて、スマートデイズに投資させていたのではないか。
多くの素人投資家は「銀行の融資が通ったのだから絶対安心だ」と思い、スマートデイズへの信頼を強めた。
投資家は融資を受けるために連帯保証人を建てているので、本人が自己破産すると保証人に全額請求される。
700人が返済不能になっているとされるので、その背後には数千人の連帯保証人の家族が居る。
自宅が差し押さえられる上に給料の一部も差し押さえられ、多くは一家離散することになる。
http://www.thutmosev.com/archives/75145714.html
ヒロ 2018年02月23日
あこぎなシェアハウス業界の戦々恐々
http://blogos.com/article/279647/?p=1
今日は週刊誌的ネタになってしまうので申し訳ないのですが、私もシェアハウス業界にいるものとしてどうしても書かせていただきたく思います。ちょっと前に朝日新聞も追加記事を掲載していてかなり公になりつつあるので業界だけのネタにしなくてもよいのかと思います。
「かぼちゃの馬車」というシェアハウス運営会社があります。600棟以上あるとされ、数だけ言えば業界ではNO1であります。この会社は2012年に設立ですからまさにシェアハウスが世に知られ、ブームになり始めた頃であります。破竹の勢いで成長したこの会社が今、倒産の危機にあるとされています。
実を申し上げると、私は2012年頃から東京である土地の買収交渉をしておりました。アパート兼複数の飲食店舗付物件で相続の絡みからオーナーさんがたくさんいて大変だったのですが、売却金額を含め同意していました。ただ、テナントが空になったらという買取り条件がついていました。ほとんど、きれいになったのですが、一店舗だけどうしても立ち退きに同意しません。挙句の果てにやくざでもそこまで要求しないだろうという退去精算金を突き付けられ、交渉が行き詰まり、一旦契約解除で「しばし放置」という作戦を取りました。
ところが2年ほどしてオーナーさんはテナントを出し、他の方に物件売却に成功します。色々調べたところ売却金額が私との同意金額より2割以上も高いようなのです。登記簿謄本を見ると短期間のうちにオーナー変更が2度、起きており、静岡のスルガ銀行が1億円近い融資を行っています。「はて、なんで東京の物件にスルガなのか?」やや不思議感がありました。
そのうち、建築が始まり、出来上がった「かぼちゃの馬車」の物件の間取りを見てびっくり。これはシェアハウスではなく、寄宿舎でもなく、単なる詰め込み宿だと。つまり、容積一杯に個室を作るだけ作って共有エリアは極小。トイレやふろ、洗濯はどう考えても長蛇の順番待ちになりそうなプランでした。
「かぼちゃの馬車」は家賃が高いとされています。私はそうではなくて共益費がめちゃくちゃ高いと指摘しておきます。一部屋2万円も取るのです。理由は分かっています。運営会社の懐にすとんと落ちるのはこの共益費に含まれるであろう見えない利益があるからでしょう。
「かぼちゃの馬車」の実質オーナーはかつてビデオ安売り王などで名をはせた佐藤太知氏で逮捕歴もある裏社会の著名人です。そのため、本人は表向き顔を出せないのでダミー社長としてレオパレス出身の大地則幸氏を起用します(氏は今年、解任されたと理解しています)。手法はかぼちゃが投資家を見つけた時点で物件を一旦かぼちゃが購入、それを投資家に転売し、かぼちゃがサブリースしてシェアハウスとして運営するという仕組みです。
この流れを見るとかぼちゃががっぽり儲けられる抜け穴だらけです。まず、土地の所有者が2度変わりますのでかぼちゃが投資家に売却する際になにがしか稼げます。次いでかぼちゃが建築を請け負います。これでまた儲けます。(その上、建築請負に伴う売り上げ増は銀行に急成長する会社のイメージを植え付けます。)次に投資家にサブリースすることで儲けますが前述のように投資家には家賃分に対して応分の分配金をするだけで共益費に対しては払っていないと思われます。ならば、かぼちゃはここでもかなり抜いているはずです。つまり、このスキームは投資家が丸損するようになっています。
そのかぼちゃは1月23日に全投資家に対して「サブリース料支払い停止」のお知らせをしています。つまり、投資家はシェアハウスとしての運営事業から一円もお金がリターンがなくなるのです。これでは多額のローンをスルガ銀行から組んだのに返済できないのです。しかも一部情報によれば投資家の銀行からの金利は3-4%とあります。この時代にこんな金利を払うこと自体が分かりません。私のシェアハウス事業の借り入れの金利は1%にほど遠いレートです。
個人的にズバリ申し上げるとこれは銀行をも巻き込んだ極めてグレーな裏社会にありそうなスキームです。バブルの時代の不動産事業と似た話でこんなバカ話が今でも存在したのか、という驚愕すら感じます。
ではなぜ、こんな事件が起きつつあるのか、といえば二つの視点があると思います。一つはスルガ銀行という地方銀行経営の背景があります。実は静岡といえば静岡銀行が仮想通貨/ビットコインを率先して扱う銀行として急速に知名度を上げたこともあり、同じ県内のスルガが焦った可能性はあります。そのためアパートローンのスルガとして「緩い貸し出し、高い金利」で圧倒的な業績を上げ、地銀の業務純利益は1.42%で二位の0.59%と比べてとんでもない高収益銀行ということになっているのです。
もう一つは投資家です。1億円ぐらいの融資を得られる投資家は結構いるものです。そしてシェアハウスがちょっとはやった時代です。経営もやってくれてリターンもあるとなればこんなおいしい話はありません。(世の中、おいしい話などまず、転がっていることはそうそうありません。)しかもスルガが融資までしてくれるパッケージだとしたらどうでしょうか?お手軽そのものです。ここに引っかかったということでしょう。
では最後にお前の「戦々恐々とは何か」であります。これはこの600棟ものシェアハウスが市場に安値で流れ出ると需給バランスを崩すということです。シェアハウスのポータルサイトでは満室にならない物件が山のように並びます。家賃1円と銘打っている広告すらあります。
投資家がデフォルトを起こし、スルガが担保物件を処分したいのなら私は半値なら買います。理由は物件をほぼ作り直さねばまともなシェアハウスにならないからです。もともと私の査定より2割ぐらい引き上げているのですから改装費を含めやはり半値ではないと業者取引としては成立しないのであります。失敗するとこれぐらい厳しいペナルティが来るということでしょう。そのうち、「かぼちゃ一山まとめていくら」という業者ディールが業界内で必ず出てくる気がします。
不動産のこんな暗い話、私はかなり前から知っていましたが、「あこぎ」という言葉が一番似合うようです。
http://blogos.com/article/279647/?p=1
スルガ銀行崩壊へのシナリオ、地方RC、シェアハウス投資などスルガスキーム先業者が破たんする。
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/22/132816
遂に新聞にも取り上げられましたね。
スマートデイズ(旧:スマートライフ)のシェアハウス投資の破綻。
詳細はこちらをご参考にしていただければと思いますが、将来破綻することがわかっていながら、スマートデイズが30年間サブリースするということで、他行では評価ができない出来損ないのシェアハウスにスルガ銀行が融資をしたことで成り立っていたこのスキーム。
スルガの融資がストップして破綻しました。
このスキームの手助けをしたのが、まあ不動産業界では悪名高いスルガ銀行。
スルガ銀行は昔は融資を受けれない人の強い味方だった
金利は4.5%(エリアや内容によって3.5%などに変わる)、解約違約金も高い代わりに、融資を受けにくい物件に長期間融資してくれるということで、私の会社でも以前は利用してました。
しかし、ここ最近は利益主義に走り、不動産業者と結託して投資家をはめるいわゆるスルガスキームというものが横行し、スルガが融資しない物件はどうしようもないというくらい審査が緩いことで有名に。
最近は個別相談で失敗しましたというオーナーさんが使っている以外はほとんど使っていませんね。
スルガスキームとは
スルガスキームと言われる代表的なものが三為業者(某〇戸の大家というカリスマオーナーが運営している会社みたいなやつ)との組み合わせ。
地方のRCマンションなど高利回り物件(実際は高利回りに見せかけている)を紹介し、スルガの高金利で買わせます。
RCマンションなので物件価格も高く数億円。
買えるのは医者や弁護士、上場会社の役員など高収入の人たち。
最初は年間数十万のキャッシュフローが出るので何とか持ってますが、元々家賃も出鱈目なので、実際に運営すると空室は増えるは運営費はかさむはで、どんどん収益は悪化し、最後は自己破産…
スルガもいよいよ叩かれる日が
こんな感じでスルガ銀行は不動産業者と組んで 地方RCやシェアハウスを売る片棒を担いでいるわけですが、融資については保証会社にはいっていたりするので焦げ付いてもも銀行の経営が大きく傾くわけではありません。
しかし、増え続けてきた融資残高も減るでしょうし、まあ世間が許さないでしょう。
スルガ銀行の株が暴落する日が近づいているのではないかと思う次第です。売りで入ろうと思った方、投資は自己責任ですよ(笑)
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/22/132816
スルガ銀行のシェアハウス投資への融資を問題視し、他の銀行はアパートローンを見直す方向へ
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/27/155716
連日メディアでも報道や掲載されております、スマートデイズ発のシャアハウス投資問題。
まだ、あまり大きな動きにはなっていませんが、我々の業界にも色々な噂が出てきています。
スルガ銀行のシェアハウス投資への融資を問題視し、銀行もアパートローンを見直す方向へ
スルガ銀行は、他が融資しないような案件にも積極的に融資することで高収益を上げてきました。
しかし、スルガスキームと言われる実際には評価程の収益は出ない物件への融資によって多くの投資家が苦汁をなめてきました。
スルガ銀行は不動産業者と結託し多少無理な物件でも相談しながら融資をしてきたと思われます。
我々もスルガスキームで買わされた収益の上がらない物件と色々なオーナー様からご相談いただき、借り換えすることで月々のローン返済額が減れば乗り切れるのではと銀行へ打診しますが、借り換えができるのは稀です。
実際には不動産会社がレントロールを改ざんしている、フリーレント6か月組んで無理矢理入居者を入れる、自社の社員が住んでいたなんてケースもあり、空室率を入れると実際の収益は下手すると半分しかないというものもあります。
そりゃ、不動産投資を続けることができず破綻しますわな。
これまでのツケともいうべき、今回のシェアハウス投資への融資によって今後金融庁からも何らかのお達しがあり、アパートローンの見直しは余儀なくされるでしょう。
すでに、他の銀行ではそういった流れになっており、アパートローンへの融資が厳しくなりそうだという話もチラホラ出ています。
まだことは大事になっていませんが、これからジワジワと影響が出てくるでしょう。
我々不動産業界にとっては融資が出ないというのはかなりの痛手です。
こういった情勢でも積極的に融資をしてくれる金融機関を探すしかありません。
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/27/155716
2017-05-25
スマートライフ(かぼちゃの馬車) 倒産リスク
http://tatsug.hateblo.jp/entry/2017/05/25/000000
「かぼちゃの馬車」急成長のカラクリ。
つい最近、ベッキーをCMに起用して大々的に宣伝をしていたシェアハウス企業です。
皆さんも、ご覧になった人は多いのではないでしょうか?
運営会社は株式会社スマートライフ。
平成24年、資本金300万円で事業をスタートし、わずか5年で売上高300億円!
ホームページには綺麗なお姉ちゃんが、これでもか!という程登場しています。(執事もお姉ちゃん達に囲まれて仕事したいですね。笑)
今日は、このビジネスモデルを分析していきます!
「モデルは大東建託・レオパレス」
色んな意味で有名な企業になってしまいましたが、ビジネスモデルは同じです。
旗竿地という形状の土地には、共同住宅(アパート)を建てることができないため、上記のモデル業者は手を出していなかったのですが、シェアハウスは建築することが可能なため隙間を付いた形ですね。
社長はレオパレスの創業家が立ち上げた会社の出身で、ビジネスモデルは熟知していたことは推察されます。
ここで第一の疑問として考えられるのが「お金はどこから出ているのか?」という点です。
ネットを探せば、裏の創業者が危険等の情報が出てきますが、あながち間違いないのではないかと執事も思います。
レオパレスや大東建託といったサブリースを売りにする共同住宅への融資に関しては、金融機関は結構厳しい評価を出します。(流石に理論が破綻していることは広まってきていますしね)
シェアハウスという物は、ただでさえ金融機関の評価は厳しいのに、どうやって資金の調達をしているのでしょうか?
この規模の企業なら、ホームページ上に取引銀行等の記載があってもよいはずですが見受けられません。
「表面化されない空室率」
サブリースですので、オーナーには毎月決まった金額が支払われます(入居しているいないは関係無し)。建築費で膨大な利益を抜いているため、稼働が少なくてもスマートライフには問題ありません。
この稼働が少ないという点は、ホームページ上から読み取ることが可能です。
会員サービス「club smart」という入居者サービスの加入者が現在1500名しかおりません。それに対して部屋の数は8,000戸の記載があります。
さすがに入居率20%以下ということは無いとは思いたいですが、実際に物件の近くに行ってみると住んでいる気配が感じられない物件があることは確かです。
「まさかの太陽光発電」
そして最近、太陽光発電を付けてダブルインカムという意味不明な内容を謳っています。笑
たかだかシェハウスに太陽光発電を付けるだけで、どの程度のインカムを得ることができると説明しているのでしょうか?
戸建住宅に太陽光発電を付けている家は、営業に弱いカモとして見られているということは有名な話です。笑
「人気の秘密のカラクリ」
•確実な収入
家賃保証はされていますが期間が重要です。一昔前までは5年〜10年で家賃改定、今は2年間の家賃保証という形で、保証期間が少なくなってきています。これこそビジネスモデルの崩壊を読み解く最大のヒントかと。
つまり、2年で家賃改定を行わなければならないほど、自転車操業のスピードが上がってきているということでしょう。
1Kなら6部屋の所をシェアハウスなら12部屋作れるので、少しくらい稼働率が下がっても大丈夫といった営業をされるとの話を聞きましたが、稼働率が50%も無いなら全然大丈夫じゃありません。笑
•全てお任せ
全てスマートライフに任せる=要所、要所で搾取されているということに気付いて頂きたいものですね。どういう精算書が毎月送られているのかは定かではありませんが、良く分からない経費項目が引かれているのではないかと推察されます。
世間では倒産が近い、身売りが近い等と言われておりますが、入居者が付かない以上は遠くない未来に訪れると思います。
もし所有を検討されているオーナーがいるなら、稼働率に関してはしっかりと説明を受けて頂き、かつ自分の足で既存物件を調べて調査することをお勧め致します。
http://tatsug.hateblo.jp/entry/2017/05/25/000000
2018-01-23 スマートデイズ(かぼちゃの馬車)倒産リスク2
http://tatsug.hateblo.jp/entry/2018/01/23/115827
最近、妙にアクセスが多いと思ったら、過去に倒産を予言していた企業がいよいよ危険水域に入ってきたみたいですね(^^)笑
そもそもスマートライフの代表が悪名高きレオパレス出身という時点で、似たようなことになることは初めから予測できておりました。
まだ大丈夫と思っているオーナーの方は、本当に早めに手を打った方が良いですよ!
かぼちゃの馬車のビジネスモデルは「砂上の楼閣」です。
建物売却益で賃貸サブリース赤字分を補填するという昔ながらの方法は、現代の不動産ビジネスにおいては通用しません!
「顧客目線はあるのか? 倒産リスク 〜其の1〜」
かぼちゃの馬車は女性専用のシェアハウスで、名前の由来は「かぼちゃの馬車という家に住んで、王子様に迎えに来てもらいシンデレラになりましょう!」といった感じです。
ナイスネーミングセンス!!笑
私が投資家なら、この名前の時点で購入しませんが・・・。
要は地方在住の東京に憧れる女性をターゲットにしているのですが、地方から単身で上京する女性がお金を持っているでしょうか?アベノミクスで経済が好転しているという話がありますが、それでも昨今の就職状況は依然と厳しい物があります。(職を選ばなければなんとでもなりますが・・。)
スマートデザインは人材派遣会社のアデコと提携をしておりますが、派遣会社の社員をターゲットとしていることが果たして強みと言えるのでしょうか?
給料の金額を考えると正社員>派遣社員という図式は、誰もが分かる構図だと思います。
ここで驚愕の事実「かぼちゃの馬車の賃料は周辺相場よりも2割程度高い!」
給料が少ない人をターゲットにしていながら、賃料は近隣よりも高い?
住む人に一体どういうメリットがあるのでしょうか?
オーナーに利回りを良く見せる為に、料を高くする必要があったので、このように本来の顧客と乖離する賃料設定を行っているビジネスモデル。
貴方は今後も永続すると思いますか?
f:id:tatsug:20180123115607j:plain
※マーケティングの基本ですが、プロダクトアウトとマーケットインという考え方があります。図をご覧頂くとスマートデイズは、マーケットインとは程遠い考え方の商品を扱っております。
「驚異の経常利益0.13% 倒産リスク 〜其の2〜」
スマートライフのHP上に記載されていた過去のデータ。(数字しかメモして無かったので、細かいところまで合っているかは微妙です)
2014年 売上高20億円
営業利益5,000万円
2015年 売上高188億円
営業利益120,000万円
この時点においては、素晴らしい優良企業に見えます。(数字上ですが・・)
確かに不動産業界を知らない投資家さんは、この数字を見てしまうと騙されるかもしれませんね。
そして、直近のデータ・・・。
f:id:tatsug:20180123115703j:plain
引用:http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20180122_01.html
売上高316億9,664万円、経常利益4,097万円。
経常利益率0.13%
経常利益は、営業利」に日常的な財務活動から生じる損益(経常損益)を加減した数値です。経常利益は日常的に発生する営業活動と財務活動から生じる収益を表し、企業の本来の実力を計る目安とされます。まさに、実力0.1%の眠れる獅子!?(ずっと眠ったままだと思います。笑)
製造業のように原材料費が高い企業なら利益が出にくいため、経常利益率0.1%とかでも問題無いのですが、不動産でこれは・・・。
ちなみに、似たようなビジネスモデルである大東建託の2017年経常利益率は8.3%です。数字で見ると危険水域に突入していることは明白ではないでしょうか。
「引き受け会社の未来 倒産リスク 〜其の3〜」
株式会社オーシャナイズの代表が資本提携により、スマートデイズの社長を兼任するということが2018年1月12日に発表されました。大学生向け自社メディア運用、アプリ事業開発を行っている会社で、大学生35万人のデーターベース(大学生人口280万人の市場で8人に1人は会員)というのが強みのようです。
確かに大学生35万人のデータは強力に見えますが、これも紐解いて分解してみます。
下記のデータによると、2017年の大学生の数は東京74万人、神奈川19.4万人、千葉11万人となっております(かぼちゃの馬車の物件に入居検討できるエリア範囲)。
出典:総務省「日本の統計」
http://www.stat.go.jp/naruhodo/c1data/19_01_stt.htm
ざっくりと100万人の内、50万人が一人暮らしをしていると仮定。
100万人÷8(8人に1人が会員)÷2(商圏の一人暮らし数)=62,500人
ターゲット数は62,500人ですが、大学生の一人暮らしでシェアハウスに入居する人は、何割くらいなのでしょうか?自分が親の立場だと、1Rや1Kに住ませたいと思う親の方が圧倒的に多いのが現状ではないかと思います。
また、都内で一人暮らしを始める人の平均家賃は56,758円、平均通学時間は25.2分という数値も出ております。かぼちゃの馬車の家賃と求める家賃相場は離れています。また、通学時間の範疇にある物件は可能性がありますが、全ての物件が大学の近くにある訳ではないかと思います。
引用:学生ウォーカー
https://www.gakusei-walker.jp/yachin/
以上のデータから、学生をターゲットにするという戦略と既存の物件は必ずしもリンクする物ではないので、運営企業が変わったから救われるという可能性は、それほど高くはないと執事は分析します。
「まとめ」
物件オーナー達に支払われているサブリース料金が維持されるのは、難しいというのが執事の見解です。世の中には、シェアハウスの運営で成功している会社も数多くありますので、シェアハウス自体は否定されるべき不動産ではありません。
安易に後継会社に引き継がせるよりも、少しくらい利回りが悪化したとしても運営に成功している会社に委託を行う方が、長い目で見た時に有利になると思います。
もしくは、今の内に損切り覚悟で売却してしまうかですね(^_^;)
http://tatsug.hateblo.jp/entry/2018/01/23/115827
何かと話題のスマートデイズ(かぼちゃの馬車)。前社長大地則幸氏の出身はなんとレオパレスだった。
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/28/171548
WBS(ワールドビジネスサテライト)で放映されるなど、シェアハウスかぼちゃの馬車の運営会社スマートデイズのサブリース賃料未払い問題。
年始に前社長の大地則幸氏が交代し、その後に事業説明会。
完全なトカゲのしっぽ切りにわたくし不動産職人もまあ唖然としたものです。
その前社長の大地則幸氏の出身が実はレオパレスだったというのは著書の発表のページで公表されています。
レオパレスを退社後に移ったMDIもレオパレス21創業者深山祐助とその親族である深山将史が創業した会社で、関東方面からスタートし最近関西方面でも急激に展開してます。
ここも同じスキームでやっていると思いますが...どうしてもハマってしまう人が多いんですよね。
スマートデイズ大地則幸前社長の経歴 実はレオパレス出身
株式会社スマートライフ 代表取締役。
1983(昭和58年)生まれ千葉県出身。
国際理工専門学校建築設計課を卒業後、清水建設株式会社に入社。
株式会社レオパレス21入社
株式会社MDI入社
2015年4月株式会社スマートライフ代表取締役就任。
著書はこちらですが、1500円(税別)の価格だったのが実際に売れているかは別としてすでに結構な額で売られています。
「家賃0円・空室有」でも儲かる不動産投資―――脱・不動産事業の発想から生まれた新ビジネスモデル
¥4,470
https://www.amazon.co.jp/dp/4478069808/?tag=a8-affi-242763-22
レオパレスと基本的には同じスキームで
レオパレスも昨年の2月にサブリースの家賃減額問題で訴えられていますが、サブリースについては現在の判例では借地借家法の適用を受けるので30年家賃を保証していようが経済的な理由などで減額することができます。
レオパレスでも10年保証、その後2年毎に見直しなど見えないような時でこっそり契約書に仕込んでます。
無くても減額が出来るのですが、これがあればまず裁判では負けないというところでしょうか。
レオパレスではもう少し良い条件で銀行融資が組めたかと思いますが、基本的は安っぽい建物で壁が薄いとお馴染みのレオパレス物件なので、建物を建てる時にがっぽり利益を取っていると思われます。
普通に運営しても怪しそうな物件ですが、レオパレスがサブリースで家賃を保証するということで収入が計算できるということで融資が組めていたりします。
しかし、そんな物件なので新築から数年も経つと空室が目立つようになり、レオパレスも埋めることができないので賃料の減額、サブリースの解除を言ってきます。
まあ、これが問題となっている訳なんですが、今回のシェアハウス投資もほとんど同じスキーム。
そりゃ、スマートデイズもレオパレス出身者が作った会社なわけですから、同じスキームじゃないかと疑うべきだったのですが、レオパレス問題もまだ勃発していない時期で大手出身ということで逆に信用を得ていたのかなと思います。
黒幕はビデオ安売り王の佐藤太治氏
とは言え、この大地氏も操り人形だった可能性が高く、本当の黒幕はビデオ安売り王で名を馳せた人物。
他にも住専から16億搾取した容疑で逮捕されるなど色々と裏業界では有名な存在。
この人が絡んでいたとなるとまあこうなっちゃいますよね。
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/28/171548
サブリースは本当に安心?
サブリース業者の資産背景や業歴、実績の調査が必要です
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/26/154827
サブリース問題は、大きなところでは「レオパレス」、最近ではスマートデイズの破たんで話題の「かぼちゃの馬車などのシェアハウス」といったところが有名。
サブリースなら家賃を保証してくれるので安心だと思っていたら、「2年毎の賃料の減額」「突然の契約解除」「保証家賃の未払い」など、サブリース会社から突如経営を圧迫するような要求をされてしまう。
そうなると保証家賃を宛に返済をしていたオーナーたちはたちまち返済に困ることに。
レオパレスなどは地主と取引をしていることが多いので、土地は元々オーナーが持っており、建物の返済だけで済むからたちまち返済に困ることはないかもしれません。
しかし、今回のシェアハウス投資の場合は、土地建物の代金が含まれ、数億円の物件を購入しているケースが多く、返済すると手取りは10万程度。
返済は100万ほどになるので、保証家賃を切られると当然その分を補てんしないといけないので今回は自己破産する人も多いでしょう。
では、こういったサブリースの問題を未然に防ぐにはどうすればよいのか。
サブリースは家賃保証してくれるので安心は本当か?
早い話がサブリース=安心ではないということです。
単純にサブリースしてくれる会社がつぶれてしまうと家賃保証もクソもないことになります。
そのため、我々不動産業者は、お客様にサブリースを進める場合はサブリースしてもらう会社を当然調べるわけです。
出来る範囲で資産背景や業歴、実績の調査をします。場合によっては帝国データバンクに問合せなどします。
特に新しいサブリース会社は要注意。
通常想定賃料の20%~15%程度を手数料として取りますが、新しい会社だと契約を取りたいがために8%でやりますという業者もあります。
サブリースの仕組みは、簡単に言うとオーナーからサブリース会社が部屋を借りて転貸(又貸し)して、家賃収入−保証家賃=儲け(実際には諸経費がかかる)となります。
ということは、8%でやる業者というのは入居者に高く貸さないと儲からないという訳です。
想定家賃の見積もりを出す力や入居者に高く貸す力がないと業者は当然さよなら(@^^)/~~~
サブリース業者選びは慎重に
とは言え、大手ハウスメーカー(Sハウス、D建託、Dハウスなどなど)や広告をバンバン売っている(今回のかぼちゃのような)業者だと信用できる会社なんやろうなと思ってしまいます。
大手の場合は、建築で儲けてサブリースはおまけみたいなところもあり、D建託なども結構ギリギリのラインで営業かけてます。
我々不動産コンサルならこの場所ならサブリースでも建てないというような場所でも、取りあえず建ててしまえばハウスメーカーは儲かり、後は取りあえずサブリースしてみて儲からなかったら契約解除〜的な考えでやっているわけで、損をするのはオーナーのみという恐ろしい構図。
そこで、新築アパートなど建てる場合は、やはり信用のおける不動産業者にきちんと検証してもらう必要がある訳です。
不動産投資はなんだかんだと言っても出口が重要
木造のアパートであれば、30年かけて返済してそこから儲けようと思っても難しく、どこかで売却=出口を取ることになります。
相続対策やなんだと言われても結局収益力があるか、売却が出来る物件かが重要になってくるわけです。
サブリースだから安心だではなく、実際に自分で運営する場合ならどれくらい収益を上げることができるかをシミュレーションしておかないといけません。
サブリース業者選びで失敗している人が多いので注意喚起も込めてこの記事を作成いたしました。
サブリース問題の細かい点についてはまた別の機会にお話ししたいと思います。
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/26/154827
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マンションやアパート投資 節税に失敗した人達
魅力的だが家賃は2年ごとに更新し、手数料を差し引く
手数料として払った分を「家賃保証」として戻されるだけ
引用:中国研究 サブリース契約の研究http://www.jibundetouki.com/img/IMG_8165hebel.jpg
不動産投資バブルで失敗した人達
2000年代から最近まで「不動産投資」や不動産節税がかなりのブームになり、誰でも儲かるように言われていました。
サラリーマンが頭金ゼロで銀行から数千万円を借り、アパート一棟を購入して大家になるような成功談がネットに溢れました。
そうした成功者も存在したが、やはり全員が上手くいくようなことはなく、失敗した人も多かった。
アパート経営を丸ごと請け負う会社が乱立し、家賃保証があるから絶対儲かるなどと勧誘した。
ところがこの家賃保証が曲者で、数年ごとに見直され家賃を下げる事が出来るようになっている。
またエアコンや水周りなど修理費はオーナー負担であり、予想外の出費で結局赤字になった人も多い。
借地借家法は入居する人を保護する法律で、経営者=オーナーはプロと見做されて保護してくれない。
法律は「プロなんだから騙すのも駆け引きのうち」と冷たく、赤字のアパートを抱えて途方にくれる人も居ます。
アパートは供給過剰になり、入居率が下がった上に賃貸価格も下がってしまい、不労所得で甘い夢を見ていた人達を突き落とした。
マンション投資も同様で、銀行から不動産融資を受けてマンションを購入し、賃貸で利益を挙げるマンション投資が流行った。
ここでも賃貸経営を丸ごと請け負う会社が活躍し、『オーナー様は毎月家賃を受け取るだけ』で確実に儲かると吹き込まれる。
だが利益が出るなら不動産会社や賃貸請負会社が自分で購入するはずで、損をすると見ているから自分では購入しないのです。
アパマン節税は業者だけが絶対に儲かる
同じ頃にタワマン節税、アパート節税もブームになったが、やはり失敗した人がかなり居ました。
親から資産を相続するときに、現金で受け取ると金額に丸ごと課税されるが、不動産を相続すると「評価額」が市場価値より低く計算されます。
土地で相続すると現金の3分の2程度の評価額になり、さらに物件を賃貸すると2割程度下がるので、課税額が半額以下になります。
その上さらにアパートやマンション経営で利益もだして、実質的に相続税を支払わずにすむというのが、アパマン節税でした。
委託業者は家賃保証に加えて買い取り保証もつけてくれて、「絶対安心、100%儲かる」と言いますが、本当に儲かるなら彼らは自分でやります。
家賃保証のカラクリは業者が手数料として家賃から10%以上天引きし、礼金も業者のものになり、数年に一度家賃の引き下げも行われる。
さらに家賃保証には数年間の免責期間があり、赤字になったら契約を打ち切れるよう、小さい文字で契約書に書いてある。
口頭で危険性を一切説明しなくとも、「不動産のプロ同士」の取引なので警察や裁判所は面倒を見てくれない。
業者が説明する予想利回りは「そうなったら良いな」という希望で、業者だけは何があっても利益が出る契約になっています。
http://www.thutmosev.com/archives/75018750.html
不動産投資の失敗例A地方の高利回り一棟RCマンション投資
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/08/224033
昨年2017年は金融機関の不動産投資への貸付がバブル期を越え、一部の金融機関では融資を控える動きも出てきています。
ここ数年はアベノミクスや東京オリンピック特需などの影響もあり、副業や投資先として不動産が注目され空前の不動産ブームと言えるでしょう。
不動産投資は、株やFXに比べて比較的安全、ミドルリスクミドルリターンの投資と言われていますが、投資である限りリスクもあり、失敗する方もいます。
日経新聞などでは、不動産投資で失敗者が多く出ているといった記事が掲載されておりましたが、そのほとんどが地方の高利回り中古RCマンションへの投資です。
今回は、地方の高利回り一棟RCマンションへの投資が何故失敗してしまうのかについてお話したいと思います。
地方の高利回り一棟中古RCマンション投資とは
数ある不動産投資の中でも、地方の高利回り一棟中古RCマンション投資で成功することは難しく、失敗した人の多くは不動産会社と某銀行が作ったこの地方の高利回り一棟中古RCマンション投資スキームにはめられた人たちです。
はめられた人は多くは、医者や弁護士などの高属性の人々。
地方の高利回り一棟中古RCマンション投資スキームにはどういったカラクリがあるのでしょうか。
地方の高利回り一棟中古RCマンション投資
同じ不動産投資をするなら出来るだけ規模が大きい方が収益も上がってかせぐことができそうですが、不動産投資では、入っている家賃収入がすべて収入となるわけではなく、運営費、メンテナンス費用などいろいろな経費がかかります。
また、物件によっては空室期間が長くなったり、入れ替わりが激しいとリフォーム費用がかかるなど実際の収益性を測るには色々な要素があります。
では、地方の高利回り一棟中古RCマンションの場合は、どういった投資になるのでしょうか。
収益性が高い=利回りが高いと考えられる方も多いですが、利回りが高いということはその利回りでないと売れない=リスクが高い物件と考えることが出来ます。
そう考えると地方の高利回り一棟中古RCマンションはやはりリスクが高い投資とご理解いただけると思います。
しかし、地方の高利回り一棟中古RCマンションの場合は、不動産会社と某金融機関が連携して売却するスキームが確立されており、高金利のフルローンで物件を購入させられるのです。
この不動産業者というのが、三為業者と言われている業者。
物件を仕入れて、自社で買った形にして買主に購入させます。
これを第三者の為の為の契約と言い、一旦買ったことにするときに利益を上乗せして買主に売ります。
売主から買うので仲介手数料はない場合が多いですが、利益はそこでかなり乗っかてます。
これは物件が高ければ高いほど効果的で、抜ける金額も増えるというわけです。
そのため、三為業者は、銀行にどれだけその物件を高く見せられるかが腕の見せ所。
サブリースをしたり、フリーレント6か月などを使って高い家賃で入ってもらう、最悪は自社の社員を一時的に入居させるなんて強者も。
更に中古RCマンションは某金融機関の融資基準である積算評価が出やすく、RCなので耐用年数も長い為、長期で融資を組むことが出来ます。
利回りが良いので収入も多く、金利は高くても融資期間を長く組むことでも購入当初はキャッシュフローも出るので、自己資金を使わなくてキャッシュが入ってくるならまあ良いかということで買わされます。
しかし、運営していくと空室が増え、空室が埋まらないので収入が減る、そうなると早く埋めたいので賃料を下げる。下げて入ればまだ良いほうで物件によっては長期間空室が続く。(そりゃ無理やり入れてるわけですから、フリーレント期間が終わったら出ていってしまうという入居者も多いわけで、社員は当然2~3か月で出ていきます)
そうこうしていると外壁や防水が切れて大規模修繕が必要だ、設備の故障が相次ぎ交換が必要になるなど更に負担は増えます。
こうなってくると銀行への支払いが出来なくなり、売却せざるを得ないことになりますが、この投資の怖いのはここからです。
購入時よりも空室が増えたり、老朽化が進み物件の内容は悪くなっています。
そうなると売却価格は当然下がることになります。
フルローンで物件を購入しているので残債はほとんど減っておらず、売却するのに追い金が必要になるのです。
運営でマイナス、売却でマイナス、そうなると最後は自己破産しかないということになってしまいます。
まあ、これにて一丁上がりとなってしまうわけです。
地方の高利回り一棟中古RCマンションを購入する場合は、きちんと市場調査をした上で、こういったリスクを想定した上で購入しないとまず成功しません。
医者や弁護士、上場企業の役員など高属性の人ほど騙される
地方の高利回り一棟RCマンションは金額も数億円するものも多く、不動産業者の営業マンも仲介手数料を多く稼ぐことが出来ますので、営業トークも巧み。
物件が高額なので購入できるのも医者や弁護士、上場企業の役員といった世間からはすごいと思われている人達が、資金をかけずに年間数百万円の収入があると言われると思わず乗ってしまうのです。
そんな世間からはすごいと思われている人達が何故騙されてしまうのか。
家電など小さい買い物だと自分で色々と調べたり、家電量販店を回ったりして熟慮して購入するのですが、金額があまりに高額になると思考が停止してしまうんですね。
高額になると自分で判断するよりもやはりプロである不動産会社に任せた方が良いという心理が働き、「この物件も良い」と言われるとあまり検討せずに購入してしまうのです。
最初に良い物件を紹介してくれる不動産会社に当たればいいですが、悪い不動産会社に当たってしまうと一棟、二棟と買わされ、最後はドボンしてしまうことになります。
不動産投資ではパートナー選びが重要
不動産投資は最初が肝心。
最初にミスをすると挽回するのに、倍以上の時間が掛かり、不動産投資をしなければよかったというケースも数多くあります。
そうならない為にはやはりパートナーである不動産会社選びが重要になります。
不動産会社はどうやって利益を得ているのか
収益物件を取扱う不動産会社は、自社で建てて物件を売る建売業者、売買の仲介をする仲介業者や転売して利益を得る転売業者(三為業者)があります。
建売業者は、建築費用に利益をのせて売却して利益を得ます。
建売業者から直接購入する場合は、仲介手数料はいりません。
仲介業者は、金額にもよりますが、400万円超の物件を仲介すると3%+6万円(税別)の収入を得ることが出来ます。
多くの不動産会社はこの仲介手数料が収入のメインです。
転売業者は最近増えていますが、三為取引といって売主→転売業者→買主の流れで取引は行われ、売主から購入した金額にいくらか上乗せした額で買主に売却しその差額が利益になります。
物件売りませんかというような不動産会社は転売業者がほとんどです。
この場合、売主から仲介業者を介して購入するよりも高い金額で買わされることが多くなります。
自社ではなく、お客様の利益を考えてくれる不動産会社を選ぶ
前述の通り、不動産会社も様々なので、購入の際はその会社がどういったタイプの会社か確認しておく必要があります。
建売業者や転売業者の場合は、高く売れば売るほど自社の利益になりますので、やはり直接売主から購入する場合は相場と比べて高いか安いかを調べる必要があります。
仲介をメインにしている不動産会社でも色々あり、最近では悪徳不動産会社というのは減りましたが、お客様が損をすると分かっていても、仲介手数料を得ることを優先して地方の高利回り一棟中古RCマンションを仲介する不動産会社はまだまだあります。
すべての地方への投資が悪いということではなく、やはり収益を上げることが出来るかどうかが重要なわけです。
そのためには、自社ではなく、お客様の利益を考えて物件を紹介してくれる不動産会社を選ばないといけません。
地方の高利回り一棟RCマンション投資をやるなら慎重に
私の場合は、首都圏を中心に短期間で大きな利益を出す投資ではなく、着実に資産形成が出来、収益を確保できる物件を紹介しています。
地方の高利回り一棟RCマンション投資については、もし投資するということであれば、きちんと市場調査を行うなど慎重にやっていただきたいと思います。
http://fudousancom.hatenablog.com/entry/2018/01/08/224033
2017年12月31日
なんで「アパート経営ビジネス」みたいなのが成立したのか、誰が悪いのかを考えるとあまりに日本的だった
http://blogos.com/article/268636/
今年も今日一日ですが・・・・最近までテレビでよく見かけたコマーシャル
「アパート経営なら××へ」もみたいなの、最近はすっかり見なくなりましたよね。要するに一括でアパート借り上げるから家賃は未来永劫安心。相続税に苦労するならアパート建てなさい商法です。
「テレ東がまた攻めてる」と話題に 「ガイアの夜明け」集団訴訟が相次ぐレオパレス21の社長に直撃取材
http://blogos.com/article/268230/
気付けば周囲はレオパレスだらけになっていた。2016年、レオパレスは入居率が下がったことを理由に、いきなり家賃収入の30%減額を提案してきた。「アパートを乱立させて入居率のことを言うのはお門違い」とSさんは憤る。14年で契約を打ち切られた岐阜県のKさんは、解約当時の入居は1部屋だけで、家賃収入はたった2万円に。今も赤字経営に苦しんでいる。減額や解約に応じなければ営業マンに4〜5時間粘られ、「今日契約しないと倍くらいの減額になる」などと脅された人も。これを「一方的な交渉だった」として、9月には277人のオーナーが減額の取り消しを求める集団訴訟を起こしている。
いや、これ契約を一方的に破棄するわけだからマズイでしょうと誰もが思いますが、
テレビ東京が独自入手した2011年8月10日付けの社内メールには、【終了プロジェクト】と題されたレオパレスの戦略が示されていた。「契約から10年を超えたアパートは、基本的に解約を前提とした交渉を行う」「10年未満は、家賃を大幅に減額」とあり、「解約を辞さない強気の交渉」をするよう、全国の社員に一斉送信で指示していたのだ。
普通に考えると詐欺じゃないの?
と思うが、騙すつもりがなかったら詐欺にならない。実際に家賃払ったら会社が潰れてしまう。だから減額するということなんだと思うが、いまもまだ
レオパレスのアパート経営のサイト
http://www.leopalace21.jp/
は存在していて
1.一括借上げシステムの適用につきましては一定の基準があります。地域によってはご利用いただけない場合がありますのでご了承ください。
2.建物完成後に、契約期間30年の建物賃貸借契約を締結させていただきます。
3.一括借上げ賃料の固定期間は、契約期間開始日より2年間となります。
4.固定期間経過後の一括借上げ賃料につきましては、経済事情の変動、近隣相場家賃、賃借需要の変動等を勘案したうえで、原則として2年毎に見直しの協議をさせていただきます。
5.契約期間開始日より3ヶ月間を入居者募集期間とし、募集期間内の入居の有無に関わらず、一括借上げ賃料のお支払いは募集期間経過後に開始させていただきます。
6.別途、建物メンテナンス制度及び、家具・家電総合メンテナンスサービス(家具・家電を設置した場合のみ)のご利用が条件となります。
7.その他、詳細につきましては建物賃貸借契約書をご参照ください。
30年の契約を結ぶ前提で請け負うのに、10年経過したものは解約をさせるとかやはりこれって違法性あるんじゃないかな。
ちゃっかり2年間ごとの見直しが注意書きに入っているものの上には
という記載は「安定した収入が得られる」と謳っていて、これはいかがなものか。
レオパレス以外にも投資用アパートを売り物にしている業者はたくさんある。政府も警告出しているくらい。
なんでこんな契約しちゃうんだろう
ずいぶん前から危険視されていて
金融庁・日銀、アパートローンの監視強化 過剰供給リスクで
https://jp.reuters.com/article/fsa-loan-idJPKBN14016D
報道もたくさんされています。そもそもマクロで考えて日本の人口は内閣府はこのように推測しています。
45年後に日本の人口は2/3になる
わけで、30年ローンでアパート建てるなら完済は2045年くらいのはずだが、このときは1億人切ってる。いまより3000万人弱減るわけです。で、人口減少は日本中、均一に起きるかというとそうではない。東京と地方ははこんな感じで推移します。
東京は2040年くらいまでは微減、2055年になってもいまより100万人減るだけです。全国のようにいまから一気に減らない。で、東京や都市圏が減らないのに全国で2/3になるわけですから・・・・・
地方の人口減少はとんでもないことになる
ということです。秋田県の例を挙げると
いまの23年後の平成52年。つまり2040年にはいまの3割減です。明らかに日本全体より減少のペースが速い。東京は就職に出てきた団塊の世代や団塊のジュニア世代が多いためです。
恐ろしいことに秋田県の未来は・・・
いまと65歳以上の絶対数は変わらないのに労働人口が激減しているのが分かりますよね。働く世代は人口減で地方では仕事がなくなり、高齢者を残して首都圏にいくため、ますます人口が減るわけです。地方に残されるのは老人ばかりとなって加速度的に人口減が進んでいく。すでに秋田県では平成5年から物凄い速度で人口が減っているわけです。
秋田県は人口減が最悪の県だが、田舎は多かれ少なかれこういう感じです。出生率の一番高い沖縄県も一般財団法人 南西地域産業活性化センターの推測で
2025年をピークに人口減のサイクルにはいると推測されています。もちろん減少速度は秋田よりはずっと遅い。でも沖縄の経済は国からの援助に大きく支えられているので、日本全体の人口が減れば観光収入も激減して、国からの支援もなくなって一気にスラム化する可能性もあるんです。
で、話は
そもそも人口が激減するのにアパート建てまくってどうすんの
ということに戻ります。
企業経営者
人口は減るかもしれないけどそんな先のことまで考えていたら会社が潰れる。政府も少子化対策すると言ってるし、先のことは後で考えよう(それを自転車操業と言うはずですが・・・・)
※日本の人口が減ることは知ってるが詳しく調べる興味を除外している
営業マン
会社の上の方はいいと言ってるから、たぶんなんとかするつもりだろう
※そもそも日本の人口がこれほど減るとかしらない
地主の高齢者
大きな会社だし、銀行もローンを組むといってるんだから平気だろう。なんとかなる
※そもそも日本の人口がこれほど減るとかしらない
要するに全員他人事!!!
なんですよねぇ・・・自転車操業ビジネスモデルそのものなのに、誰も認識していない。これって誰が悪いのかというと、やはり政治ですよ。どの政党も選挙の時に
あと45年で日本の人口は2/3になります
と、言わない。言わないで「我が党なら少子化食い止められます」とか夢みたいな実現不可能なことをいうから、国民全員が「なんだか少子高齢化になるらしいけど自分は平気」とか勝手に思っている。人口が減れば消費は減るから小売りもサービス業も立ちゆかなくなるし、そもそも老人ばかりの国に観光客も来なければすでに経済が滅びつつある国に働きに来る外国人もいなくなる。こうした現実を直視しないで「誰かがなんとかしてくれる」と思ってるからふらふらしてるんですよ。
労働人口が激減して高齢者が激増していくわけだが、現在の日本の社会保障制度は崩壊します。誰がなんといっても崩壊するんです。そのためには必死に頭を使って頑張って働いて、税金を払って、貯蓄や投資をしておかないといけない。ニートだとか、働くのは最低限であとは楽しく暢気にとか言っていたら、冬が来たときに真っ先に死ぬキリギリスと同じです。
2018年は「金を貰う」から「稼ぐ」へ意識変換しないと未来はもうないということで熱弁を終えたいと思います。もう、アリンコしか生き残れないんだよ。
今年もご精読ありがとうございました。w
今朝方、コレを見ましたが私的にはイマイチでした・・・
航続距離が長い零戦があったらもっと制空権とれたのにな。とか、三機編隊で攻撃に行くか、マジで?とか思って見てしまいました・・・・。
http://blogos.com/article/268636/
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