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優良株の長期投資以外はすべてギャンブル
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/907.html
投稿者 中川隆 日時 2018 年 9 月 30 日 09:23:51: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 日本の投資家はネットパチンコやギャンブルが大好き 投稿者 中川隆 日時 2018 年 3 月 06 日 12:22:31)


優良株の長期投資以外はすべてギャンブル


【ケフィア破産】高齢者たちから老後資金をむしり取った超高利回り「投資詐欺」の実態
https://biz-journal.jp/2018/09/post_24934.html
2018.09.30 文=編集部 Business Journal


 浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ――。

 今回、“投資詐欺”の種になったのはオーナー制度だった。干し柿やメープルシロップなどの加工食品のオーナーになれば、半年後に支払額の10%程度を加算し払い戻すとの触れ込みで出資を募り、その挙げ句、多額の支払いがストップしていたケフィア事業振興会と関連会社3社は9月3日、東京地裁から破産開始決定を受けた。4社の負債総額は1053億円で、債権者数は3万3747人。

 関連会社3社は、かぶちゃん九州、かぶちゃんメガソーラー、飯田水晶山温泉ランド。

 ケフィアの代理人弁護士は9月14日、東京地裁が同日付で同社の関連会社など12法人の破産手続きの開始を決定したと発表した。12社の負債総額は約191億円。

 ケフィア事業振興会は鏑木秀彌社長が1992年にケフィアヨーグルトの種菌販売を目的に創業。柿やヨーグルト、ジュースなどの食品を中心とした通信販売「ケフィアカルチャー」を運営し、会員数は220万人に上るとされていた。

 息子の鏑木武弥氏が経営している市田柿の生産会社、かぶちゃん農園が2011年、100人規模の人員整理に追い込まれるなど経営が悪化。これを挽回するために取り組んだのがオーナー制度だった。

 オーナー制度は12年頃から展開。通販サイトの商品購入者らに勧誘のダイレクトメールを送付していた。契約者の出資金をもとにケフィア事業振興会がかぶちゃん農園など関連会社を通じて加工食品を製造して、通販サイトなどで販売。契約者には出資金に利子をつけて支払うというものだ。

 出資対象はリンゴジュース、干し柿、ヨーグルトなど、少なくとも30品目に上る。リンゴジュースの場合、1口5万円の出資に対して5万4000円、干し柿だと1口5万円の出資で5万5250万円を支払う。半年で10%程度の高利回りとなる。

 サポーター制度もある。同制度では太陽光やバイオマスなどの発電、電気自動車事業への投資で7〜8%の金利の支払いを約束して資金を集めていた。

 大口出資者をつなぎとめるために、歌舞伎公演への招待、世界的に有名なサーカス「シルク・ドゥ・ソレイユ」の貸切公演、チャーター機による海外旅行など、サービスに努めていた。

 しかし、「半年で10%の利回りを保証する」事業など、そう簡単にできるわけはない。結局、新規に集めた資金を満期がきた元利の支払いに充てる自転車操業に陥った。17年11月頃から支払い遅延が発生し、消費生活センターに相談が寄せられていた。被害者は老後資金を投資した高齢者が多かった。

 ケフィアの破産申立書によると、現預金はわずか5477万円しか残っていなかった。

■円天、エビ養殖、和牛オーナー制度

 高利回りを謳う“投資詐欺”は、これまで何度も繰り返されてきた。

 たとえば、健康食品販売会社、エル・アンド・ジー(L&G)は、「円天」と呼ばれる疑似電子マネーを使って詐欺を行っていた。100万円投資すると3カ月ごとに9万円の配当がつくという「年利36%」の高利回りが謳い文句だった。全国の主婦約5万人から1000億円を超す資金を集めていた。07年11月、破産手続きに入った。

「円天市場」と称して、全国の高級ホテルを会場に食料品から宝石類までが出品され、円天で取引された。会場には、主婦に人気がある演歌歌手を招き広告塔として使った。破格のギャラを得ていた細川たかしは損害賠償訴訟を起こされ、07年の「NHK紅白歌合戦」の出場辞退に追い込まれた。

 また、投資会社ワールドオーシャンファームは、フィリピンでのブラックタイガー養殖事業への投資で金を集めた。出資単位は1口10万円以上。「1年3カ月の契約期間で出資金を倍にする」という触れ込みで、3万5000人から850億円をかき集めた。08年5月に破産した。

 同社も都内の高級ホテルでパーティーを開催。世間の耳目を引いたのは、元首相・細川護煕氏の夫人の細川佳代子氏を広告塔に担ぎ出したこと。ワールド社の信用にお墨付きを与えた格好となった。

 安愚楽牧場は、黒毛和牛への投資で金を集めた。「繁殖母牛に出資すれば、毎年生まれる子牛の売却代金で多額のリターンが望める」とした和牛オーナー制度である。

 繁殖母牛は契約終了後に買い戻すという事実上の元本保証で、個人投資家から多額の出資金を集めていた。ところが、宮崎県で10年に発生した口蹄疫や、11年の東京電力福島原子力発電所事故に伴う牛肉の放射性セシウム汚染などで経営が悪化。11年12月、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は4330億円、被害者数は7万3356人に上った。

 経営が行き詰まっていたにもかかわらず新たに出資者を募ったとして、詐欺の疑いが浮上、告訴が相次いだ。

 民主党代表(当時)の海江田万里氏は、彼が経済評論家時代に書いた安愚楽牧場に関する雑誌記事をきっかけに出資したという出資者30人から、約6億円の損害賠償を求める訴訟を起こされた。東京地裁は16年9月、請求を棄却し、海江田氏が勝訴した。

 こうした投資詐欺は、間欠泉さながら、一定のサイクルで事件になる。「半年で10%の利回り」「1年間で投資額が倍になって戻ってくる」といった“ウマい”投資話には裏があるのは当たり前ともいえるが、人を欺く連中は、手を替え品を替えて、巧みに人の心に入り込む。

 

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コメント
1. 中川隆[-13536] koaQ7Jey 2018年9月30日 09:27:02 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-18919] 報告

Nevada で売ってる金貨とか美術品なんか絶対に買っちゃダメだよ:


オオカミ少年 Nevadaを斬る
http://www.asyura2.com/13/ban6/msg/326.html

2. 中川隆[-13418] koaQ7Jey 2018年10月06日 16:08:40 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19045] 報告

夜のひとびと 2013年 05月 12日
https://sniperfon.exblog.jp/m2013-05-01/

知合いが大塚に店を開いた。
居酒屋にフイリピンのママをおいて、自分はカウンターで飲んで
いるんだから、まあ、いい加減というか、たまらないというか。

じつは、先週、「みっちゃん様、またまた、いい出物があります
よ^^^^」
なんて言葉に騙されて、、、都内で、夜の帝王物件を買って
しまったのだ@@

https://sniperfon.exblog.jp/iv/detail/?s=18742730&i=201305%2F12%2F05%2Fd0150305_1431991.jpg

これが1階2階全部、スナックパブ仕様、狭い部屋にカウンター
だけ付いている、4部屋全部空きという、ああああ、たまらない
ほど悶えさせてくれる、イケイケ物件・

こんなの買ってどうするの?と、俺も思ったのだが、駅から20秒、
アパートに改造しても一部屋4万はとれるだろうとすぐ買った^^

で、考えてみたら、かわいい女の子を置いて、立ち飲み専門、
ツマミ280円なら、朝からプータローで満員じゃないかと、
発狂的アイデア。

客単価1500円、1日たった3回転で毎日売上4万円、月間120万円。
女の子に30万上げて、2階の一部屋をタダで貸してあげる。
俺の利益は30万円。

2階のもう一部屋は、終電切れの酔っぱらいや、フリーター、
家出青少年に1泊1000円、シャワー、テレビ、ビデオ、
ベッド付き.
がははは、ベッド8ケで稼働率60%でも毎晩5000円、ハイ
月30日で15万!!

おー、月間収入45万円、税引き後手取り年間500万円

利回り10%なら、即日売れるから、5000万で来年売却
ハフハフハフ。
買値は(2000万ちょっと、内緒)だから、笑いが止まらない、
がははははおー

こんな具合なので、一度、夜の街を視察しようと思って、
大塚の友達の店に乗り込んだ。。

10時過ぎに店に入っていったら、変なオヤジが、どっかのママ
みたい女と飲んでいる。
平気でオシリを触っているから、あなた、これからホテルへ
旅立つのかと思っていたら、オトコだけ上機嫌で帰っていった??
オンナは単なる客なんだから驚く@@

この店のママはフイリピン女で、日本料理が下手なんだな。
仕方ないから、俺が、モロキューは3本出せば充分だ、冷奴は
器に対して斜めに入れたほうがいいと、いろいろ、御託を
並べていたら、さっきの尻さわられ女が、「そんなこと
ガタガタ言わなくてもいいんだ、それはアンタの法律だろ!」
っと怒鳴る。
ぶほほほ、店内は一瞬、シラーっとしたが、俺はそーゆうの、
妙に平気なほうだから、あらソーって感じで知合いのマスターと
継続飲酒。

あとで聞いたら、その女は在日でどっかの元社長夫人だそうだ。
場末の飲み屋のなかでは、いい洋服をきた洒落た女だった@@
で、午前様になってきたところで、「どっか、ほかの店を
探索してみる?」
なんて言われて、ウンウン、マスターと二人で、出発。

最初に、売れない漫才師がやってる店があるからっていったら、
そこは満杯@@

そのビルのオーナーが浪曲師で、1階に自分の店を出している
っていうので、そちらを訪問。

けっこう売れてるらしい浪曲師先生、今日はお店の中に座って
いまして、中国人のママもいる。

ママは琵琶が上手だっていうから、あなた、聴いてみたいって
言ったら、なんと、浪曲師と演奏会が始まった^^
ううう、俺はこーゆうの好きだから、いいいいと上機嫌でお酒を
ガブガブ。

冗談しかいわない浪曲師マスターが勘三郎のように見えて、
そ〜言ったら、彼もどんどん上機嫌になって、がははは、
おもしろい。

と、そこへ、ガビ〜ン@@ @@
あなた、ソフト帽をかぶってメガネ、黒いスーツを着た、
漫画みたいなオトコが登場・
まるで、

https://sniperfon.exblog.jp/iv/detail/?s=18742730&i=201305%2F12%2F05%2Fd0150305_17241340.jpg


おい、なんなんだよ、このオトコは・・

そーしたら、あなた、入り口で、3000円出して、「この店は
前から気になっていたんだけど、今日、はじめて来ました。
3000円あれば飲めると書いてあったので、最初に3000円
お支払いします^^」

オモシロイ男、何を言ってもハハハと笑っている。。
いや、ここから店内は一層盛り上がって、最後は浪曲師マスターが
割り箸を配りだした。

割り箸に客が全員1000円挟むと、競馬の実況中継が始まる。

1枠アベノミクスゴー、2枠アントニオイノチ、3枠ミッチャン
イクイク、4枠がなくて5枠イナガワダイマオウ(どーも客のなかに
稲川系の組長か、土建の社長でもいるらしい)

がははは、浪曲師の解説は、もー、、プロ並だから、あなた、
涙を流しながら聞いているまに、賭け金は、彼の懐の中に・・・・

ううう、ふと時計をみると、3時・

じゃあ、また、店に戻るかってもんで、お友達の飲み屋へ、
眠い~お店に戻ると客は誰もいない、店は開けてある。
おい、こんな夜中に、カモがくるの?って聞いたら、いや、
これから来るんだ。

へーと思って飲んでたら、フイリピンママの娘が登場18歳。

夜間高校に行きながら夜はここでアルバイト、日本語ペラペラ。
300万が出してくれたら、ぼろ儲け出来るってママがいうから、
日本語ペラペラの娘にいろいろ聞いたら、ハフハフ、
地下銀行の話。

俺がフイリピンにいって、現地のママの娘(これが写真でみると、
すごい美人@@)に300万渡す。
日本からフイリピンに仕送りしたいフィリピン人から注文を
取って、一回の送金毎に5%ピンハネだそうだ。

送金といったところで、メールするだけ。
現地の娘が、客の家族に現金を渡す(よーするに俺のカネ)
ママは日本で手数料をピンハネして、俺と折半。
日本で回収した現金を、飛行機に乗って、またフイリピンへ
持っていく。

1000万も向こうに置いておけば楽勝。
送金額は一回平均20万円くらい(ピンハネ1万円)、月に
客が50人くらいなので、300万を元手に毎月50万。
気が狂うくらいの暴利^^

そんなに儲かるなら、1億出すといったら(ウソぴょーん)、
卒倒しそうになっていた。

こちらのリスクは、現地に置いてきたカネが消えてしまうこと、
トンズラが多いのはミエミエ。

あんた、担保はその体?って、腕を揉んであげたら、
ウンウンだと。

アホか、俺クラスの男が、そんなチンケな仕事をするわけが
ないだろ。
日本語ペラペラの娘を呼んで、もっとまともな仕事を探して
こいと言っておいた。

貿易がらみか、あっちで賃貸業、まあ、こんな連中に深入りすると
殺される可能性もあるからほどほどね。

そんなことをしてるまに、あなた、客がポツポツ入りだして、
いつのまにか満席。

おい、夜中の4時過ぎに、なんなんだ、このキチガイ連中は??
眠い・・
驚いたのは、どっかのオヤジが小学生を連れて入ってきたこと、
ぎゃーマスター曰く「父子家庭なんですよ、このへんは多いんです」 
世の中、狂っている、眠い。。

もー眠くてうとうとしかけていたら「みっちゃん!元気あるかー」
は、あ、あなた方はーー

なんと浪曲師マスターと中国ママ、それに最初に行った店の
漫才マスターが登場。

オミズの世界では、互いの店を訪問しあうのが礼儀らしい。
夜明けの4時30分・・・・・
浪曲師先生は元気で冗談ベラベラ、中国ママは「みっちゃん、
これから麻雀しようよー」

こいつら、本当に人間か?
 
あ、アタシ、明日もというか、今日も仕事があるのでソロソロ

5時過ぎに家に着いたときには、俺みたいに真面目な人間は、
決してあーゆう世界に入っちゃいかん、
あれは異次元の世界だ、オヤスミ

で、アタマがクラクラして、喉がカラカラ、起きたら、
まだ8時。
一回目が覚めたら、もう眠れやしない。

あの狂った連中は、いまごろ雀卓でギャーギャー言いながら、
昼ごろから寝るのだろうか。

そーして、また、ゴキブリのように暗くなったら起きて。
俺は、なんだか、とんでもなく素晴らしい体験をしたようで、
妙に嬉しかったのだが、
もう2度と、大塚の夜を見ようとは思わなかった。

夜の帝王物件も20万で一棟まるごと借りたいという人間が
いるので、しばらく丸投げしてみよう。

ダメならダメで、学生向けのアパートにしてもいい。
がははは、カウンター付きのアパートも洒落ているじゃないか。

えー、為替はいよいよ100円に乗せてきました。
株価はとどまることを知らない急騰。
土地は順調に上げてきております。

さあさあ、どうなるのか、お立会い。
みっちゃん大佐、人生最後の投資に勝ち切ることができるのか^^
じゃ、また・
https://sniperfon.exblog.jp/m2013-05-01/


異界のなかに 2016年 09月 27日
https://sniperfon.exblog.jp/m2016-09-01/

アタシは地方の広い物件を買うたびに、空いたら、そこに広大なリスニングルームを
つくって、音楽喫茶をやって、かわいいオンナの子を置いて、なんていつも
考えるんだけど、けれども、いったい何日、その造形物のなかに住むことが
できるのだろう。

3日もしたら、通いなれてきた女の子のオッパイにも飽きて、やはり過ぎさって
ゆく、風の中に戻るしかない。

胎内に宿って、羊水の中でオンナの体を内部から愛撫すれば、永遠に
平然と安穏として過ごせるのかしら?

みっちゃん、不動産のこと、もっと書いて欲しいという方がおりました。

人口減少が明白なのに、東京はマンション・アパート建設ラッシュです。
相続税対策ということで焦っているのでしょうか?

建設単価があがっておりまして、1Rで1000万超えの物件もあります。
数百万の相続税を払いたくないということで、億を超える借金をして
賃貸物件を建てている。

空室3割、家賃が1割下がったら、おそらくパンクでしょう。

オリンピックまで投資相場がもつか、はなはだ疑問ですが、まあ5年待てば
3割引で(都内で利回り10%以上)、売り物件が出てくるものと思います。
アベノミクスの弊害でバブルになれば、なを結構。

山が高くなればなるほど、その後の谷は深い。
半値以下になることを保障します。

ただし、賃貸業の先行きを不安視する必要はまったくない。
江戸の時代から、大家の力はヤクザの親分より強いのです@@
人がいれば、必ず大家業は存在する。

ボーリングと同じ、愚か者が撤退したあと、最後まで牙城を守った者が
生き残る。

地方の物件は壮絶な闘いになるでしょう。

いつだったか紹介した、駅近のイケイケ物件。

https://sniperfon.exblog.jp/iv/detail/?s=23516187&i=201609%2F27%2F05%2Fd0150305_2237273.jpg

リフォームしたら1階にたこ焼き屋とスナックが入って2階の部屋も満室。
たこ焼き屋はテレビで紹介されて、夜になると「のんべー」で一杯。
これがアナタ、家賃が月に25万だから年間300万。

駅近なので、3500万で買いたいと中国人。

買値からみたらボロ儲けだが、10年で3000万家賃が入るので、売る理由など
どこにもない。

投資とは人生の反映、焦った者が消えていくのです。
さて、投資とは異界のなかにあり、しかしいったい、何をもって担保されているのか。
数字という結末が用意されている以上、担保=造型はされているのです。
結末の云々ではなくね。

やはり祈り?

そもそも同じ地球に生まれ、異なる境遇、異なる宿命、によって翻弄され死んでいく
アナタ方とアタシ。

いったい、この異界の中で生き死にの意味を、だれが担保=造型してくれているの。

芥川龍之介は「蜜柑」を書いたけど、結局死んだわ。
打算のない少女が投げる朱色の蜜柑は、その刹那にだけ、芥川を高揚させたかも
しれない。
けれでも刹那は、やはり刹那。
曇天の退屈が、ほら、彼のやせた体を包み始めて・・

言葉がわずらわしく音にも疲れたときは、だまって絵画をみるしかない。

https://sniperfon.exblog.jp/iv/detail/?s=23516187&i=201609%2F27%2F05%2Fd0150305_23213396.jpg

久しぶりに竹橋に行ったら、加山又造の「月と犀」が常設展のなかにありました。

https://sniperfon.exblog.jp/iv/detail/?s=23516187&i=201610%2F13%2F05%2Fd0150305_8554897.jpg

アタシの心が落ち着く作品。
https://sniperfon.exblog.jp/m2016-09-01/

3. 中川隆[-13368] koaQ7Jey 2018年10月28日 20:36:41 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-19639] 報告

富裕層から突然転落する人々。そのほとんどの原因は金融投資である<不動産執行人は見た16>
https://hbol.jp/177182
2018.10.26 ニポポ  ハーバー・ビジネス・オンライン


一瞬にして金持ちにもなれるが、瞬時に貧乏にもなるリスクがある。それが株式投資である


 不動産執行の現場では、債務者が切迫感から精神や生活が崩壊していく例を多く見るが、なかには次のような現場に出くわすこともある。

 建物や敷地周りを眺めても細部までが美しく保たれており、内部へと立ち入れば奥さんが客間でお茶を出してくれる。我々はこれらに手を付けることが出来ないため丁寧に断りを入れると、債務者が悠然と室内の案内を開始する。

 大抵は債務者がじわりじわりと経済的に追い詰められ、疲弊し心を失い、その結果として家庭や生活が崩壊していくのに対し、彼らは一瞬で経済的破綻に陥ったため、現実感がないのだ。

「いやあ、実は投資に失敗しまして……」

 奥さんの前でバツが悪そうにつぶやかれたその言葉が、この状況を招いた直接的な原因のようだ。

 案内される室内に目を向けてみる。5年ほど前に大規模リフォームを施したということで細部までが新築のような3階建ての豪邸。

 広々と開放感のある玄関から今時珍しい客間、奥には中庭が眺められる温泉旅館のような風呂が備わり、さらに進むと自慢の愛車を見て楽しむことが出来るビルトインガレージの存在が。

 とは言えガレージの主役であるはずの愛車は既に不在となっており、どうやら売却された後のようだ。いずれにせよこれだけでも十分に「こだわりの人」であることが伺える。

 2階に上がると債務者同様にゆったりとゆらめく魚たちの姿が、広大なリビングの壁面水槽内にあり、奥には仕事場兼書斎。

 3階には夫婦の寝室や二人の娘の小奇麗な部屋があり、大きな天窓で採光までが考えられている。

金融投資の危険性は、もっと広く知られるべきだ

 豪邸を案内してくれる債務者の口からは時折、自身に言い聞かせるような反省の弁があった。

「最初は株主優待が目当ての可愛いものだったんですがね」
「いつしかホールドしておかないと落ち着かないようになり、ちょっとした値動きで利益を出せない自分に焦りや苛立ちを覚えるようになりました」
「利益を確定できなかったことを損失と考えるようになったのがマズかったですね。それを取り返そうと信用取引や、レバレッジの高い投資に手を出すようになってしまいまして、突っ込みすぎたところに急落が発生し強制決済と追加保証金の連鎖で為す術がなくなってしまいました」
「もう投資からはキッパリ足を洗います」

 債権者に相談すればもう少し期間的猶予が与えられたのかもしれないが、債務者も今回の“損切り”に関しては迅速に行動ができたようで、既に自己破産の手続きを開始しているという――。

 投資の失敗は人に話せず一人で抱え込み、家族にも隠されたまま家庭崩壊の火種となるケースも多い。自身の判断ミスが原因と負い目に感じているフシがあるのだろう。

 今回の債務者は失敗談をわかりやすく人に話せている時点で精神的な強さが感じられるのだが、再起のチャンスに賭ける思いは今の所発生していないようだ。

 言うまでもないが彼らを破綻に誘導したのは、ギャンブル依存症だ。

 パチンコや競馬に競輪といった我々の身近にあるギャンブル。これらがギャンブル依存症に直結した問題の根源である、病巣であると悪者にされがちではあるが、実際にこれらのギャンブルが不動産を取り上げられるほどの生活破綻に繋がったケースを目の当たりにしたことはない。差し押さえ・不動産執行の現場で出会うギャンブル依存症の事例、その多くは金融投資だ。

 この資本主義社会に於いて、経済活動の大きな柱の一つとも考えられている金融投資を悪者にする報道は禁忌に等しい。

 しかし、AIを用いたシステムトレードや超高速アルゴリズム取引が横行し、企業すら投資を行わず内部留保に走る昨今、個人投資家にどれだけの勝算があるのだろうか。

 知識や経験がなくとも容易に参入できそうな敷居の低さばかりが打ち出されているが、事業計画や将来性に対する応援と言った意味合いを既に失い、勝算の低い丁半博打になりつつある金融投資の危険性を、もう少し広く発信すべきではないだろうか。

 このまま破産者を出し続けることが、果たして健全な経済活動と言えるのだろうか。

4. 中川隆[-13757] koaQ7Jey 2018年12月10日 21:36:19 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-21904] 報告
現金に固執する貧乏人よ、富裕層が大量に抱える株式とその絶望的な格差に気づけ=鈴木傾城 2018年12月9日
https://www.mag2.com/p/money/596640


私たちがこの資本主義で有利に生きようと思ったら、「優良企業の株式を大量保有すればいい」という至極単純な結論に行き着くはずだ。フォーブスの超富裕層のリストを眺めれば、小学生ですらも気づく事実である。

だが、貧困層であればあるほど、現金にこだわる。現金の呪縛から逃れられるかどうか。現金に対する執着から株式保有の優位性に頭を転換できるかどうか。それが大きな分かれ道になる。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』鈴木傾城)

株で儲けてもすぐ現金に戻りたがる…その「呪縛」は解けるのか?

資本主義に君臨するのは「巨大多国籍企業」

弱肉強食の資本主義に君臨しているのは、巨大多国籍企業である。政府ではない。だから、現代社会は多国籍企業の都合の良いようにできている。そして、現代社会においての超富裕層(スーパーリッチ)は、すべて多国籍企業の創業者か、その大株主である。

この創業者と大株主は「株式を大量に保有している」という点では同じだ。シンプルに世の中を見回せば、超優良企業な株式を大量保有するということが現代の資本主義の最大の成功になることが分かる。

現代の資本主義のパワーは、ゴールドにあるわけでもなければ土地にあるわけでもなければ先祖代々の身分にあるわけでもない。ただ単に「優良企業の株式の保有」に集約されている。

そうであれば、私たちがこの資本主義で有利に生きようと思ったら、「優良企業の株式を大量保有すればいい」という至極単純な結論に行き着くはずだ。フォーブスの超富裕層のリストを眺めれば、小学生ですらも気づく事実である。

ところで……。

富裕層と言えば「現金を大量に持っている人」というイメージがあるが、そうではない。現金はインフレで目減りする。さらに現金を長期保有したところで、配当もつかない。

だから現金を持っていても駄目なのだ。株式を保有しておかなければならないのだ。

ゴールドでも不動産でもなく「株式」

ゴールドでは駄目なのか。ゴールドでも駄目だ。ゴールドを大量保有してフォーブスの富裕層リストに載っている人はいない。

なぜゴールドが駄目なのかというと、ゴールドは長期保有していても「成長しない」うえに、現金と同じく「配当もつかない」からである。

株式の実質投資利回りは長期で見た平均は7%であると、ジェレミー・シーゲル氏、バートン・マルキール氏、チャールズ・エリス氏、ジョン・ボーグル氏等の数十年に渡る調査で分かっている。この7%の利回りの積み重ねが長期保有で大きな差となっていく。



株式と並んで唯一、注目に値する資産は不動産だ。しかし、それでも不動産保有者が継続的に富裕層リストに上がってこないのは、不動産が生み出す利回りよりも優良企業の株式が生み出す利回りが大きいからに他ならない。

株式の大量保有は現代の資本主義でうまく生き残るためには、非常に重要な法則であると断言できる。

だから現代の資本主義では「株式を保有しているかしていないか」で、長期で見ると凄まじい差となって現れるのだ。


限度の中で、いかに最大限に株式を増やせるのか?

超富裕層たちは、私たちの想像を絶するほどの株式を保有しているのだが、彼らがそれだけの株式を保有しているのは、一般的には自分で創業した企業が優良企業多国籍企業になったからである。

だから優良な多国籍企業をゼロから作り上げる才覚がある人間が、超富裕層になれるということになる。もし事業家としての才覚がないか、事業の運営に関心がないのであれば「終わり」なのか。

そんなことはない。なぜなら、普通株式は「株式市場でいつでも買える」からである。株式市場で大量に買えばいい。

もちろん、株式は無料で大量に買えるわけではないので自ずと限度がある。しかし、その限度の中で、いかに最大限に株式を増やせるのかが重要なのだ。

そうすれば、実質投資利回り7%の資本主義の魔術が自分の資産の中で働くようになっていく。

現金に固執する貧困層、現金から離れる富裕層

貧困層であればあるほど、現金にこだわる。

現金があれば、売っているものは何でも買える。誰でも現金のパワーは子どもの頃から知っているので、そのパワーから離れられない。株式を保有しても最後に現金に戻すことを考える。人々はそれほど現金至上主義である。

しかし、富裕層は逆だ。富裕層であればあるほど現金から離れる。

現金は何も生み出さないし、インフレで目減りするし、その上あれば無意識に使ってしまう性質があることを知っているからだ。現金は「資産を減らす」のである。だから、現金から離れて不動産や株式に向かって現金の保有率を極限まで下げる。

現金の呪縛から逃れられるかどうか。現金に対する執着から株式保有の優位性に頭を転換できるかどうか。それが大きな分かれ道になる。

親の遺産が転がり込んだとか、宝くじに当たったとか、保険金が入ったとか、まれに大きな金が転がり込んでくる人もいる。しかし、現金至上主義のまま多額の現金を手に入れると、往々にして使い果たすのは、やはり現金の呪縛にかかっていて「使わずにおられない」からでもある。

資本主義の中で「資産を増やす」という行為に向かうのは、まずは自分が現金の呪縛にかかっていないかどうか、心の中をのぞき込む必要がある。


分かっていても離れられない。だからこそ「呪縛」

「株式なんか信用できない。現金だけが信用できる」という無意識の呪縛から逃れられないのであれば、いかに優秀で勤勉で知識があったとしても株式の長期保有をすることができない。

「現金に戻したい」という欲求が心の底から湧いてきて、保有する株式が上がっても下がっても良いニュースが出ても悪いニュースがでても、常に売ってしまうことになるからだ。

「優良企業の株式の保有数を増やす」ことが資本主義で生き残るための重要な要素にも関わらず、その本質が決して理解できないのである。頭で分かっていても、現金の呪縛がかかっていて、どうしても「現金に戻してしまう」のだ。

それほど、現金への呪縛が強い。客観的に資本主義を見ると「富=株式」になっているにも関わらず、「富=現金」という意識があまりにも強すぎて「富=株式」という現実が感覚として捉えきれない。

分かっていても離れられない。だからこそ「呪縛」なのである。

「現金こそすべてだ」という呪縛は解けるか?

優良企業の株式の保有を増やすためには、単に手持ちの現金を優良企業に置き換えていけばいいだけの話なのだが、その単純なことができないのは「現金しか信用できない」という呪縛にかかっているからだ。

株式を保有しても心の中で現金を渇望しているので、どうしても「現金に戻したい」という気持ちが心の底から湧いてきて、それに引きずられる。

実際のところ、この現金至上主義に対する呪縛を解かないと、いくら理論的に「優良企業の株式の長期保有が現代社会の要諦(ようてい)だ」と気づいてもどうしようもない。

この呪縛は、実際に長期保有した株式が「自動的に膨れ上がる」「配当が大量に入ってくる」という経験をしているうちに自然に解けてくるのだが、問題はそこまで至ることができる人は意外に少ないことだ。


呪縛を解くきっかけ「株式はすごい!」を体感できるかどうか

「株式はすごい。確かに資本主義のマジックだ」と体感するためには「すごい」と思える経験が必要なのだが、ほとんどの人は大量の株式を保有することもなく、10年20年という長期に渡って保有することもないので、体験できないまま途中で株式を売り飛ばして現金に戻っていく。

長期運用は複利のマジックも効くのだが、この複利もまた長期運用の中でしか働かないので、現金への呪縛がかかっている人はこれまた体感できないままである。

「優良企業の株式を大量に保有するだけで資産は増え続ける」というマジックは言葉に表したらシンプルこの上ないのだが、それができないのは長期に渡って保有し続ける意志が必要なのと、現金に対する呪縛が強すぎて株式よりも現金の方に惹かれてしまうからでもある。

低所得層になればなるほど、貧困層になればなるほど、資本主義とは「現金がすべて」だと勘違いして、そうでないと言われても理解できない。自分が現金至上主義で呪縛された状態であるということに気づかない。

「現金こそすべてだ」という呪縛があることが理解できているか。そしてその呪縛は解けるのか?あなたは、どうだろうか。

5. 中川隆[-13045] koaQ7Jey 2019年1月13日 13:08:52 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-22222] 報告

2019年01月13日
著名投資家が株式投資を勧める理由 株以外は儲からない


過去200年で伸び率が高かったのが株式で、ドル預金はマイナスだった


画像引用:https://www.avocado-fes-thought.com/myimg/investment_longterm/img1.png

過去200年で最良の投資とは

資産が兆単位の成功した著名投資家のインタビューでは、必ず株式投資を行っていると思います。

アマゾンなど事業を起こした成功者もいるが、彼らも資産の大半は所有株式の値上がりで築いた。

株以外の為替や先物やオプション、土地投資でそれほどの資産を築いた人は居ない。



投資の世界でとても有名なグラフがあり、1802年から2013年までの株・債券・金・預金・ドルの値上がり率を示しています。

グラフではすべての投資対象の価値は1800年時点で1ドル前後だが、株は213年後に93万ドルに値上がりしている。

2018年までに米株式市場はさらに高騰したので、現在は100万ドルを優に超えているでしょう。


もっとも値上がり率が低かったのは預金で、200年銀行に預けっぱなしだとインフレで価値が20分の1に減少しました。

2番目にダメだったのは金で、意外にも200年以上かけて3倍に値上がりしただけでした。

定期的に金投資ブームが起きていますが、投資結果はいつも惨憺たる結果に終わっている筈です。


株式に次いで良かったのは長期債券だが株が93万ドルに対して僅か1000ドルにすぎず、やはり負け組に入った。

短期債権は300ドルほどと長期債券の3分の1の値上がり率しかなく、買うなら長期債券に限ります。

このように投資の中では株式投資が圧勝であり他の投資は損なのだが、これは自分が米国民でドル資産を持っている場合です。

日本人は株を持っているだけではダメ

日本人は円で給料をもらい円資産を持っているので、投資も円ですることになるが世界の市場はドルで動いています。

円は為替レートの変動に左右され、困ったことに円は時間が経つとドルに対して値上がりします。

1950年に1ドル360円だったのが現在は110円以下なので、円の価値は60年で3倍以上値上がりしました。


結構なことですが問題があり、円高になると国内のすべての市場価値が下落してしまいます。

日本株、日本の土地、日本企業の業績などあらゆる相場が円高で下落し、円安だと上昇します。

超円高が発生した90年代と2000年代は失われた20年になり、経済はゼロ成長で日本はGDP2位から3位に転落した。


円高では日本から見て国内市場も外国市場も全て値下がりするので投資しても無駄、こんな国に住んでいる人はアメリカ人と違う投資戦略をとる必要があります。

アメリカ人は「株を買いさえすれば100%値上がりする」ので、Wバフェットはこの手法で5兆円も儲けました。

日本人は持っているだけではだめで、円高進行時のダメージを防がなくてはならない。

1ドル120円が80円になったら外国株を持っていても国内株を持っていても、40%は資産が目減りします。


そこで円安の頂点を過ぎて円高に転換し始めたら、いったん保有株式を整理する必要があります。

デフレ不況時や円高局面ではさきほど切り捨てた国債の減少率が最も少なく、僅かですが利益も望めます。

そのまま株式を保有すればいつか値上がりするので保有し続ける方法もありますが、それは20年後かも知れません。


1991年のバブル崩壊ではほとんどの日本人は「すぐ景気は回復して元通りになる」と考えたが、25年以上経っても株価は回復していません。
http://www.thutmosev.com/archives/78707239.html

6. 中川隆[-11529] koaQ7Jey 2019年3月11日 13:32:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[466] 報告

2019年03月11日
起業後に長続きするのは小さい事業


店や仕入れや従業員に多額の運営費が必要なら、その事業を続けるのは難しいでしょう


見栄えがする大きな事業は継続が難しい

個人が起業したり独立する場合、最初はかならず流行の最先端の業種に目が行くと思います。

英語とがカタカナ職業で、ITとSEとかWEBデザイナーとかフィナンシャルプランナーなどです。

だが最先端職業ほど陳腐化するのも早い傾向もあり、そうした職業が長続きするとも思えません。




システムエンジニアとかITエンジニアなどの職業がこの先何年続けられるのか、やっている当人も疑問に感じると思います。

独立して会社を興して、社員多数を抱える大企業になるのは夢ですが、そうした成功例はほとんどありません。

個人事業主にしろ会社設立にしろ最初の1年で半数が廃業し、10年後に事業を続けているのは数%に過ぎません。


20年後に残っているのは1%に満たず、続けていたとしても個人経営か小さな事業所が大半です。

一人で個人事業を数十年続けたり、小さな事業所が最先端分野で高い技術を維持するのはほとんど不可能でしょう。

小さな事業を長く続けるには最先端を避けて、むしろ古いビジネスモデルを有効に生かした方が良い。

起業するなら小さい事業が良い

自分の周りで長く続いている事業やお店を見ると、古くからある業種で身の丈に合った経営をしていると思います。

地域に根差した飲食店とか不動産屋とか、その地域の人たちに必要とされている業種が結局は長続きします。

長続きする小規模事業は一人でできるものが多く、他人を雇わないとできない事業はどこかで躓きます。


事業がうまくいかない時期は必ずあるので、最悪の場合は自分一人で自宅ででもできれば低コストでできる。

土地や建物を借りて何人もの人を雇い、仕入れに多額の資金が必要では、その事業は継続困難になります。

元手や事業資金が必要ないなら、たとえ失敗しても事業を畳むだけで借金は残りません。


一人でなんでも屋をやったほうが、多額の借金をして店を構えるより長続きしやすいのです。

最近は起業する人の多くがネット起業で、いわゆるフリーランスとして個人事業主になる人が多い。

共同経営や銀行などから融資を受ける事業は一見壮大で見栄えがし、他人は褒めてくれるので気分が良い。


だが褒めてくれた人たちは失敗すると離れていき、後の面倒を見てはくれません。
http://www.thutmosev.com/archives/79245768.html

7. 中川隆[-11427] koaQ7Jey 2019年3月17日 07:51:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[570] 報告

2019年03月17日
外貨預金は国内預金より有利なのか?


驚きの年利50%も、だがこんなうまい話があるだろうか


画像引用:おためし外貨プラン(1ヵ月もの外貨定期預金) - 外貨預金 | 新生銀行https://www.shinseibank.com/gaika/cam/otameshi_gaika_teiki.html


高金利の外貨預金はお得か

銀行や証券会社の商品に外貨預金があり、円よりも金利が高いので根強い人気があります。

だがこの「外貨預金」という名前に問題があり、投資商品の要素が強く一般的な預金とは違っている。

銀行や郵便局にお金を預ける預金は、金利が低いが元本保証があり日本政府や日銀が価値を保証するものです。




ある日銀行預金が消失したら大変な騒ぎになるが、そうした事は起きません。

ところが「外貨預金」ではある日預金残高が減ったとか、予定した金利が受け取れないなどが頻繁に起きます。

トルコリラショックやランドショックのように新興国の通貨変動は、年何回かは起きるのが「お約束」になっています。


金利そのものも上がったり下がったり変動するので、外貨預金は最初の予定ほど受け取れない事が多いです。

例えば2018年8月10日のトルコリラショックでは8分間で7%下落し、19円台だったのが17円台になった。

もうひとつ実感がつかめないでしょうが2014年に50円台だったのが2018年に15円に下がりました。

外貨預金はお勧めできない

5年で通貨の価値が3分の1に下がったのだが、この時トルコリラで外貨預金していた人はどうなったのでしょうか。

ある銀行ではトルコリラの外貨預金を「年利50%」(1か月もの)で販売していて、10%以上もざらにありました。

100万円をリラで外貨預金して年利10%なら10年を経ずして2倍になるのですが、それはトルコリラで計算した場合です。


トルコリラそのものの通貨価値は円に対して毎年10%以上は下がっているので、円で計算すると減っている可能性があるのです。

トルコリラよりましなドルだと年利2%ほどですが、この場合もドルが円に対して2%下がると円換算では減ってしまいます。

加えて外貨預金は入出金に手数料がかかり、購入と売却で為替レートが違うのが普通です。


どういう事かというと為替レートは通常2つのレートで表され、買う時は高値になり売る時は安値になります。

空港の両替窓口でショックを受けるアレですが、外貨預金でも買う時より売る時のレートが安いのです。

たとえ手数料ゼロを明記してあっても、それを言葉通りに受け取ることはできません。
http://www.thutmosev.com/archives/79295624.html

8. 中川隆[-11371] koaQ7Jey 2019年3月19日 15:11:13 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[631] 報告

2019年03月19日
株価は長期で上がるか? 配当金を含めて計算

配当金を含めた株価は2012年と比べて3倍になっている


画像引用:指数情報 − 日経平均プロフィルhttps://indexes.nikkei.co.jp/nkave/index/profile?cid=7&idx=nk225tr

株価は一貫して上がるとは限らない

投資の大きな命題として、短期投資がいいか長期投資が良いかという比較があります。

短期投資は株価が変動を繰り返すのを前提にしていて、長期投資は株価は必ず上がるのを前提にしています。

言い換えると株価は長期的に必ず上がるのか、それとも必ずあがる訳ではないのかの論争です。




長期投資派の最大の根拠は米株価で、過去100年に渡って上昇を続けてきました。

100年続いたのだから今後も上昇するだろうというもので、Wバフェットなどもそう言っています。

一方で短期派が引き合いに出すのは日本株で、1990年にピークを付けた後2012年まで下落を続け、2013年から現在までは上昇しています。


1989年の日経平均最高値は約3万8900円だったのに対し、2013年以降の最高値は2018年10月2日の2万4270円でした。

アメリカ以外の株式市場では上海総合は2007年に5500だったが、2014年に2000まで下がり、現在も3000前後となっています。

株価は一貫して上昇し続けるという法則が当てはまるのはアメリカだけで、他の国はこの通りになっていません。


成長著しい中国でも当てはまらないのは、株価上昇が法則というほどではないのを示しています。

配当金は毎年蓄積されていく

だがそれでも投資手法として短期売買より保有したままの方が良いという根拠があります。

株式には配当というものがあり、例え株価が10%下落しても、10%に相当する配当を受け取れたら株主は損失を受けません。

その後株価が回復したら受け取った配当は丸儲けなので、株価が下がっても利益が出る場合があるのです。


先ほど書いたように日経平均1989年の約3万8900円から2009年には約7000円まで下落し、現在は2万1000円台です。

ところが株価に加えて配当金を加味すると様相が一変し「日経平均トータルリターン・インデックス」によると2018年10月に3万8400円に達しています。

1989年を100として計算しても、日経株価2万4000円でほぼ1989年の最高値約3万8900円を回復しています。


株価が上がらなくても配当は増え続けるので、やがて日経平均2万円以下でも、1989年に買った投資家は利益が出るようになります。

まあ買った株に利益が出るのにかかった30年という期間は長すぎますが、配当込みでは「いつか利益が出る」のは本当です。

自分が1989年の最高値で買った投資家にならないためには、投資を分散して株以外の債券や現金などに分けておく必要があります。


土地運用は一見良さそうなのだが、株価が下落すると土地も下落するので、分散する意味がなくなる事があります。

株や土地が下落する時に価値が上がるのは、それまで地味だった国債や預金で、デフレになるほど価値が上がる特性があります。

株を買うにしても一度に全額投資せず、コスト平均法を活用して期間を分散する必要があります。
http://www.thutmosev.com/archives/79341682.html

9. 中川隆[-11146] koaQ7Jey 2019年3月28日 13:21:40 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[871] 報告
なぜ低学歴・無職・未婚の若者が成功するという逆転現象が起きているのか=鈴木傾城 2019年3月28日
https://www.mag2.com/p/money/657600


億単位のカネをトレードで一気に稼ぐのは、実は「低学歴・無職・未婚」の若者であることが多い。そのことを不思議に思わないだろうか?


「10倍3セット」が億り人を生む? 成功に必要な3つの資質とは

負け組と言われてきた若者たちが億万長者に

若年層がFX(為替証拠金取引)や、仮想通貨や、株の信用や、オプション取引に夢中になるのはなぜか。そこには計り知れない「チャンスのようなもの」があるからだ。そのチャンスとは、小さなカネで大きく儲けが得られるというものである。

これを説明するのに、ある人は私にこのように語ったことがある。

「10万円の10倍は100万円。100万円の10倍は1000万円。1000万円の10倍は1億円。10万円は10倍を3回繰り返したら1億円になる」

とてもシンプルな理論だ。彼はそれを「10倍3セット」と言って笑った。では、この「10倍3セット」は可能なのか。確率や実際に自分にできるのかどうかは別にして、理論的には「100%」可能だ。

10倍を3回繰り返すだけで10万円はあっと言う間に1億円になる。たった3回だけでも「運」が回ったら、それは実現できる。

実際、この理屈で一挙に億単位のカネを手に入れた人も多い。小さいカネで10倍を実現するには、レバレッジが必要になる。だから、レバレッジがかけられるFXや信用のような取引が好まれ、そこで一夜にして金持ちになる人間が現れているのだ。



特に若年層がそのチャンスをつかむ。ついでに言えば、それは「低学歴・無職・未婚」の若年層のことが多い。なぜ、そうなのか?

3つのどれが欠けても成功しない

レバレッジを賭けた取引(トレード)というのは、デイトレードのようなチャートに張り付く手法になりやすい。こうしたデイトレードというのは、チャートを見ながら、ゲーム感覚のように売り買いするのが基本だ。

そうすると、チャートを読む力と共に反射神経の勝負になる。

反射神経は10代が最も反応速度が早く、年齢がいけばいくほど衰えていく。年齢がいけば衰えた反応速度は判断力や経験でカバーできることもあるのだが、反射神経のみが勝負になると反応速度の早さが勝負強さにつながる。

若年層がデイトレードで中高年よりも勝ちやすいのは、こうした反射神経の速度に依存していると考えることもできる。

ただし、反射神経に優れているからと言って、若年層のすべてが勝てるのかというと、そうでもない。判断が間違っていると、間違った判断を素早く行うわけだから、破綻するのもまた素早い。

そこで、チャートを見て過去の相似形がないかどうかを類推したり、アノマリー(相場の経験則や事象)を覚えたりして、判断能力を上げるための訓練などもしている。

しかし、そうした訓練をしても、相場はランダムウォーク(不規則)であるのは否めないから絶対に勝てるというわけではない。いくら勉強しても、相場は予測通りに動いてくれるものではない。

そこで最後には運がモノを言う。

言ってみれば、「反射神経」「判断能力」「運」の3つがうまく合致したところで、大金が転がり込むという話に落ち着く。デイトレードの場合、この3つのどれが欠けても成功できない。

しかし、それだけではない。

低学歴・無職・未婚の若者

億単位のカネをトレードで一気に稼いだ「若年層」というのは、実は「低学歴・無職・未婚」の若者であることが多い。もちろん、そこから外れる人もいる。しかし、少なくとも「高学歴・正社員・既婚」よりも、「低学歴・無職・未婚」の方が圧倒的にデイトレーダーとして成功している。

不思議に思わないだろうか?

「低学歴・無職・未婚」と言えば、社会一般から見ると、どうにも使い物にならない人材の代表のような捉え方をされている。実際、こうした若年層が面接に行っても、履歴書を出す段階で跳ねられる。

「低学歴・無職・未婚」=ダメな人間の代表

世間ではこのように扱われている。だから、大半の若年層は底辺でもがいて苦しむことになる。

そうであればトレードの世界でも普通に考えると、反射神経はともかく、判断能力や運に関しては「高学歴・正社員・既婚」の方が有利なような気がするのだが、いったいなぜ逆なのだろうか。

実は「低学歴・無職・未婚」という条件は、表社会からは見えない「ひとつの大きな利点」があるのだ。

その利点というのは「失うものが何もない」というものだ。

失うものが何もないのであれば、思い切って大きな取引ができる。有り金すべてを賭けて失敗したところで、「低学歴・無職・未婚」である以上、もともと何も持っていない上に守るべきものもないのだから気軽だ。



大事な職もあり、妻子もあり、いろいろと守るものが多い「高学歴・正社員・既婚」とはそこが違う点であると言える。

ついでに言えば、職業トレーダーとも違う。彼らは失敗したらクビが飛ぶので、バクチのような賭けはできない。しかし、「低学歴・無職・未婚」の若年層は、いとも簡単にそれが「できる」のである。

失敗すればすべてを失う

「低学歴・無職・未婚」の若年層が、一気に勝ちあがって億単位のカネをつかむのは、要するに、失う者が何もない人間が、反射神経と判断能力と運で成り上がったから、という言い方もできる。

そこで、もう1度「10倍3セット」の話に戻りたい。この「10倍3セット」というのは大きなレバレッジを賭けて行うものである。

レバレッジというのは要するに自己資本を証拠金にして取引額を何倍も膨らませることなのだが、FX(為替証拠金取引)では上限はだいたい25倍程度になっている。かつては100倍、200倍も存在していたが、規制された。海外のFX業者に口座があれば、もちろん、日本人も100倍のようなべらぼうなレバレッジをかけられる。

レバレッジをかけると、儲けられる時は大きく儲けられるのだが、そのメリットの裏側には「損すると一気に資金を失う」というデメリットも隠されている。ある一定額の損失が出ると、まず最初にマージンコール(追証)を求められ、入金が為されないとロスカット(強制決済)となる。

ひらたく言えば「損が出たらカネを追加で振り込む必要があり、それができなければ資金をすべて没収される」ということだ。

つまりレバレッジをかけた取引では、そのたびに投入した資金の全額を失う可能性があるということだ。10万円で勝負して10万円を丸ごと失うということもありえる。

全額なくしても大したことがない?

10万円なら「全額なくしても大したことがない」と思う人であっても、「100万円を丸ごと失うというかもしれない」となれば躊躇する心理が生まれてくるはずだ。「1000万円を丸ごと失うかもしれない」となったら、「絶対に耐えられない」という人が続出する。

レバレッジをかけて「10倍3セット」を目指す手法というのは、金額が大きくなればなるほど「守るべきもの」を持つ人にとっては恐怖が生まれるものなのである。

1セット目:10万円を丸ごとに失うリスク
2セット目:100万円を丸ごと失うリスク
3セット目:1000万円を丸ごと失うリスク

「別に1,000万円くらい失っても構わない。どうせ最初から何も持っていなかったのだから」という心理になれるのが「低学歴・無職・未婚」の強みだった。そして、彼らが実際に勝負に出ている。

その中で、たまたま「反射神経と判断能力と運」の3つがうまい具合に揃った人間が、億単位のカネを握りしめている。大半は資金をすべて吹き飛ばして消えていくのだが、絶滅危惧種のように少ない数の人間が成功する。

10. 中川隆[-11069] koaQ7Jey 2019年3月30日 07:32:06 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[952] 報告

2019年03月30日
投資に頭を使うより少しの副業をしたほうが良い


投資より貰ったブランド品を売る方が儲かるという真実

ほとんどの人は投資しない方が良い

何度か投資関連の記事を書いていて思ったのは、投資でお金を増やすのも、減らさないのも簡単ではないという事です。

どんな投資能力の人が読むか分からないので、全員に当てはまりそうな事を書くが、全員が絶対勝てる投資はそもそも無い。

大多数の人が損をせず利益を出せそうなものとして、手数料格安の投資信託を何度か勧めています。



それでも相場変動で一時的に含み損になるのは避けられないし、不運が重なればトータルで損もありえます。

そうして得られる投資利益は年5%以下という所で、多くは年間利回り3%以下でしょう。

これは利回りが大きい投資ほどリスクが大きく、リスクが最小限の投資は必然的に利回りも最小になるからです。


政府やアナリストは盛んに投資を勧めますが、一定確率でお金が減るのを考えれば、投資はそれほど素晴らしいものではないです。

仮に孫正義のように10兆円も運用できるなら年間3%は3000億円ですが、100万円だったら年3万円、10万円なら年3千円に過ぎません。

数万円や数千円のために投資につかう労力と、10兆円投資も基本的には同じような事です。

例え数千円の投資でも真剣に考えてやらなければ、絶対に勝つことはできません。


数億円やもっと多くを投資するのも数千円を増やしていくのも同じなので、元手が少ないと割に合わないのです。

物価上昇分程度の利回りで良いなら別ですが、それ以上の利益を得るには人生を賭けるくらいの努力が必要になります。


投資よりバイトがましな真実

投資で副収入を得ようとして、相当な努力をしても保証がないのが投資であり、少額だから勝ち易いという事はありません。

投資額が1千万円以下だったら、投資のために使う労力と結果は、まったく釣り合わないのです。

毎月の小遣いを積み立て投資して利益が出るまで放置、というのがせいぜいでしょう。


投資額100万円の人が年間確実に得られる期待利益は3万円以下なので、時給1000円のバイト30時間分に相当します。

毎月3時間以下のバイトで100万円を1年間投資するのと同じ結果が得られ、しかもバイトは必ず約束したお金がもらえます。

100万円を投資した3%は「成功した場合」だけ貰える金額なので、非常に効率が悪いのが分かります。


最近はヤフオクとかメルカリとかで不用品を処分できるか、家の中の不用品を処分して年間3万円の売り上げはそう難しくないでしょう。

数十万円とか数100万円を投資するために毎日不眠不休で頑張るより、フリマやオークションで何か売ったほうがずっとマシです。

数年間投資で頑張ったが収支はマイナスで心身ともにボロボロという人の方が、投資成功者よりずっと多いのです。
http://www.thutmosev.com/archives/79421347.html

11. 中川隆[-10776] koaQ7Jey 2019年4月09日 03:58:31 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1260] 報告
株式投資はカジノより儲かりやすい 2019年4月8日
塚崎公義(久留米大学商学部教授)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15853


 今回は

『老後破産しないためのお金の教科書 』
https://www.amazon.co.jp/%E8%80%81%E5%BE%8C%E7%A0%B4%E7%94%A3%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%81%8A%E9%87%91%E3%81%AE%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8%E2%80%95%E5%B9%B4%E9%87%91%E3%83%BB%E8%B3%87%E7%94%A3%E9%81%8B%E7%94%A8%E3%83%BB%E7%9B%B8%E7%B6%9A%E3%81%AE%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E7%9F%A5%E8%AD%98-%E5%A1%9A%E5%B4%8E-%E5%85%AC%E7%BE%A9/dp/4492045872


の著者である塚崎が、株式投資の期待値はカジノより高い、と説きます。

株の短期売買はカジノと似ている


 株の投資は、短期投資と長期投資で全く異なります。短期投資は企業の価値が変化しないのに価格が変化することに着目して値上がりするか値下がりするかを賭けるものです。

 長期投資はこれに対し、企業が生み出す付加価値の分け前にあずかろうとするものです。長期投資については別の機会に論じることとして、本稿は短期投資について論じましょう。

 企業の価値が変わらないのに価格が変わるのは、なぜでしょうか。一つにはニュースが流れるからですね。大発明をした凄い企業なのに、投資家たちがそれを知らなかったとすれば、記者発表と同時に株価は上がるでしょう。あるいは、戦争勃発のニュースと同時に武器製造メーカーの株価は上がるでしょう。

 しかし、世界中のプロたちが情報を得ようと頑張っている時に、個人投資家がプロより優れた情報を掴める筈はありませんし、戦争勃発をプロより正しく予想するのも無理でしょう。

 今ひとつは、市場のムードが変化する場合ですね。バブルの時には皆が上がりそうだと思って強気になりますし、バブルが崩壊すると皆が下がりそうだと思って弱気になります。そこまで行かなくても、著名評論家が株価の強気予想を発表したりすると、投資家たちのムードが大きく変わる場合が少なくありません。

 株価は美人投票の世界ですから、「何が正しいか」ではなく「人々が何を考えているのか」で動きます。従って、株価の短期的な動きを予想するのは、「あしたは人々は何を考えるだろう」と予想する事になります。それは不可能ですよね。

 したがって、株を今日買って明日売って値上がり益を得ようという行為は、カジノのルーレットで赤に賭けて儲けよう、という行為と同じようなものなのです。

カジノのルーレットもディーラーの癖を読める人がいるようですし、株式投資もデイトレーダーで儲けている人もいるようですから、全く不可能ではないのでしょうが、本稿はそうした例外を考えずに一般的な話をしたいと思います。

 もっとも、例外はあり得ます。「地元のレストランチェーンが最近混んでいる事をプロたちは知らないが自分は知っているので、決算前に買っておけば儲かるはずだ」といった場合ですね。その場合には、間違いなくカジノより期待値が高いでしょうが、本稿ではそうした場合は考えないことにしましょう。


カジノの期待値はマイナスである

 カジノの期待値は、マイナスです。それは当然ですね。客が賭けた金額と客が受け取る金額の差額がカジノのコストと利益になっているわけですから。カジノ以外のギャンブルも、同じことです。

 たとえばルーレットであれば、赤が出ると賭けた金額が2倍になりますが、赤が出る確率は5割より若干低くなっています。0と00が出ると、赤に賭けた人も黒に賭けた人も没収されてしまうからです。38個の数字のうち2個が出ると赤も黒も没収されてしまうわけですから、客の期待値としては5%程度の赤字ということになります。

 一晩で何回もルーレットに賭けて、そのたびに5%ずつ期待値が赤字なのであれば、相当運が良くないと勝てないという事ですね。

 もちろん、筆者は「カジノへ行くな」などと言うつもりは毛頭ありません。カジノのゴージャスな雰囲気は素敵ですし、「当たれ」と念じるのは楽しいですし、「大儲けしたら何をしようか」と考えるだけでワクワクできますから。

 一方、株式投資には「胴元」がいません。株式発行にかかる費用は上場企業が負担するからです。売買する際に証券会社の手数料が必要ですが、手数料の安い証券会社を使えば良いわけですし、ルーレットのように1日で何回も取引をするわけでは無いでしょうから。


株式投資の期待値はプラスである

 株式投資の期待値は、じつは(証券会社の手数料を除くと)プラスなのです。その理由は、投資家たちがリスクを嫌うからです。

 「明日の株価は5割の確率で1100円か900円になるだろう」と投資家たちが予想している銘柄があるとします。その銘柄の今日の値段は、1000円より安いのです。投資家たちはリスクを嫌うので、期待値がゼロの投資案件には投資しないからです。

 今日の株価が999円なのか980円なのかは、投資家たちがリスクを嫌う度合いによりますが、いずれにしても1000円よりは安いので、株を購入すれば期待値として明日までに利益が得られる可能性が高いのです。

 そこが、カジノとの決定的な違いです。カジノはリスクを好む客ばかり集まるので、期待値がマイナスでも商売になるのですが、株式市場はリスクを嫌う客が多いので、リスクを好む客にとっては稼ぎやすい場所なのです。

初心者が儲かるとは限らない

 上記は、あくまでも期待値の話ですから、初心者でも株式投資をすれば簡単に儲けることができる、というわけではありません。プロに比べると得られる情報が限定的ですから、「大事件が起きた翌日に知った時には暴落した後だったので、売り時を逃した」といったこともあるでしょう。

 それ以上に問題なのは、株価が上がると「今が最後の買いのチャンスだ」と思って高値掴みをしてしまうケースや、株価が暴落すると「この世の終わりが来る」と感じて狼狽売りをしてしまうケースなどが多い、ということです。

 反対に、損切りが下手なので、損を抱えてしまった銘柄を「塩漬け」にしてしまい、そのまま損失が拡大してしまったり、他の儲かりそうな銘柄を買うチャンスを逃したりするケースも多いでしょう。

 したがって、投資初心者は自分で判断せずにサイコロを振って投資を決めた方が勝率が高いのかも知れません(笑)。

 加えて、証券会社の手数料も安い所を選ぶか取引頻度を抑制するか、といった工夫が必要となります。

 そうしたことを考えると、投資初心者にとっては、期待値がプラスであっても儲けることは容易ではないのかもしれませんね。

 くれぐれも投資は自己責任でお願いします。

12. 中川隆[-10758] koaQ7Jey 2019年4月15日 07:27:00 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1290] 報告

2019年4月15日
株式の長期投資は預金より儲かりやすい
塚崎公義(久留米大学商学部教授)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15927


 今回は『老後破産しないためのお金の教科書 』の著者である塚崎が、株式の長期投資の期待値について解説します。

投資家がリスクを嫌うから期待値がプラスに

 前回の拙稿『株式投資はカジノより儲かりやすい』で、短期投資の期待値がプラスであるこよを示しました。「明日の株価の予想は5割の確率で1100円か900円になるだろう」と投資家たちが予想している銘柄があるとすると、その株価は1000円より安いはずである、それは投資家たちがリスクを嫌うからである、というのが論拠でした。

 まったく同じ論拠で、「明日の株価の予想」を「10年後の株価の予想」に変更すれば、長期投資の期待値もプラスであることがわかります。今は預金金利がほとんどゼロですから、期待値がプラスなら預金より有利だ、と言えるでしょう。

 そして実は、預金金利がゼロでなくても預金より有利なのです。それは、「株式投資の期待値が預金金利より低かったら、投資家たちはリスクを避けて預金をするから」なのです。

 本稿は以上おわり、でも良いのですが、別の説明も考えてみましょう。

長期投資は会社の付加価値の分け前にあずかるもの

 株式投資には、短期投資と長期投資があります。短期投資は、会社の価値には変化がないのに株価が変化する事を利用して利益を得ようとするものです。一方の長期投資は、会社が生み出す付加価値の分け前にあずかろうとするものです。

 会社は株主と銀行から資金を集め、労働者を雇い、材料を仕入れて製品(財またはサービス)を作って販売します。売値から材料費等を差し引いた部分が「付加価値」で、その中から労働者に賃金を、銀行に金利を、株主に配当を支払います。残りは内部留保となりますが、これも最終的には株主のものとなります。

 株主が大勢いる場合でも一人のオーナー社長がいる場合でも、基本は同じです。つまり、株式投資をするということは、オーナー社長と同じ立場に立つということなのです。

 では、オーナー社長は確率5割で100円儲かるか100円損するか、という案件に投資するでしょうか。しませんね。期待値が預金金利と同じでリスクがあるならば、預金をする(または借金を返す)方を選ぶでしょう。彼らもリスクは嫌いですから。まして、大きな投資に失敗して会社が倒産してしまうようなリスクは避けるでしょう。


 余談ですが、実は株主有限責任という法律があるため、資本金1円の会社が「100円儲かるか100円損するか」という投資をすることは合理的とも言えます。オーナー社長は資本金を失うだけで、あとは銀行が損を被ることになるからです。

 もっとも、日本の大企業は倒産して従業員が失業することを極端に嫌いますから、オーナー社長の利益だけで意思決定がされるわけではありません。そもそも取引銀行がそのような投資は認めないでしょうし。

 このように、オーナー社長はリスクを嫌うので、期待値がプラスの案件しか投資をしません。そうであれば、企業収益の期待値はプラスでしょう。そして、上記のように零細投資家であってもオーナー社長と同じ立場ですから、零細投資家の持っている株についても利益の期待値はプラスでしょう。

 したがって、株式に長期投資をすれば、期待値としては預金金利よりも高い配当利回りが得られるはずです。配当しない企業もありますが、その場合には利益が内部留保されるので、長期的にはPBRが一定だとすれば、株価が上昇していく、ということになるはずです。

数年前、経済学者トマ・ピケティの著書『21世紀の資本』がベストセラーとなり、その中のr>gという式が話題となりました。株式投資等の利益率が経済成長率より大きいので、格差は拡大する、ということですね。

 これに意外感を持った人が多かったようですが、資本家や投資家は期待値がプラスの案件にしか投資しないのですから、むしろこれは当然だと言えるでしょう。

 ちなみに「経済成長率は金利と等しいはずだ」という考え方があり、それに従えば、ピケティの理論は「株への投資は期待値としては金利より高い」ということになりますから、本稿の内容と似ているわけですね。

経済は成長するから株価も上がるはず

 経済は、基本的に成長します。バブル崩壊後の長期低迷期、日本経済はゼロ成長時代が続きましたが、その間も世界経済は成長を続けていました。つまり、世界中の株を全部持っていれば、企業の利益が増え、株価が上がっていくはずなのです。

 実際には、世界中の株を全て持つことはできませんが、その一部を持つことは期待値としてはプラスだ、と言えるでしょう。特に、世界中の株に分散投資する投資信託などを長期保有すれば、期待値としてのリターンはプラスになるはずでしょう。


損得以外にも株の長期投資はオススメ(余談)

 以上、株式の長期投資の期待値が預金より高いことを説明して来ましたが、筆者は期待値以外にも株式の長期投資をする理由があると考えています。それは、リスク分散です。

 預金は安全資産で株はリスク資産だ、と思っている人が多いようですが、インフレを考えると預金は目減りするのでリスク資産です。一方で株は、インフレに強い資産です。「インフレになると企業の売り上げもコストも利益も増えるので、株価も上がる」というのが、その理屈です。

 したがって、預金も株もリスク資産なのだから、バランスよく分散投資すべきなのです。もちろん、株の銘柄分散をしっかり行うこと、一度に買わずに少しずつ買う「時間分散」も忘れないこと、は当然ですが。

 具体的には、たとえば「世界中の株に投資する投資信託を毎月一定額ずつ買っていく」といった投資をしておけば、インフレが来ても大丈夫ですし、インフレが来なくても期待値としては預金より良いのですから、ぜひ検討してみましょう。もちろん、投資は自己責任でお願いしますが。

13. 中川隆[-10745] koaQ7Jey 2019年4月16日 15:18:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1305] 報告

【投資】する上で最も重要な事は短期売買を止めて長期売買に徹すると言う事が言えます。

短期売買では手数料・税金と言った経費がばかにならない金額になる事があるからです。
【株式】・【投信】・【商品先物】でも短期で売買する投資家がいますが長い目で見た場合、殆ど損失を出しています。

手数料ばかりかさむからです。

これは【現物】でも言えます。

最もポピュラーな現物である『純金』売買でも売り買いの゛差゛はばかにならない金額となっており、短期で利益をあげる事は至難の業とも言えます。

それに為替変動が絡んできます。


稀少金貨・銀貨、美術品も同じであり、最低でも5年以上保有する意志がないと現物は購入するべきではないといえるのです。

資産家と言われる一流の投資家は最低でも10年間は保有しており、もし状況に変化がなければ更に5年、10年と保有し続けます。そして莫大な利益を確保して資産を増やし続けているのです。

短気(短期)は損気 と昔から言われていますがこれは今でも勝ち組投資家の座右の銘にもなっています。

http://blog.livedoor.jp/nevada_report/


現物資産投資(資産家・資産家になる人・消える人)


日本人が今まで現物投資をしてこなかったとよく言われますが、実際には物凄い投資を行ってきています。

その典型例が【大昭和製紙会長コレクション】です。

ゴッホ(医師ガシェの肖像) $82.5 Million(125億円)
ルノワール(ムーラン・ド・ラ・ギャレット) $78.1 Million(119億円)

世界最高の傑作と言われるこれら2点を200億円を超える金額で買った斉藤氏でしたが、日本で一回も公開せずに海外の本当のコレクターの元に戻って行ってしまったのです。

ではその価格は?

【ゴッホ】は半値以下で銀行の担保として処分され、それが$90 Million で個人画商に買い取られ、その後$120 Millionでオークション会社が引き受けそれがスイスの富豪に買い取られたと言われています。
(現在市場に登場すれば$200 Millionは下回らないと言われています)


【ルノワール】は銀行の担保処分として50億円で売却されたと言われており、その後転売が繰り返され、今や200億円以上は妥当とさえ言われています。

そのほかにも三越をはじめ貸しビル業者、不動産会社等が【ピカソ・セザンヌ・モネ】等そうそうたる作品を購入していますが、それらは今や殆どが海外に戻され、海外の本当の富豪や美術館等に買い取られています。

日本人は昔から書画骨董に慣れ親しんできた民族であり、素晴らしい現物を身近においてきた民族であり、本来なら現物投資は欧米人より歴史が深い筈なのです。

ところが、今や【現物投資】は欧米人の専売特許みたいになってきており逆転してきています。

なぜでしょうか?


金融界の戦略に見事にはまったということがあります。


資産運用は昔は本当の資産家だけのものでしたが、日本経済が発展するに従って本当の資産家ではない、『にわか資産家』が登場するようになり、この『にわか資産家』はお金は握ったものの、そのお金の本当の価値がわからず、不安にさいなまれ、とにかく増やしたい、守りたいとしてバランスを崩すことになるのです。

本当の資産家は昔から代々伝わってきた法則にのっとり、資産=忘れた資産、としてそれらの時価や運用には目もくれず、ひたすら新しい収益を求めて前に進みます。
中には何十億円という資産を完全に忘れてしまっている方も多くいますが、日々生活するには必要ないものであり時価など知る必要もないといわれる方が殆どです。

ところが『にわか資産家』は違います。

日々動きをチェックし、自分の資産が今日はこれだけ増えた、今日はこれだけ減ったと一喜一憂しています。

結果、資産が減り続けると不安になり『何か良い運用法はないかな』と動き回ります。
金融界からすれば『かも』が登場することになります。

素晴らしい宣伝文句を掲げてこれら『かも』が登場するのを待っているからです。


日本ではよく『プライベートバンク』といわれますが、本当の『プライベートバンク』とは預け入れ資産が1,000万ドル(10億円)以上の方を対象にしており、即ち、一箇所に10億円預けるということは総金融資産は100億円以上ないとできません。

これら100億円以上の金融資産を持っている方にはそれは最高の運用手法を教えてくれますが、100億円以下で数年単位であちらこちらと動き回っていることをヒアリングで掌握すれば、これら小額運用者はいずれ消えていく顧客として、銀行側に有利な金融商品を『あてがい』、収益確保に動きます。

結果、数年もしない間に資産は激減することになります。

そして更に動き回り最後には殆どの資産を失い『消えていく』ことになります。

【現物資産】をじっと保有し続けることが出来る方は資産家と同じ道を歩んでいるわけであり、金額の多寡はありますが、資産家の仲間入りをする可能性を持っていると言えます。

http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/


今後、世界的に政治の安定は終わり、激動する時期に入ります。

今までは、日銀が世界に資金を供給することで、世界的に過剰流動性を作り上げ、今の株高を演じ、これが経済の安定=政治の安定とされてきましたが、株高を煽れば煽るほど、実態が変わらない大多数の国民からすれば、不満が溜まります。

米国でもそうですし、イギリスでもそうです。
唯一日本だけが、怒る事を忘れて、平穏になっていますが・・・。

株が上がれば、株を推奨する人も多くなり、ゴールドが上がればゴールドを推奨する人が多くなり、ユーロが上がればユーロを推奨する人が多くなります。

これで、多くの投資家が右往左往する事になり、結果気がつけば、膨大な損を抱えて身動きが取れない事態に陥ることになるのは、今までの相場上昇期・下降期に見られた事です。


相場で利益をあげようと思えば、一年に一度の売買で良いと言われる程であり、いわば、勝ち逃げですが、これが出来る投資家は、100人に1人か2人しかいません。


お客様の中に、この1人がいますが、私がお奨めした銘柄をそのままじっと保有されている方がいます。

下がったら、買い増しを行い、相場が天井をつける段階で売り逃げるそうですが、この方は、そろそろ、ポートフォリオ銘柄以外は、全て売却すると言われています。

既に、持ち株の収益は、2倍以上になっているようですが、見事という他ありません。

一切雑音に耳を貸さず、大局を見て買い続け、今、最後の<売り>場を探しているようです。

そして、当分は株には手を出さないと言われています。
個人が動いてきたために、もう終わりという判断をされています。

投資とはこのようにつまらないものです。
じっとして動かないのが最も収益力が高いのですから
http://www.collectors-japan.com/nevada/wr_qa_fr.html

14. 中川隆[-10389] koaQ7Jey 2019年5月09日 07:31:18 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1709] 報告

2019年05月09日
投資は若い人ほど有利 時間が利息を産みお金が増える


時間が経つほど利益が増えるので、若いうちから積み立てるほど有利


画像引用:https://incomlab.jp/wp-content/uploads/2015/07/265ca026bff99570a6e7e6d57da21375.png

若者ほど投資に有利

投資ブームと言われていて、最近は20代の若い世代が投資に関心を示しているといわれています。

ビットコインなど仮想通貨が数万倍に上昇し、1年で巨額資産を手にした人が報道され、参加者が増えた。

投資信託などをする若者も増えていて、投資業者などが売り込みに力を入れている。



投資には若者が有利で、特に毎月定額で積み立てる積み立て投資は若者に向いている。

というのは人生の残り時間が圧倒的に長いからで、若者は50年あるが高齢者は10年もない。

仮に年3%の投資利回りだったとしても、毎月1万円を50年積み立てたら、毎回20%の税金を払っても1153万円になります。


積み立てた元本の合計は600万円で税引き後の金利は694万円、税引き前利息は1150万円にもなります。

毎月1万円で1150万円になるので2万円なら2300万円、3万円なら3350万円になります。

ポイントは最初の元手がゼロでも最終的に必ずまとまった金額を手にできる点です。


だがここには落とし穴があり、投資信託の利回りは手数料に左右され、信託報酬と手数料で3%も取るようでは利回りゼロになりかねません。

投資は「表面利回り-手数料」が本当の利回りなので、可能な限り業者に払う手数料は少なくしたい。

欧米では投資信託の手数料は0.5%以下が当たり前だが、日本では3%以上が珍しくもない。

積立投資で資産を持つ

それだけボラれているという事なので、合計手数料1%を目標にして、投資信託を選びたい。

ここまで手数料が低い商品に限定すると、日経平均連動や日本国債連動、米株連動や海外債券連動だけになる筈です。

そうした投信は「つまらない投資」だが堅実であり、大儲けしない代わりに大損する可能性が低い。


アメリカが破綻したら米株や米債は紙切れになると主張する人がいるが、そうなったら日本円も紙切れ以下なので心配しなくていい。

同じように日本が破産したら日本株や日本国債は無価値になるが、実際にそうなったらどんな資産を保有しても同じ事です。

日米が経済破綻するような事態は心配しなくて良いし、心配しても対策のしようがない。


定額積み立て投資は価格が高い時は少なく買い、安い時には多く買うので最終的には平均価格に収れんします。

大儲けしないかわりに売り時さえ間違えなければ、確実に利益を出せるのが魅力です。

自分が一生の間に稼いだ金の少しを積み立てる事で、まとまった資産を築けます。


中高年に有利な投資は公的年金、確実に受け取れるようにして、余裕があったら追加年金も検討したい


pension-system-2016-05-05

画像引用:https://webshufu.com/top/wp-content/uploads/2016/05/pension-system-2016-05-05.png

中高年には年金が最良の投資

ビットコインや高配当、高利回り商品は勝てば大きい代わりに負けるリスクが高まります。

例えば成功したら2倍になる投資があったとしたら、成功者の2倍は全資産失った人が居る筈です。

投資はそういうもので、勝つ人の2倍以上は負ける人がいないと市場が成り立ちません。


実際には資産を2倍に増やす人の10倍は、負ける人が居るのです。

投資は若い人が有利だとして、では中高年はもう投資で勝てないかといえば、そんな事はありません。

日本には年金という制度があり、平均寿命まで生きると掛け金の2倍以上受け取れます。


しかも国民年金には免除制度があり、貧しい人ほど掛け金に対して受給金額が大きいのです。

長生きするほど得をするので、免除申請してでも受給資格を満たして、なるべく多く支払う方が得をします。

「年金は破綻する」とか言い出す破綻マニアの言い分は、聞かない方が良いです。
http://www.thutmosev.com/archives/79776322.html

15. 中川隆[-10360] koaQ7Jey 2019年5月11日 11:43:32 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[1745] 報告
なぜバフェットは下げ相場で買うのか?
暴落が楽しみになる「Buy the Dip」の極意=栫井駿介 2019年5月8日
https://www.mag2.com/p/money/670973


相場全体の下げを買う「Buy the Dip」の手法は、数多ある投資法の中で有効性の高い手法です。ウォーレン・バフェットも、下げ相場になれば積極的に買いを入れます。しかし、いざ株価下落を前にすると、なかなか買えないのが人の心情です。

下げ相場を買えないのには、以下のような要因があります。

◾うまくいく確信がない
◾もっと下がるかもしれないと思い躊躇する
◾何を買ったら良いかわからない

逆に言えば、これらを解消することで、あなたは自信を持って下げ相場を買うことができます。それができれば、長期投資では8割方勝つことができるでしょう。この記事を読み、あなたも勝ち組投資家の仲間入りを目指して欲しいと考えます。(『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』栫井駿介)

有料メルマガ『今週のバリュー株投資』好評配信中。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:栫井駿介(かこいしゅんすけ)
株式投資アドバイザー、証券アナリスト。1986年、鹿児島県生まれ。県立鶴丸高校、東京大学経済学部卒業。大手証券会社にて投資銀行業務に従事した後、2016年に独立しつばめ投資顧問設立。2011年、証券アナリスト第2次レベル試験合格。2015年、大前研一氏が主宰するBOND-BBTプログラムにてMBA取得。

買ったらさらに下がるのでは?不安を乗り越えて買うべき銘柄とは

Buy the Dipの有効性

株式市場は、年平均で約7%成長するとされます。つまり、世界のインデックスをただ持っているだけで毎年7%資産は増えていくのです。税金を考慮しなければ、約10年で資産は2倍になります。

しかし、株価は必ずしも比例的に伸びていくわけではありません。上がったり下がったりを繰り返しながら、段々と水準を上げていきます。


長期投資では基本的に買ったらそのまま持ち続けますから、上がった時に買うより下がった時に買ったほうが良いことは間違いありません。以下のような単純化した株価の動きを見てみましょう。

https://www.mag2.com/p/money/670973

上のグラフは、年7%成長を基準に、2年目にマイナス30%になった場合のグラフです。

平均線上で買えば、年率リターンは当然7.0%です。一方、株価が30%値下がりした2年目に買えば、10年目までの年率リターンは11.0%に上昇します。

逆に、同じ条件で、2年目に30%上昇した場合の年率リターンは、4.4%に低下します。

これは、100万円を投資した場合、下落時に買えば8年後に230万円になり、上昇時に買うと141万円にしかならないことを意味します。

https://www.mag2.com/p/money/670973

単純な理論ですが、実はほとんどの人が間違った行動を取っています。すなわち、株価が上昇して調子の良い時に買い、調子の悪い時には沈黙しているのです。この行為がいかに投資パフォーマンスを下げているか、おわかりいただけるでしょう。

過去2年間の日経平均株価を見ても一目瞭然です。2018年初や10月頃に24,000円を目指して上昇した時に購入すると、現時点で利益が出ません。一方、3月頃や年末の大幅下落時に買えば利益を出せているのです。

https://www.mag2.com/p/money/670973

もちろん、これは買い持ち(バイ・アンド・ホールド)を前提とした長期投資の場合です。短期投資ではあまり関係のない話で、むしろ上昇しているときのほうが勢いがあって好都合な場合もあるでしょう。

しかし、そもそも多くの投資家は、自分が長期投資をしているのか、短期投資をしているのか理解していません。だから、長期投資をしているはずなのに、上昇相場に乗り遅れまいと焦り、高値で買ってしまうことを繰り返すのです。


長期投資で焦ってもいいことはありません。少しでも安く買えた方が良いことは間違いないのですから、相場が上がっているときは何もする必要はないのです。


もっと下がるのではないか?

Buy the Dipの有効性を頭で理解できたとしても、やはり投資に踏み切れる人は多くありません。その根底には「もっと下がるのではないか」という不安があります。

どんなに経験を積んだ人でも、相場の底を言い当てることは困難です。下がったと思って買っても、ほとんどの場合さらに下がります。


長期投資家にとっては、ここからが本当の勝負です。少し下がったからと言って、焦って売ったらその後の上昇を逃してしまいます。

逆に、少し下がっただけでナンピン買いを繰り返していると、あっという間に資金が尽きてしまいます。そうなると、本格的な買いのチャンスを指を咥えて見ているということにもなりかねないのです。

このような事態を回避するためには、大きな下落が始まったら、買うことを前提としながらも、そこからさらに下がる可能性が高いことを頭に入れておかなければなりません。そして、買ってからさらに下げるようなら順次資金を投入していきます。


https://www.mag2.com/p/money/670973/2


これを実践する上で鍵を握るのが資金管理です。自分が投入できる資金量を理解し、底を尽きないように買い進めます。


最初の下げで資金のほとんどを使い果たしてしまっては目も当てられません。確かに、千載一遇のチャンスの場合もあるのですが、もし逃したとしてもまたチャンスはやってきます。投資は利益を焦るほどうまくいかないものなのです。

【関連】億り人は株価暴落でほくそ笑む。いつでも買いに動ける「元手」を貯める秘策とは?=栫井駿介
https://www.mag2.com/p/money/611002

もっとも、細かい買い方以前に元手がなければどうしようもありません。長期投資で資産を作りたい人は、まずは元手の確保を優先するようにしましょう。

何を買うべきか?

本格的な下げ相場では、どんな銘柄でも下がります。大型株も小型株も、内需株も外需株もあまり関係ありません。逆に言えば、どんな銘柄でも下げ相場を拾えれば、うまくいく確率は大きく高まります。

その中で私がおすすめするのは、普段ではなかなか下がらない優良銘柄を買うことです。


毎期毎期最高益をあげ続ける銘柄の株価はなかなか下がりません。ずっと右肩上がりだと、なかなか買うタイミングがつかめません。そうこうしている間にスルスルスルっと上がってしまいます。

そんなに良い銘柄でも、やはり下げ相場では大きく下がります。その例がGoogleの親会社であるAlphabet(GOOG)です。

ALPHABET C<GOOG> 月足(SBI証券提供)
https://www.mag2.com/p/money/670973/3


Googleの業績は毎年約20%ずつ成長し、株価もそれに比例して上昇しています。

世界のインターネット広告市場はすでにテレビを追い抜き、そこで最大のシェアを誇る同社の業績は、引き続き伸びていくことが想定されています。


いい会社だとわかっていながら、買うタイミングを掴むのは容易ではありません。それでも、焦る必要はありません。相場は必ず上昇と下落を繰り返しますから、いつか必ず下落するタイミングがやってきます。

直近では、2018年末に大きく下げたタイミングで買えていれば、現時点で3割近い利益を出せたことになります。これは、約3年前の上昇時に買った場合と同じですから、決して買いを焦る必要がないことが分かるでしょう。

【関連】あなたはもう投資の世界で迷わない。バフェットが財を成したバイ&ホールドの本質に迫る=栫井駿介
https://www.mag2.com/p/money/621069


Googleのようないい銘柄を安値で買えれば、あとは何もせずにただ持ち続ければ良いのです。一時的なアップダウンはあれど、時間が経てばやがて大きく育つでしょう。


テレビが株価暴落を伝えたら、いよいよ動くとき

この投資法を実践するためには、普段から良い銘柄に目をつけておくことです。自分のお気に入りの銘柄を見つけたら、ノートに書き留めておくようにしましょう。

テレビで株価暴落が伝えられたら、いよいよ動く時です。周囲の悲観をよそに、果敢に買い付けるのです。


下げ相場は、いわば全品一律割引となるバーゲンセールです。こんなにいい買いのタイミングはありません。株もお店の商品も一緒です。買いたいものに狙いをつけ、安くなったのを見計らって買うだけです。

何も難しいことはありません。これを実行できれば、あなたも立派な勝ち組長期投資家になれます。
https://www.mag2.com/p/money/670973

16. 中川隆[-9223] koaQ7Jey 2019年7月07日 08:23:46 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3457] 報告

2019年07月07日
ほったらかし投資が投資の主流になった

バブル最高値で始めても積立投資なら勝ち逃げできた


画像引用:荒波越える長期積み立て 平成の日本株、5割伸び|マネー研究所|NIKKEI STYLEhttps://style.nikkei.com/article/DGXMZO39907190R10C19A1PPE001/


ほったらかし投資とは

リーマンショック前の2000年代に投資ブームがあり、投資理論を駆使したカリスマ投資家が活躍しました。

彼らは値上がりする銘柄を見つけては買い、元金を100倍や1000倍に増やして注目されました。

今もそうした投資方法の人は居るものの、多くの投資家が何もしないほったらかし投資で利益を挙げています。



ほったらかし投資は従来、ドルコスト平均法と呼ばれていたもので、定期的に一定金額を買い足していくものです。

途中で相場が上がっても下がっても同じ金額を買うことで、最終的に必ず相場の平均値で買ったことになります。

投資家のうまいヘタは一切なく、誰がやっても同じ金額で買えるのがポイントです。


例えばバブル最高値の1989年に日経平均3万8900円で株を買ってしまったら、通常の投資法では大損失が出たでしょう。

もし損切りせず耐えていたら2009年に日経平均は7千円になり、約80%も値下がりしました。

一方ドルコスト平均法で毎月一定額を積み立てていたら、95年から99年頃には利益が出ていました。


その後2000年代にも利益が出たし、2013年のアベノミクス以降は大きな利益を手に出来ました。

通常の投資法と比べて勝率が非常に高いのが特徴で、相場が上昇して利益が出た時に決済すれば、まず負ける事がありません。

バブル最高値という最悪の時に投資しても長期的にはプラスで終える事ができるのが、ほったらかし投資です。

ほったらかし投資のメリット

現在は少額から積立可能な投資信託が多いので、毎月1000円から百万円まで資金に応じて投資が可能です。

株価が下がっている時に定額積み立てはどんどん含み損が増え、毎月買うたびに損をする気分になります。

だが実際には株価が下がると「安い値段で買う」ので得であり、株価が上がるのは「高い値段で買う」ので損になります。


感覚と現実が食い違うので毎日チェックしていると手を出したくなり、手を出すと必ず失敗します。

積立投資では徹底してほったらかし、数か月か半年に一度くらいチェックすれば十分です。

ほったらかし投資では「利益が出ている時に決済する」のが最も肝心で、数十年積み立てて暴落時に決済したら最悪です。


そうならないためには日経平均などがかなりの高値になったら、利益が出ている間に「勝ち逃げ」する必要があります。

この辺は日経最高値で決済するなど不可能なので、そろそろかなと思ったら数回に分けて少しづつ決済するのも方法です。

決済したお金は再び積み立て投資するも良し、引き出して使うのも良いでしょう。


自分で手動の取引をして僅かでも損をすると、ムキになって入れ込んでしまい、全財産をすってしまう人が居ます。

そんな事にならないためには、定額積み立てだけにして投資の事は普段考えない方が良いです。
http://www.thutmosev.com/archives/80322014.html

17. 中川隆[-9202] koaQ7Jey 2019年7月08日 06:24:40 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3478] 報告

損切りせず800銘柄保有 配当収入1千万円目指す .

「日経ヴェリタス」創刊以来の名物コラム。毎回1人の個人投資家を取り上げ、その人の投資歴の泣き笑いを赤裸々に紹介しています。

今回は愛鷹さん(39) 医薬業界で働く兼業投資家。自分の資金が世の中を豊かにする技術革新につながればと思い、テクノロジー関連企業にも積極投資している。


■2008年〜

愛鷹さん 損切りはしない。株価下落は買い増しのチャンス

社会人3年目の夏に個別株投資を始めた。それまでは親から相続した投資信託で月2万円ずつ積み立てていたものの「運用会社に任せっきりで面白くなかった」ためで、大学時代に後輩がIT(情報技術)バブルで大もうけしていたことも脳裏にあった。最初に購入したのはアミューズ(4301)。約20万円を投じたものの、直後に発生したリーマン・ショックで株価が大きく下落、含み損を抱えた。しかし辛抱強く持ち続けたことで株価は回復。このことから「株価の上下に一喜一憂すべきではない」と学んだ。カラオケ店を展開するコシダカホールディングス(2157)にも投資。もともとは店で使える優待券が狙いだったが、低価格や高齢者向けサービスを売りに全国で店舗網を拡大し、株価は10年で80倍に。含み益は1300万円まで膨らんだ。

■11年〜

高配当目当てで保有していたイー・アクセスが13年にソフトバンクグループ(9984)に買収され、株式交換を通じてSBGの株式も持つことに。リーマン・ショックを受けた雇用市場の停滞で低位に位置していた求人広告のディップ(2379)などの人材関連や、セキュリティーソフトの将来性を見込んで投資したデジタルアーツ(2326)もあたり、15年には保有資産の総額が1億円を超える「億り人」の仲間入りを果たした。

■18年〜

「損切りはせず、一度買った銘柄はよほどのことがない限り持ち続ける」とのスタンスで、足元での保有銘柄は約800まで膨らみ、資産は2億円を超えた。投資先は配当利回り3%を目安にしており、毎年もらえる配当金は400万円ほど。世界経済の先行きに不透明感が漂っているものの、もしリーマン・ショックのような局面が再来し日経平均株価が1万2000円になっても「損切りすることはなく、むしろ買い増す」。将来的には資産額10億円、年配当額1000万円を目指している。


[日経ヴェリタス2019年6月16日付]

18. 中川隆[-13495] koaQ7Jey 2020年2月25日 16:12:34 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-7] 報告


バフェット氏 新型肺炎は株式に大きく影響しているが、株は売らない
グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート2020年2月25日
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/8816

中国武漢発の新型コロナウィルス肺炎が日本とイタリアにも飛び火し、これまで大きく反応していなかった金融市場も騒ぎ始めた。今回の記事で取り上げたいのは、普段あまり取り上げていないBerkshire Hathawayのウォーレン・バフェット氏の新型肺炎に関するコメントである。

バフェット氏はCNBCのインタビューで次のように説明している。


はっきり言っておくが、Birkshireのビジネスのかなりの部分が何らかの形で新型肺炎の影響を受けている。

バフェット氏のBirkshire Hathawayは保険業を始めとして様々な種類のビジネスを保有する大型のファンドのようなものである。Birkshireはもともと織物業だったが、社内に資金が余っていることに着目したバフェット氏によって買収され投資ファンドになったのである。

バフェット氏はBirkshireの保有する様々なビジネスが新型肺炎によって影響を受けている様子を説明する。


中国にはアイスクリームチェーンのDaily Queenの店舗が1000くらいあるが、ほとんどは閉まっている。開いている店舗も言うほどの商売になっていない。

Birkshireのより大きなポジションは例えばAppleである。BirkshireはAppleの5.6%を保有しているが、Appleが言うには新型肺炎は店舗の閉鎖だけではなくサプライチェーンなどあらゆる面で影響を及ぼしている。他にもBirkshireの保有する一定数の企業がサプライチェーンを通じて影響を受けている。

以前の記事では航空株や空港株など新型肺炎で直接影響を受ける銘柄を取り上げた。

•中国武漢の新型コロナウィルス肺炎、株式投資戦略と関連個別銘柄
•新型肺炎関連銘柄: 国内感染拡大で下落する個別銘柄はどれか

しかしそうした銘柄以外にも幅広い企業が新型肺炎の影響を受けている。バフェット氏のように自分の保有する企業を通して得た情報で語る語り口には重みがある。1つ1つの銘柄に深く関われるのはバフェット氏のような長期投資家の強みである。グローバルマクロのヘッジファンドではある業界を空売りしようと思えば、個別株に立ち入らずにその業界のETFを売買することで済ませてしまうことも多い。

では、新型肺炎の影響を誰よりも痛感しているバフェット氏は投資家としてどうするのか? 彼は次のように言う。


われわれは株を売らない。

何故か?


投資家はビジネスを買っているのだから、株とはそういうものだと理解しなければならない。10年でも20年でも保有するのだから。この24時間や48時間で10年や20年の見通しが変化しただろうか?

American ExpressやCoca Colaなど、Birkshireが部分的に保有するビジネスの多くは今日明日のニュースで売ったり買ったりすべき株ではない。仮にそれで下落したとしても、それは好きなものを買える好機であり安く買えるのだから喜ぶべきだろう。

これが長期投資家の見方である。そもそもバフェット氏は年中買い方の投資家なのだから、下落相場で空売りするという考え方はもともとないのである。

短期か長期かというのは投資家にとって非常に重要である。短期投資家にとっての絶好の売り場が長期投資家にとっての絶好の買い場ということもある。バフェット氏は決して新型肺炎で株が下落しないと言っているのではない。彼は次のように言っている。


明日の株価にはどんなことでも起こりうる。市場はたまに大きな下落を経験する。50%かそれより大きいこともあるだろう。

それでもバフェット氏には関係ないのである。2008年のリーマンショックではBirkshireの株も暴落した。しかし米国株への徹底した長期投資はそれを補ってあまりある長期リターンをBirkshireにもたらしている。

今の相場に話を戻そう。月曜は日本市場は休場だったが、その間にシカゴ日経平均先物は5%近く下げている。今日は荒れた相場になるだろう。この状況で投資家にとって重要なのは、自分の投資スタンスがどういうものかということである。バフェット氏のようなスタンスであれば下落を受け入れるのも良いだろう。そうでなければ、事前に予測し手を打つ必要がある。それで1月からずっと新型肺炎について書いてきたのである。

•新型肺炎関連銘柄: 国内感染拡大で下落する個別銘柄はどれか
•新型肺炎で原油価格暴落、今後の動向と推移予想

市場は今週から慌て始めるだろうが、事前にここまで予測していた投資家はそろそろ下落の底について考え始める時期である。レイ・ダリオ氏の発言を再び引用しておこう。

•中国新型ウィルス、世界最大のヘッジファンドの投資戦略


一般的にはこうした一生に一度のレベルの災害はまず最初に過小評価され、そして状況が進むにつれて過大評価される。

次の段階に進みつつあるのである。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/8816

19. 中川隆[-13013] koaQ7Jey 2020年3月06日 07:54:29 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[521] 報告

2020年03月06日
乱高下の時ほど積み立て投資で儲かる


分散積立投資ならリーマンショックも大した出来事ではない

画像引用:https://frogkablog.com/wp-content/uploads/2017/02/1-15.png


新型コロナウイルスで投資チャンス

新型コロナウイルスが世界中に感染拡大し、世界の株式市場や金融市場が乱高下しています。

多くの個人投資家は暴落してはうろたえて損切り決済し、上昇を見て買っていると思います。

これが人間の本能として自然な投資行動ですが、これをやると100%損失をこうむります。



人間は高いところから落ちると「危ない」と思って着地に備え、高いところにははより高く登ろうとします。

この本能に忠実だと高値で買って安値で売る典型的な損切り貧乏投資家になります。

反対に「安値で買って高値で売る」のが最上ですが、これが出来たら簡単にビルゲイツやバフェットになれる。


そんな事が出来るのは人類数十億人のなかで数人しかおらず、出来ないので多くの人は投資で負けています。

凡人が投資で勝つには勝つシステムが必要で、才能や技術や幸運に頼ってはお金を失うことになります。

凡人には猿がやっても必ず勝つシステムが必要で、現在最も確実とされているのが積み立て投資です。


積立投資の考え方は世界経済に分散して毎月積み立てて投資する事で、相場変動の影響を受けません。

考え方としては年金運用のGPIFと同じだが、GPIFは規模も大きくより優れたシステムで行っています。

GPIFは運用資産が約170兆円で、20年間で約70兆円、年間約3%の利益をあげています。

「暴落は買い」を実行できる積み立て投資

世界経済の平均成長率は3%以上なのでGPIFの年間利益3%は、ほぼ世界全体の成長率に近い。

高成長株を買えば5%や10%の利益を上げることが出来るが、その代わりマイナスになるリスクが高まる。

GPIFのシステムでは世界経済が成長する限り、世界全体よりやや低い利益を得ることが出来ます。


これを個人で真似することは出来ないが、同じような考え方で世界全体の成長率を得るには積み立て投資が良い。

毎月同じ金額を積み立てる事で買値は必ず過去の平均価格になり、世界経済が成長すればその分の利益を得られる。

リーマンショックのような大暴落では一時的な含み損が出るが、株価が回復すれば利益も回復する。


株価が暴落している時は安く買えるので、暴落すればするほど安く購入でき、積み立て投資では儲かる。

ただし暴落の途中では含み損が出るので「やっぱり積立なんかダメだ」と解約したら本当の損失になる。

積立投資は株式だけではなく、国債などの債券投資に分散し、さらに国内と外国に分散します。


株式が暴落すると国債が値上がりするので、下落時に含み損を抑える効果があります。

日本は為替変動を受けるので、国内投資だけではダメで、外国の株式や債券投資と分散する必要があります。

新型コロナウイルスで世界経済が打撃を受け、株式市場が暴落するほどこの積み立て投資法が有利になります。


暴落すればするほど安く購入でき将来の利益になるので、暴落大歓迎といったところです。

「大投資家は暴落で買う」という格言があり、一代で巨万の富を築いた人は必ず大恐慌で買っています。

普通の人は大投資家になれないが、堅実に積み立てをすればいくらかの利益を手に出来る。
http://www.thutmosev.com/archives/82366291.html#more

20. 中川隆[-13263] koaQ7Jey 2020年4月11日 18:19:51 : 8AFzBVbKDo : NXRHZUxHekZQOU0=[-12] 報告
2020年04月11日
投資は利益5%で成功 大きな利益は大きなリスクを支払う


奇跡の連勝ができるのは万人に1人もいない

引用:http://fxbinaryoption.biz/wp-content/uploads/bio.jpg


投資は何%なら成功か

政府は日本人に投資をさせたいようで、「貯蓄から投資へ」を合言葉に投資を呼びかけている。

NISAという優遇制度をつくり、年間120万円を上限に投資利益が非課税になるが、どうでも良いこと夥しい。

まず勝って始めて税金の問題が発生するので、大多数の人は心配をする必要が無い。


起業して商売を始めるのに置き換えると、商売で利益を挙げる前から税金が優遇されるから「自分は有利になった」と錯覚するようなものです。

それは実際に利益が出たら非課税は嬉しいに違いないが、どっちみち利益が出なければ税金は課されない。

そして投資をしている人の多くは、税金の心配をするほど利益なんか出せていないのです。


投資家のタイプを分けるとまず小遣いで小額投資している人は、税金を心配するほどの利益を出すことは無い。

次は大きな金額を投資するがリスクの低い投信や国債中心で、継続すれば複利効果でかなりの利益が出るかもしれない。

ダメなのは投資を「勝負事」にしている人で、元手を短期間に数倍や数百倍に増やそうとするタイプです。


ネットでは証券会社や投資業者や情報販売会社が「10万円を1億円に増やした」ような体験談を必ず掲載しています。

こうした体験談の99.999%は何の根拠もないデマで、『水素水を飲んだらガンが治った』のような類の宣伝です。

金融庁はこうした「10万円を1億円に増やした体験談」のようなものを規制しているが、違法ではないので数字の桁が変わっただけで、今も続いています。

儲かる投資ほど損をする仕組み

こうした体験談の多くは見慣れると見出しを見ただけで区別できるが、中にはストーリーや設定を良く練ってあるものがある。

「リーマンショックで大損をして人生を棒に振ったAさんだが、確実な投資で損失以上の利益を上げている」というようなものです。

ばかげた事に業者が勧める「確実な投資」がバイナリオプション(高リスク投資)だったりするので呆れてしまう。


およそどんな賭け事でも、当たったときの倍率が大きいものほど「胴元」の取り分が多くなり、プレイヤーの負けが多くなるよう設定されています。

競馬では複勝より単勝、さらに連勝より馬単と配当が大きくなるにつれてJRAの取り分が大きく、プレイヤーの負けが大きくなっています。

さらに同じ種類の馬券でも、オッズ2.0の場合よりも10.0つまり当たったら10倍になる馬券は、回収率が数分の1になるのが知られています。


これは馬券を買う人の多くがが高配当な馬の馬券を買い求める事で偏りが起こり、高配当の馬券ほど過大評価される事で起きるとされています。

いわゆる万馬券になる100倍以上の馬券を買い続けると、長期間のトータルでは購入金額の50%以下しか払い戻されないのが分かっています。

一方複勝元返しになるような馬券だけを買い続ける人は、生涯通産では少し利益が出るのが統計的に分かっています。


なぜ元返しなのに利益が出るのかは、複勝は3着までの他の馬が不人気馬ならば、組み合わせによって払戻金が増えるからです。

こうした「倍率が高いほどトータルで損失が大きい」という法則は投資でも成立します。

先ほどの「バイナリオプション」を筆頭として、元手が数倍になるような儲かる投資ほど必ず胴元の取り分が多かったり、参加者が早く損をするように設計されています。

投資は利益5%なら勝者

だが世の中には本当に「10万円を1億円に増やした」ような人が居たのは事実で、10年ほど前にBNFとかCISとかの投資家がマスコミをにぎわせました。

どちらも最初の元手は100万円程度だったのを一日に何度も短期取引を成功させる手法で増やし、数年後に100億円にしてしまったそうです。

この例で考えなくてはならないのは「BNFが増やした分は貴方が負けた」という事で、投資は参加者同士がお金を奪い合うものです。


この2人が100億円づつ資産を増やしたということは、1万人の投資家が200万円ずつ負けたのを意味しています。

しかもこうした短期取引を繰り返すと手数料の負担も大きいので、実際にはもっと多くの投資家がもっと大きく負けたでしょう。

ハイリスク取引では一人の天才のせいで数万人が数百万負けてしまうので、「貴方や私が勝者になる事は絶対にない」のです。


では堅実な投資家はどの程度のリスクを負うべきなのか、例えば今人気のマンション投資やアパート投資は年利10%の利益なら成功とされています。

年利10%は表面上の売上げなので、そこから税金や諸経費を引いたら年利5%で成功と言われています。

世の中の大半の企業の利益率を調べると5%以下で、トヨタですら10%には届いていません。


200万円のプリウスのうち、利益になるのは15万円くらいで、そこから将来への投資などもするので、ほとんど残りません。

銀行や証券会社のプロ投資家で継続して年利10%も上げたらスーパースターで業界の伝説になれるでしょう。

それどころかかなりのプロディーラーは手数料込みでは損失が出ていて、その損失を個人投資家に負わせています。

投資で毎年5%安定して勝てたら実はその人は相当投資がうまい人で、物足りないかも知れないがそういうものなのです。
http://www.thutmosev.com/archives/68355165.html

21. 中川隆[-13342] koaQ7Jey 2020年4月13日 07:32:11 : fsqm4t39Lc : b0hWUUt3RHJnVDY=[-12] 報告
世の中は予測ができないことがしばしば起きて成功していた人をも破綻させる
2020.04.13


何をどうしても正確に見通せないという現実がある以上、それを求めるのは単なる「ないものねだり」であり、意味がないことなのである。だとすれば、私たちが本当に求めなければならない能力とは何だろうか。私たちに必要となるのは「想定外が起きても人生が終わりにならないための対策」と「態勢を立て直す能力」の2点だ。(鈴木傾城)

2020年。「まったく先が読めない」時代に入った

この数ヶ月で世界は変わった。私たちはもう「平常時」で生きていない。中国発コロナウイルスで自分や家族や友人や知り合いの健康が脅かされるような社会になっているのと当時に、経済的にもどうなるのか分からない時代に入った。

今、私たちは「コロナで死ぬか、経済で死ぬか」の二者択一に追い込まれている。
各国政府は国民に自粛するように言っており、国民はそれを守っている。しかし、自粛が長引けば長引くほど企業は売上減に見舞われていく。企業規模の大小を問わず、すべての企業は「まったく先が読めない」時代に入った。

そして、私たち個人もまた自分の人生が読めなくなっていく。

会社が倒産してしまった人もいる。失業する人もいる。給料が減る人もいる。家賃や住宅ローンや借金が払えなくなりそうな人もいる。たった2ヶ月でこんなことになるとは誰も想像していなかったはずだ。

当然だが、これから何が起こるのかも私たちはまだ知らない。経済は力強く改善できるのか。それとも今よりも衝撃的な事件が起こり得るのか。
流れを読んで、「だいたい、こうなる」というのは推測することはできても、世の中はまったく何も決まっていないのだから、不意に何かが起きるとすぐに予測は外れていく。

世の中が読めないというのは当たり前のことなのだ。将来は何も決まっていない。どれだけ有能で、どれだけ将来を見通す能力があっても、どれだけ実務能力があっても、世の中は思う通りにはならない。


何をどうしても正確に見通せないという現実がある

世の中が見通せず、大混乱に巻き込まれるのは誰でも同じだ。世界に君臨する国家アメリカのドナルド・トランプ大統領ですらも、何も見通すことができずに満身創痍である。

強大な大国や超効率的な企業では、ずば抜けて優秀なブレーンが「世の中はこのようになる」と見通して予測データを出すが、大抵はそのようにならない。

当たり前だが、2020年1月の段階で「グローバル経済はズタズタになって世界は都市封鎖する」などと言っていた人はただのひとりもいない。どんな優秀なブレーンでも、そんなことは分からなかったのだ。

予測に基づいて何かを計画しても、妥協を余儀なくされ、末節の部分の一部は挫折し、一部は延期され、「こうしたい」という計画は最初とまったく違う形になってしまう。

確かに事業計画にも組織運営にも投資にも予測は必要だ。しかし、今の悲惨な状況を見ても分かる通り、当初の予測を過信するのはあまりにも無謀なのだ。緻密な予測に基づいて動いても、予測を覆す出来事が次々と起きるからだ。

そうであれば、重要なのは「世の中を見通す能力」ではないことに気が付かなければならない。そんな能力は誰も持っていないし、どんな努力しても身につかない。
世の中で起きていることを分析して予測を立てることはできる。莫大なデータを解釈して「こうなるかもしれない」と考えることができる。しかし「絶対」にその通りにはならない。

毎日のように何らかの予測不能の突発事項が発生し、それによって世の中はどうでも変わるし何でも起きる。だから私たちが求めなければならないのは、間違えても「世の中を見通す能力」ではない。

現実を見る人間が最も必要としているのは何か?

何をどうしても正確に見通せないという現実がある以上、それを求めるのは単なる「ないものねだり」であり、意味がないことなのである。だとすれば、私たちが本当に求めなければならない能力とは何だろうか。

私たちに必要となるのは「想定外が起きても人生が終わりにならないための対策」と「態勢を立て直す能力」の2点だ。

不測の事態は必ず起きる。だから、不測の事態が起きることを想定して、万一の出来事でも自分が終わりにならないようにしておかなければならない。

しかし、それだけでは足りない。不測の事態に備えて何らかの準備をすることもできるが、世の中はその準備すらも上回る事件がしばしば起きるからだ。今の世の中を見ても分かる通り、対策を上回る想定外は突如としてやってくる。

だから想定外に備えるための対策と共に、想定以上のことが起きても「そこから事態を立て直す能力」も必要になって来る。

想定外から事態を立て直す能力というのは、不意打ちを食らった瞬間であっても冷静に自分の身に起きていることを客観的に見つめて、その時点でベストの選択ができる能力だ。

予測できない打撃を食らうと、その瞬間に今までの順風が吹き飛んでしまう。打撃が大きいと、今まで持っていた楽観も予定も計画も何もかもが吹き飛んでしまう。それこそ、最も幸せな瞬間は一瞬にして崩れる。

世の中が予期できないということは、誰もがこの「打撃」を味わうということである。どんな有能な人間であっても、どんなに慎重な人間であっても、長い人生の中で不意の打撃を一度も受けないでやり過ごすことなどできない。

失ったものを数えるのではなく、残ったものを拾う

もちろん先を見通す能力を磨くのは無駄ではないし、ある程度の予測能力があっても邪魔にはならない。

平常な時期には、ある程度の予測がきちんと立てられる人の方が成功する。無計画な人よりも計画的な人の方が常に優秀であり、結果を出すことができる。しかし、予測を過信するとワナに落ちる。

予測はその正確さを100%担保することができない。往々にして外れ、曲がり、想定外に見舞われる。どんなに過去を研究し、膨大なデータを読み取り、緻密な計算をしても正確さは100%にならない。

だから「想定外が起きても終わりにならないための対策」が重要になる。

私は1990年代に大事な人が「バブル崩壊」という巨大な想定外に巻き込まれて、大きな資産も家も健康も自尊心もすべて失ってしまった人を目の前で見てきた。悪化していく経済情勢の中で追い込まれていく人の精神状態をつぶさに観察した。

その時、まだ若かった私は「世の中は予測ができないことがしばしば起きて成功していた人をも破綻させるのだ」と否応なしに知ることになった。私が経済的には非常に慎重で保守的な立場を取って生きるようになったのはそれが理由だ。

事業家やビジネスマンは借金を「資産のうち」として果敢に使うが、私は事業のための借金も、住宅ローンも、その他の分割払いも一切しない。投資にも信用やレバレッジを絶対にかけずに現物で保有する。

だから、私はすでに極度のリセッション(景気後退)がやってきても生き残れる態勢になっており、今の状況が1年以上続いても破綻の心配はまったくない。

中国発コロナウイルスによって、世の中がこんなに悲惨な状態になるとは想像だにしなかったが、それでも「想定外が起きても終わりにならないための対策」を日頃からしていたので、それが私の身を助けてくれることになる。


世の中がもっと悪くなる準備はできているだろうか?

しかし、世の中は私の想定を超えてもっと悪くなるかもしれない。保守的な経済観念を持った私ですらも破綻するほど凄まじい経済破壊がくるかもしれない。

1930年代の世界大恐慌の時代、世界中の人が想像を超える経済崩壊で無一文になった上に第二次世界大戦にも巻き込まれた。超弩級の悪いことが次々に起きたのが1930年代だった。

世の中が平時に戻るのは1945年なので、この当時の人は15年間も非常事態に苦しんだということだ。今回もそうなれば、いくら経済的に保守的なアプローチを取っている私と言えども無事ではいられなくなるだろう。

そうなったのであれば不遇を臥薪嘗胆で生き残り、世の中が落ち着いたら「態勢を立て直す能力」が必要不可欠となる。予想通りにならずに窮地に落ちる局面は必ず人生にある。だから、いったんは泥にまみれても、したたかに立ち上がる「能力」が必要になってくる。

受けたダメージを客観的に見つめて、そこからいかに回復していけるか。失ったものを数えるのではなく、残ったものを拾っていかに立ち直るのか……。そこに焦点が当たっていると、どん底から立ち直るきっかけをつかみやすい。

「態勢を立て直す能力」を磨くというのは、何が起きるのか分からない世の中で、自分なりにサバイバルできるようにするということでもある。受けた打撃から回復する能力は、すべての人間に重要なものである。

中国発コロナウイルスで世の中がズタズタになってきている今こそ、この受けた打撃から回復する能力が自分にあるのかを見直す必要がある。何が起こるのか分からない。

世の中がもっと悪くなる準備はできているだろうか?


『怖くて眠れなくなる感染症(岡田 晴恵)』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4569835619/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=asyuracom-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4569835619&linkId=f17986069e49f1c1c69ad461b0b6a6e8


https://blackasia.net/?p=18104

22. 中川隆[-13150] koaQ7Jey 2020年4月18日 19:11:53 : rg4H6flUlY : TXlYZGwuUFM0Wms=[53] 報告

バフェット理論で世界の崩壊は決まっていた? 日米株バブル崩壊


株式時価総額がGDPを大きく超えた時にバブル崩壊している(アメリカ)

引用:(投資の科学的思考)http://investortrader.info/wp-content/uploads/2016/09/419bb581eeba14ec33a6a866d1a49d43.png


危うい日本株

2010年にリーマンショックが終息し、2019年まで日本を含めてバブル経済を謳歌していました。

だが客観的数字のいくつかは世界バブルが人為的に吊り上げたもので、やがて落ちてくるのを示唆していました。

日本について良くないことの一つが日銀と年金資金による大量の日本株購入で、株価上昇の多くをもたらしていました。


例えば日銀は2016年にETFを4兆3千億円購入、GPIFなど信託銀行も3兆5千億円を買い越し、政府系だけで約8兆円の買いがあった。

外国人投資家は、現物と先物で2兆8000億円を売り越し、国内個人投資家も2兆5000億円を売り越し、個人投資家は5兆円以上を売りこした。

政府系資金で個人投資家の売りをそっくり吸収して、民間機関投資家の買いを呼び込んで株価が上昇した。


成長を続けるには今後永遠に日銀とGPIFがは8兆円から10兆円も買わなくてはならないが続けられるか疑問がある。

政府の資金で株価を上げるのは一時的には効果があるが、資金が有限である以上、いつかは止めなくてはならない。

世界にとって良くない事は2010年以降の世界バブルはアメリカの金融緩和によってもたらされた事でした。


日銀がFRBに置き換わっただけで、FRBがNY株価を吊り上げて増えた資産が世界に投資され世界バブルを起こした。

世界バブルには実態がないので、いつか崩壊すると予言していた人が居ました。

約束されていたバブル崩壊

Wバフェットは日米や世界の株価は既に上昇しすぎていて「バブル」になっている疑いがあると言っていた。

この手の崩壊論は当たらないことが多いが、それが世界一の金持ち投資家のWバフェットなら、気に掛けるべきだったかも知れない。

有名なバフェット指数では「その国の株式総額は、長期的にはGDPと一致する」のを基本原理としている。


つまり株価とは実体経済の裏づけがあるもので、トヨタが生み出す価値が10兆円ならば、トヨタの時価総額も10兆円であるべきだという事です。

これがもし10兆円の価値しか生み出していないのに、時価総額だけ100兆円だったら、ホリエモンのネット企業みたいに崩壊する可能性が高いです。

日本のGDPは約550兆円だが、東証1部の時価総額は一時600兆円以上もあった。


アメリカのGDPは約20兆ドルで、時価総額は25兆ドル超だったので、日米の株価はいずれもGDPを上回っている。

過去にはこのように時価総額がGDPを大幅に上回ったときに、2000年のITバブル崩壊や、20007年サブプライム危機が起きていました。

日本でも株価が上がりきった時にバブル崩壊、小泉景気の反動などが起きたが、いずれもGDPが増えていないのに株価だけが上がっていた。


こうして見ると確かに日米の株価はGDPという実体経済に対して高すぎバブル経済になっていた。

これらの数字からは世界のバブル崩壊は約束されていて、コロナウイルスは背中を押したのに過ぎない
http://www.thutmosev.com/archives/68367158.html

23. 中川隆[-13145] koaQ7Jey 2020年4月19日 13:26:47 : 4x46IipBow : YWFUR1V5N3FIaFE=[3] 報告
2020年04月19日
小額投資という罠 ハイレバ、オプションは速攻破産


あるか、そんなもん(笑)

引用:http://bomaieug.info/image/top_pc.jpg

小額投資という罠

数万円や1万円以下の小額で投資できると謳う商品を、多くの証券会社や金融業者が用意しています。

1000円から株を買える商品も存在するので、興味の無かった人でも「ちょっとやってみようかな」と思う筈です。


1000円は無くなるかも知れないが、もしかしたら数十万円に増えるかも知れません。

業界第一位を名乗るFX業者が(大半の業者が1位を名乗っていますが)「3万円が1億円に増えた」という実体験を宣伝していました。

この手の実体験を使った宣伝は大概、作家が考えた嘘なのですが「それにしても良い加減にしろよ」と思いました。

他の証券会社も「毎日30分でお小遣いが稼げる」「主婦のわたしも投資で成功しました」とか大抵は作り話です。

仮に本当の事が含まれているとしても、その会社のせいで破産した人の例は書きません。


考えてみると分かると思いますが、1億円で投資する人と、1000円で投資する人のどちらを証券会社は優遇するか?

ある証券会社では1000円の「プチ株」のような金融商品を扱っていましたが、買って決済すると手数料として2割が引かれる仕組みでした。

大口投資では手数料として引かれるのは0.1%以下だと思いますが、小額投資では往復20%も引いているのでした。

この手のプチ株は良心的な場合でも手数料10%など、とにかくボッタくっているので、絶対に利益が出ることはありません。

もう少し資金が多くて数万円だとしても、小額取引ほど手数料が割高になり、利益が出にくいのに変わりはないです。

株をやるなら最低でも数十万円を用意してちゃんとしたものをやるしかないです。

オプション取引

多くの人は手数料を見比べて、小額での株式投資などやらないと思いますが、次に目が行くのがレバレッジ取引です。

信用取引とも言い、持っているお金の何倍もの金額を投資することが出来ます。

オプション取引という物もあり、やはり小額の資金で多額の投資をする事ができます。

2011年の震災後に次のようなおもしろい(?)人が実在しました。

Aさんは日経先物オプションという商品で投資していて、震災前には30万円を2000万円に増やしていました。

レバレッジ取引やオプション取引はこのように、一時的には「神が乗り移った」かのように勝ちまくる事があります。

パチンコの連チャンと同じで、一定確率で必ず起こる事なのですが、本人は必ず「俺は天才なんだ」と思い込みます。

Aさんのオプション取引とは日経平均がある値段より下がらなければ利益を得られる、というものだったらしいです。

2011年の日経平均は1月4日の年初から3月11日まで、1万500円前後で推移し、一度も1万円を割りませんでした。

この期間にAさんはPUT売とPUT買を組み合わせて資金を100倍近くにまで増やしました。

震災後の3月17日に日経平均は8,639円に下がり、この日にAさんは追証1億8千万円を請求されたようです。

この後長いやりとりがあって証券会社は回収不能という事で債権放棄し、Aさんは大半を払わずに済んだようです。

だがこれは震災という特別な時だったからで、必ず追証は請求されます。


そもそも証券会社が「1万円を下回らなければお金差し上げます」のような簡単で美味しい金融商品をやっている理由は、トータルでは客が負けるからです。

Aさんは日経平均が1万円以上の相場を続ければ、遠からず1億円以上を手にした筈だが、そんな人は滅多に居ないから証券会社が儲かる仕組みです。

生存を賭ける覚悟が無いなら、オプション取引に手を出すのは絶対に止めましょう。

レバレッジ取引

オプションでは無い通常の信用取引、レバレッジ取引について考えてみます。

日経平均先物では30万円の資金で1000万円の取引ができ、上手く行けばAさん並に30万円を2000万円に増やせるでしょう。

だが株でも他の投資でも勝つ人の何倍も負ける人が居て、その割合は1:9とされています。

9割の確率で負ける勝負に、30万円で1000万円分の投資をしたら何が起こるかです。

30倍のレバレッジですから日経平均が1割下げたら、100万円近い損失を食らってしまいます。


レバレッジとは証券会社に借金をして金を借りる事なのですが、やり始めるとこれをすっかり忘れます。

儲かれば「投資で食っていけるな」と調子に乗って取引を拡大していきます。

損をしたら、僅かな損を取り戻すために、また取引を拡大するでしょう。

レバレッジ取引は手数料がトータルで高くなるのも特徴で、短期勝負のため毎日何度も取引します。

レバレッジを掛けたまま長期保有すると、追証やロスカットされるので、短期勝負せざるを得ません。

FXなどは一度の手数料は安くても、年間ではむしろ高額な手数料を払う事になります。


「それは極端な例であって、限度をわきまえれば良いのではないか」と思うでしょう。

ところが人間一度熱くなってしまったら、沸騰したヤカンのお湯のようになってしまい、全部蒸発するまで止まらないのです。

不思議な事に最初投資した金額が1000円だったとしても、人間は1000円を取り返すために1万円を犠牲にします。

1万円を失うとまたそれを取り返そうとして10万円、100万円を簡単に投資します。

ネット上の失敗例の多くがこういうケースと言って良く、最初に小額投資をして失った物を取り返すために破産した人が居る。

小額なら積み立て投資を

では投資とは全部ダメなのか、というと小額で堅実な投資も存在しています。

ただ「オプション」や「レバレッジ」に比べると証券会社の利益になりにくいので、あまり宣伝しません。

証券会社の利益が少ないという事は、ボッタクリにくいという事です。

投資信託を中心に「積み立て投資」という商品があり毎月決まった金額を、貯金のように積み立てて行きます。

一時期は金の積み立てとかが流行していました。


積み立ては1000円などの小額にも関わらずレバレッジが掛からず、証券会社などが多数をまとめて一口として運用しています。

積み立て投信の場合、取引手数料は0.5%以下といったところで、手数料無料の商品も存在している。

積み立てでは基本的に放置したまま利益が出るのを待つので、これ以外の手数料は発生しない。

(口座維持や出金時の手数料は必要になる)

「積み立て投資」でも最初に書いたように『プチ株』の類は絶対にダメです。

よくよく手数料を見比べなければいけません。
一見すると割安な手数料を表示して、見えない所に高額手数料を書く証券会社も実在します。

言うまでもなく手数料が高い商品は負ける確率が高く、手数料が無料や低額なら勝つ確率は高まる。

投信の利点はレバレッジが掛からない事で、投資した以上の損失が出る事は無く、リスクを小さく出来る。

むろんその分儲かった時の利益も小さいが、元々投資とは10倍や100倍になるものでは無いです。

http://www.thutmosev.com/archives/35339017.html

24. 中川隆[-13119] koaQ7Jey 2020年4月20日 06:52:10 : at6ayMU0Ck : WklkR3pzU3dhZmM=[3] 報告
2020年04月19日
バブル崩壊で勝ったのは国債だけだったという事実
http://www.thutmosev.com/archives/68138564.html

投資
危険を煽ってもっと危険な投資や移住を勧めると、どこかから報酬が貰えるのだろうか

引用:http://utel.jp/792-8939/blog/%E9%80%9A%E8%B2%A8%E3%81%A8%E5%9B%BD%E5%82%B5.jpg


最も「勝ち組」の投資は日本国債だった

投資をしている人は「日本国債が危ない」「国債が破綻する」「国債を買うな」という情報を、今までに数多く聞いてきたと思います。

ニュースを見れば国債破綻、投資コラムでは国債を買うなという具合で、悪い投資の筆頭に上げられることが多い。

だが現実に1990年台バブル崩壊で「1円も損をせず」「元金が7倍以上になった」のは日本国債を買った人だけだった。

バブルの頃は色々な投資がブームで、金銀、土地、ゴルフ会員権、株やピカソの絵、ハワイや湯沢の別荘が人気でした。

これらの投資はその後のバブル崩壊で全て損をした筈で、保険や年金商品ですら政府の方針でカットされていました。

そんな中で唯一バブル崩壊の影響をまったく受けなかった投資商品が「日本国債」で、日本国債が危ないという定説とは真逆の結果です。


バナナ売りみたいな投資アナリスト達は毎日毎日「あぶないよあぶないよ、さあ国債が破綻するよ」と道端で「国債が危ない」と言い続けています。

彼らがそう言っている理由は国債以外の投資商品を売って稼いでいるからで、国債が売れたら困るのです。

日経先物とかFXとか株とか土地とかピカソの絵を売って初めて「カモ」から金を取れるので、日本国債が売れたら儲からなくなるのです。


1980年に日本国債を購入した人は、30年後の2010年に7倍に増えていて、もし最初に1000万円なら7000万円、100万円でも700万円に増えていたのです。

バブル崩壊も阪神大震災も福島原発もリーマンショックもすべて無関係で、1980年台に買っていさえすれば誰でも7倍になったのです。

では日本国債を買う以外でこの30年間に投資で資産を7倍にした人がどれだけ居たか、聞くまでもなくほとんど居ないはずです。

日本国債より危険な投資に手を出す人々

「そんなのウソだ。日本国債はゼロ金利じゃないか」というもっともな意見がありますが、それでも30年間毎年金利が付くことで、5倍とか7倍に増えるのです。

考え方を変えれば本当に「金利ゼロ」だったとしても、デフレで物価が下がると実質的にお金が増えるのです。

「経済専門家は皆日本が破産すると言っている」というもっともな意見もあるが、逆に日本政府が破産した後に残る安全な物って何なんでしょう?


例えば土地は消えませんが、戦前日本最大の資産家だった本間家(ローソク足を発明した本間宗久の子孫)は敗戦でアメリカ軍に土地を没収され、ただの釣具屋になり今は中国に買収されて消滅しました。

有名企業の株を保有しても日本政府が倒産するほどの事態なら、三菱や三井やトヨタだって倒産するでしょう。

金などの貴金属は物質として目減りしませんが、あの手のものは長期的には必ず物価上昇率より価値が目減りしていきます。


日本国債がデフォルトするほどの危機なら、どんな資産も無価値になる可能性が高く、それらより危険ではありません。

例えば沖縄県知事のアホは「中国に統一してもらって日本から独立しよう」と言っていますが、中国は共産国家で個人の土地所有が認められていません。

米軍基地が中国軍基地にかわり、土地は政府の所有になり、住民は政府から借りた借地に住む事になります。(中国人民はそうしている)

日本国債より安全な投資って何?

日本国債が無効になるほどの衝撃というのはこれほどの事が起きると推測でき、こんな事を考えるよりは自衛隊に税金を払ったほうが幾らかマシです。

「日本国債がアブナイから他に投資しよう」という考えは一見合理的にみえて、相当におかしいのが分かると思います。

例えていえば「巨大隕石が地球に落下するから地球の裏側に逃げよう」みたいな話で、恐竜より頭の働きが鈍いです。


日本国債ではなく米国債など外国政府に投資しようという人も居て、こちらの方は理にかなっています。

円高が進んでも日本よりアメリカの金利が高いので、最終的に日本国債を買うよりも、数十年後に元本が増える可能性は高いです。

だがしかし日本の証券会社から米国債を買って、日本政府が倒産したときにその証券会社は存在し、銀行は投資した元本を保証してくれるのか甚だ疑問です。


日本が破産したとき自分が買った証券会社が倒産していて、資産保全しているメガバンクも倒産したら、買っておいた米国債も消滅するでしょう。

アメリカの証券会社から米国債を買うという方法もあるが、おそらく日本からだと余計なコストを取られたり不利になるかも知れません。

このように考えると「日本国債があぶない」から色々な投資を試みるのは、結局どれも日本国債そのものより危険な投資に手を出すハメになります。
http://www.thutmosev.com/archives/68138564.html

25. 中川隆[-12717] koaQ7Jey 2020年5月13日 10:00:40 : bdtAPQH1aM : cWpqa0tHQTNSakE=[9] 報告
2020年05月12日
長期投資と短期投資の皮算用 リスクと労力に見合う投資はあるか


短期間でお金を増やすには、ある種の才能が必要

引用:http://textream.c.yimg.jp/res/textream-cimg/8e/48/1160004548-06faef275ec1e904354d41463bdf3d79/645/ddaa666dae178fdb78a4f38482f56468.jpg


「現金で持っているのは損」「あなたも貧困老人になる」と脅し文句のように投資を誘う宣伝が多い。

果たして証券会社や専門家がいうような、有利で安全な投資はあるのでしょうか。


数百万円以下の長期投資は無意味?

金融投資には短期投資と長期投資があり、大きく儲けた人は必ず短期投資で資産を増やしています。

ここでは1週間や1ヶ月程度でも短期投資に含めるものとして、成功者は売買を繰り返しています。

何故長期投資では増えないかというと、例え年10%の利回りを上げたとしても、たった10%しか増えません。

そして年10%も増える投資対象は滅多に無く、5%ですら高利回りと言われています。

これでは投資でお金を増やすなど夢物語で、あれこれ考える時間でバイトや内職をしたほうが儲かります。

それが投資の真実で、100万円程度を5%増やしても年5万円増えるだけで、10%でも10万円に過ぎません。


しかも誰でも体験する事として、5万円や10万円を失う事も、同じくらいの頻度で発生します。

そう考えると数百万円程度のお金を危険に晒して投資するより、ネットで内職でもしたほうが確実に稼げます。

例えば家庭用ゲーム機が流行っていた頃は、ネットで安く買って高く売るだけで月数万円儲ける人が多く居ました。


人気ゲームほど品切れが起きるので、アマゾン等で品切れすると、定価より高くても売れた訳です。

今もアマゾンやヤフオクで右から左に商品を動かして月に数千円から数万円稼いでいる人は大勢居ます。

小額に思えますが月3万稼げば年36万円で、これは700万円を何かに投資して年5%を得たのと同じ事になります。


しかも投資した人は700万円を危険にさらし、小遣い稼ぎのほうは仕入れ金数万円を使うだけです。

数百万円以下の金額を投資で増やすには、短期勝負で勝ち続けないと意味がありません。

大勝と玉砕は紙一重の短期投資

そこで大きく増やしたい人は株取り引きとかオプション取引、先物取引などでデイトレで売買を繰り返します。

中には成功する人が居て、10万円を1億に増やしたり、100万円を数百億円に増やした人も居ました。

これだけ大勝ちする人が居るという事は、勝った人が大金を得る代わりに、大多数の人が負けるわけです。


資産を100倍に増やす人が居るなら、計算上その人の影で100人以上が負けている筈です。

短期売買になるほど勝率が低くなるのは、売買手数料がかさむ影響もあります。

例え1回の手数料が千分の1だとしても100回売買すると10%引かれるので、確実に悪影響を受けます。


売買を繰り返すことは、致命的な結果を生じる事があり、破産する確率が飛躍的に増えます。

長期投資では株価が年20%下がったとしても、資産が20%減るだけですが、短期投資は減少を繰り返します。

短期投資で10%負けた人は、負けた状態からまた短期投資するので、1年で全て失うのは珍しくありません。


実際に短期投資で連続して負けると、どんな人でも頭が沸騰してしまい、判断力を失います。

周囲が辞めた方が良いと忠告しても聞き入れず、レバレッジを掛けてぶちこんで最後は散って行きます。

散る時のパターンは皆同じで、数億円、数十億円持っていても、冷静な判断が出来なくなり全額失います。

こうして散った人たちのお金が、大勝した人に渡っているのです。

勝負事には才能が必要

短期投資を繰り返して資産を増やすタイプの人には特徴があり、一種の才能を最初から持っています。

長い間負け続けた人が数十年努力して勝てるようになった、という話は聞いた事がありません。

資産を増やした有名な投資家はまず例外なく、最初から勝ち続けたが、少なくとも努力型ではありません。


短期投資をやってみて良い結果が出なかった人は、おそらくその後も一生短期投資では勝てないと思います。

有名なプロディーラーが書いた本で「本を読んで勉強するような奴は勝てないからお前は投資を辞めろ」と最初に書いてありました。

そのくらい才能が必要で、才能が無い人はお金を毟られるだけだ、と彼は諭したかったのだと思います。


長期投資を数百万円程度でやっても、休日にバイトや内職する程度にしかならない。

かといって大きく勝てる短期勝負は、儲かるだけに負ける事のほうがずっと多い。

確実に勝てて大きく資産が増える投資はなく、一種のロマンと言えます。

http://www.thutmosev.com/archives/51926505.html

26. 中川隆[-12704] koaQ7Jey 2020年5月13日 14:49:30 : bdtAPQH1aM : cWpqa0tHQTNSakE=[22] 報告
2020年05月13日
バフェット投資は終わったか? 損失を認めたバフェット


5兆円の損失を発表するバフェット、損を出しても「儲かった儲かった」と自慢話をする男とどちらを信用するか?

画像引用:Warren Buffett says the coronavirus cannot stop America, or Berkshire Hathaway - ロイター https://jp.reuters.com/article/us-berkshire-buffett/buffett-says-coronavirus-cannot-stop-america-idINKBN22E0TR

バークシャー・ハサウェイ5兆円の損失

Wバフェットのファンドがコロナで打撃を受け5兆円の損失を出したのが話題になっています。

デルタ、アメリカン、サウスウエスト、ユナイテッドの4社で40億ドル相当の米航空株をすべて売却した。

バークシャー・ハサウェイの2020年1月-3月期決算は株安で497億ドル(106円換算で5兆2,682億円)の赤字だった。

手元資金は、2019年末から100億ドル増加して過去最大の1,370億ドル(約14兆4,220億円)になった。

手元現金は株を売却して増えたので、今すぐ投資に使える現金の事で、株などに投資したものは含まないようです。

バフェットは「買いたいものがないので何もしない」と暫く静観すると話している。


バフェットは10年前のリーマンショック時にも同じように損失を出し、同じように「暫く投資しない」と言って引退を噂された。

だが米景気が2010年頃回復に向かうとやおら起き上がり、怒涛の勢いで株を買いあさりその後大儲けした。

これがバフェットのスタイルで、景気後退期はいつも損失を出し、景気上昇期に利益を出してきた。


世の中には景気後退期に巨額の利益を上げる投資家が居て、その筆頭は魔王と呼ばれたJソロスでした。

ソロスは国家や中央銀行、巨大企業に何度も空売りをしかけて破産に追い込み利益を上げるのを得意としている。

リーマンショック時にも米住宅ローン破産を予言し空売りで莫大な利益を上げた投資グループが存在した。

バフェットと孫正義の違い

だがこうした空売りする投資家は、継続して利益を上げる事は無く数年で破産し無一文になる。

ソロスはインタビューで「空売りでは通算すると赤字で、利益はすべて通常の買い注文によるものだ」「空売りはするな」とまで忠告している。

今回も米ヘッジファンド「ルネッサンス」が暴落時に巨額の利益を上げ、創始者のジム・シモンズは神格化されている。


ジム・シモンズはバフェットと違って秘密主義で手法や考え方は非公開、数学や統計を駆使していると言われている。

米ヘッジファンドは10年で99%破産しているが、「ルネッサンス」が10年後も生き残っているか興味深い。

バフェットは経済危機になると「負けた。もう投資はやめた」とすぐ白旗を挙げるのが特徴です。


それとは正反対の態度を取っているのがソフトバンクファンドの孫正義で、1兆円以上の損失を出した。

しかもソフトバンクは以前から自分に有利な会計や手法を用いて発表する癖があり、実際はもっと損失を出している可能性が高い。

にも拘わらず数日後に携帯電話の「ソフトバンク」(ファンドのソフトバンクGとは別会社)は「過去最高の利益」を発表した。


かなりの人は頭が混乱したはずで、同じ名前の会社が「1兆円の大損失」、数日後に「過去最高利益」を発表した。

孫正義は米電話会社スプリントが年数千億円の赤字を出していた時も、合法的な会計手法で黒字に見せかけて「大儲けした」と自慢していました。

バフェットの態度と孫正義の態度のどちらを信用できるか、自分ならどちらに金を任せるかは言うまでもない。

http://www.thutmosev.com/archives/82929470.html#more

27. 中川隆[-12234] koaQ7Jey 2020年6月25日 07:06:53 : HlGqH0Ddh6 : NW9GamFMSldoWkk=[8] 報告
2020年06月25日
ソフトバンクGまた投資失敗 孫正義の千里眼の正体


ワイヤーカードは最初から不正会計をしていた可能性が高い

画像引用:コラム:ワイヤーカードの疑惑、独監督当局の脆弱さも露呈 - ロイターhttps://jp.reuters.com/article/wirecard-breakingviews-idJPKBN23U0FC

今度はワイヤーカード

ソフトバンクグループ(以下SBG)が投資した企業は次々に経営不振に陥っているが、リストに1社加えられた。

新しい不良資産はドイツのIT企業ワイヤーカードで、新興決済サービス企業だった。

監査法人E&Yは、ワイヤーカードが約19億ユーロの粉飾決算をしていたと指摘した。


最初から存在すらしてなかった19億ユーロを持っているかのように装い、優良企業に見せかけていた。

世界はこの10年間好景気だったが、好景気ではあらゆる企業が優良に見え、株価は大きく値上がりする。

日本のバブル経済ではすべての日本企業が優良企業だったが、バブルが弾けて5年後に大半がくそ企業と判明した。


現在の世界もそのようなもので、全世界好景気の元ではどんな企業も優良企業に見えた。

ソフトバンクの孫正義は千里眼で有名で、相手を一目みただけで投資価値を見抜き巨額投資をしてきた。

自分には眼力があるとかフォースを感じたと言っていたが、要するに全世界好景気だったので何に投資しても成功した。

バブルでは猿がサイコロを投げても成功する

孫正義ではなく猿がサイコロを投げても同じ結果になった筈で、バブル期の日本にもそうした投資の天才がゴロゴロいた。

孫正義が千里眼で投資した企業の大半が経営難になっているが、それも全世界好景気で好調だったが、不況になって真の姿を現したといえる。

Wバフェットは「プールの水を抜けばどんな格好か分かる」と言うのが好きだったが、2020年にプールの水は抜かれた。


バフェットにも劣らぬ投資ファンドを率いるジム・チャノスは、強気相場が詐欺を隠すとたとえている。

IT相場のような圧倒的強気相場の前に、どんな懐疑派も考えることを辞めてしまい楽観論に転じる。

強気相場の中にはアップルやグーグルのようなダイヤモンドもあるが、石ころや馬糞も混ざっている。


強気相場が長く続くと人々は石ころをダイヤの原石だと言っても信じるようになり、スーパーバブルを形成する。

ジム・チャノスによると最近過大評価されているのはテスラや中国で、コロナによって化けの皮が剥がれるのかも知れない。

SBGは強気相場で過大評価されていた新興企業を次々に買収し、さらに株価を吊り上げた。


企業の本来価値を見抜いて割安な株を買うという投資の王道からはほど遠く、孫正義の投資は失敗に終わる可能性が高い。
http://www.thutmosev.com/archives/83269764.html

28. 中川隆[-12090] koaQ7Jey 2020年7月18日 12:06:33 : HrqLkPjLMA : TWJ2YkhZV0t5eFE=[7] 報告

2020年07月18日
投資家の期待と現実収支のギャップは2倍以上

夢を売る商売という点で、投資と宝くじは似ている
984171


投資家の期待と現実の差

コロナ以前の米国のニュースによると、投資家が「このくらい儲かるだろう」と考えている収益と、現実の結果には大きな落差があった。

投資家(かなりの資産家が対象)自身は実質で年8%以上の利益を期待しているが、アメリカは年2%以上のインフレ率なので、名目で10%以上勝たなくては成らない。

米株式市場の上昇率は7%程度だが、これは先進国の中でも抜群に高い数字だった。

株価上昇率が7%で、投資家が実質8%の利益を得たいと思うのは妥当に思えるが、実際には不可能な数字です。

破産しない為には安全投資とハイリスクを組み合わせ、安全投資の方を多くしなくては成らないが、当然安全な投資ほど得られる利益は低い。

米国債金利や安全投資の利回りは3%以下なので、全体で8%儲けるには、株式投資などで年15%以上も勝たなくてはならない。


株価上昇率が7%の国で、上昇率と同等かもっと儲けるためには、全額をハイリスク投資に投入する必要があり、かなり無謀な投資になる。

結局のところ米国の資産家は分散投資をすると、希望の半分程度の年4%台の投資成績に落ち着く。

客観的に数字を見れば8%など有り得ないのだが、投資の世界ではこうした「ありえない事」が有り得るかのように語られている。


Wバフェットに代表されるような「勝ち組」が存在するのは事実だが、考える必要があるのは平均的投資家のケースです。

もしその年の投資市場全体で1兆円の利回りしかなく、バフェットのような成功者が半分の5000億円を獲得したら、平均的投資家の取り分が減ります。

投資雑誌が取り上げるような成功者が増え、彼らが成功するほど「平均的投資家」の投資成績は下がります。

なぜなら投資は他人の金を奪う行為だからです。

投資は夢を売る商売

しかもあらゆる投資は資金を多く持っている人に有利で、小額投資をする平均的投資家には不利なルールになっています。

そう考えると株価上昇率が7%だとしたら、普通の人が期待できるのは6%程度というところです。

しかも安全資産の低利回り商品に多くを配分するので、普通の人の本当の期待利回りは4%程度になります。


日本でも同じ事で、SNSや掲示板では投資で成功する方法や成功者が溢れていますが、現実とは乖離していると思います。

株価が上昇しているとしても今後は下がるかも知れないので、全額を狙った株式銘柄に投入するなど無謀です。

株式投資に失敗しても破産しない為には、実質利回り1%以下の安全な投資に分散せざるを得ません。


アナリストとかフィナンシャルプランナー、専門家と名乗る人達は、早い話証券会社や業界の宣伝マンに過ぎません。

彼らはお金を払ってくれるスポンサーの為に「投資は儲かりますよ」と言っているので、顧客の為なんかではない。

こうしたアドバイザーが例として持ち出す数字は、必ず素晴らしい結果になっているのだが、平均的投資家がそれをやっても同じ結果は得られません。


投資家が上げうる現実の収支は、せいぜい頭の中でシミュレーションした数字の半分という所なのです。

賢明な人でも事前の計算では「儲かった時だけ」を都合よく抽出し、連続で損失を出す可能性は「ありえない」と排除してしまうからです。

ところが投資をやっていると毎月のようにコロナのような「ありえない」事が起こります。
http://www.thutmosev.com/archives/70805306.html

29. 中川隆[-9167] koaQ7Jey 2020年12月21日 10:22:45 : 3zP1R1s2bc : MG41NHJjem1sTW8=[19] 報告
パチンコ依存者はドラッグ依存者と同じ。そこに落ちたら極限の地獄が待つ
http://www.asyura2.com/20/reki4/msg/1083.html
30. 中川隆[-8299] koaQ7Jey 2021年1月13日 22:13:37 : BWio5bIwzA : dUFaY1B6VVRwaXc=[32] 報告
コロナ拡大は株高要因。バブルの入口で投資初心者が勝てる唯一の道は?=栫井駿介
2021年1月13日
https://www.mag2.com/p/money/1007392


「コロナ=株高」の構図が見えるほど株式市場は好調です。バブルの入り口にいる今、私たちが忘れてはいけない投資の原則があります。(『バリュー株投資家の見方|つばめ投資顧問』栫井駿介)


緊急事態宣言でも株価上昇!もはや「コロナ=株高」の構図
年明け早々、株式市場は好調です。ダウ平均株価は早速史上最高値を更新、日経平均株価も今年の目安と言われる3万円に早くも届きそうな勢いです。

日経平均株価 日足(SBI証券提供)
https://www.mag2.com/p/money/1007392#prettyPhoto/0/

アメリカではバイデン氏が正式に大統領に選出されました。1月20日に就任式を予定しており、ご祝儀相場の様相を呈しています。

また、米上院も民主党が多数派を握ることになりました。11月の大統領選時には、大統領・上院・下院の3つが民主党で揃う「トリプルブルー」になると増税不安によって株価は下がると懸念されていましたが、そうなったにもかかわらず株価は上昇しました。つくづく株価の解説はあてになりません。

相場を見ていると、もはやあらゆる材料がポジティブに捉えられているような雰囲気さえ漂います。日本では1都3県に再び緊急事態宣言が発出されましたが、株価はどこ吹く風です。コロナが広がる中での株高にはもはや慣れっこになってしまいそうです。

こうも株価の上昇が続くと、いつの間にか「コロナ=株高」の構図すら見えてきます。それもそのはずで、コロナが続く限りは金融緩和の終了はないでしょうから、金融市場にはお金が流れ続けることになります。投資家は「安心して」リスク資産にお金を投じることができるのです。


私たちはバブル相場の入り口に立っている
このような「金融相場」になってしまうと、経済状況・ファンダメンタルズは脇に追いやられます。「今すぐ上がりそうなもの」ばかりがもてはやされ、上昇が上昇を呼んで上がり続けるのです。

バブルではわけのわからないものほどよく上がる傾向があります。かつての「チューリップ・バブル」「南海泡沫事件」「ITバブル」を見ても明らかです。

そして、現代のバブルとして注目に値するのが「テスラ」「ビットコイン」でしょう。もともと異常値とも言える価格なのですが、年末から年始にかけてさらに急上昇しました。

局所的ではありますが、同じようなことがあちらこちらで起きつつあります。テスラもS&P500に採用され、さらに指数を押し上げる力を持つようになりました。指数が上がれば他の銘柄も連れ高しますから、それがやがて相場全体のバブルのきっかけとなり得ます。

私たちはいまバブルの入り口に立っているのです。

「バブルに乗れ!」が危険な理由

これから本格的なバブルが起こるとして、私たちはどう対処したら良いのでしょうか。

私は「バブルが起きるから、今は投資するな」と言っているわけではありません。むしろ、バブルで株価が上がるならそれにこしたことはありませんから、少なくとも何らかに投資しておくべきだと考えます。

問題はそこで何に投資するかということです。バブルを想定するなら、株価が短期間で上がる銘柄に投資したくなるでしょう。それこそ、ビットコインやテスラに投資しようということになります。

しかし、その発想は非常に危険です。

確かに、バブルで最も大きく上がるのは、すでに大きく上がっている銘柄であることは間違いありません。私の中でも、この1年がバブルになるとすれば、ランキング上位を占めるのはテスラやビットコインだと思います。

ところが、これはバブルが続くまでの話です。バブルはいつか弾けますから、やがてその逆回転が起こります。今回もその例外ではないでしょう。

例えば、テスラの時価総額はすでにトヨタの3倍あります。しかし、売上高は約10分の1にすぎません。製造業であり利益率が極端に高いということは考えにくいですから、これから売上高を10倍に伸ばしてやっと現在の3分の1が適正価格ということになります。まして自動車の世界市場が、スマートフォンのように爆発的に伸びるような事態は考えにくいでしょう。

すなわち、今の株価はこの現実から完全に目を背けた数値になっているのです。まさにマネーゲーム、金融緩和の下で踊っているということになるわけです。

世界のファンドマネージャーは「いつテスラを売るべきか?」ということを必死に思案しています。彼らはそのタイミングと常ににらめっこしていますから、売り始めると今度は雪崩を打ったように下落するでしょう。これはもはや想像の話ではなく、ほぼ確実に起こる未来の話です。

そうなった時に、あなたは適切に対処できるでしょうか。体よく売り抜けられれば良いと考えるかもしれませんが、そこで同じゲームを戦っているのは熟練のトレーダーたちです。彼らはあなたに株を売りつけると、一瞬でいなくなります。そうなると、株価はあっという間に信じられないほど値下がりするでしょう(米株にストップ安はありません)。

自分が熟練のトレーダーと自認していたり、そうなりたいと覚悟を決めた人でなければ、このゲームに参加するのはウサギがライオンの檻に放たれるようなものだと考えるべきです。株式市場とはそれほど恐ろしいところだと考えてください。

素人が投資で勝つ道
しかし、株式投資とは不思議なもので、そんな私たち素人にも勝てる道を用意してくれています。それは、「時間をかける」ということです。

多くの機関投資家は、1年や四半期での結果が求められますから、目の前の利益を優先します。だからこそ、すぐには儲からないところにはうまみが生まれるのです。

長い期間で見れば、株価は企業の価値に比例します。しかし、企業の価値は株価のように急に2倍になったり、半分になったりするものではありません。長い年月をかけて計画をして準備をし、いざ始めてから結果が出るまでにも何年もかかります。

機関投資家はそれにしぶとく付き合っていられません。しかし、私たちにはそれができます。なぜなら、私たちは四半期や1年での運用成績で判断される必要はないからです。むしろ、多くの人にとって投資は将来への備えですから、何年も先に最終的に増えていればそれで良いものです。

したがって、長期投資として私たちがやるべきことは、しっかりと価値=業績を伸ばし続けられる企業を見つけ、それをしたたかに買い、結果が出るまで持ち続けるということになります。ここには強力なライバルもいないので、多くの可能性が残っているのです。

いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続ける

ここまでテスラを悪者のように扱ってきましたが、決してテスラという会社が悪いわけではありません。むしろ、世の中で他に誰もできない理想を実現しようとしているとてつもない企業だと思っていますし、実績も残してきています。会社としての将来は明るいでしょう。

しかし、それと株価は別物です。株価はすでに実態から大きく乖離して、バブルになってしまいました。ここからどこまで上がるかはわかりませんが、もはやただのマネーゲームになってしまっています。

私たちが本当にやるべきことは、テスラの株価はこれほど上がる前に、その実力や理念に可能性を見出し、しぶとく調べてそこを買っておくことなのです。良い企業ほど、勢いがつけばどこまででも上がるので、そこでバブルの恩恵を大きく受けることができます。安く買っているので、当面の株価下落も恐れる必要はありません。

もっとも、誰よりも早く成長株を見つけ出すというのも容易ではありません。しかし、そんなあなたにも必ずチャンスがやってきます。それが、相場変動で株価が大きく下がったときです。この時に買えれば、最初に買った人たちからは出遅れたとしても、ボーナスステージの如く素晴らしい銘柄を安く買うことができるのです。この時には、ある程度材料の出揃った状態から銘柄を選ぶことができます。

普段は素晴らしい銘柄探しに勤しみ、株価が下がった時にしたたかに買い、あとは成長を見守る。株式投資はこれだけで良いのです。バフェットも以下のように言っています。

株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけて、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続けること。これに尽きます

テスラはさすがに難しかったかもしれませんが、私の責務も「将来大きく成長する成長株を探す」ということだと確信しています。2021年はこれまで以上に企業の成長性に着目し、相場が多少動いたくらいではびくともしない銘柄を見つけていきたいと思います。

31. 中川隆[-8226] koaQ7Jey 2021年1月16日 09:35:55 : rerJEANHFY : aXNjZy9RLkFCLk0=[5] 報告
負けが込んで追い詰められると、ギャンブラーはよりギャンブラーになっていく
2021.01.16
https://blackasia.net/?p=22103

ギャンブルには胴元がいてショバ代(手数料)も取られるのだから、参加者がみんな勝っていると胴元が破綻する。基本的に参加者は勝てない構図になっている。勝てても一時的なものであり、それは絶対ではない。にも関わらず、ギャンブルにのめり込む人間は一定数いる。彼らのほとんどは儲からない。それは彼らも薄々気づいている。では、どうして儲からないというのが分かってもギャンブルから離れないのか。(鈴木傾城)

そこは、「カネを稼ぐ場所」ではなく「カネを失う場所」

事業家が金持ちリストに載ることはあっても、ギャンブラーが金持ちリストに載ることは皆無だ。ギャンブルは、それが仮想通貨であれ、FX(為替証拠金取引)であれ、株式の信用取引であれ、かなりのリスクを負っており、なかなか勝てないようにできている。

競馬・競輪にしても、パチンコにしても、カジノにしても、「トータルで利益を出している者はひとりもいない」とよく言われる。「賭場に通う人間は、金持ちよりも貧困層の方が多い」とも言われる。

よくカジノに「超」がつくほどの金持ちがたくさん来ていることや、金持ちがむしろ貧困層よりもカジノ事業を誘致しようと必死になるのは、別に彼らはカジノで遊びたいと思っているわけではない。マネーロンダリングが本音だ。

彼らには表に出せないカネがある。そのカネをカジノで勝ったことにして表側に出す。カジノの経営者にリベートを払って、必ず自分が勝つ出来レース(八百長)を仕掛けるのである。

そうやって裏金をいつでもロンダリングするための仕掛けがカジノなのだ。だから、超金持ちがカジノに群がるのも別に奇異なことではない。彼らは決してギャンブラーではない。

通常、ギャンブルは「カネを稼ぐ場所」ではなく「カネを失う場所」なのである。プロのギャンブラーでさえも、トータルで見たら利益が出ていないというのであれば、素人がギャンブルに手を出してトータルで利益が得られると思う方がどうかしている。

ギャンブルは儲からない。

ブラックアジアでは有料会員を募集しています。よりディープな世界へお越し下さい。

脳を変容させるほどの「成功の快感」が刻まれる
ギャンブルでも0.1%くらいは常勝できる人間がいるかもしれない。世の中には何事にも例外がある。

しかし、99.9%は敗退を余儀なくされる。

ギャンブルには胴元がいてショバ代(手数料)も取られるのだから、参加者がみんな勝っていると胴元が破綻する。基本的に参加者は勝てない構図になっている。勝てても一時的なものであり、それは絶対ではない。

にも関わらず、ギャンブルにのめり込む人間は一定数いる。彼らのほとんどは儲からない。それは彼らも薄々気づいている。では、どうして儲からないというのが分かってもギャンブルから離れないのか。

それは、ギャンブラーの多くは全戦全敗ではなく、「何度か大穴を当てている」からである。その時の強烈な高揚感、脳を変容させるほどの「成功の快感」が刻まれて忘れられなくなってしまうのだ。

すべてのギャンブルはそうだ。パチンコでもそうだし、FX(為替証拠金取引)でも、そうだし、株の信用取引でもそうだが、99.9%の人間は無数の取引の中で「成功の快感」を得る。

100万円で10回取引して、1取引10万円ずつ賭けて90万円負けても1回が50万円の儲けだった場合、50万円を勝った「成功の快感」が刻み込まれ、90万円も負けていることは度外視される。

50万円勝っても90万円も負けているのであれば「やる価値はない」と思うのだが、50万円を買ったという「成功の快感」は、もはや正しい損得勘定よりも優先されるようになっていくのである。

それが「ギャンブルにのめり込む」という状態だ。

ギャンブラーはよりギャンブラーになっていく

ところで、この「成功の快感」がいくら強くても、ギャンブルにのめり込んで生活すら破綻しかねない状況に陥ると、もはや「成功の快感」では成し遂げ慣れないほどの不快感を味わうようになる。

「ギャンブルの損はギャンブルで取り返せ」
「相場の損は相場で取り返せ」

このような声に押されて、ギャンブラーはどんどん深みにはまる。ギャンブルから離れられないのに、どんどん苦境に落ちていく。そうなると、どうなるのか。

興味深いことに、ギャンブラーはよりギャンブラーになっていく。

ギャンブルから離れて真っ当になるとか、正業で地道に稼ごうと思うのではない。得した時の快感よりも損した時の不快感が深まっていくと、ギャンブラーはよりリスクの高い取引にのめり込むのだ。

これがギャンブラーが無意識に思う心理状態である。自分が追い詰められてどうしようもなくなった時、ギャンブラーはこのように考えるようになる。

「もう後がない。それなら、最後に大勝負に出てすべてを取り返そう」

損をすればするほど、追い詰められれば追い詰められるほど、リスクの高い選択をするのがギャンブラーであり、人間なのである。この最後の大勝負は確率から見るとどうなのだろうか。

何度も何度も勝負して、そこまで追い詰められてしまったのであれば、確率論から見ると最後の大勝負も負ける可能性は高い。勝てるかもしれないが、勝ってもまぐれでしかない。

実際には「大勝負に出てすべてを取り返そう」と考えている時点で勝負は負けているのだが、負けを認められないでいると最後に自爆することになる。そのような状況に追い込まれている人は、ギャンブラーとしての資質はない。

ひとりよがりな希望であり、夢想であり、願望

普通の人が、サラリーマンを40年続けて10億円を儲けることは確率としてゼロに近いところがある。しかし、ギャンブルで10億円を儲けることができる確率はゼロではない。確率は壮絶的なまでに低いのではないのだが、「ゼロではない」というところがギャンブラーを惹きつける。

大金が稼げる「可能性がある」というのがギャンブルの醍醐味なのだが、大金を稼げない確率の方が途方もなく高いというのがギャンブルの現実である。

宝くじの当たる確率は1000万分の1だとしても買う人がいるのは「大金を稼げる確率が低くてもゼロではない」という部分に賭けているのである。

以前、宝くじを買い続けている人から「宝くじは買わないと当たらないのだから、買わない方が馬鹿ですよね」と言われたことがあった。

宝くじを買わない私は「当たると思うなら貯金を全部はたいて宝くじを買ったらどうですか?」と言ったら「当たらなかったらどうするんですか?」と逆にいさめられた。「当たらないんですか?」と訊ねたら「そう簡単に当たりませんよ」と宝くじを買っている人が買ってない私に言うのだった。

当たらないと言うのであれば買わなければいいのだが、「ゼロではない」というところに心が揺れるのである。「当たるわけがないが、ひょっとして」と思ってやっているのが分かる。

この「ひょっとして」というものの正体は、ひとりよがりな希望であり、夢想であり、願望である。

人間は可能性が低くても「ひょっとして」という心理があれば、そこに望みを託してしまう性質がある。ギャンブラーはこの「ひょっとして」という思い込みがかなり強固に脳に刻み込まれてしまっている人であると言える。

この「ひょっとして」に寄りかかるのは、現実感を喪失する危険な一歩だ。ギャンブルにのめり込み、負けが込んでいる人がやがて現実感を見失っていくのは、そういうところにも理由がある。


『予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」(ダン・アリエリー)』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4150503915/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=asyuracom-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4150503915&linkId=76aa2efd80f95b12d39fa28034b78c45

https://blackasia.net/?p=22103

32. 中川隆[-7211] koaQ7Jey 2021年2月21日 20:27:55 : 8zr4M1HZ5I : d2dDT2ZmcVFyV00=[25] 報告
【バフェット流】長期投資の極意!誰でも株でうまくいく方法
2021/02/15





短期投資は猛者たちがしのぎを削る「ゼロサムゲーム」ですが、長期投資はみんなが幸せになれる「プラスサムゲーム」です。誰でも資産を増やせる方法を、バフェットの名言に沿って解説します。
33. 中川隆[-6686] koaQ7Jey 2021年3月09日 16:53:31 : jYfMRWGpzc : dG5QRVRuR3NmRWs=[86] 報告
米株式市場を揺るがした”ロビンフッド騒動” _ 初心者は高レバレッジで巨額投資をして破産する
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1134.html
34. 中川隆[-6478] koaQ7Jey 2021年3月20日 09:43:32 : LRGR9xOt0w : SElKY3RQejZJUFE=[11] 報告
【バフェット流】長期投資の極意!誰でも株でうまくいく方法
2021/02/15






短期投資は猛者たちがしのぎを削る「ゼロサムゲーム」ですが、長期投資はみんなが幸せになれる「プラスサムゲーム」です。誰でも資産を増やせる方法を、バフェットの名言に沿って解説します。
35. 中川隆[-6389] koaQ7Jey 2021年3月24日 20:27:47 : Qa1HEgOpUs : Uno2dVJPNkVpb2M=[27] 報告
つばめ投資顧問流 「ほったらかし投資術」(2021年3月20日セミナー)
2021/03/24





00:00​ オープニング
01:22​ 自己紹介
04:07​ 株価に右往左往していませんか?
08:52​ 最も成績がよかった人の属性
11:08​ 決めるべきことは3つだけ
11:48​ いつ買うか?
15:54​ 何を買うか?
28:07​ 指値を用いた買い方
31:22​ 資産管理の重要性
34:23​ ギャンブルの必勝法
36:58​ コロナショックでの実例
41:37​ 悲観の極みで買う
44:27​ 業績が伸びる限り売る必要はない
45:48​ 売るべき時
52:07​ つばめ投資顧問の投資サポート
36. 2021年7月09日 10:15:01 : MMSUDjOWSU : MHAzRzVjV3poUVk=[12] 報告
海外でカジノをやっていて、確信することがある。強いものが勝つ。

 強いかどうかの物差しは、確率に対する習熟と、1回の掛け金がどれほど当人にとって「大したことがないか」による。たとえ5億円を手元に持っていても、所詮カジノを経営する側の資金力にはまったくかなわない。だからハウスが必ず総体として勝ち、税金も払えるようになっている。

 あなたがもし、100人から1万円ずつ合計100万円を集め、1等の当選金は60万円、それ以外は胴元の手数料という商売を刑法改正後に始めたら、それだけで生活が成り立つだろう。そもそも、博打(ギャンブル)には2種類ある。勝率を自ら高められるものと、そうでないものと、だ。

 麻雀やブラックジャックや競馬や株は前者であり、丁半博打や宝くじは後者に属する。宝くじの当選を願って雨乞いしたり、銀座の某店で買うのが良いと本気で信じている人は小学生からやりなおすほかない。後者の勝率は常に一定なのだ。したがって、必ず一定数の勝者と敗者が出る。それだけの話なのである。

 対照的に例えば麻雀が「勝率を自ら高められる」ゲームであるのは、ビギナーズラックがあっても100回勝負すれば必ずプロ的に強い人が圧勝する事実を見れば明らかだろう。引いてくる牌は人智のあずかり知らぬところ(そうでなければイカサマ)だが、より速くより高い点数でアガるのは、もっぱら確率計算の習熟度に依存する。競馬新聞もよく外れるが、あの予想は確率を高めるためのデータであり、丁半博打とは異なる。

 刑法を当面度外視してあくまで論理的な例としてさらに述べておけば、月収150万円の人が5万円を、月収15万円の人が同じ額を賭けている場合、1回の掛け金に対する期待と絶望の深さは、単純に10倍以上違う。

安心して動かせる資金の「ゆとり」が多ければ多いほど、沈みにくいのである。同様に、なけなしの金を株に投じている人は、長い目で見るとほぼ確実に負ける。あたりまえだ。株もギャンブルも、波のように必ず浮き沈みがある。投下するものが「ぎりぎり」なら、波線が簡単に底辺に抵触して財産を失う。

 資産運用の手法としてポートフォリオ(リスク分散)が奨励されてきたわけだが、よほど資産がある人を除いてポートフォリオもくそもない。一般人は堅実に仕事をこなし、本業で稼ぐこと、万一の倒産やリストラに備えて転職できるように自己研鑽しておくこと。これしかない。

 株を経済の勉強や企業のファンクラブとしてやるなら、結構なことだ。が、小金持ち程度が株やギャンブルでマジに儲けようとするのは、ようこそカモネギチャンと思われるだけである。どうぞ勝手に沈んでいただきたい
http://asyura2.com/0601/hasan45/msg/981.html

37. 中川隆[-15767] koaQ7Jey 2021年10月28日 07:30:34 : 7rSMKpZU2w : MERzTngyM09QTDY=[11] 報告

2021年10月28日
大物投資家はバブル崩壊後に買う

大投資家はこういう日にニヤリと笑って買い注文を入れる
https___imgix-proxy.n8s.jp_DSXMZO3506557006092018000004-PN1-2
画像引用:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35311030T10C18A9000000/ リーマン・ショックダイアリー「10年前のあの日」_ 日本経済新聞

上昇相場で買わない”賢明な投資家”たち

投資に絶対はないと言われるが、長期的にそれに近い投資方法をする人たちが存在します。

超長期投資をする大物投資家たちは、いわゆるバブル崩壊のような相場崩壊後に大きく買う。

いわゆるプロ投資家はこれとは違い、仕事として1年中投資をし売り買いをしている。


プロは常に推奨銘柄を持ち、相談に応じて「今はこの銘柄が買いです」などと言います。

不思議なのは彼らがいつでも常に儲かる銘柄を知っている事で、そんなにいつもお買い得な株は無いです。

プロディーラーとか証券アナリストとか、そうしたプロのアドバイスに従うと、おそらく『良くてやや負け』でしょう。


というのはプロたちが常時用意している推奨銘柄は、聞かれたら何か答えるために用意している銘柄です。

そうしたビジネス銘柄は、ぶっちゃけた話上がるも下がるも半々で、丁半ばくちと同等です。

好景気の時も不況の時も高騰時も暴落時も、常に「推奨銘柄」を言える人はほぼ詐欺師の仲間でしょう。


反対に大投資家は暴落時しか投資しない傾向があり、成功した投資家ほど暴落時で儲けています。

大成功した投資家の典型的なパターンは、経済危機で企業価値を遥かに下回る株価になった時に買っています。

その後景気回復した時には簡単に買値の10倍や100倍になることがあり、好景気で勝ってもなかなかそんな利益は出ません。

好況時の投資巧者は信用できない

ソフトバンクのような成長株を初期に買っておけば大儲けできる気がしますが、思ったほどでもない。

ソフトバンクは1998年に430円だったのが2017年に10235円、約23倍になったが現在は6300円に下げている。

最高値で売り抜けると23倍だがその後は15倍程度になり、多くの人は儲けたとしても10倍程度だったでしょう。


例えば2008年のリーマンショック前後、今考えるとあり得ないような噂が事実として飛び交っていた。

1年以内にドルが紙切れになるとか、アメリカが国家破産するとか、ハイパーインフレやスーパーデフレになる等です。

この頃ビットコインはまだ値がつかず無料配布していて、有料になってからも0.00001円みたいな時期が続いた。


株も驚くような安値がついていたりし、もしその後米経済が回復するのを知っていたら誰でも大儲けのチャンスがあった。

その後アップル、Amazon、グーグル、フェイスブックが超大国のように君臨し、マイクロソフトやIBMは株価が20倍になった。

経済危機でマイクロソフトやIBMやアマゾンも安かったが誰も買わなかった。


好景気の時にいくら投資をしても利益は知れていて、暴落時に買える人が投資の勝者になる。

それに暴落時に儲けた金を吐き出す事になり、好況時の投資巧者は信用できない

https://www.thutmosev.com/archives/87036279.html

38. 中川隆[-15560] koaQ7Jey 2021年11月05日 14:50:55 : HomVPsrQBI : QzFtbi9kY0tFRU0=[18] 報告
「ギャンブルで負けた金はギャンブルで取り戻せ」は人生の最期になる可能性が高い
2021.11.05
https://blackasia.net/?p=8616


幸運は確率が低い。確率が低いものを追うのは合理的ではない。だから、勝つ確率の低いギャンブルに人生を賭けるのは合理的ではない。幸運の反対語は不運である。幸運の確率が低いところに賭けているのだから、「不運の確率が高い」ということに気付かなければならない。(鈴木傾城)


「幸運」を得て他人より恵まれたいという祈りにも似た気持ち
11月3日に刊行した新著『どん底に落ちた養分たち』には、パチンコ依存で生活が崩壊していった人たちを大量に紹介している。(Amazon:どん底に落ちた養分たち〜パチンコ依存者はいかに破滅していくか?)

多くの人が指摘するように、パチンコの全盛期は終わっていて、パチンコユーザーはどんどん減って中小のホールも倒産しているというのが現状だ。

ところが、未だに約890万人近くもパチンコユーザーがいて、約300万人近くが依存症か依存症に近い人たちである。

日本はカジノがないにも関わらず、世界でも有数のギャンブル依存症の患者を抱えており、その8割はパチンコやパチスロがメインなのである。

パチンコについては数十年前からたびたび問題が指摘されているにも関わらず、多額の政治献金によって厚く保護されており、今も深刻な依存者を生み出し続けている。

いったん、パチンコにハマると、そこから抜け出せなくなる。借金をしても、子供を放置しても、また会社の金を横領してもパチンコに邁進していく。

パチンコをはじめとするギャンブルは、泥沼に引きずり込まれると人間を廃人化させる。

ギャンブルをしない人間には、それの何がそんなに面白いのかまったく分からない。基本的にギャンブルとは、「幸運」を得て他人より恵まれたいという祈りにも似た気持ちで成り立っている。

自分が学歴的にもキャリア的にも技能的にも何も持たない人間であったとしても運が良ければ勝てる。だから、自分の人生を一気に逆転するために、それにのめり込む人がいる。

ギャンブルという「労働」で一攫千金が成し遂げられる?
ギャンブルは、ツキと幸運で一攫千金が成し遂げられる可能性がある。一攫千金でなくても何かしらの金が入るかもしれない。それは自分自身の能力はまったく関係ない。道ばたで金を拾ったのと同じ類いの幸運だ。

道ばたで大金を拾って誰にも返さなくてもよい、という話であれば誰もが狂喜乱舞するだろう。ギャンブルで勝つというのは、それと似たような快楽である。

だから、いったんその快楽が形成されると、もうそこから逃れられない。

パチンコを含め、すべてのギャンブルはなかなか勝てない。だからこそ、たまに勝てると強い快楽に浸れる。それがあるので、多くの人が一攫千金の期待感にのめり込み、ハマって抜けられない。

そんな人が約300万人もいるというのだから凄まじい。彼らがゾンビのようになって一攫千金を求めてうろついている。

しかし世の中をよく観察してみれば、本当に儲かっているのは、ギャンブラーではないことが分かる。儲かっているのは、場を提供している胴元の方だ。

パチンコでも、競輪・競馬・オートレース、あるいは宝くじでも同じだ。胴元が儲けている。賭ける側の人間(ギャンブラー)がたまに勝つことがあっても、総合的に見れば金を搾り取られている。

ほとんどの場合、ギャンブラーは「カモ」なのである。

ギャンブルは胴元が仕切っている。だとすれば、そのシステムの上で勝負をするのであれば、胴元の立場が強いであろうことは直感的に理解できるはずだ。

パチンコのビジネスが成り立つのは、パチンコホールが負けないシステムになっているからだ。プレイヤーの腕は長い目で見ると関係ない。

そうでないとギャンブル・ビジネスは成立しない。もし、確率的に50対50なのであれば、胴元は頻繁に破綻に追い込まれているはずだが、そうなっていない。

それはすなわち、あらゆるタイプのギャンブルでは胴元が勝つ確率が、常に50対50よりも高いことを意味している。

幸運がなかなか自分に回ってこない理由とは?
パチンコホールが駅前や郊外の広大な土地に巨大なビルを建ててホールを運営しているということは、すなわちそこに賭ける人間には不利な確率が科されているということだ。

胴元であるホールも勝つか負けるか分からないような設定をしていたら、ホールも何度破産するか分からない。普通、胴元が破産することは絶対にないのだが、それは胴元が常に勝つようにできているということを意味してる。

こんなことは秘密でも何でもない。子供であっても理屈は理解できるはずだ。

しかし、ギャンブラーは胴元が勝つのが分かっていても騙されに賭場に向かう。道ばたに金が落ちている類いの幸運を賭場に探しにいく。

幸運はそれほど世の中には転がっていない。それは、たとえば道ばたに金が落ちていて自分が拾ったという「幸運」の例で考えれば分かりやすい。

道ばたに金が落ちているのに気付く日はほとんどない。金は誰にとっても大切なものなので、人はゴミを落としても金はなかなか落とさないようになっている。

だから、金が道ばたに転がり落ちている確率はもともと少ない。さらに、道ばたに金が落ちていれば誰でも拾う。道を歩いているのは自分ひとりではない。

自分の前にも後にも何十人、何百人、何千人、何万人が歩いているのだ。これは仮に金が落ちていたとしても、自分以外の誰かが先に気付いて拾っているということだ。

金が道ばたに落ちている確率が低いのに、自分がそれを拾う確率も低い。だから、幸運はなかなか自分に回ってこない。誰でも欲しいものは、簡単に手に入らないようになっているのである。

「金が道ばたに落ちていて、それを自分が拾う」という偶然でさえも確率が低いのに、ギャンブルのように仕組まれたものであれば、もっと確率が低いのは言うまでもない。

ギャンブルは「不運の確率が高い」ゲームである
幸運は確率が低い。確率が低いものを追うのは合理的ではない。だから、勝つ確率の低いギャンブルに人生を賭けるのは合理的ではない。

幸運の反対語は不運である。幸運の確率が低いところに賭けているのだから「不運の確率が高い」ということに気付かなければならない。

ギャンブルは幸運よりも不運の確率が高いゲームなのだから、やればなるほど「不運が積み重なる」ということになる。

不運に見舞われる確率の方が高いのだから、関わるほど不運の時間が長くなる。ギャンブルにハマっていない普通の人であればすぐにその点に気付く。

しかし、もはやそんな単純な話ですらも感覚的に分からなくなってしまったのがギャンブラーである。日本だけでも、300万人近くが感覚が狂って正常でなくなっている。

ギャンブルは結局、何にしろ胴元が勝つ。それでも、多くの人が心の奥底ではそれが分かっていて、ギャンブルから逃れられない。

「ひょっとして勝てるかもしれない」
「一攫千金が自分の身に起きるかもしれない」

そのように思うと、負ければ負けるほど抜け出せなくなるのだ。抜け出せなくなって借金まみれになり、本当のどん底にまで転がり落ちたらどうするのか。

ギャンブラーは、そこで大借金をするか、金を盗むかして「最後の大一番」に望む。

「ギャンブルで負けた金はギャンブルで取り戻せ」

しかし、幸運は確率が低い。そのため映画のような見事な逆転劇もほとんどない。最後の大一番は、人生の最期になる可能性が高い。

ギャンブルに関わっている人間と付き合うべきではない理由がここにある。「不運を積み重ねる人」と付き合って、何か得することでもあるのだろうか。


『どん底に落ちた養分たち パチンコ依存者はいかに破滅していくか?』
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4867350176/ref=as_li_qf_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=asyuracom-22&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4867350176&linkId=1f7f18b62beeb6ad062597c7382bcc2c


https://blackasia.net/?p=8616

39. 中川隆[-14553] koaQ7Jey 2021年12月16日 07:24:12 : vuKiFnS01g : a0N4TWVORllpcXc=[9] 報告
【第38回】負けたら誰かの養分・・・パチンコ依存症の実態(鈴木傾城 × 森永康平)
2021/12/15


40. 中川隆[-14030] koaQ7Jey 2022年1月28日 01:05:49 : G2Fgfgwmqk : QkVCa2NQOHRIc3M=[4] 報告
なぜ短期トレーダーは「勝ち逃げ」できずに資金を溶かすのか。破産するまで続け、再起してもまたトレードに戻ってくるワケ=鈴木傾城
2022年1月27
https://www.mag2.com/p/money/1151723

2022年の今はオミクロンの流行やアメリカの金融引き締めと利上げなどの波乱要素が増え、ボラティリティが増し、相場は乱高下しやすい環境にある。こうした状況下でのトレードは、そこで成功するのは恵まれた反射神経と強運が必要になってくる。果たして、生き残れるか?(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』)


「勝ち逃げ」すればいいと部外者は思うが、容易ではない
当メルマガで何度も触れているが、2022年の相場環境はあまり良くない。ETF【VTI】も今年はかなり危険なことになるので、相場から脱落する人たちも増えるだろう。

VANGUARD TOTAL STOCK MARKET ETF<VTI> 日足(SBI証券提供)
https://www.mag2.com/p/money/1151723


折しも仮想通貨もビットコインを始めとして全般が下落している。仮想通貨に賭けたトレーダーたちが次々と破綻に見舞われている。

2022年の今はオミクロンの流行やアメリカの金融引き締めと利上げなどの波乱要素が増え、ボラティリティが増し、相場は乱高下しやすい環境にある。こうした状況下でのトレードは、そこで成功するのは恵まれた反射神経と強運が必要になってくる。

短期になればなるほど、相場の動きは極度にランダムになるからだ。

このランダムな動きの中で、トレーダーは「上がるか下がるか」を単純に賭ける。勝った者は、負けた者の利益を総取りする。誰かが儲かれば誰かが損をする。これを「ゼロサムゲーム」と呼ぶ。

このランダムなゼロサムゲームの中で勝ち続けるのは並大抵のことではない。トレーダーの99%は残り1%に資金をかっさらわれていく。1%の養分となる。しかし、この1%の勝者もトレード(取引)を続ける限りは、勝者というポジションを保証されているわけではない。

そうであれば、「勝ち逃げ」すればいいと部外者は簡単に思う。

しかし、それができないのだ。なぜか。100万円を勝てば「トレードでこの100万円を200万円にすることができるかもしれない」と思う。思惑通りに200万円が転がり込めば「次のトレードでこの200万円を400万円にすることができるかもしれない」と思う。

そうやってトレーダーは勝負にのめりこみ、そこから降りられなくなる。

トレーダーは「次は勝てるかもしれない」と考える
トレーダーは負ければ負けたで、やはり勝負から降りられない。部外者は「傷が深くならないうちに降りればいいではないか」と簡単に言う。しかし、そうはならない。

トレーダーは「次は勝てるかもしれない」と考えるからだ。「相場の損は相場で取り返せ」とも言われる。「負けた」という状態で勝負を降りたら、ただの負け犬だ。

しかし、次で勝てば負け犬から脱する。

そのため、いくら負けが続いても、いや負けが続けば続くほど、そこから抜け出せなくなってしまい、最後には資金のすべてを失うか、もしくは莫大な借金を抱えることになる。


買っても負けてもトレードからは逃れられない
しかし、そうなっても「次は勝つかも知れない」と思うのがトレードの怖さだ。

FX(外国為替証拠金取引)で自己破産したトレーダーが、働き始めたのはいいが最初の給料をまたトレードに全額つぎ込んだという話はフィクションではない。

勝っても負けても、トレードに引き込まれた者はそこから逃れられない。

中にはこうした世界で超絶的な才能を発揮して億単位のカネを手に入れる勝者も「わずか」に存在する。100%勝てない世界ではなく、トレードの才能がある「わずか」な人間が勝てる世界なのだ。

これは、宝くじと同じで凄まじく勝率は低いものの、それでも隕石が自分に当たるような幸運で当てる人も世の中にはいるのだ。そうした「わずかな事例」があるから、よけいにトレーダーは離れられなくなるとも言える。

「才能があるのかどうかは、トレードをやっている途中で気づくはずだ。才能がないと思えばやめればいいではないか」と部外者は簡単に言う。しかし、そこにもトレーダーを錯誤させるワナがある。

デイトレードは1回だけやって1回負けてすべてが終わるというものではない。小さな勝負を無数に、無限に繰り返し、その中で確かに勝てた勝負も積み重なるのである。だから、大きく勝てばいけるとトレーダーは思い込む。

トレーダーを虜(とりこ)にする大きな原動力「スリル」
デイトレードは、即効で結果が分かる。勝てば脳内でドーパミンが大量に分泌される。つまり、即効で快楽が得られるということだ。勝負時にはアドレナリンが大量に身体を駆け巡り、勝てばドーパミンが分泌される。

これが「スリル」になる。このスリルというのが、トレーダーを虜(とりこ)にする大きな原動力だ。即効でスリルを味わい、それをくぐり抜けて利益が出たら脳内に快楽物質が広がって多幸感を味わえる。

負ければどうなるのか。負ければ多幸感はないのだが、多幸感を求めて「もう一度やろう」という動機が生まれる。多幸感が手に入ればもっと欲しくなり、多幸感が手に入らなければ次のトレードで多幸感を手に入れようとする。

まさに無限地獄がそこに待っている。これが、トレードの魔力なのである。常に勝ち続けるトレードはなく、常に負け続けるトレードもない。それが感情の高ぶりや悔しさを生み出して飽きない。

そうやってのめり込んでいくうちに、ついにはトレード中毒になって、朝から晩まで24時間そこに張り付いて他のことは何もできなくなっていく。そして、いつしかひとつひとつのトレードが雑になっていき、破綻の道を歩んでいく。


ギャンブル依存症に似ている
この姿はパチンコ依存者、ギャンブル依存者とよく似ている。舞台は違うがどちらも負けたら「養分」なのである。

それだけのエネルギーと労力を労働に注ぎ込めば、そちらの方が着実にカネが儲かる。勉強に注ぎ込めば、素晴らしい知識も手に入る。しかし、決してそのような選択は為されることはない。

トレードに全精神を賭けてのめり込むほどの集中力とエネルギーがあるのに、どうしてこのようなトレーダーが仕事や勉強にその集中力を発揮できないのかと言えば、そこには「スリル」がないからだ。

一瞬にして自分に快楽を与えてくれる即効性がない。トレードにはあるが、仕事や勉強にはそれがない。

トレーダーと長期投資家はまったく違う人種
即効性というのは、別の言い方では「目先の利益」と言い換えることができるかもしれない。目先の利益にとらわれると長期的な展望が見えなくなる。目先の利益だけしか見えず、それを追うことしかできなくなる。

トレーダーと長期投資家がまったく違う人種なのは、視点が違っているからである。トレーダーは常に目先の利益を見て、長期投資家は常に遠い先の利益を見ている。だから哲学や手法だけでなく、ライフスタイル自体も違う。

トレーダー的な気質と考え方に完全に固定化された人は、いくら長期投資の理論を知ってもそれを実践できないのは、どうしても目先の利益を追う「習性」があって、その習性を捨てきれないからだ。

「長期的に見れば有利なものを持つ」「複利で増やしていく」と言われても、本質的には短期でいかに利益を手に入れられるかという即効性を求める習性が強すぎて、もはや長期投資の哲学がまったく身につかない。

トレードに染まってしまったら、トレードしかできなくなる。


すべてを失って地獄を見ても、再起したらまたデイトレードに戻る
すべてを失って、いったい自分の身に何が起きたのか振り返り、心理を分析し、そして「別のやり方もあったのではないか」と自問自答できるようになるまで、他のやり方ができないのだが、そこまで辿り着くまえにトレーダーはこのように考えるのが普通だ。

「もっとうまくトレードすれば良かった。もう一度やってみよう」

そんなわけで、トレーダーは資金をすべて吹き飛ばすまでそれを続け、すべてを吹き飛ばしても再起したらまたトレードに戻ることになる。

トレードの恐ろしさはそこにある。ハマったら抜けるのは容易なことではない。

そういったトレーダーを、あなたも見聞きしたことがあるはずだ。いや、もしかしたらあなた自身がそうしたトレーダーなのかもしれない。

41. 中川隆[-12923] koaQ7Jey 2022年8月30日 22:51:12 : X0vY8AxqhU : TjR4NnBjVVFraC4=[1] 報告
株式市場は金融緩和を続けられる限り長期的に上がり続ける

日本株のバブルが1989年に崩壊し、その後低迷したのは金利がゼロになってそれ以上下げられなくなったからであり、その後株価が上昇を再開したのはアベノミクスで量的緩和という新たな緩和手段を開始した後である。

米国株でも日本株でも、「金融緩和があれば株価は長期的に上がる」。そしてこれからの相場では物価高騰が天井知らずになってしまうので金融緩和は出来ない。 米国株はこれから 30年上がらない。


▲△▽▼


「株式投資は長期的にはほぼ儲かる」という主張が完全に間違っている理由
2022年8月30日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/27644

世界的なインフレが実体経済と株式市場を襲っている。インフレについてはここでは2020年から警告し続けていたことであり、株安についても年始から予想していたことである。

しかしはっきり言うが、まだ何も始まってさえいない。ここからが物価高騰という地獄の本番である。

長期投資

そもそもインフレの何が恐ろしいのかということを復習しておきたい。前回の記事では現在のいわゆるつみたてNISAによる株式投資ブームが最悪のタイミングで始まったことを説明した。


株式投資ブームに乗った時点で個人投資家の損失はほぼ確定している
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/27593

だが金融庁にそそのかされた素人たちはこう言うかもしれない。仮にこれから株価が暴落しても、積み立て続けていれば長期的にはプラスになるのではないか? 特に米国株はこれまで40年、長期的には上がり続けたではないか。

先ず第一に、このつみたてNISA詐欺がよく出来ているのは、自分の保有する資産の価値がどれだけ下落しても、「でもまだ40年経っていないから」という理由で常に正当化できるということである。

期限を定めない投資は定義上絶対に失敗することがない。いくら失敗していてもそれは永遠に確定しない。

だがそれで誰かが幸せになることもない。いや、彼らは金融庁から投資信託という不必要に手数料の高いものを押し付けられているのだから、銀行や証券会社はあなたがたの手数料で幸せになるのだが。

米国株の長期上昇相場

しかしそれよりも考えなければならないのは、何故米国株は40年上がり続けてきたのかということである。一方で日本株は1989年のバブルの高値をいまだ超えられていないので、30年以上利益が出ていないことになる。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2022/08/2022-8-30-nikkei-225-long-term-chart.png


よって株式投資が長期的には常に利益を出すという幻想は単純に事実に反する。日本株でなくとも長期的に下がり続ける株式はいくらでも存在する。前回の記事でも言ったが、結局は投資はいくらで買うかということであり、買うタイミングを間違えれば損をして当然である。

株式投資ブームに乗った時点で個人投資家の損失はほぼ確定している
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/27593

一方で、米国株はここ40年長期的には上がり続けている。それが彼らの頼る根拠である。しかし致命的な問題がある。それは、彼らのほぼ全員が何故米国株が40年上がり続けてきたのかについてまったく知らないということである。

米国株が40年上がり続けた理由

統計的相関関係と因果関係を区別できない人は多いが、論理的に考えてもらいたい。「米国株は40年上がり続けたからこれからも上がる」と主張するためには、40年上がり続けた理由をまず発見し、それが今後も存在し続けることを証明しなければならない。

当たり前だろう。これが出来ていない時点でその人の投資は破綻しているのだが、誰もそれに気づいていない。

では米国株が40年上がり続けた理由は何か。そもそも何故筆者は10年や20年ではなく40年と言い続けているのか気になっている人も多いだろう。それは40年前に何かがあったからに他ならない。

それは厳密には1981年のことであり、1981年はアメリカで金融緩和が長期的に開始された年である。

金融緩和というのは、要するに金利を下げるということである。そこでアメリカの長期金利のチャートを見てみると、1981年を頂点にそこから40年下がり続けている。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2022/08/2022-8-30-us-10-year-treasury-bond-yield-long-term-chart.png


何故ここが頂点になっているかというと、ここの読者には周知の事実だが、1970年代にアメリカでは物価高騰が起こり、金融引き締めを行なっていた。つまりは金利を上げ続けていたということである。

そしてインフレが1980年頃に収まったため、ようやく金利を下げることができるようになった。その後、アメリカの金利は上記のように下がり続けてきた。

金利低下と株価上昇

そしてそれが株価を40年間支え続けてきたのである。リーマンショックのような事態になっても長期的な株安にならなかったのは、即座に金融緩和を行なって株式市場をバブルにすることが出来たからである。それが長期的な経済停滞の原因になっているのだが、それはまた別の話である。

ドラッケンミラー氏: 金融緩和こそがデフレの元凶
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/7103

そしてようやくコロナ後のインフレの話になる。薬物と同じで金融緩和は何度も続けると効きが悪くなってくるので、回数を増すごとに過激にならざるを得ない。そしてコロナ後の現金給付は明らかにやり過ぎたのである。ついに物価高騰が起きてしまった。

サマーズ氏: インフレは政府のコロナ対策が引き起こした
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/25100


40年起こっていなかったインフレ相場の到来である。このような大きな相場の転換点にいるということを、投資家は意識しなければならない。そしてある程度知識のある投資家であれば、インフレが株価にとって非常に悪いということを知っている。

何故か。金融緩和ができなくなるからである。これまではデフレだったからいくらでも緩和をして株価を上げることが出来ていたものが、今や緩和を続けるとインフレが悪化してしまう。日本ではまだましだが、アメリカやヨーロッパでは物不足は悲惨な状況になっている。これは断じてロシアのせいではない。


スペイン、脱炭素による電力不足で冷房を27度未満にすることを禁止
EU、食料価格高騰の最中、代替食品としてトノサマバッタを推奨


40年続いた金融緩和を失った株式市場

これである程度の頭のある人なら誰でも分かるはずである。株式市場が長期的に上がるというのはまったく事実ではない。これを正確に言い直せば、「株式市場は金融緩和を続けられる限り長期的に上がり続ける」である。

事実、日本株のバブルが1989年に崩壊し、その後低迷したのは金利がゼロになってそれ以上下げられなくなったからであり、その後株価が上昇を再開したのはアベノミクスで量的緩和という新たな緩和手段を開始した後である。

このように米国株でも日本株でも、「金融緩和があれば株価は長期的に上がる」という命題は普遍的に正しいように観測できる。そしてこれからの相場に金融緩和があるかどうかと言えば、ない。物価高騰が天井知らずになってしまうので金融緩和は出来ない。むしろ金利は高い水準で長期間維持されるだろう。

そういう状況下で株式市場はどうなるか。米国株は40年上昇相場を続けてきたのだから、その40年間より前の期間は長期の下げ相場だったということである。以下の記事で解説したが、米国株が数十年もの間下げ相場だった期間は普通に存在する。

ドラッケンミラー氏: 米国株は30年上がらない可能性
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/25829


そしてこれから始まるのは、40年の緩和バブルの後に始まるのは、そういう期間なのである。

結論

ということで、「株式投資はインデックスに長期投資していればほぼ利益が出る」という最近囁かれ始めた奇妙な幻想は完全に間違っている。

上記のように事実と因果関係をきっちり調べれば誰でも分かることなのだが、それを考えようとする人は誰もいない。要するに皆、何の努力せずにお金が儲かっていてほしいだけなのである。そういう人がつみたてNISAに吸い込まれる。そして当然の結果を持ち帰る。

株式市場は欲しいものが手に入る夢のような場所である。相場は確かに、何も考えずにインデックスに投資をするだけで儲かるかもしれないという幻想を彼らに与えてくれるだろう。

一方で株式市場は現実というおまけも彼らに与えるだろう。彼らは株価崩壊による多額の損失という対価を、その幻想のために支払うことになる。何事も手に入れるには対価が要るのであり、そして幻想は意外と高価であることを彼らは悟るだろう。


世界最大のヘッジファンド: 40年続いた米国株強気相場が崩壊する
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/24577

米国株の今後の見通し: 企業利益激減で株価は再び暴落へ、空売り再開
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/27199

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/27644

42. 2023年1月06日 08:13:42 : qrwysRbOMc : V2VLYm1ESlV6NXc=[1] 報告
株式売買は株価が 4倍、5倍になる場合しかやってはいけない。
チャートの専門家が株で儲けられないのは、チャートに基いた売買では 1割、2割の利益ですぐに売ってしまうから:


世界同時株安を予想できた理由と株価下落の原因
2018年10月28日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/7959

2018年10月に始まった世界同時株安について、一度纏めておこうと思う。

ここでは急落が起こる何ヶ月も前から株価が暴落する理由について詳しく説明してきたので、ここの読者には同じことの繰り返しになってしまうが、状況を整理することは必要だろう。

世界同時株安の原因は何か

さて、では株価が下落した理由は何だろうか。それは直接的にはアメリカの金融引き締めだが、本質的には2008年の金融危機以来、世界中の中央銀行が行なってきた量的緩和による金融バブルが原因だと言うべきだろう。先ずは2008年以来、米国株がどれだけ上昇してきたかをチャートで見てもらいたい。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2018/10/2008-2018-s-and-p-500-chart.png


先ず読者に言いたいのは、このスケールで株価を見なければならないということである。一日で株価が数パーセント上下しようとも、このチャート上で見ればどうでも良くなるだろう。その感覚が大切である。2008年以来の巨大なバブルが、アメリカの金融引き締めによって崩壊するかどうかが問題だからである。

さて、アメリカの中央銀行に相当するFed(連邦準備制度)は2種類の金融引き締めを行なっている。先ず、政策金利を0.25%ずつ引き上げる利上げを行なっているのは多くの人にとっても既知の事実だろう。

さて、ここの読者以外の日本の個人投資家の多くはそもそも知らないのではないかと思っているのだが、アメリカの中央銀行は利上げの他に量的引き締めを行なっている。そして筆者はこちらの方が株式市場にとって重大な脅威だと考えている。

量的引き締めとは、市場から債券を買い入れることで中央銀行のバランスシートを増加させ、市場に資金を供給する量的緩和の逆回しであり、つまりは量的緩和で買い入れた債券の保有額を減少させ、市場から資金を引き揚げることである。しかもFedはこれを量的緩和でバランスシートを増加させた時と同じ速度で行なっている。つまりは、量的緩和の完全な巻き戻しが行われているということである。

完全に明らかな世界同時株安の原因

はっきりと言っておきたいのは、筆者にとってはここまでの議論で株安の原因は明らかだということである。中央銀行が量的緩和を行なった時、株価はあれほど暴騰したではないか。アベノミクスで日銀が量的緩和を開始した時、暴騰する日本株を買った読者も多いのではないか。

そうであれば、同じ規模で量的引き締めが行われる場合、同じ規模で株価が暴落しなければ理屈に合っていない。これは、量的緩和でこぞって株を買い漁った投資家自身が一番良く知っていることである。

しかし、市場はこの完全に明らかな事実をこれまでずっと無視しながら上昇相場を続けてきた。バブルとはそういうものだからである。しかしそこにはもう少し説明が必要だろう。

暴騰と暴落の違い

これは金融市場の歴史を通してそうなのだが、バブルとは同じように上がって同じように下がるものではない。株式市場は好材料は一気に織り込み、市場は上げ相場に入ってゆくが、上げ相場が長く続くと、今度は明らかな悪材料があってもそれを無視するようになる。

そうして上昇相場は悪材料を無視しながら上昇を続けてゆき、無視出来なくなったところで一気に下落相場に転じることになる。これこそが、上昇相場が通常10年前後続くのに対して、弱気相場が2年ほどで急激に下落する理由である。金融市場とは17世紀オランダのチューリップ・バブルの頃からそのようにして続いてきたのである。

市場に無視された量的引き締めの開始

アメリカの量的引き締めは、2018年のニュースではない。量的引き締めは2017年の中頃から議論され始め、同年の9月に開始された金融政策である。ここでも当然報じてある。以下の記事である。

連銀総裁ら、追加利上げとバランスシート縮小について語る (2017/8/9)
9月FOMC会合結果はバランスシート縮小決定、ドル円相場の推移見通し (2017/9/21)
しかし、金融市場はこれほど重要な決定をほとんど無視した。そして市場が無視するということも含めて、ここでは事前に予想してきた。以下の記事では次のように結論している。

米国マネタリーベース縮小で量的緩和バブルは崩壊するのか? (2017/7/28)
バブル崩壊とは投資家が株を売らなければならない状況に追い込まれ、その状況が変えられないものであることによって起こるのだが、2017年の市場はその状況にはないということである。

とはいえ、では量的緩和バブルは何の問題もないのかと言えば、そうではない。ここでの論点は、それを破裂させるために十分なトリガー(ブラックマンデーやリーマンショックの頃には存在していた不可避の原因)が、現状では見当たらないということである。

さて、では市場はいつまで量的引き締めを無視し続けるのか? 言い換えれば、バブルはいつまで続くのだろうか? それが分からなければ、バブルを空売りして儲けることは出来ない。だから去年以来、ここでは株価バブル崩壊の兆しを注意深く探し続けてきた。

バブル崩壊には順序がある

リーマンショックの2008年にもそうだったように、バブル崩壊とはすべての銘柄が一斉に下落するものではない。ここでは去年から言い続けてきたように、バブル崩壊の過程では先ず、リスクの高い資産から売られ始めることになる。

事実、2018年の株式市場で一番最初に下落したのは新興国の株式である。中国やトルコ、アルゼンチンなどの株式と通貨の暴落については、ここでも報じてきた。

トルコ大統領、リラ暴落で国民に自国通貨の買い支えを推奨 (2018/8/12)
トルコのエルドアン大統領、通貨暴落で会心のギャグを飛ばす (2018/8/13)


しかし、読者も知っての通り、大半の投資家の反応は「先進国には関係がない」である。そうした反応自体が既にバブルの証拠なのである。

ただ、新興国の次に下落するのはアメリカの市場ではない。そして米国株が崩壊しなければ、日本など他の先進国の株価指数も何とか耐えてゆくだろう。

では次に下落したのは何かと言えば、米国以外の先進国の株式の内、日経平均などの株価指数に含まれていないマイナーな銘柄である。

日本の株式市場の崩壊はもう始まっている (2018/7/31)


7月の段階で既に、日経平均採用銘柄を除く日本株は弱気相場入りしていた。この記事ではマザーズやJASDAQなどの小型株指数が既にかなり下落していたことを指摘した上で、次のように書いている。

少なくとも先進国の主要な株価指数はいまだ史上最高値付近からそれほど下落しておらず、日経平均などだけを見ていると金融引き締めは問題なかったのではないかと思うかもしれないが、世界の市場を見渡してみれば暴落の日が着実に近づいていることが分かるということを、ここ最近連日書いている。

7月時点でこう書いたのだが、真剣に受け取った読者がどれだけ居ただろうか。少なくとも、世の中の大半の個人投資家はここで筆者が指摘し続けてきた暴落の兆候など気にもせず、株式や投資信託を買い続けていただろう。

さて、それでも米国の株価指数であるS&P 500や日経平均は上がり続けた。しかしここで指摘し続けた通り、世界の株式市場の中でまだ上昇相場を保っていたのは、アメリカや日本の株式市場の内、株価指数に採用されている少数の銘柄だけだったのである。

この状況を冷静に考えれば、相場が大丈夫な理由など何もないことが簡単に分かるはずである。アメリカの金融引き締めは世界の金融市場から確実に資金を引き揚げ続けており、新興国は暴落し、先進国も主要銘柄以外はすべて暴落し、最後に残されたのはS&P 500と日経平均に含まれる少数の主要銘柄くらいのものである。ここまで崖っぷちであるにもかかわらず、多くの投資家はバブル崩壊の危機に気づくことがない。筆者には逆にその理由が完全に不可解である。バブルとは面白いものではないか。

2018年9月、最後の審判

9月に日経平均が最後の暴騰を見せたのは、多くの個人投資家が知っている事実だろう。日経平均のチャートを見てみたい。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2018/10/2018-8-27-nikkei-225-chart.png


9月の最後の急騰の間、筆者は日経平均の空売りを機械的に続けている。天井の少し前から空売りを開始したため、空売りポジションを構築する間、株価は上がり続けたが、一切気にせず売り増しを続けた。その次に何が起こるのかが分かっているのだから、やる事は一つである。

バブルの頂点で日経平均は上昇、空売りを淡々と継続 (2018/9/20)


そしてバブル崩壊の最後の兆候が現れた。遂に日本のマザーズやJASDAQだけでなく、米国の小型株までもが下げ相場入りしたのである。10月初めのことである。

遂に米国株にも減速の兆し (2018/10/8)
上にも書いたが、バブルではリスクの高い資産から順番に売られてゆく。先ず新興国、次に米国以外の先進国、そして米国の順番となる。つまり、世界市場では米国株は最後の砦である。

その米国の小型株にまで弱気相場が及べば、次はもう米国の主要株が下落するしかない。そして米国の主要銘柄が下落すれば、日本を含む全世界の株式が下落するしかない。だから上記の記事では次のようにはっきり書いてある。

筆者は、これを弱気相場が遂に米国市場に到達した証拠であると見ている。

しかし、多数の投資家は、このような細かい兆候など完全に無視するだろう。新興国は暴落しており、日本株も日経平均以外は既に下がっているが、誰も気にしていない。

それでも筆者はこうした一つ一つの兆候を順番に確認し、バブルの天井が着実に近づいていることを確認してゆく。

そして暴落は当然のように起きた。筆者はそれが10月の何日に来るということを予想していたわけではない。しかし、それが上に説明した順番で起こるということは、去年から分かっていたことである。

もう何年も同じことを言い続けているが、ここでは市場で起こることをすべて事前に説明してあるので、実際に暴落が起きたとしても、書けることは既に書いたことだけである。だから普段からの読者には面白みのない記事となってしまっただろう。

今後の相場見通しについて言えば、下落相場が長く深いものになるためには寧ろ一時的な反発が必要である。だから長期の空売り投資家として筆者は反発を望んでいる。しかし、実際にはどうなるだろうか。

いずれにしても、基準となるのは米国株である。だからS&P 500のチャートを貼っておく。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2018/10/2018-10-27-s-and-p-500-chart.png


このチャートをFedが救うのか、救わないのかということが問題となる。10%下落したぐらいでは、Fedは市場救済には乗り出さないだろう。現状では10%程度の下げとなっている。

では15%ではどうか? 20%ではどうか? そのようにして次の手を考えることになる。しかし重要なのは、これが10年続いた上げ相場の総決算、バブル崩壊だということである。現状程度の下げでは、下げた内には入らないだろう。

既に長くなってしまったので、見通しの詳細については次の記事を楽しみにしてもらいたい。これほど面白い相場は、何年に一度というレベルだろう。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/7959

43. 2023年1月06日 08:39:37 : qrwysRbOMc : V2VLYm1ESlV6NXc=[6] 報告
相場の予測で参考になるサイト

グローバルマクロ・リサーチ・インスティテュート | 世界の金融市場における分析と実践
https://www.globalmacroresearch.org/jp/

つばめ投資顧問 - YouTube
https://www.youtube.com/c/Tsubame1045/videos

宮田直彦 エリオット波動レポート - YouTube動画
https://www.youtube.com/results?search_query=%E5%AE%AE%E7%94%B0%E7%9B%B4%E5%BD%A6+%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%83%E3%83%88%E6%B3%A2%E5%8B%95

エリオット波動 宮田レポート
https://www.m2j.co.jp/market

海外投資家とその他部門の売買動向
https://karauri.net/doukou/

騰落レシオ 日経平均比較チャート
https://nikkei225jp.com/data/touraku.php

44. 2023年1月06日 08:50:26 : qrwysRbOMc : V2VLYm1ESlV6NXc=[9] 報告
株で儲ける方法教えてあげる(こっそり)
https://a777777.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=14005993

株式投資で常時監視すべき情報
http://www.asyura2.com/20/reki5/msg/349.html

45. 中川隆[-12536] koaQ7Jey 2023年5月29日 05:26:43 : 5Hxw01S3D6 : MC9EcnlKdnhSU0U=[6] 報告
<■68行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
ジム・ロジャーズ氏の語る投資の始め方
2023年5月28日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/37097

引き続き、ジョージ・ソロス氏とともにクォンタムファンドを創業したことで有名なジム・ロジャーズ氏のWorld Scholars Academyによるインタビューである。今回は投資初心者が投資を始める方法について語っている部分を紹介する。

投資の始め方

投資を始めるというのは難しい決断だ。正確に言うならば、それが難しいと知っている人間には難しい決断だ。世の中には難しいことを難しいと知らず、自分が何に首を突っ込んでいるのかさえ分からないまま何かに首を突っ込む人間が多数いる。

投資を始めるのが難しいのは、初心者は当然投資について何も知らないが、何も知らないとほぼ間違いなく投資に失敗する一方で、実際にやってみて経験を得なければ、何もしらなくない人にはなれないからだ。

虎穴に入らずんば虎子を得ずという。しかし世の中には虎穴に入らずに虎子を得たい人が大量にいる。そういう人は虎穴の外で虎穴を探すので、当たり前だが虎子ではない別のものを掴むことになる。ここの読者にはお分かりだろうが、株式への長期投資を盲目的に信仰している人のことを言っているのである。

「株式投資は長期的にはほぼ儲かる」という主張が完全に間違っている理由
何も知らないまま投資をすると失敗するが、投資をしなければ経験は永遠に得られない。このジレンマをどうするべきか。ロジャーズ氏は次のように語っている。

投資対象について何か理解するまでは投資を待った方が良いと思う。

投資する対象が自動車産業であれば、自動車産業について知っているべきだ。IT業界であればIT業界について知っているべきだ。

インデックス投資が何も知らなくても出来る投資だというのは素人の完全な幻想である。例えばS&P 500に投資をする時には、1株当たり利益と株価収益率が今後どのように推移するかを知っていなければ投資は出来ない。半年投資するなら今後半年の、50年投資するなら今後50年の予想が出来ていなければ、それはギャンブルになってしまう。

それを予想するためには民間総投資や輸出入の成長率、中央銀行の金融政策、インフレ率などについて知っている必要がある。インデックス投資のために必要な情報とはそういうものである。そういうものを知る必要があるとプロが思っているのに、素人がそれを省略できる理由があるだろうか? 素人はプロよりも凄いのか?

だからインデックス投資はむしろプロ向きの投資先である。一方で、自動車やITについて知っている人は、投資をしたことがない人でもいるだろう。

投資の学び方

ということで、投資を始める上では少なくとも多少なりとも投資先について知っている必要がある。自動車か、ITか、マクロ経済統計か、好きなものを選べば良いだろう。

だが1つ難しいのは、何処まで勉強すれば「自分は知っている」と言えるのかどうかだ。この点についてロジャーズ氏は次のように言う。

「わたしはこの投資対象について知っている」と思うかもしれない。その通りだ、人は自分が何かを理解していると考える、実際に理解するよりも大分前に。そして失敗することになる。

だが失敗に落ち込みすぎないことだ。そして失敗から学ぶことだけは忘れてはならない。わたしも過去に失敗したが、幸いにもそこから学ぶことができた。

この意味では、投資は絶対に失敗しないものだと言うことができる。上手く行けば利益を得られる。失敗すればそこから学び、より優れた投資家になることが出来る。どちらでも良いではないか。そしてより優れた投資家になることが出来れば将来は儲かるので、やはり損することがない。

一方で長期投資を盲信する人々の投資法は、今後数十年絶対に失敗することのない投資だと言うことができる。何故ならば数十年経たなければ結果が出ないからである。

そして結果が出なければ失敗から学ぶことがない。彼らは死んでも失敗から学びたくないのだなと思う。それは死んでも勉強したくない人の投資法である。そして彼らを待ち受けているのは、数十年後に失敗してもう一度やり直す時間は残されていないという取り返しの付かない未来である。

長期投資への盲信は失敗の先送りであり、その意味で紙幣印刷政策に似ている。明日小さな失敗をしたくない人は、数十年後に取り返しの付かない失敗をする羽目になる。世の中は本当によく出来ている。

ガンドラック氏、日銀の量的緩和を皮肉る
「株式投資は長期的にはほぼ儲かる」という主張が完全に間違っている理由

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/37097

46. 2023年9月18日 06:13:40 : ENGUy1HNPw : MVAvMHVkNG0xMmM=[1] 報告
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ガンドラック氏: 株価の長期上昇を支えてきた過去40年の低金利はもうない
2023年9月17日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/39962

DoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が、CNBCのインタビューでアメリカにおける金利の長期トレンドと、それが株価やデフォルト率に与えてきた影響について語っている。

コロナ後の経済サイクル

ガンドラック氏はこのインタビューで様々な議題について話しているが、どの議題について話すにしても、重要なのはコロナ以降、金融市場の環境が一変したということである。

そこでガンドラック氏は次のように問いかける。

これからの経済サイクルで起こることと、われわれの常識はどう違うだろうか?

「これからの経済サイクル」とは何か? ここの読者であれば言わなくとも分かるだろう。インフレによって金利が上がった後の経済サイクルという意味である。

金利低下時の金融市場と、金利上昇時の金融市場はまったく違う。ガンドラック氏はこう続けている。

われわれは金利がどう動くか知っていると思い込んでいる。マネーサプライの経済への影響について知っていると思い込んでいる。Fed(連邦準備制度)の金融政策について知っていると思い込んでいる。

だが1980年代前半から2020年代前半まで、われわれは低金利の環境下にあったのではなかったか? その期間金利はずっと下がっていなかったか? 勿論上がったり下がったりはしたが、長期的には金利は明らかに下がり続けた。

アメリカの政策金利は1980年にピークとなり、コロナ後の現金給付によってインフレが引き起こされるまで一貫した低下トレンドにあった。長期チャートを持ち出すと次のようになっている。


重要なのは、1980年から40年間金利は下がり続けたということである。そして投資家であれば誰でも知っているが、金利低下は株価にも経済にも大きな影響を及ぼす。

そして問題は、われわれのほとんどは金利低下の環境しか知らず、われわれの常識は金利低下の環境下における常識だということである。

だからガンドラック氏は次のように言う。

デフォルト率や企業が負債をどう扱うかについてのわれわれの常識は、時代錯誤の偏見ではないのか。

金利上昇と金利低下

ガンドラック氏は次のように言う。

金利上昇の環境は、金利低下の環境とは違う。

具体的にはどういうことか。例えば今のように金利が大幅に上がれば、お金を借りていた企業はどうなるか。

ガンドラック氏は次のように説明する。

米国企業は債務の期限を長期にして金利を非常に低く抑えた。だが期限が来て借り換えなければならなくなればどうなる? その時に金利が4%ではなく9%だったらどうなる?

小規模事業者にとって金利は現在その水準だ。3年前、小規模事業者にとって金利は4%だった。今では9%だ。Fedが更に利上げすれば更に高くなる。

Fedは2021年にインフレの脅威を無視した後、2022年に金利を急速に上げた。

経済に対する利上げの効果は強力である。だがその後、アメリカにはまだ景気後退は来ていない。だがその理由の1つは債務の乗り換えがまだ完了していないということだろう。

だが来年には多くの企業にとっての債務の期限が到来し、借金を借り換えなければならなくなる。その時に多くの企業が金利上昇の効果に直面することになる。

Fedのパウエル議長は金利を5%台の水準に長らく据え置くと表明している。だがそんなことが出来るだろうか。その馬鹿らしさについては以下の記事で既に指摘している。

米国インフレ率が下がれば下がるほど株価にはマイナス、株式の買い手は逃げるべき
だがパウエル氏にはそれが分からない。しかしガンドラック氏の上記の議論を読めば、それがどういう意味か分かるはずである。ガンドラック氏は次のように続けている。

Fedがこれから数年金利を5%か6%に保ったままにすれば、この国のすべてが倒産するだろう。

金利上昇と株式市場

そして金利低下が金利上昇になったことは、当然ながら株式市場にも影響を与える。ガンドラック氏は次のように述べている。

株式市場は1982年に底打ちし、2022年にピークを打ったように見える。この期間に金利が14%から0%になったことと関係があるだろう。

世の中にはインフレ対策で株式を買えという馬鹿げた議論もあるようだが、1970年代の物価高騰時代、米国株がどのような酷いことになったのかについては以下の記事で説明している。

ドラッケンミラー氏: 株式市場は40年前の物価高騰時代より酷い惨状に
逆にその後の1980年から40年間の金利低下局面で米国株がどうなったかについても、多くの人が知っているだろう。

何故金利低下で株価が上がるのか。例えば米国債の金利が10%ならば、国債は無リスク資産と考えられているので、株式はそれを超えるパフォーマンスを出さなければ投資家を集めることが出来ない。逆に金利がゼロならば、投資家は少しでも値上がりを期待できそうな株式に殺到する。

だから他の条件が同じならば、金利低下はそのまま株高を意味し、金利上昇はそのまま株安を意味する。

株式市場はしばしばそれを無視する。2018年の金利上昇局面でも同じことが起きた。

バブルの頂点で日経平均は上昇、空売りを淡々と継続 (2018/9/20)
だがそれは長期的には続かない。長期的には、1980年から2020年まで金利低下によって米国株が上昇したこととまさに反対のことが、金利上昇局面においては起きるだろう。

結論

ガンドラック氏は次のように纏めている。

金利が上がれば株式にとって競争は激しくなる。債券と株式のリスクプレミアムを比べれば、株式のバリュエーションは現在、われわれの生きている間で一番高くなっている。

これは2024年には問題となるだろう。

世の中では金融庁にそそのかされ、金利低下局面で株式を買わなかった人が金利上昇局面で株式を買い始めている。それがどういう面白い状況か、この記事を読んだ人ならば分かるだろう。

「株式投資は長期的にはほぼ儲かる」という主張が完全に間違っている理由
また、金融庁の資料に過去20年の株式や債券のパフォーマンスが乗せられ、それを根拠に投資が推奨されていることがどれだけ可笑しいことであるかも、この記事を読んだ人には分かるはずである。

「株式の長期投資はほぼ儲かる」という幻想は金融庁の「基礎から学べる金融ガイド」から来た
だが誰も気にしていない。

何故なのか。短期的には金利上昇を誰も気にしていないこととまったく同じように、金融庁の職員の多くは投資を仕事にしたこともない資産運用の素人であり、NISAは銀行・証券業界に手数料を落とす目的で出来上がったのだが、ガンドラック氏ら専門家の見解の真逆を行く彼らの見解を鵜呑みにすることに誰も何の疑問も抱かない。そもそも金融庁職員は多くの資産への投資を禁じられているため、もしかすれば自分よりも投資経験がないかもしれない彼らの投資推奨を人々は有難く聞いている。

基本的に人々は何も気にせずに生きている。だが金融市場は彼らに相応の結果を与える。来年の前半にはすべては終わっているだろう。

米国インフレ率が下がれば下がるほど株価にはマイナス、株式の買い手は逃げるべき

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/39962

47. 中川隆[-12288] koaQ7Jey 2023年10月11日 00:13:10 : qFFXQaTFBY : N01JczVSLzdlZEE=[16] 報告
【保存版】長期王道銘柄・5つのポイント
つばめ投資顧問の長期投資大学
2023/10/09
https://www.youtube.com/watch?v=mUp1IUl9Kko
48. 中川隆[-11941] koaQ7Jey 2023年12月23日 22:41:03 : NcgBuRDmjw : VldiVVJqNEdFbG8=[2] 報告
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米国株相場予想、株価が長期的に上がり続けることは有り得ない
2023年12月23日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/42784

米国株は最近調子が良い。株価はFed(連邦準備制度)の利下げを織り込みながら再上昇している。しかしこういう時だからこそ、米国株の長期的見通しについて再確認しておくことが必要だろう。

米国株の長期展望

アメリカの主要株価指数S&P 500は、高金利による株安から反発し、史上最高値付近で推移している。


だがより長期の視点で見てみれば、ここ2年間米国株は何処にも行っていない。上に行くのか下に行くのか結論を出せていない。

そして結論から言えば、この状態がこれから少なくとも10年間続くだろう米国株の長期トレンドなのである。

低金利から高金利へ

これが新たな米国株のトレンドである。1980年からの40年、米国株は長期の上昇トレンドにあった。その理由は長期的な金利低下である。アメリカの政策金利は次のように推移している。


1980年まではインフレと高金利の時代だった。それを当時のポール・ボルカー議長が強烈な金融引き締めで終わらせ、そこから2020年まではデフレと低金利の時代となった。

ポール・ボルカー氏、1980年のインフレ打倒がどれだけ厳しかったかを語る
金利低下は基本的にそのまま株価にとって押し上げ要因となる。金利が下がり続ければ、当然それは株価を押し上げ続ける。

上のチャートを見れば分かるように、それが40年続いたのである。それが米国株は無条件で上がり続けると主張する人が言及しない、米国株が過去40年間長期的な上げ相場だった理由である。

インフレと高金利における米国株

だが米国株はインフレと高金利の時代にも同じように推移するわけではない。長期的な金利低下が長期的に株価の押し上げ要因になるならば、インフレの期間における長期的な金利上昇は長期的な株価の押し下げ要因になるはずだからである。

前回の記事でレイ・ダリオ氏が次のように言っていたことを思い出そう。

レイ・ダリオ氏、投資にグローバルマクロ戦略が必要な理由を語る
1966年から1984年まで米国株の実質リターンはマイナスだった。

この時期のS&P 500のチャートを見ると、長期的な横ばいを続けている。


だが実際にはこのチャートは横ばいではない。何故ならば、1970年代の物価高騰の時代にはドルの価値が激減しているからである。

以下の記事で検証したように、この時期にドルの価値はインフレによって3分の1になっている。だからこの時期に米国株の保有者は実際には大損しており、同じ期間に元本に加えて高金利を受け取った預金者に対してもリターンで大きく負けているのである。

インフレ相場での最良の投資方法は株の空売りを除けば株式投資ではなく預金
コロナ後の米国株

ここで現在の米国株に話を戻そう。何が言いたいかと言えば、インフレによって金利が上がった2020年以降の米国株は、まさに上記のインフレ相場における米国株の値動きに移行しているということである。もう一度現在のチャートを見てもらおう。


だから金利が上がった2022年以降米国株が頭を押さえつけられているのは当然なのである。米国株は長期的に1970年代のチャートになってゆく。

筆者が言いたいのは、既に実際にそのようになっているということである。スタンレー・ドラッケンミラー氏がそれを去年の段階で予想していた。

ドラッケンミラー氏: 米国株は30年上がらない可能性 (2022/6/27)
結論

来年の米国株がどうなるかと言えば、ダブルトップを形成して落ちてゆくことになるだろう。

2023年の米国株は2018年世界同時株安のダブルトップに似ている
現在は上のチャートにおける2回目のトップを形成している最中である。

ここの記事ではマネーサプライの推移などを利用して2回目のトップのタイミングを出来る限り予想しようとしている。

2024年の米国株下落と景気後退: コロナ後の緩和資金が尽きるのはいつか
だがはっきり言ってタイミング予想は水ものである。そしてファンドマネージャーが気にするような、2回目のトップは1回目より高いのか低いのか、来年の前半にあるのか後半にあるのかなどということは、多くの個人投資家にとって重要ではないはずだ。

だからこの記事ではもう一度米国株の長期見通しを確認しておいた。デフレと低金利の時代がインフレと高金利の時代になった以上、米国株を待っているのは1970年代のチャートである。

「株式投資は長期的にはほぼ儲かる」という主張が完全に間違っている理由
そしてそこにはドルの大幅な減価が襲いかかる。

投資家はどうすれば良いのか? 世界屈指のファンドマネージャーであるドラッケンミラー氏が名案を出してくれているので、そちらを掲載しておこう。

ドラッケンミラー氏、誰でも30%以上の利益を出せる方法を語る

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/42784

49. 中川隆[-11640] koaQ7Jey 2024年2月11日 16:29:01 : n4p04CquLw : bG9tSjdBTFhRTk0=[12] 報告
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積極投資で成功するのは天才 凡人は分散投資で
2024.02.09
https://www.thutmosev.com/archives/76277307.html

上がりそうな銘柄に集中投資して何倍にもするのは天才(Jソロス)

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画像引用:https://coinonline.net/wp-content/uploads/2018/04/o1078051613802488361.jpg
自分が天才でないなら積極投資はしない

異論がある人も居ると思いますが、投資家のWバフェットは「儲かりそうなファンドを追いかけてはいけない」と批判しています

ファンドはマネージャーの手腕によって大きく儲けたり大損をしますが、バフェットの主張ではこうした「天才マネージャー」の勝利は偶然で、たまたまラッキーだっただけだそうです

去年良い成績だったマネージャーが今年も良い成績を挙げるか検証するとそうならず、その勝ちが実力によるものだったとしても手法や情報は瞬時に模倣されます

腕の良いファンドマネージャーを求めて投資していたら確実に損をし、バフェットのバークシャーハザウェイも投資ファンドだが、この点については自分だけは例外のようです

ファンドマネージャーの手腕で投資銘柄を決めるような手法をアクティブ運用、日経平均やダウ平均に連動させるのをパッシブ運用と言います

最近では積極的に特定銘柄を追いかけるより、インデックス投信つまり日経平均やダウ平均に投資したほうが有利というのが定説になっています

投資の世界で大成功した人は必ず銘柄を自分で選択して投資し、WバフェットやJソロスなど伝説の投資家は全員が自分で銘柄選択して成功しました

逆にインデックス投資では負けはしなくても決して大金持ちにはなれず、この辺は自分が天才か凡人なのかを見極める必要がある

良い格言で「一流の投資家は自分を一流だと知っている」「2流の投資家は自分が一流ではないと知っている」「3流は自分が一流だと錯覚している」というのがあります

能力や才能が平凡なのに天才だと錯覚したら結果は悲惨なものになり、相場が上昇しているときに連戦連勝するが、経済ショックで破産するのは「3流」の投資家です

アベノミクスとかトランプ相場とか相場の上昇期には経済全体が浮上するので、誰が投資しても必ず勝つ事になっています

その時に自分は投資の天才だと思い込み、調子に乗っていると経済変動や経済ショックでやられます

ハイレバレッジは確実に負ける投資
金融庁は仮想通貨取引を2倍、FX取引は25倍までのレバレッジ規制をし、これは投機的な取引を防止し投資家の損失を防ぐためだそうです

仮想通貨にレバレッジ規制がなかった頃、無謀な取引で損失を受けるケースが多発し破産した人もかなり居たと言われています

金融庁のレバレッジ規制に取引業者や投資家は必ず反対して高いレバレッジを維持しようとし、権利の侵害だと主張しました

金融庁などがいっているように、レバレッジが高い投資家ほど損をしていたのは紛れもない事実で、投資家を守るためにレバレッジを規制するというのが政府の立場でした

ハイレバは損をするなら投資家はなぜレバレッジ規制に反対するのかという疑問が生じます

個人投資家にとってハイレバレッジのメリットは「小額で投資できる」「一度に大きな利益を得られる」などがあります

同じ100万円の投資をするのにレバ100なら1万円で済むが、レバ10では10万円必要になり、レバ2では50万円必要です

投資した100万円が110万円になったとして、レバ100では1万円が11万円に増えるのに(手数料は引かれる)、レバ2では50万円が60万円になるだけです

その変わり高いレバレッジでは相場が逆に動いたときに、レバレッジの倍数分だけ早くお金を失います

相場が10%逆に動いたとして、レバ2では元金の20%が減るだけですが、レバ100では元金の10倍もの損失を受けます

レバ100で証拠金1万円で100万円の投資をして、相場が90万円に値下がりしたら、9万円の借金になります

これを防ぐために業者はロスカットというシステムを導入していますが、急激な値動きでは作動しないことがあります

ジョージソロスの格言で「まず生き残れ、儲けるのはそれからだ!」というのがあり、ソロスはイングランド銀行を破産させたとか武勇伝が多いが、教訓として無謀な投資を避けろと言っています

投資した金額の10倍や100倍の負債を背負う可能性があ投資は間違いなく「無謀な投資」で、2011年3月の東日本大震災で30万で先物取引していた人が1億8000万円もの負債を抱えた

元金30万円からオプション取引で数千万円まで増やし大きく勝負したところで地震があり、損失が無限に膨らんでしまいました

この人は結局業者と和解して大部分を支払わなくて済むことになったが、みんなが幸運なわけではない

結局参加者のトータルでは、ハイリスク投資ほど投資家が負ける可能性が高く、リスクに見合ってはいない
https://www.thutmosev.com/archives/76277307.html

50. 中川隆[-10314] koaQ7Jey 2024年6月07日 07:44:29 : culQP1Wabk : b1JkVmRpcjNkbkk=[8] 報告
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レイ・ダリオ氏、株式銘柄の分散ではない本当の分散投資を語る
2024年6月6日 GLOBALMACRORESEARCH
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/49671

引き続き、世界最大のヘッジファンドBridgewater創業者のレイ・ダリオ氏のWSJによるインタビューである。

今回は本当の分散投資とは何かについて語っている部分を紹介したい。

ダリオ氏の分散投資

世界最高のヘッジファンドマネージャーの1人であるダリオ氏が投資の助言を求められたとき、いつも口にするのが分散投資である。

ほとんどの投資家は分散投資の重要性なら分かっていると言うだろう。だがこの分散投資は個人投資家が思っている分散とはかなり違う。ダリオ氏は次のように述べている。

わたしが見つけた投資の鉄則では、互いに相関しない15個の優れたリターンの源泉を見つけられるかどうかがすべてだ。

理想的な分散ができれば、期待リターンを減らすことなくリスクの8割を消せる。

「互いに相関しない」というところが重要である。それはつまり、1つの銘柄が下がったからといって別の銘柄もつられて下がったりしないということである。

例えば景気後退が来れば、株式だけではなく多くの銘柄は下落するだろう。その時にも利益を出すためにはどういう銘柄をポートフォリオに入れれば良いのか?

それがダリオ氏の言う分散投資である。

投資の4つのカテゴリー

ダリオ氏は分散投資について次のように説明している。

分散をしたければ4つのカテゴリーに分けて考えれば良い。

インフレが上がるか下がるか、そして経済成長が上がるか下がるかだ。

物価が上がり、経済成長も上がるとき、物価は下がるが経済成長は上がるとき、物価が上がって経済成長は下がるとき、物価が下がって経済成長も下がるとき、ダリオ氏は経済にはこの4パターンが存在すると言っている。

例えば株式や債券はどうだろうか? ダリオ氏は次のように言っている。

株式は経済成長が金利を上回るときに上昇する。そうでなければ下落する。

債券は基本的にはその逆で推移する。

「成長が金利を上回る」という箇所はやや難しいが、例えば株主の利益の源泉である企業利益が増加したとしても、その成長率よりも高い金利によって貯金の方が早く資産を増やせるような状況であれば、誰も株式に投資しないだろう。

だから成長は金利との兼ね合いで考えるのである。

物価上昇・成長率上昇

ではそれぞれのカテゴリーにあてはまる投資対象とは何だろうか? まずは物価上昇、成長率上昇で利益の出る投資と言えば、株式や不動産である。

米国株は1970年代の物価高騰時代にパフォーマンスの悪い銘柄になってはいるが、株式にとってマイナスなのはあくまでインフレに伴う金利上昇であって、インフレ自体ではない。

ドラッケンミラー氏: 株式市場は40年前の物価高騰時代より酷い惨状に
また、銅や鉄鉱石など好景気で需要が増えるコモディティ銘柄や、そうした銘柄を扱う採掘企業の株式なども良いパフォーマンスになるだろう。

物価下落・成長率上昇

これはなかなか難しいが、ジャンク債などだろうか。債券は一般的に物価低下に強い。一方でデフォルトのリスクの高いジャンク債は景気後退時には価格が下落してしまうが、景気が良ければデフォルトのリスクも少なく、普通の債券より高い金利を享受できるだろう。

また、原油を燃料としている航空株なども悪くないだろう。コストが下がれば利益が上がることになる。

物価上昇・成長率下落

物価上昇で成長率下落ならばやはりゴールドだろう。典型的なのが1970年代のアメリカの物価高騰時代で、この時代は貴金属が1人勝ちとなった。

1970年代の物価高騰時代における貴金属や農作物の価格推移
現在の相場の問題は、この状況が再現する可能性が低くないことである。

レイ・ダリオ氏: 金価格が上がっている理由
物価下落・成長率下落

最後にこれは要するに景気後退ということである。そして景気後退でも上がる銘柄と言えば、国債と相場は決まっている。

これはリーマンショックの時を考えれば分かる。リーマンショックで株式も金相場も下がったが、国債だけはリスクオフで価格が上昇した。

リーマンショックで急落した金価格、上昇した米国債
結論

ということで、ダリオ氏のいう4つのカテゴリーにそれぞれ当てはまる銘柄の例を挙げてみた。

ダリオ氏は次のように語っている。

金融状況の緩和と引き締めはすべての投資銘柄を上げたり下げたりする。

だがあるカテゴリーのものが下がっても別のカテゴリーのものが上がってくれれば、ポートフォリオ全体では上手く行くはずである。それがダリオ氏の言う本当の分散なのである。

さて、この考え方に基づいて自分のポートフォリオがどうなっているのかを考えてみてもらいたい。最近の投資ブームで株式銘柄をたくさん持って分散したつもりでいる投資家が多いが、プロの目から見ればそれはまったく分散になっていない。

金融業界では伝統的に株式と債券を両方持つポートフォリオを分散と考えてきたが、2022年のインフレ・金利上昇(つまり上で言う物価上昇・成長率下落のシナリオ)で株式と債券が両方下がってしまったため、この伝統的な分散のやり方では駄目だという話になってもう2年も経っている。

株式に全賭けしているポートフォリオが本職のファンドマネージャーの目にどう映るかは明らかだろう。それは分散ではなくむしろリスク集中である。

また、多くの個人投資家は株式が長期的には必ず上昇するという予想の上に行動しているが、その予想が間違っていた場合の分散はどうするのか? とジェフリー・ガンドラック氏は言っている。

ガンドラック氏: 投資で一番重要なのは予想を間違っても死なないようにすること
また、スタンレー・ドラッケンミラー氏はその予想が間違ってると言っている。

ドラッケンミラー氏: 米国株が長期的には常に上昇するという信仰は間違い


分散とは多くの個人投資家が考えるよりも奥が深いのである。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/49671

51. 中川隆[-9582] koaQ7Jey 2024年8月06日 09:52:27 : 60O0LqD73A : RHI4ZmEwSWdETDI=[12] 報告
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バブル経験者は語る

自分の投資法を持たれ、成果を上げられている方はほんのわずかです。ほとんどの方は損をしています。

 今回はそんな中から極端な例をご紹介します。

 その方は相場の経験は浅くと言うか、ほとんどど素人同然でした。元々資産家で商品先物に手を出したのも、ほんの「お遊び」だったようです。

 最初、50万円から始められたそうですが、あれよあれよと言う間に儲かって行きました。その時の投資基準は「勘と第六感と度胸」とでも言うのでしょう。儲かった利益をそのまま次の取引に載せていったそうです。

バブル時の長期上昇トレンドに乗った物だと思います。

 話を聞いただけで恐ろしくなりますが、素人は怖いもの知らず。1年足らずで資金は2億に届く所まで来たそうです。

 そうなるともう怖いもの知らずの行け行けドンドン! 一気に登った坂道を登り詰めると、今度は全力で駆け下りるようだったと聞きます。

 気が付いた時にはプラス2億がマイナス2億へ・・・となっていました。

 本来、資産家ですからこの程度(!)のマイナスなら持ち応えられたらしいのですが、悪い事は続く物です。 知り合いの建設業者に頼まれてなった保証人。その建築業者が失踪、借金取りが押し寄せて来たそうです。

http://www.harvestchart.com/tonpei/tonppei.htm


暴落する時はあくまで”暴落”であって、それは一気に急落する、信用売りも仕掛けられないほどの暴落なんです。

言ってみれば、急勾配の坂を下る様な個人が信用売りでコントロール出来る様な代物ではなく、足元に突然大きな深い穴が開いて、真下に真っ逆さまに穴の中に落下する様な”暴落”なんです。

だから、暴落時に信用売りを仕掛けても、何しろ値が全然付かないのですから信用売りも約定する事はあり得ません。それほどの恐ろしいものなんです。

暴落の怖いところは、下がるだけではなく、その翌日は逆に値ごろ感を持った投資家が一挙に買いに殺到して反転暴騰して、今度は買いを入れても値が付かず、買い約定も出来ない・・・

そんな状況を総じて”暴落”というのです。


仮に暴落時に信用売りを仕掛けて”運良く”約定しても、その翌日は、逆に一気に全株全面暴騰し、日経平均で何千円も踏み上げられるのです。

そんな状況でも信用売りを仕掛けるのは、余程の”勇者”か余程の”資産家”か余程の”素人”なんでしょう。

ブラックマンデーの様な、又日経39000円からのバブル崩壊の様な ”暴落”はいわば一方方向の暴落なんていう代物ではなく、暴落と暴騰を日替わりで繰り返しながら株価が急落して行く、”ダッチロール”の墜落の様な”暴落”である事を是非理解しておいて下さい。


ネット系の個人投資家は 逆に行け行けドンドンの 横並び体質がありますので、一転暴落が起こったら、過去の暴落以上に売りが売りを呼んで、サーバーダウン等も相まって、過去の暴悪以上の凄まじい想像以上の暴落になると私は思ってます。


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暴落時に空売れると思っている人間が多いよね。

S安貼り付きに売りで並ぶつもりなのだろうか。

本格的な下げか、押し目か判断してから参加するとか言っている人間は一番ダメだな。 暴落の一番オイシイ所を逃すばかりか、押し目だった場合、大底で空売るハメになる。

または「まだ早い、ただの押し目だ」と言い続けて売り遅れ涙目になるのがオチ。

暴落始まったら損切りしたくてもできない。 売れないから。

今現在、株トレードにおいて自分が勝ち組だと思ってるやつも大半はやがて自分も負け組であることを実感する時が来る。 有名なアナリストも株相場はトランプのババ抜きみたいなものといっているくらいだから利益確定してさっさと勝ち逃げするのが賢明


___________________

ビルに飛行機がつっこんだ。
東証は臨時に値幅制限を半分に。当然のようにS安連発。
自分の持ち株はマーケットメークだったので、1日で確か20%ぐらい下げた。

当時はまだ優良企業であると信じられていた某ソニー。
自分も期待しながらわずか200株だけだけど買ってました。

糞決算発表。確かその翌日は比例配分すらできないような大幅な売りを浴びてS安。その次の日も比例配分のS安。 一応国際優良株と言われ馬鹿でかい規模、こんな株が2日連続でS安っていう衝撃はあまりにもでかかった。


一番すごかったのはメガバンの売られっぷりだけどね。 100万ぐらいしてたのが1年もたたないうちに5万台まで売られた。

そのとき買っとけばよかったじゃんと言うかもしれないけど、とてもじゃないけど買える雰囲気じゃなかった。 某ドイツ証券の人が「東証を閉鎖せよ」っとまじで言ってるのw

自分はみずほ5万台で買ったのが自慢。だけど1株だけな。あのとき100株とか買えるような人がいたら天才か大ばか者のどっちかだな。


_____________________


90年バブルの方はブラックマンデー以降も2年くらいは好景気で株式相場も活況だった。逃げる気になれば逃げられた。もつとも当時は株と土地は長期的に下がることはないと思われていたから「逃げる」と言う感覚がなかった。

ITバブルの方は本当にバブル。一気にはじけた。あれは逃げるのが難しかった。
それでも全銘柄が急落したわけではない。逆張りでオールドエコノミーといわれたセクターに投資した人(バフェットもその一人)はむしろ儲けた。

87年に起こった、ブラックマンデー・ショック直前に、持ち株全部処分してノーポジを自慢してた香具師もいたが、その後の相場にはしっかり乗り遅れた。

現在のような、13年の長きにわたる下げ相場だと、弱気になるのも無理からぬことではある。

弱気筋も、売った持ち株が更に上伸していくさまを何度も見せ付けられて徐々に強気に変わっていくのさ。

そして、誰もが強気を唱えるようになるとき・・・

「桐一葉 落ちて天下の 秋を知る」 ようになる。

52. 中川隆[-9575] koaQ7Jey 2024年8月06日 11:52:47 : 60O0LqD73A : RHI4ZmEwSWdETDI=[19] 報告
<■129行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
日経平均暴落、NISAで株式投資を始めた初心者が見逃していた長期投資の問題点
2024年8月5日 globalmacroresearch
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/52023

8月5日、日本の株式市場が大幅下落した。日経平均は1日で12.4%の下落となり、近年稀に見る株価の下落幅となった。

株価暴落の理由

日経平均は次のようなチャートになっている。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2024/08/2024-8-5-nikkei-225-chart.png


なかなかの急降下である。7月の史上最高値から見ると25%程度の急落となっている。

株価下落の原因は何かと言えば、それは世間で言われているように日銀植田総裁の利上げではない。0.25%の利上げに株価を暴落させる力はない上に、長期金利はそもそも上がってすらいないからである。だから金利が株価下落の原因だという議論は有り得ない。

では何が原因かと言えば、以下の記事で既に説明しておいたのでそちらを読んでもらいたい。

日経平均急落の原因は日銀植田総裁の利上げではない
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/51874


NISAで投資を始めた初心者たち

だから今回の記事で議論したいのは、株価下落の根本的な原因のことではなく、株価が下がった時に群れをなして売ろうとした人が多かったことである。投資家として暴落相場を何度も見てきた筆者が見ても、下落が下落を呼ぶ速度が早かったように思う。

恐らく株式市場についてほとんど何も知らずにNISAがブームだと聞いて投資を始めた人が株式市場にあふれていたのだろう。彼らが株式を買った理由は株価が上昇していたことだったから、株価が下落に転じればそれがそのまま株式を投げ売りする理由になる。だから下落が下落を呼ぶ。

ここ数年ほど、筆者は主婦や普通の会社員など金融業界とは無縁の人々にNISAについて尋ねられることが多かった。そうした人々の多くは実際には客観的なアドバイスなど求めていなかった。「買って放置すれば金が儲かる」という売り文句に吸い込まれた自分の背中を筆者のような金融業界の人間に後押ししてほしかっただけなのである。

一番酷い場合には、NISAを貯金の代わりか何かだと勘違いしていた人もいる。その人は、株式投資のリスクを淡々と説明した筆者に対し、不満そうな顔をしながら「儲からなくても、損しなければ良いと思ってるので」と答えた。「株価は下がるものですが」と言う筆者に対してその人は不思議そうな顔をしていた。

今回の下落では、そうした人々が想像もしなかった(筆者は説明した)下落に対して大急ぎで逃げ出したのだろう。

株式の長期投資

さて、もう少し賢明な人々は、NISAが長期投資であることを理解していただろう。だがそうした人々に対する試練はこれからである。何故ならば、そうした人々はまだ株式を売っていないだろうからである。

筆者は以前から説明しているが、NISAの一番の問題点は、株式の長期投資がまるで必ず儲かるものであるかのように説明されていたことである。

株式投資は短期的には上下することもあるが、長期的には安定して儲かるものである。それが上述の初心者よりも少し賢い投資初心者が株式長期投資に対して持っている理解である。

だが残念ながらそれは間違っている。日経平均が30年ぶりに史上最高値を更新したというニュースが流れたとき、大半の人は喜んだが、少数の賢明な初心者の頭には不安がよぎったはずだ。何故ならば、それは日本株に30年投資しても損しか出ていなかったことを意味するからである。

それが恐らく投資初心者に気づきの機会が与えられた一番最初だっただろう。株価は長期的に必ず上がるわけではないのか?

株価の長期的な動向

その問いに対する答えは、筆者はここの記事で既に書いている。ここの読者には言うまでもないことだが、株価の動向に対して正しい原則はこうである。

株価は「金融緩和が行われている状況下では」常に長期的に上がってゆく。

だから日本株はバブル崩壊後、金利がゼロに近づいて十分に利下げできなかった期間は下がり続けて、2013年のアベノミクスで量的緩和が始まると上昇トレンドに転じたのである。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2024/08/2024-8-5-nikkei-225-long-term-chart.png

分かりやすいチャートではないか。

米国株の長期的動向

そしてその原則は日本株のみならず、米国株を含むあらゆる国の株価に対して当てはまる。

NISAで米国株に投資している人の論理はこうである。米国株は過去数十年上がり続けている。だからこれからも数十年上がり続ける。

だが上の原則を知った人はこう訂正するだろう。米国株は金融緩和によって過去数十年上がり続けた。だから、「もしこれからも金融緩和が続けば」、数十年上がり続けるだろう。

実際、アメリカでは1980年から2021年まで41年間長期的に金利が低下していた。アメリカの政策金利は次のようになっている。

https://www.globalmacroresearch.org/jp/wp-content/uploads/2024/08/2024-8-5-federal-funds-rate-chart.png


だから過去40年間の米国株の上昇は、この金利低下(そしてその後の量的緩和)が原因なのである。

アメリカが40年も金利を下げ続けられたのは、それがデフレの時代だったからである。しかしコロナ後のインフレによってアメリカは金利を上げなければならなくなった。

過去数十年の米国株のチャートしか知らない人々は、金融緩和時における米国株の推移しか知らないわけである。

ではインフレ・金利上昇の時代に株価はどうなるか。1980年より前、アメリカは物価高騰の時代だった。そして上のチャートを見れば分かるように、金利は上がり続けていた。

そしてその時の米国株のパフォーマンスは、以下の記事で検証したように長期的に酷かったのである。

ドラッケンミラー氏: 株式市場は40年前の物価高騰時代より酷い惨状に (2022/9/20)
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/28426


結論

そして今、相場はどちらなのか。デフレと金融緩和の時代なのか、インフレと金利上昇の時代なのか。投資家はそれを考えなければならない。

日本株がそうだったように、株式の長期投資で損失が出る国もある。世界には無数に国があり、株価が上がる国もあれば下がる国もある。

そしてアメリカが過去40年金融緩和のトレンドにあったからと言って、今後40年そうなる保証はまったくない。というか現状アメリカ経済はその逆を行っている。

だから短期投資でも長期投資でも、投資家は結局正しい投資先(株価インデックスを買う場合には国)を自分で見つけなければ利益を得られない。金融政策の状態から言って株価が長期的に上がる状態にある国もあれば、株価が長期的に下がる状態にある国もあるからである。

そしてその国の株価が過去数十年上がり続けていることは、今後数十年の株価動向に何の意味も持たない。ここまで読んだ読者ならばそれは分かるだろう。国の経済にはサイクルがあり、アメリカはデフレと金融緩和のサイクルを通り抜けただけである。

アメリカが次にどういうサイクルを通り抜けるのかは、長期的な話ならばレイ・ダリオ氏の『世界秩序の変化に対処するための原則』に書かれている。ダリオ氏は日本株の暴落を予想していた。

レイ・ダリオ氏: 日本、金利上昇で経済崩壊の可能性 (2024/6/5)
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/49622


日本とアメリカの経済に関する短期的な話ならば、以下の記事に書いてあるので参考にしてもらいたい。

今のドル円下落は円相場崩壊前の最後の円高サイクル
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/51917

だから結局、投資家は予想を立てなければならない。株価インデックスに長期投資するのであれば、その国の今後数十年の金融政策を予想しなければならないのである。

買って寝ていれば儲かる投資など存在しない。本当に存在するのであれば、プロのファンドマネージャーは毎日出社して世界経済をリサーチなどしていない。そんな当たり前のことに、ほとんどの投資家は暴落を経験しなければ気づけないのである。
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/52023

53. 中川隆[-9145] koaQ7Jey 2024年9月13日 07:38:08 : P3g0N01uLY : dWE0NWRmMlhZcm8=[5] 報告
一生に一度の売り場か!?
石原順チャンネル 2024/09/10
https://www.youtube.com/watch?v=nD_xhGqonNM&t=721s

<チャプター>
00:00 一生に一度の売り場か!?
09:50 クレジットカードの負債総額は過去最高、個人貯蓄率は過去最低
12:45 平均所得に対する住宅価格が史上最高水準に到達!
16:00 貧富の格差や富の偏在が起こると
17:35 日経平均(月足)
20:50 史上最長の利回り曲線の逆転
22:05 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2000年〜2001年)
23:25 米国のイールドカーブ(3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2006年〜2007年)
24:35 1955年以降のFF金利と今後3年間のFF金利予測
25:13 米国のイールドカーブ (3か月〜30年の利回り曲線)とS&P500の推移(2024年9月9日現在)
26:40 S&P500、10年・2年イールドカーブ、FFレートの推移
28:49 急増するウォーレン・バフェットの現金の山
35:44 バークシャー・ハザウェイの手元現金残高とNYダウの推移
42:28 米国の失業率とバフェット指標(ウイルシャー5000の時価総額÷GDP)

54. 中川隆[-8948] koaQ7Jey 2024年10月02日 16:03:00 : z1vU2J1xQQ : bzZaS1JmVUQ1MVE=[17] 報告
<■67行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
日銀とGPIFを真似て投資で利益を得るには
2024.10.02
https://www.thutmosev.com/archives/77182315.html

年金運用基金GPIFは162兆円もの利益をあげた


https://www.gpif.go.jp/operation/the-latest-results.html2024年度の運用状況_年金積立金管理運用独立行政法人
日銀とGPIFはなぜ投資で勝つのか

日銀は金融緩和の一環として2010年から年間数兆円のETFを長期間購入し、24年3月までの購入金額は37兆円に達している

24年3月で購入を辞めたが購入時の価格は約74・5兆円だったので、13年ほどで含み益は37兆円、なんと100%の利回りを実現しています

日銀がETFを買うのは儲けるためではなく物価を上げるためと景気浮揚させるためですが、損失が出たら批判が強まったでしょう

日銀の投資銘柄は景気浮揚効果が大きいものを選んでいたが、結果として市場全体への分散投資になっています

もう一方の年金運用基金GPIFは利益を目標にして国内株と海外株に投資し、2000年から24年までで160兆円もの黒字を達成しました

個人でもETFを買うことで日銀やGPIFのように確実な長期利益を出すことが可能なら、多くの人はそうしたいでしょう

日銀は利益を目的としていないので国内ETFだけの購入だったようですが、GPIFは営利事業なので海外にも投資しています

円高になれば日本株が下落して海外株のほうが成長率が高いのは過去の法則性から明らかで、円安だと日本株が上昇するがドルの価値が高くなる

円高になると日本株は最大5割ほど下落しますが海外株も円高によって為替差損が生じ、1ドル120円から1ドル80円になると、株価は同じでも円建てで海外株は3分の2になります

ただし円高になったときに海外株を安く買えるのでGPIFのように購入し続けると、円相場がもとに戻れば大きな利益を手にできます

日銀やGPIFのような長期投資は下落や暴落時に安く買うことで利益を得られるので、長い目で見ると暴落しても利益を得られる

個人投資家や機関投資家の多くは「永遠に買い続ける」ことはできないので、大抵は上昇期に利益を得るが暴落時に巨額損失を出して破綻します

ETFで長期投資
日銀やGPIFのような長長期投資は分散投資の一種で、リスクを分散する一貫としての「時間の分散」の意味もあります

ある一時点で保有資産の全額を投資したら、その後値下がりする確率と値上がりする確率は50%で勝敗確率も半々の運しだいです

だが毎月一定額のようにETFを長期間に渡って購入していくと、購入価格は平均値になり、値上がり時に売れば必ず儲かります

分散要素の2番目は国内と海外の両方に投資することで、どちらかが下落したり円高・円安になっても平均値は確保できる

海外ETFには多くの銘柄があるが、大きな対象に投資するものほど手数料は安く、細分化されたものほど高手数料になっています

日経平均ETFや先進国ETFは手数料無料ですが、どこどこの国の成長産業に投資するように限定されたものほど、手数料が高くなります

一般的な海外投資では手数料無料の「先進国株ETF」や「新興国株ETF」のような投資銘柄を対象にすれば十分だと思います

分散の3番目は債券への投資で、株式と債券は逆相関の動きをする場合が多く、好景気の時は株価が上昇し、不況下では債券の価値が上がるので補完的役割になります

株と同じく先進国債券ETFや新興国債券ETFは手数料が安く、「高金利国に投資」など限定したものほど手数料が高くリスクも高いので敬遠します

ETFは投資信託を小口化したもので、多くのETF銘柄は証券会社で投資信託として扱っています

「積み立て投信」をやっている証券会社では、銘柄を指定して毎月定額を購入することができます

ETFは小口と言っても1万円以上が普通ですが、積み立て投信は毎月1000円から可能で手数料も安い

ただしすべてのETFが積み立て投信で買えるわけではなく、「先進国株式」のように大きな対象に限られています。

普通の投資家にとってはそうした銘柄の方が手数料が安く、利益が出やすいので問題にはなりません

一般投資家が日銀やGPIFのように分散するには、毎月定額積み立てで、なるべく大きな投資対象の投信に分散するのが定番です

間違ってもトルコリラとかジンバブエドル、ロシアルーブルのような高利回りを謳う商品に手を出してはいけません

なるべく大雑把な範囲への分散投資を一定額で長期間続け、海外へも国内へも分散することで長期にわたって利益を得られる筈です

https://www.thutmosev.com/archives/77182315.html

55. 中川隆[-8600] koaQ7Jey 2024年11月10日 09:52:29 : slYvbe6C3o : R0lVdjlnbzJTbVU=[5] 報告
<■62行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
投資コストを極限まで減らすと勝ちやすくなる
2024.11.10
https://www.thutmosev.com/archives/79181563.html

日経225は取引手数料がとても安い

info20150108-02-img-01
画像引用:楽天証券 | 日経225先物・オプション手数料を引き下げました。https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20150108-02.html
投資コストを減らすと勝ちやすくなる

投資をしていて儲からない人の行動パターンは色々ありますが、共通点としてはコストが高い投資を好んでやっている点です

投資の中にはトータルでの手数料が限りなくゼロに近いものから、一回取引しただけで1割も手数料が取られるものがあります

日経225やS&P500などに連動するフリーETFは売買手数料が信託報酬は0.2%前後なので、合計の取引コストも0.2%以下に抑えられます

このような低コストな投資だけをしている場合相場の目論見が外れて損をする事はあるが、手数料が膨らんで損をすることはありません

だが高コストな投資を好んでしていたら相場変動に加えて手数料コストとも戦わねばならず、誰も手数料に勝つことはできない

フリーETFではないアクティブ型投資には信託報酬2%以上のものがあるので、手数料はフリーETFの10倍以上になります

ETFを含む投資信託では配当を再投資して増やすことができ、利益が出ていても解約するまでは税金を支払わなくて済みます

他の短期的な投資では売買利益や配当に毎回20%課税されるので、投資信託への長期投資は長い目で見ると税金も安く済みます

投資コストを減らす事は売買利益を得るのと同じで、毎回2%投資コストを減らすと毎回2%儲けたのと同じ事に成ります

100万円で毎回手数料2%の投信を買う人は、低コストETFを買う人に比べて、最初から2万円負けてスタートしているのです

以前金融庁だったかが銀行が販売している投資信託の投資結果を調査したところ、顧客の9割以上が損失を被っていたという結果が出ていました

恐ろしいのはこの9割の人の多くは「投資では勝っていた」のに手数料で損失を出していた点で、当たり前ですが投資会社や銀行やマスコミは『手数料が高い投資を勧めて来る』のです

手数料に徹底的にこだわるべき
株の現物取引では通常、10万円取引で100円、100万円取引で500円程度の売買手数料がかかるので0.1%から0.05%になります

手数料は片道分なので購入して利益がでて売却すると、一連の取引で10万円取引なら約200円(約0.2%)の手数料がかかります。

少ないようですが気を付けたいのはこれは1回の手数料なので、取引10回なら2%、100回なら20%に相当する手数料を払う事になります

例えば年間に短期売買を100回繰り返して合計20%の投資利益を得ても、手数料も投資金額の20%で利益ゼロになっている筈です

これはレバレッジをかける取引では重要な意味を持ち、日経平均先物やFXなどでは口座金額の最大20倍の取引も可能です

日経225miniでは証拠金1万5000円から手数料40円ほどで300万円の取引ができ、往復でも0.004%の手数料しかかかりません

だがレバレッジ10倍で年100回取引すると年4%の手数料になりレバレッジ20倍で年100回だと年8%になり、取引回数が増えるほど利益を出すのは難しくなります

レバレッジを掛けて短期売買を繰り返すのは良いやり方ではないが、手数料が低いのでこの程度ならほとんどダメージを受けないでしょう

もし1往復0.4%の取引手数料で同じことをしたら、年400%から800%も手数料を支払うことになり、100%負けるでしょう

投資をするときは銘柄や配当より手数料に徹底的にこだわるべきで、投資コストを極限まで低くすると、投資で負ける確率も極限まで下がります

短期投資よりも長期投資のほうが勝ちやすいというのも結局は手数料などの投資コストを減らせるからで、手数料を100回払うより1回しか払わない方が勝ちやすいからです

Wバフェットは「その銘柄を10年保有する気がないなら投資しない方が良い」という意味の事を言っていますが、これも「投資コストを極限まで減らせ」という事だと思います
https://www.thutmosev.com/archives/79181563.html

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