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酒田罫線法 〜酒田新値の数え方から玉の入れ方まで
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/836.html
投稿者 中川隆 日時 2018 年 4 月 04 日 12:07:22: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 株で儲ける方法教えてあげる(こっそり) 新スレ 投稿者 中川隆 日時 2018 年 3 月 04 日 19:31:59)

【売買手法紹介】酒田罫線法 〜酒田新値の数え方から玉の入れ方まで
http://www.dera-matadora.com/entry/2018/01/13/%E3%80%90%E5%A3%B2%E8%B2%B7%E6%89%8B%E6%B3%95%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%80%91%E9%85%92%E7%94%B0%E7%BD%AB%E7%B7%9A%E6%B3%95_-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BC%9D%E3%82%8F#


みなさんは株の売買をするときどのように売買タイミングや数量を決めてますか?
初心者のかただとはっきりとした基準はなく、何となくの感覚で売買したり、ニュースを追いかけて売買している人も多いのではないでしょうか。

しかし、何事も上達への近道は、まずは定石を身につけることですよね。
そこで今回は、僕が株の売買で使用している酒田罫線法(酒田五法とも呼ばれる)という売買手法を紹介します。


酒田罫線法の特徴

酒田罫線とは江戸時代の米相場で発明されたと言われている売買手法で、以下の特徴があります。

•日足の陰陽線を用いる

•酒田新値を数える

•線の組み合わせで強弱を判断する

•大勢をほとんど無視して目先〜中勢を狙う

•統計を経験を根拠とする


特徴@日足の陰陽線を用いる

グラフの種類は、まず線1本あたりの期間でわけると分足、日足、月足などがあり、次に線の種類でわけると折れ線、陰陽線(ローソク足)などがあります。
このうち、酒田罫線法では「日足」の「陰陽線」を用います。


陰陽線チャート

日経平均 【0000】
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0000

TOPIX 【0010】
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0010

NYダウ 【0800】
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0800

NASDAQ【0802】
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0802

S&P 500 Stock
https://finance.yahoo.com/chart/%5EGSPC#eyJpbnRlcnZhbCI6ImRheSIsInBlcmlvZGljaXR5IjoxLCJjYW5kbGVXaWR0aCI6OCwidm9sdW1lVW5kZXJsYXkiOnRydWUsImNyb3NzaGFpciI6dHJ1ZSwiY2hhcnRUeXBlIjoibGluZSIsImV4dGVuZGVkIjpmYWxzZSwibWFya2V0U2Vzc2lvbnMiOnt9LCJjaGFydFNjYWxlIjoibGluZWFyIiwic3R1ZGllcyI6eyJ2b2wgdW5kciI6eyJ0eXBlIjoidm9sIHVuZHIiLCJpbnB1dHMiOnsiaWQiOiJ2b2wgdW5kciIsImRpc3BsYXkiOiJ2b2wgdW5kciJ9LCJvdXRwdXRzIjp7IlVwIFZvbHVtZSI6IiMwMGIwNjEiLCJEb3duIFZvbHVtZSI6IiNGRjMzM0EifSwicGFuZWwiOiJjaGFydCIsInBhcmFtZXRlcnMiOnsiaGVpZ2h0UGVyY2VudGFnZSI6MC4yNSwid2lkdGhGYWN0b3IiOjAuNDUsImNoYXJ0TmFtZSI6ImNoYXJ0In19fSwicGFuZWxzIjp7ImNoYXJ0Ijp7InBlcmNlbnQiOjEsImRpc3BsYXkiOiJeR1NQQyIsImNoYXJ0TmFtZSI6ImNoYXJ0IiwidG9wIjowfX0sImxpbmVXaWR0aCI6Miwic3RyaXBlZEJhY2tncm91ZCI6dHJ1ZSwiZXZlbnRzIjp0cnVlLCJjb2xvciI6IiMwMDgxZjIiLCJzaG93QXJlYSI6ZmFsc2UsInNob3dMaW5lIjpmYWxzZSwibXVsdGlDb2xvckxpbmUiOmZhbHNlLCJzaG93Q2FuZGxlIjp0cnVlLCJib2xsaW5nZXJVcHBlckNvbG9yIjoiI2UyMDA4MSIsImJvbGxpbmdlckxvd2VyQ29sb3IiOiIjOTU1MmZmIiwibWZpTGluZUNvbG9yIjoiIzQ1ZTNmZiIsIm1hY2REaXZlcmdlbmNlQ29sb3IiOiIjZmY3YjEyIiwibWFjZE1hY2RDb2xvciI6IiM3ODdkODIiLCJtYWNkU2lnbmFsQ29sb3IiOiIjMDAwMDAwIiwicnNpTGluZUNvbG9yIjoiI2ZmYjcwMCIsInN0b2NoS0xpbmVDb2xvciI6IiNmZmI3MDAiLCJzdG9jaERMaW5lQ29sb3IiOiIjNDVlM2ZmIiwibGluZVR5cGUiOiJjYW5kbGUiLCJyYW5nZSI6IjF5IiwiYWxsb3dDaGFydFN0YWNraW5nIjp0cnVlLCJzeW1ib2xzIjpbeyJzeW1ib2wiOiJeR1NQQyIsInN5bWJvbE9iamVjdCI6eyJzeW1ib2wiOiJeR1NQQyJ9LCJwZXJpb2RpY2l0eSI6MSwiaW50ZXJ2YWwiOiJkYXkifV19

米ドル/円 【0950】
https://kabutan.jp/stock/chart?code=0950


______


特徴A酒田新値を数える

酒田罫線法では、酒田新値というとても重要な概念があります。

順行/逆行、陽線/陰線の組み合わせで4種類あるのですが、このうち重要なのは逆行の2種類です。


逆行陰線新値の場合で説明すると、上昇トレンドの中で日足グラフに以下を満たすものが現れると逆行新値としてカウントします。


•直近の高値を基準にして、その日の安値が新安値であること
•陰線を示すこと


上記の条件を満たす線が現れるたび、逆行陰線新値1本目、2本目とカウントしていきます。

また、下降トレンドで、上記の条件を逆にすると逆行陽線新値となります。


この逆行新値についての統計が酒田罫線法で最も重要です。
それは、「上昇トレンド(もしくは下降トレンド)での押し目(もしくは戻り)の80%以上は逆行新値3本目までで終わる」というものです。
つまり、逆行新値の4本目以上が現れた場合は、高確率でトレンドが転換したと判断できるのです。

グラフの具体例を用いた逆行新値の数え方や、逆行新値を利用した売買方法は後述するとして、酒田罫線法の特徴を続けて紹介します。

特徴B線の組み合わせで強弱を判断する

酒田罫線法では上記の逆行新値の統計を用いてトレンドの転換を判断するのですが、判断の精度を高めるためにグラフの型も併用します。

例えば、底を示す有名な型としては「明けの明星」がありますね。


明けの明星
https://www.sevendata.co.jp/pattern/kai/k.html
http://kabu-psychology.com/wp/?page_id=558
https://technical-fx.com/sakata-mikawa/


特徴C大勢をほとんど無視して目先〜中勢を狙う

上記で述べてきたとおり、酒田罫線法では日足グラフを用いて、酒田新値の本数とグラフの型による売買を行うため、目先〜中勢のトレンドを判断して売買を行います。
そのため、長期的なトレンドの予測は行いません。


特徴D統計と経験を根拠とする

これも既に述べましたが、「上昇トレンド(もしくは下降トレンド)での押し目(もしくは戻り)の80%以上は逆行新値3本目までで終わる」という統計が酒田罫線法では一番重要です。

また、グラフの型も経験則で買い/売りを判断するもので、理論に基づいた売買方法とは異なっているのが特徴です。


酒田新値の数え方

それでは、酒田新値の中でも重要と述べた逆行新値の数え方を具体例を見ながら説明していきます。

逆行陽線新値、逆行陰線新値はそれぞれ逆の数え方をすればいいので、ここでは上昇トレンドで数える逆行陰線新値について説明します。
まずは、既に述べた逆行陰線新値とみなす条件を再掲します。

•直近の高値を基準にして、その日の安値が新安値であること
•陰線を示すこと

では、具体例を述べていきます。

逆行新値の数え方具体例

基本パターン

まずは基本パターンです。


酒田新値数え方具体例-基本パターン
http://www.dera-matadora.com/entry/2018/01/13/%E3%80%90%E5%A3%B2%E8%B2%B7%E6%89%8B%E6%B3%95%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%80%91%E9%85%92%E7%94%B0%E7%BD%AB%E7%B7%9A%E6%B3%95_-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BC%9D%E3%82%8F#

上昇トレンドの中で@〜Bの陰線が現れています。

まず@の線をみると、この日の高値が直近の高値となります。 この高値を基準として@の安値は新安値であり、陰線でもあるので、@は直近の新高値かつ逆行陰線新値の1本目です。

もちろん、前日の陽線がもっと大きく@の高値を上回っていた場合、@は単なる逆行陰線新値の1本目となります。

また、後続のA、Bも陰線でそれぞれ新安値を更新しているため、逆行陰線新値の2本目、3本目となります。

新安値でない陰線が入るパターン

次は、間に新安値でない陰線が入るパターンです。


酒田新値数え方具体例-新安値でない陰線が入るパターン
http://www.dera-matadora.com/entry/2018/01/13/%E3%80%90%E5%A3%B2%E8%B2%B7%E6%89%8B%E6%B3%95%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%80%91%E9%85%92%E7%94%B0%E7%BD%AB%E7%B7%9A%E6%B3%95_-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BC%9D%E3%82%8F#

@は基本パターンと同じく逆行陰線新値の1本目。

続く(1)も陰線ですが、安値が@の安値と同じため新安値を更新しておらず、カウントはしません。

そして、Aの陰線で新安値を更新するため、これが逆行陰線新値の2本目となります。

陽線、同事が入るパターン

次はもう少し複雑なパターンです。


酒田新値数え方具体例-陽線、同事が入るパターン
http://www.dera-matadora.com/entry/2018/01/13/%E3%80%90%E5%A3%B2%E8%B2%B7%E6%89%8B%E6%B3%95%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%80%91%E9%85%92%E7%94%B0%E7%BD%AB%E7%B7%9A%E6%B3%95_-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BC%9D%E3%82%8F#

@は逆行陰線新値の1本目。

続く(1)は新安値を更新していますが、陽線のためカウントしません。
その次、(2)も新安値を更新していますが、寄引同事のためカウントしません。(但し、同事をカウントするやり方もあるらしく、これは絶対のルールではないようです)
最後、Aは陰線で新安値を更新しているため、2本目になります。


新値カウントのリセットについて

さきほどまではカウントの増やし方についてですが、次はカウントのリセットについてです。
カウントのリセットは「新高値が更新されたとき」に行います。


具体例を見てみましょう。


酒田新値カウントのリセット
http://www.dera-matadora.com/entry/2018/01/13/%E3%80%90%E5%A3%B2%E8%B2%B7%E6%89%8B%E6%B3%95%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%80%91%E9%85%92%E7%94%B0%E7%BD%AB%E7%B7%9A%E6%B3%95_-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BC%9D%E3%82%8F#

@、Aはそれぞれ逆行陰線新値の1本目、2本目です。
その後、Aの陽線で直近の高値を更新しているため、新高値となりカウントをリセットします。

次のBは再び陰線です。直近の新高値はAの高値であり、ここを基準とするとBの安値は新安値となるため、逆行陰線新値の1本目となります。
そして、最後のBで再び直近の高値を更新するため、逆行新値のカウントをリセットします。


酒田罫線法での売買の仕方

ここまでの説明で基本的な要素は紹介できたので、いよいよ具体的な売買の仕方に入ります。

今までも述べてきたグラフの型と「上昇トレンド(もしくは下降トレンド)での押し目(もしくは戻り)の80%以上は逆行新値3本目までで終わる」という統計を利用した売買です。


出発の仕方

まずは出発の仕方です。
グラフの型、酒田新値のどちらか(もしくは併用)で底・天井を判断して出発します。


グラフの型による出発

さきほど底を示す型として「明けの明星」を紹介しましたが、このような底や天井を示す典型的な型の出現を確認して買い(もしくは売り)を行います。

酒田罫線法には多数の型があり紹介するのは大変なので、各自で勉強をお願いします。
ただ、底や天井を狙いすぎると、出発した後に実はまだトレンド転換してなかったと判明することも多々あると思うので、その点は注意してください。


酒田新値による出発

次は酒田新値を数えて出発する方法です。

「押し目(もしくは戻り)の80%以上は逆行新値3本目までで終わる」と述べましたが、これが5本目までだと確率は95%以上という統計があります。
つまり、逆行新値の6本目がでた時点で押し目(もしくは戻り)は残り5%未満のため、ここを底(もしくは天井)と判断して出発すれば、判断誤りの確率は5%未満です。


ただ、実際に逆行新値6本がでるのはグラフを見ても大きく反発(もしくは反落)していることが多いので、実用的にはグラフの型と併用して、逆行新値の本数がもっと少ない段階から売買してもよいかと思います。

以上、酒田罫線法による出発の仕方を紹介しましたが、これらは底(もしくは天井)の判断による出発の仕方です。

もちろん、上昇トレンドの途中の押し目で逆張りで出発したり、保合から上放れたときに順張りで出発するなどトレンドの途中から出発しても全然構わないです。


玉の増やし方

出発よりも、酒田罫線法のメインは玉の増やし方にあると思います。

「押し目(もしくは戻り)の80%以上は逆行新値3本目までで終わる」という統計を利用し、「逆行新値が出た翌日に逆張りで玉を増やす」というやり方です。


逆行新値3本までなので3分割で玉をいれるのが基本ですが、もっとゆっくり玉をいれるのが好みの人は、逆行新値でなくても安かった日の翌日に玉を入れて4分割などにしてもよいです。

とにかく重要なのは、分割で売買することで平均値を有利にすることです。


また、もし玉を増やした後に逆行新値4本目が出た場合、トレンド転換を警戒して手仕舞いするかを検討したほうが良いでしょう。


手仕舞いの仕方

手仕舞いの基本的な方針は、出発のときの反対です。
つまり、グラフの型と逆行新値の本数により天井(底)を判断して手仕舞いを行います。


ただ、これは天井(底)を狙うという貪欲なやり方の場合なので、個人のスタイルに応じて腹8分目までで確実に利益確定するでも良いと思ってます。


まとめ

以上、長くなりましたが僕が使用している酒田罫線法について紹介しました。
この記事では酒田新値の統計やグラフの型について詳細は省きましたが、詳しく知りたい方は

「 定本 酒田罫線法 」 1991/12/1 林 輝太郎 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%9A%E6%9C%AC-%E9%85%92%E7%94%B0%E7%BD%AB%E7%B7%9A%E6%B3%95-%E6%9E%97-%E8%BC%9D%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4496018306/ref=la_B004KWBZK8_1_4?s=books&ie=UTF8&qid=1420264515&sr=1-4


を読んでみて下さい。 少し値は張りますが、僕はこの値段以上の価値があると思います。
http://www.dera-matadora.com/entry/2018/01/13/%E3%80%90%E5%A3%B2%E8%B2%B7%E6%89%8B%E6%B3%95%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%80%91%E9%85%92%E7%94%B0%E7%BD%AB%E7%B7%9A%E6%B3%95_-%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BC%9D%E3%82%8F#


因みに、「 定本 酒田罫線法 」 というか 林 輝太郎の本は どの本も読む価値は全く有りません。  

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 中川隆[-7778] koaQ7Jey 2018年4月04日 12:11:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9937]

日本株の売買の 7割は外人なので、日本株のチャートは円表示ではなくドル表示のチャートで見ないとわからない事が多いです。


ドル表示の無料チャートは

カブドットコム証券 ウルトラチャート (分足、日足、週足、月足)
http://kabu.com/tool/ultrachart/default.html
http://kabu.com/investment/guide/technical/18.html


で入手できます。


2. 中川隆[-7777] koaQ7Jey 2018年4月04日 12:14:06 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9937]

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3. 中川隆[-7826] koaQ7Jey 2018年4月04日 23:14:22 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9973]

酒田罫線法
•ローソク足の組み合わせで強弱を判断する


の部分に関しては酒田罫線はまだ未完成で、その後の1950年代までの日本の罫線研究の成果をすべて網羅したのが柴田罫線逆張り法示になります。


柴田罫線ついて  wnori

今更と言うか 柴田罫線の質問がくるんだが 業者に聞けば 業者でも答えられない 適当に誤魔化されるそうですが

幻の柴田罫線の1で 柴田辞典の内容が 何もかも秋豊さんの考案、 先人の足の研究書を見れば 辞典内容が 別段 優れた事項 目新しい罫線紹介でもないこに気づかれるでしょう。あえて 辞典を評価するなら これら 先人の足研究を軌道上に載せた。

使いやすく 見やすくまとめた。孕み 包み 他にしても 随一 考案を指すとしたら 孕み 包み 他とも種類別に分け番号をつけただけ。これが現状じゃないかと確信しています。、この いろは48手番号が かえって 謎めいて 効果が増幅される 考上効果となり 場箇条の判断ではなく いろは番号当てで揉めていたのを見て 爆笑でした。

1の考案とは どの部分を指すのか それも 足研究で孕み 包み 半値 もちろん 空間足など 多数足も 多く書かれている 数ある足の それも ほんの一部の 逆張り柴田罫線 あまりにも 少なさ過ぎていないのかと言いたい。読んだ本は柴田辞典だけで 先人の足の研究書 読む余裕もなかったのか 分かりませんが 辞典は大いに 意識して書かれいる。それら 足の研究など比較したって 内容は優れたものとも言えず むしろ 

 
先人の足研究も専門足だけで 読む価値は柴田以上にあるのですが 万年 柴田信者程度の知識では 数ある足を選別できなければ 勉強しても時間の無駄に消費しますが

あえて 秋豊さんの残した?? 研究課題の資料足図 空間足 他足も 随分 実態も分からないのに 柴田資料足図で あるかのように 書かれている。でも 持論ですが 空間足 足の中でも 素人眼に派手に映るらしく良く取り上げられていますが 場状況を良く表されてはおりますが 大して重視される足とは いまでも 思えず 秋豊さんが まだ
研究課題にあることが その人 秋豊さんの 罫線レベルの低さを疑つてしまうんですが、

結果 理解不能で 罫線知識レベルを疑う根拠 秋豊さんのレベルじゃないかと思っております

この 類似した足の転用など 機能説明の酷似など 考えますと 当然 柴田辞典とは
それら 資料足を集め チョイ まとめたのが辞典なんでしょう。辞典には続刊など書かれていましたが 現在 公開されてる柴田罫線が いっぱい いっぱいの研究成果であったと確信しました。

秋豊さんの辞典を出さざる動機で あくまで推測なんですが 派手に商品売買いしていたんだが 道内の資金提供者が東京まで取り立てに来るようになり 衆知にも知れ渡るほど 他人から出た金は返さないと 本を売る 会員 会費は物品販売なので 返済を要求される心配もない。端から 計画的に会員集めのであり 出版した意図を感じます。

1なんかも 辞典内容を鵜呑みして 信じてしまった故に 初めは 信者そのものの書き込みをしていたんだが 亡者じみていたもんで 著者の人物像も考慮に 個人の人物像も触れてと 相当前から 何回も 人物像 人物像と暗示した書き込みもしたんだが 結構 時間がかかったが どこかで調べたのか 上記 事情がわかり 1の記載 本当にあるのか 幻のにたどり着いたのでは ないかと想像してます。

疑惑を考慮して 辞典を読めば 上記書きも納得する 著者の本音も気がつく筈なんだが 辞典の中で 一番の考案は日経平均ああだ こうだ書かれていた。正直 これが本音の部分じゃないのかと気がつくのですが 洞察力がないと 気づかないです。、

いや そうじゃないんだ 柴田罫線とは鍵足のことで 順張り 逆張りはおまけで かぎ足が本命だと言う 意見もあります。

かぎ足なんですが 当時 たしかに 商品相場は荒れて 値幅の高騰値はぶれていたので かぎ足使用したのもわかりますが 株式などは 常に機能したのか かぎ足なんだから かぎ足ゆえに 曲がらない 相場値が持ち合いのための場面もあったはずである。

兆がある以上 将来 相場低迷も考えられる 長期 曲がらないことは 知っていたんではないか秋豊さん なんであえて かぎ足を使ったのかねぇ。
機械式の発想はよかったけれど これだと 誤魔化しが効かず 機械式にあるように 法則発動をスムーズに行なえる。

総合的に判断しますと 柴田罫線は かぎ足 機械式で研究は終わっていたのでは ないでしょうか 長年 いろいろ調べてきました 柴田罫線資料も集めた 結果がこれでした。 


信者と言えば 罫線図で地震の発生がわかるそうですが 斜め上からの発想には 至上に愕きました(笑) 

柴田順 逆張り 日足の順張り右肩上がりの斜線2本引きで 天井の転換まで相場が形成された 日足図に描かれている いろは法則 分足図に描かれた いろは法則 
類似しているからと いかにも 分足も分析できますと言いたいらしく 足も未熟程度と端から わかる知識不足で 説明されても そこは あちらかに間違いです。

同じじゃない そこには 日足と分足との長い時差があり 知ったかぶて 柴田法則をあてがい 偽装している低脳を見かけるが 長い時差が端から理解できていないから 万年柴田は10年20年でも自慢されても 低脳と言わせてもらう。

いろいろ 指摘満載だが 所詮 万年素人 批判は柴田罫線だけにしておきます。
時差については 難題なので 詳細をと思いましたが やめます。週足と日足にある時差

これがわかれば 低脳よばりを改めます。
良く読み 罫線図を眺め 理解できなければ 仕方が無いが 柴田罫線は日足観測法であります。
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/429.html#c40


酒田罫線もそれを発展させた柴田罫線も終値がある日足チャートにしか適用できません。

為替の様な24時間売買で、ローソク足として、人工的に時間を区切った値を終値として使っているチャートでは、ローソク足の組み合わせによる売買シグナルは意味を失います。


詳細は

幻の柴田罫線
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/429.html

 






4. 中川隆[-7825] koaQ7Jey 2018年4月04日 23:23:53 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9973]

酒田新値 に基づいた 押し目 ・ 戻り と トレンド転換 との判別法


1) 上昇トレンドの途中の 押し の場合には 90%の確率で 陰線新値が 1 〜 3本 になる.

2) 下降トレンドの途中の 戻り の場合には 90%の確率で 陽線新値が 1 〜 3本 になる.

3) 新値が 5本以上 の場合は トレンドの転換を示す.

4) 新値は終値ではなく 最高値 と 最安値 で数える.(柴田罫線では 終値 で数える)

5) 寄引同時線 は 新値 には数えない.(柴田罫線でも新値 には数えない)


5. 中川隆[-7824] koaQ7Jey 2018年4月05日 00:04:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9973]
柴田罫線は

1.鉤足罫線法則
2.ローソク足 順張り法則
3.ローソク足 逆張り法示
4.日柄観測法


の四つを組み合わせて相場予測するものですが、実際の売買での組み合わせ方等の詳細は不明です。

柴田秋豊さんは1960年代の金額で何百万円も出さないと実際の売買法は伝授しなかったそうです。

現時点で柴田罫線を評価すると


・鉤足罫線よりは Point and Figure の方が上

・ローソク足順張り法則よりはエリオット波動理論の方が上

・ローソク足逆張り法示は移動平均線や MACD等のオシレーターよりシグナルが早く出る

・日柄観測法よりはサイクル理論とフィボナッチ時間理論を組み合わせた方法の方が上


サイクル理論とフィボナッチ時間理論を組み合わせた方法については


フィボナッチブレイクアウト売買法 (ウィザードブックシリーズ) 2010/5/14
ロバート・C・マイナー (著), 長尾慎太郎 (監修)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E5%A3%B2%E8%B2%B7%E6%B3%95-%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BBC%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC/dp/4775971336/ref=cm_cr_pr_product_top

フィボナッチトレーディング (ウィザードブックシリーズ) – 2010/2/12
キャロリン・ボロディン (著), 長尾慎太郎 (監修)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA-%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%B3/dp/4775971301/ref=pd_sim_14_2?ie=UTF8&refRID=07VCC8M29JRDK92R343S


6. 中川隆[-7819] koaQ7Jey 2018年4月05日 11:14:21 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9973]

柴田罫線本来の売買法が伝承されなかった理由

柴田罫線関係者年譜


柴田秋豊(本名 柴田忠吉)


明治34年 4月 富山県に生まれる

明治40年 北海道空知郡栗沢村(現在の栗沢町)に移住

大正 7年 小樽米穀取引所に18歳で出入り

大正 9年 東京米穀取引所に20歳で進出

大正12年 7月 23歳迄に現在の価値に換算して10億円以上を儲ける
9月 関東大震災で定期米が大暴落し、25歳迄の1年半に逆に10億の負債を 背負うに至り、寝食を忘れ罫線研究に没頭する

昭和7年 32歳で元利金を完済

昭和13年 中外商業新報(現在の日本経済新聞)に第一回懸賞付き挑戦広告を掲載

昭和22年 相場科学研究所を開設

昭和24年 10月 150銘柄の単純平均と業種別平均を独創して、大勢観測法を印刷物とする

昭和31年 柴田秋豊著 第一巻 棒足順張之巻を発行(棒足法則書)
9月 東京と大阪に事務所を開設

昭和32年 柴田秋豊著 第二巻 棒足逆張之巻を発行(棒足法則書)

昭和33年 6月 機械式鈎足売買法完成(鈎足法則書)

11月 週刊 全銘柄之指標を創刊

昭和47年 柴田秋豊没


_______


谷畑p昭


昭和46年 谷畑p昭 柴田罫線に出会う

昭和49年 4月 谷畑p昭、柴田罫線法則書の著作権・販売権を継承する

昭和58年 株式会社清光社を日本橋蛎殻町に設立

平成11年 10月 「柴田罫線」の商標登録を特許庁が認可 (登録第4324233号)

平成13年 10月 柴田罫線棒足法則書、鈎足法則書を半世紀ぶりに改訂


________


林 輝太郎


大正15年生まれ。 陸軍士官学校第61期生。 法政大学経済学部および文学部卒業。

昭和23年 平和不動産株10株を92円50銭で買い、利益を上げたのが初めての相場。

昭和30年 東京穀物商品取引所仲買人、隆祥産業株式会社に入社。

昭和37年 ヤマハ通商株式会社設立。

東京穀物商品取引所の受渡処理委員、資格審査委員および東京穀物商品取引員協会理事、監事を歴任。 

昭和47年 林輝太郎投資研究所を設立。

著書に『定本酒田罫線法』『中源線建玉法』『商品相場の技術』『相場技法抜粋 相場技術論の核心』ほか多数。

_______
_______


318 名前:nori :03/01/02 13:00

迎春

罫線は隠れた騰落材料の探知機
批評なら誰でもするが結果を発表しない論説者。指導者は成績発表の責任感を持つ義務がある

平成十五年 元旦      豊秋

こんなの配達されて着ました。  酒が残ってますが深く深く 反省

本物の柴田罫線が流布しなかった理由:


柴田豊秋氏による 柴田特殊鉤足伝授 「伝授料:3,000万円」

※伝授する法則による指標売買であがった収益から支払う方法も可能

予約受付 限定10人


これまでの罫線は未完成であった。しかし、40年の歳月を越えついに完成!
従来の「ろく」「ろあ」「ろゑ」「ろさ」に、新たに未発表の「ろの」「ろま」を追加究極の六法則がついに全貌をあらわす!

 伝授希望者には柴田罫線学研究継承者・柴田豊秋氏が自ら面談。秘伝伝授が
適当と判断された希望者のみ直伝継承を行います。
http://www.soubanet.com/soubanetHome%20Page.htm

柴田豊秋さん、鈎足法則の「ろの、ろま」を30万円で売ってるな。俺が最初に見た時は、去年か一昨年だったか6500万円だったぞ。

6500万円という値付けだけでも相当うさんくさいのに、それを200分の1に値下げしたらまずいだろ。俺は豊秋さんには期待してるのに。
http://www.amezor.to/shiso/051022101728.html


要するに本物の柴田罫線は6500万円出してもいいという人にしか伝授しないのです。

30万円で売っている本を買って来て自分で読んでも、コアな部分がわからないから絶対に使いこなせない。

それから6500万円出すと言っても面接して気に入らなかったら教えない様ですしね。


________


まあ、コアな部分を伝授されていても絶対に勝てる訳でも無さそうですけど:


315 名前:  :03/01/02 12:15

柴田のおっさんて、相当借金があるのね・・・

http://mimizun.com/2chlog/stock/money.2ch.net/stock/kako/1040/10406/1040626634.html


197 :山師さん:2010/11/09(火) 20:36:06 ID:n5DvHvaP

柴田罫線を考えた親父さん(秋豊氏)はすごい人だったかもしれんが、その息子(豊秋氏)はビルの管理人で生計たててんだぜ。


420 :名無しさん@大変な事がおきました:2006/06/07(水) 23:35:41 ID:GSaG4SuM

小説家が小説書きを、バカ息子に相続させようとしてる。できると思う?

小説家なんだから死ねば一代で終わり。読者は離れていく。

まー、よくて柴田秋豊ならぬ、柴田「豊秋」と名前をひっくり返して親爺の本を行商していたバカ息子と、同じ道歩むんじゃないかな。


________________


柴田秋豊の子息である柴田豊秋氏って、ビルかマンションの管理人を長くやって生計をたてていたらしいね。

その豊秋氏を見つけ出し、宣伝に利用し始めたのが経済ルックの木原氏。

このことが『柴田罫線』とは何かを知る上でのヒントになると思いますよ。


___________


実は谷畑も相場で勝てなかったから、柴田豊秋(秋豊の息子)に金を貸し、販売権を譲ってもらい、法則書を売る事だけで生計を立てている!

これホント!!

そうじゃなかったら、柴田罫線を商標登録なんてしないよ!


________


226 名前: :03/01/01 16:46

清光経済研究所の一番大きい問題は 清光経済研究所が と称している 谷畑p昭流の売買転換の判定法が 柴田秋豊氏の本物の「柴田罫線」 とは全く違う事だと思います:


鉤足1法則+棒足1法則、鉤足2法則、鉤足1法則の連続の3ケースを転換として売買する旨の記述、それは谷畑p昭の氏の売買法でしょう。柴田先生はそういうことは一切おっしゃりませんでした。ですから、違うということです。

柴田秋豊氏の考案した罫線は奥が深いものですよ。

柴田秋豊先生の遺された鉤足による機械式罫線は当初領布の4法則では、一般の会員にはガリ刷りでその中の1法則か2法則の前値2文切しか伝授していなかった。

しかし、銘柄指標週間誌の白黒算盤型鉤足転換図で新値切って転換しないもの、ソロバン鉤足逆行の途中から転換しているものなどが見受けられた。それに紹介文中鉤足1法則事に転換では忙しいし、実際の罫線図でも1法則だけで転換しているもの、していないものをどう判定しているのか、つまり、実際の法則の運用・適用について殆どの購読会員は判らなかったと思う。

 今流に言えば適用のルールですね。ところが一部の指図会員には、順張り・逆張りと鉤足図との対応解説書(法則の適用・不適用、鉤足逆行の半値転換、3分の2転換での出動・退陣など、細かい規定)が領布されていたのです。

 柴田先生に師事した人や会員は多々おられるはずですが、それ(売買法)の取り出し方(各自の採用の仕方・簡易化・使い方)で判定が異なってしまうということなのでしょう。そうしたものの柴田罫線が批判されても、柴田秋豊氏の功績とは関係ありません。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=FNNS&action=m&board=1061689&tid=bcfed7sc0fea4ka4da4a4a4f8la4ma4a6&sid=1061689&mid=330


7. 中川隆[-7818] koaQ7Jey 2018年4月05日 11:23:54 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-9973]

柴田罫線本来の売買法が伝承されなかった理由 2


639 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 08:56:39 ID:???0
この罫線の使い手で全国的には無名だが地元では知らない人がいないぐらい大物相場師が46氏のおじさん。 46氏はおじさんから相場の手ほどきを受けてたんだろうね。


644 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 09:20:05 ID:???0

46氏の叔父上は柴田罫線の使い手だけど それだけで財産築いてるわけだし、この罫線の使い手は結構いる。 使いこなせるかどうかなんだよ。


641 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 09:04:59 ID:???0

柴田、一目とかの罫線
本当にコアの部分てごく一部の連中にだけに伝承されてるのよ。

そいつらが流派を形成してて弟子(簡単になれないよ)の人だけに使い方が伝承されてる。 だから1目とか柴田とか本を読んだだけではどうにもならないのよ。


664 : はじめまして名無しさん[sage] : 2009/06/22(月) 10:10:36 ID:???0

コアの部分は一般人には公開されてないのに田丸は柴田罫線を使いこなせるの?


666 : はじめまして名無しさん[sage] : 2009/06/22(月) 10:12:38 ID:???0

田丸はミツヲカラ教わったんだろう。


668 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 10:14:17 ID:???0
664
非規制?
とっくの大昔に日記に書いてあるんだが・・・・・・
ヒントは田丸さんが女性だってこと。


669 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 10:15:33 ID:???0
664
個人のプライベートに関する話なので2チャンネルではここまで。


672 : 金色の・・・[sage] : 2009/06/22(月) 10:23:14 ID:???0

そういった相場師達の人間関係って人事として聞いてる分には面白いんですが、
実際はドロドロとした世界なんでしょうねぇ


684 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 10:36:52 ID:???0
672
>実際はドロドロとした世界なんでしょうねぇ

ドロドロです。かなり・・・・・。
s罫線の一派はとくに・・・・・

s罫線の大物相場氏が生き埋めにされたことは日記に書きましたが
s罫線の一派で成功した人は非業の死を遂げてる人が多いです。

46氏とも話してたんだけど負のエネルギーが溜まるんじゃないか?って言ってました。

白状すると恵まれない発展途上国の足ながお兄さん(憶えてる? 大昔に書きましたよね。)やってますけどそういった負のエネルギーを溜め込んでえらい目にあいたくなかったからですw

こういういい事やってると負のエネルギーを中和できるんじゃないか?って考えての事ですよw。

要するに自分のため。 かっこつけるな!いい人ぶるな!といわれましたが自分のためにやってるんですね。

生き埋めされるの嫌・・・・・

686 : はじめまして名無しさん[sage] : 2009/06/22(月) 10:42:04 ID:???0
>>666
>田丸はミツヲカラ教わったんだろう。

どうして田丸にだけ光男は教えたの?
奥義の本を買えば教えてくれるの?


688 : 金色の・・・[sage] : 2009/06/22(月) 10:46:49 ID:???0
>>684
その一環で講義もやってくれてるんですか?w


689 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 10:46:54 ID:???0
686
あの本だけで独学は無理。 本+指導者が必要。

たまるさんは・・・・・ってことで。
規制じゃないようなんで日記は見れないと思いますが勘弁して。


691 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 10:49:32 ID:???0
>>688
非業の死はとげたくないのでW
とりあえずボランティアで見返りを求めずやっていくことで負のエネルギーがなくなればいいかな?とW


693 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 10:54:20 ID:???0
686
田丸さんは儲けてるのよ。かなり。
それよりも投資顧問業をやったほうがさらに儲かるから・・・・って言うのがあるのよ。

詳しく調べてはないけどヘッジファンドにかなりの資金を預けてて、今回のサブプライムで・・・・・・
来年当たり・・・・・
さらにザイナスの幹部の男性と・・・・・・・で
その男性は・・・・・・・・・・・・・であって
その男性の奥さんと・・・・・・・で
その結果・・・・・・・・・・・な状態。


799 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 21:07:32 ID:???0

テル輝一派が上限10億ぐらいなのはポジションサイズの大きさのせいなのよ。
立花さんが種が11億のときに6200万のポジションとったのが最大のポジ。
この一派はポジションサイズが小さいのが特徴。

立花さんの裏話を少しすると
立花さんを輝さんのところに連れて行ったのは立花さんを開眼させたあの おじいさん。
本では再会してないことになってるけどあの後再開してるのよ。
立花さんがお礼を言いたくて探したんだね。

何で再開しなかった事になってるか?というと
あのおじいさん、赤坂にあったSMクラブ、ブルーシャト-でプレイ中に死んでる。

その辺は当時の某芸能誌に取り上げられた。 そんな事があって配慮したため。


800 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 21:09:36 ID:???0
聖水プレイでお○っこが肺に入った・・・・
この辺も負のエネルギーか・・・・。


801 : я ◆992OHIH7Bk [sage] : 2009/06/22(月) 21:10:13 ID:???0
>>800
間違ってもそんな死に方はしたくないですねw


803 : はじめまして名無しさん[sage] : 2009/06/22(月) 21:11:46 ID:???0
ある意味最高の死に方だろw


809 : はじめまして名無しさん[sage] : 2009/06/22(月) 21:15:53 ID:???0
>>799
s罫線一派と照る輝一派は対立したことないの?
輝はs罫線使いのことを批判とかしてる?


823 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 21:36:09 ID:???0

S罫線開祖の人はもともと北海道の人。 地元で相場を張ってたんだ。
結構旨くいってて沢山の人からお金を預かって相場を張ってたんだ。

ところが大損して夜逃げW(こういう話って今もあるよね)。
借金取り+出資者(数百人いたらしい)から逃れるために東京に逃げてきたのよ。

あの当時は交通手段も発達してないから利便性も考えて商品先物取引会社の近くに家を借りたんだけどその商品先物取引会社って言うのが輝さんの会社W(当時商品先物取引会社を経営してたのよ)。


825 : はじめまして名無しさん[sage] : 2009/06/22(月) 21:39:03 ID:???0

それが46氏のおじ様ですね


826 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 21:39:17 ID:???0
輝さんの商品取引会社に口座を開いて相場を張ってたんだけどそこへ北海道から
借金取り+出資者が探して押しかけてきたのよW。

輝さんの会社にW 数百人がW

830 : はじめまして名無しさん[sage] : 2009/06/22(月) 21:44:13 ID:???0
>>825
あーあ ネタばらしちゃダメっw


832 : はじめまして名無しさん[sage] : 2009/06/22(月) 21:47:19 ID:???0

でも先生、そんなに詳しく書いて大丈夫?
輝太郎一派がこのスレにおしかけてくるぞw


833 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 21:47:28 ID:???0
この騒ぎを取り付け騒ぎと言う噂がながれて大騒ぎになった

(たぶん輝さんの事をよく思ってない人がいたんじゃないかな。そいつらがそ言う噂を流したんだと思う)。

口座を開いてた人が不安になって輝さんの会社に殺到、お金を引き出そうとした。

さらに輝サンの対応のまずさもあり(強引に閉店するから・・・)
火に油が注がれることに・・・・。

その結果、輝さんは会社を店じまいする事に。

柴田さんはこの状況を事前に察知して逃亡W
この後、しばらく罫線の研究に入ってS罫線を完成。


849 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 22:04:11 ID:???0

正直言うけど商品先物取引会社の店先に200人が殺到して大声出してたら普通取り付け騒ぎだと思うよね・・・・

835 : はじめまして名無しさん[sage] : 2009/06/22(月) 21:53:03 ID:???0
先生今年で32歳じゃん


836 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 21:53:58 ID:???0
完成後、また商品取引をしてばれるのを恐れて株式取引をメインにしたW

ここで儲けてて口座を開いてた某証券会社の支店ではかなり話題になったようです。 その評判が会社の上層部に上がっていって
ある幹部の資産運用を個人的に頼まれたんだ。


837 : はじめまして名無しさん[sage] : 2009/06/22(月) 21:56:20 ID:???0
ドラマ「ビックマネー」のモデルになったじっちゃんです


838 : キングアナルVISTA ◆.0T2LGzYZk [sage] : 2009/06/22(月) 21:56:44 ID:???0
835
違う、27歳。
でこの口座を開いた支店に配属されて事情をよく知った若手がみつおさん。
http://log2ch.net/read.php/intro/1245229191/


8. wnori[1] gpeCjoKPgpKCiQ 2019年4月29日 17:15:07 : i4EP6Da9Bg : NXVTbzkuTktQVi4=[1] 報告
秋豊さんの罫線が何故 進化できなかったかを言いますと まず 時代が悪かった。板場で資料にも限度があり日足 週足だけでは 基礎鉄板法則が確立できなかった。この基礎鉄板の法則は曖昧な足 どうにでも捉えられる 何回かで違うんじゃない間違いに気づく足 また自分方位に勝手に思い込み 絶対こうであろう 安易に決めつけ、 これら 揺らぐ足予想を成否するためで 絶対的正確でなければならない。骨組み基礎は斬新な法則であり見つけるだけでも 大変ですが 柴田日柄は 数多くではないが 幾つかの斬新法則が必要でありますので 板時代には完成させることは無理だったと思います。全容は分かっていたので 腰が抜けるぐらい凄さを伝えかったんでしょう。
板場 あの頃の罫線は波動が激しく 直単角度相場 鉄板法則が発見しやすく その(内容は)足組も含め 今日の相場罫線図とは比較できず 今後とも 基礎鉄板法則は見つけられないと思われます。現代相場は穏やか相場展開と言うか 特徴がつかめにくい足組で 史上に難しいと思います。私 板場 現相場 分足情報も豊富に使え 経験が伴い 史上に運が良かった。

坂田足 柴田足なんですが これも それ程 役不足で足は至上に大切ですが 足の状況説明する知識がないため どう判断するか その後の展開もかいもくわからない。 場途上に現れる足が これも自己発見足ですが 大変重宝します。分足観測には欠かせない足になっております。分足では ほとんど自己発見足で坂田 柴田とも参考程度です 分足分析で 以下ほどの成果はありましたか、足解説も困難な状況で

日柄 あの変化日が重要見たいに やたら目にしますが これも素人目には やたら目に留まりますが 転換する過程で足の組み換え 変わる過程の観察が欠かせない 場の特足(単足含)過程で姿も注意が肝心です。柴田日柄でも 解説の鵜呑みは かえって邪魔な説明でもあります。嘘だと思うんでしたら 聞いてみたら返事に大変興味がありますが あの 秋豊さんが完成できないのに その低能の聞くまでもない。

柴田日柄程度の鉄板法則も数本済みますが 他に足法則 秘法が絡み複雑でありますが 分足観測法は複合法則がいっぱいなので 追加鉄板は絶対でなければならない 足の状況説明ができる。よって その後の展開が読める。分足2本ぐらいで 転換あるいは その後の方向がわかる こらは至上に凄いと思いませんか。足の多用 強弱 白黒他多彩な機能 使用には万膳の注意が必要です。かい離率 他 波動などのエリオット ポイント他の紹介ですが そろそろ転換 ここまでかい離したら仕込みましょうとか これが日本罫線の上にとは無知もかわいらしい。777さんがネットで拾った いま一番の情報なので 対して時代は進んでおりますが罫線 足観測とも向上は無さそうです。自己で探してみましたが どれもこれも ププーでした。

9. wnori[2] gpeCjoKPgpKCiQ 2019年5月01日 14:41:04 : S1PujL1Lio : NExDNEhYVlNHdFE=[1] 報告
柴田逆張り型 明らかに48手の分類型に数えられてはいるが 上下に振れが大きく 反転するとは到底予想できなかったが 転換したのでこの分類型になっていた。その同分類型を比較してみたが 到底その型とは違和感がある。日足では それ以上の観察は限度があります。2つ並べて詳しく聞いてみたら 転換したから一応知らせたけれど すぐ元に戻るけど けして騙したつもりはないそうです もう一方も大体同じ内容でしたがバ〜カの捨てセリフ(泣き)こんな少ない足情報で日足で分析した坂田 柴田足が分足で使えるとは考えられない。精々 斜線引いて抜けたの波動だで胡麻化しておくしかない。低能が日足と分足とは関連性がないとか良く株と商品は観測は無理です。昔 聞いたような、

上げ軌道途中の日足の坊主引き陽線1本 1日分で 分足では相当の分量の足数分子になります。ここで分析できたらですが 分足の何処に現れた分足は何かに関連があり 無駄な所はない 何かを暗示しています。情報量がありますので1日の展開内容とも分析で 日足に反映できます。分足なんか目新しい足が豊富に刈れます。1日の分足でも 結構な値幅があり それも何回かで刈れたら すぐおくりびとです。
 
足の観察で今後の変貌について 足の同時線 方向を示すひげのことですが 良く為替 円ドルなどで 屈折 転換に差し掛かると連続 結構多めに現れますが これは現システムでは仕方がないのですが 方向 強弱 他の特足観察に邪魔な存在であります。将来的に現状程度で留まるのか 広がるようでしたら 足の観察には使用はできなくなります。
代替え案はあるのですが 観測法なんて ある時期で消滅する先代観測法と同じような過程で終わりになると思います。
基礎鉄板なんて そうそう崩れる法則とは思えませんので 斬新な観測法を開発して その観測法にあった追加を加えれば行けそうです。代替えか質を落とすのも考えておりますが また別観測法が 開発ができるかどうか疑問です。書き足りないようですが 足の詳細は秘密情報なので やっぱり書くのは止めました。


10. wnori[3] gpeCjoKPgpKCiQ 2019年5月04日 16:06:51 : duCG2zi7IE : Ljc2Ym5ORXZVZWM=[1] 報告
観測法なんて できるだけ質素 見やすく使い勝手がいいのが条件に当てはまります。柴田では科学 機械式などで思い込み 感など人的障害を省きたい。柴田機械式は抜けなければ法則が機能しない また 何日かの間の待つ時間 転換底値から価額損失がでます。抜ければ良いが 波動 斜線 かい離他も感など人的障害も加わり これ以上の弊害であります。日足が此の有様であれば 分足ではとても不可能と思われますが 充分の検証と観測法と足法則が加えられた場合 案外 想像を越えて 使い勝手のよい観測法ではないかと思います。それも転換時点での判断が人的障害は省かれる 理想的観測法であります。


日頃 何時何分転換なんて冗談とか嘘だとか疑いはあるんでしょうが この観測法は理想的を目的に何回も何回も検証 改善にを心掛け手直しを重ねた。素早く 判断だ敏速にできるよう 自己のためでも使い勝手が良くなければなりませんが。他人が嘘と思えば 別に一向に構わないが 簡単に説明はできませんので 足に関したら1回の説明で理解は困難で何回も何回も繰り返す 経験を積み 間違いがなかった自信が判断の敏速につながります。 また 充分に備わった知識が無ければ扱えません。感を省くには 日頃の学習実績 間違いがなかった確信 信頼が無ければできません。物凄く苦労するとか 到底無理だと思っておりますでしょう 改善した観測法なので焦点は その足は正しいか そのように機能しているかの確認の繰り返し しいて言えば体で覚えることぐらいです。


日足は秋豊さんの腰ぬけてびっくりの説明にあわせた 簡易観測もありますが やっぱり ある程度の知識がないと 相場の状況が変わった場合 様々な要因で相場の形が変わる 行き過ぎの場の過熱 足の変形など 知識不足で頭の切り替えができなければ その後の例え簡易とは言え使いこなせない。予想はできないと言うことです。場の内容が変わったのであるから当たり前だ、 
簡易なんで 説明やら状況判断の知識向上には限度がありますが 精度も絶体予想道理に動く 詳細は教えないが あの説明で全容は理解できますので想像してください。
分足観測法も いくらかの説明をしましたが とてもわかるとは思わないが 書いてしまったんで載せました。
足探しも場状況 内容 何故その場に出たか いろいろな要素を考えながら その後の展開は難題ですが 人的障害を省きたいのでしたら あぁ諦めました。

11. 中川隆[-9023] koaQ7Jey 2019年7月17日 04:36:56 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3673] 報告

ローソク足 足形 組み合わせ シグナル一覧
https://orange2.net/a_main/candle_sticks2/


江戸時代に発達した日本独自のテクニカル分析

日本の相場文化、特に先物の歴史は世界的影響力を持つほどインパクトの強いものです。


その取引のシステムは現在世界中で行われている先物取引の基本部分を江戸時代にすでに満たしており、現在の先物相場の国際標準の原型とも言えるものです。


更に本間宗久に代表される四本値やローソク足などの独自の市場値動きの記録方法や相場価格チャート、またそれらを用いたテクニカル分析手法は現在のフォーメーション分類タイプのチャート分析を当時ほぼ網羅していました。

大坂の相場史で育まれたローソクのパターンとシグナルを14ページで紹介しています。
https://orange2.net/a_main/candle_sticks2/

12. 中川隆[-9022] koaQ7Jey 2019年7月17日 04:38:33 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3674] 報告
ローソク足 4つの基本と活用ポイント
https://orange2.net/a_main/candle_sticks2/plotting_method.php


索 引(ページ内)
(1) ローソク足とは
(2) ローソク足の引き方(日足の例)
(3) ローソク足の見方
(4) 足の種類
(5) ポイント

ローソク足とは


「ローソク足」は過去の市場の特徴的な値動きを一本の縦棒型の図形(棒足)を単位として記録し、相場の流れを図形化したもので、「ローソク足」の「足」には「値動きの足跡」の意味があります。

これはいわゆるテクニカル・チャートの一種で、ローソク足チャートのことは「罫線」とも呼ばれます。

「ローソク足」は、始値、終値、高値、安値の「四本値」をその値動きとともに一目で理解できるようにした図形です。
また「ローソク足」の「足」は「値動きの刻んだ足跡」の意味を持っています。

一説では「ローソク足」は「酒田五法」の「本間宗久」が最初に作成したものとも言われています。


ローソク足の引き方(日足の例)


ローソク足は蝋燭の蝋の部分に相当する「実体」と呼ばれる部分と、蝋燭の露出芯に相当する「ヒゲ」と呼ばれる部分からできています。

「実体」は始値と終値を表し、「実体」の長短は始値と終値の値動きの幅を表します。

また、始値より終値が安く終わった場合は値下がりした足形として「陰線」と呼ばれ、本来の書き方では実体が黒く塗られます。

逆に始値より終値が高い値段を付けて終わった場合は、値上がりの足形として「陽線」と呼ばれ、こちらも本来の書き方では実体が、白抜き、または赤い色で塗られます。

これは江戸時代には黒墨と朱墨がローソクを引くために使われていたためです。

このオリジナルの色塗りに由来して古い指南書などでは、陰線のローソク足は「黒」、陽線のローソク足は「赤」などとも称されています。

ローソク足は海外でも「Candlestick」等と呼ばれて、広く使われるようになっていますが、その影響のために最近はパソコン画面で見やすいようにローソク足は青やオレンジなどの便宜上の色で塗り分けられていて、特に色に決まりがないように見受けられます。

これは青い柔道着のような感覚かもしれません。

ヒゲは線で引かれ、実体の上方に伸びたものが高値、逆に下方に伸びたものが安値を表しています。


ローソク足の見方


ローソク足は市場の心理を表しています。
ローソク罫線が本間宗久の発案とされるのはこのためで、宗久は市場心理を最も重視していました。

例えば長く伸びた「ヒゲ」は進捗方向に一旦値段を探ったものの結局はトレンドの進捗あるいは形成には至らなかった、もしくはそれを断念した心理を表しています。

また、極端に短い実体はトレンドの形成あるいは発生を躊躇していると捉えることができますし、逆に極端に長い実体は、ブームの発生や過熱感の状態を表していると解釈できます。

更にこうした位相のローソクが数本並ぶと、その足形のパターンから相場の心理を見て取ることができるとされています。

ローソクはこのように市場の意図や行動、心理を反映しているものとして捉える習慣を持って、そこに現れた相場の意味などを少しづつでも読み取って行こうとするのが本来の見方です。


足の種類


もともと日々の相場の記録(日足の表記)から始まった「ローソク足」ですが、大きな流れを見るために一週間の「四本値」を表示する「週足」やさらに、一ヶ月間、一年間の「四本値」を表示する「月足」「年足」などの方法もあり、これらを必要に応じて使いわけることができます。

また今では、コンピュータによるリアルタイムの価格表示も一般的に用いられているために「分足」と言う短い間隔を表示するための「ローソク足」も使用されています。

良く使われる「分足」には1分足、5分足、10分足、15分足、30分足、60分足などがありますが、これらは単純にザラバ中をを任意の一定の時系列で区切ってそれぞれの「四本値」を作成したものです。


ポイント orange2


「分足」の始値・終値は「日足」のそれのように市場心理が意図を持って付けた値段ではなく、単にたまたま区切りに使った時限の開始、終了時に約定した(あるいは記録方法によってはその時点で表示されているだけの)価格を便宜上記録したものである可能性が高いと考えるべきです。

つまり、市場心理を読み取る上では、「日足」と「分足」では四本値に込められた意味や位相価値を同様には扱えないと言うことです。
https://orange2.net/a_main/candle_sticks2/plotting_method.php

13. 中川隆[-8345] koaQ7Jey 2024年11月29日 17:45:40 : zmFp1eYUAY : eFUvLkh0LkFSMzI=[12] 報告
<■414行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
(新値3本が鍵)酒田新値の数え方と統計データから分かる重要な節目とは?
テクニカル分析トレードの裏話 2021/05/30
https://behind-trade.com/technical-analysis/sakata-shine-toukei-date/

「なんとなくローソク足を数えれば、酒田罫線は使いこなせるのかなぁ」

「酒田新値の数え方に明確な定義や理論なんてあるのだろうか?」

酒田罫線を使いこなせるようになるためにも、酒田新値の数え方はマスターしておきたいところ。
しかし、実際に相場を目の前にして酒田新値(一般的にローソク足)を数えるとなると、明確な定義が分からないなんてことに陥りますよね。

そこで、酒田新値の数え方について基礎的なパターンと酒田新値の統計データから分かる「気づき」について詳しく解説します。

長年、酒田罫線法は、筆者が投資をする上で参考にしている指標であることからも、諸説ある酒田罫線理論を本質的に読み解く力を養えるはず。

酒田新値を数える方法について理解を深め、実践的なノウハウとして活用できる状態を目指しましょう。

【関連記事】酒田罫線法とは一体何なのか?諸説ある歴史と概要について解説

目次
1酒田新値の数え方を複数の「パターン」から習得する
1.1(基礎)最もオーソドックスな酒田新値の数え方
1.2新値は繰り返されて相場を形成する
1.3酒田新値における「上げ」「下げ」の解釈について
1.4酒田新値における押し目の判断は◯本目?
2酒田新値の詳しい統計から分かること
2.1酒田新値から考察する「上げ相場」の性質とは?
2.2逆行での出現頻度が高い「新値3本」の確率について
2.3「逆行」が「順行」へと転換するタイミングを考察する
2.4上昇相場・下降相場における新値(逆行)の近似値について
3まとめ
1. 酒田新値の数え方を複数の「パターン」から習得する
酒田新値の数え方を複数の「パターン」から習得する

酒田新値の数え方には、基礎的な数え方から複数のパターンに分岐して理解したい項目があります。

具体的には、

(基礎)最もオーソドックスな酒田新値の数え方
新値は繰り返されて相場を形成する
酒田新値における「上げ」「下げ」の解釈について
酒田新値における押し目の判断は◯本目?
の4つであり、酒田新値の数え方に関する概要を詳しくチェックしてみましょう。

1-1. (基礎)最もオーソドックスな酒田新値の数え方
まず、一般的な酒田新値の数え方について基礎知識と頻出のパターンを事例に、下記にて解説します。

初歩的な酒田新値の数え方って?
酒田新値の数え方について詳しい解説に入る前に、下記の連なるローソク足画像をご覧ください。

酒田新値を数える(1)

上記画像をご覧になると、至って普通のローソク足が不規則に出現がしているのが分かりますね。
「陽線」「陰線」とローソク足が不規則に並んでいる訳ですが、これらに規則性はあるのでしょうか?

また、こちらの画像に関してはいかがでしょうか?

酒田新値を数える(2)

陽線と陰線が連なって形成されているチャートではありますが、特異な傾向は見受けられるでしょうか?

上記の画像から分かる情報として、「陽線の本数・陰線の本数がどれくらいあるか?」となるため、それらをカウントしてみるとします。

すると、画像Aに関しては陽線17本に対して陰線は9本。
画像Bでは陽線17本に対して陰線は12本であると分かります。

どちらも陽線の数が多いことから、上げ相場であると判断できますね。

でも、「チャート形状からも上げ相場だと分かるし、陽線が多ければ相場が上昇状態であるのは当たり前じゃん」と思われることでしょう。

酒田新値は、ここまで単純に解釈できるものではないですが、新値を数えるという点では最も初歩的に必要となるステップ(新値を数えることが)になるのです。

ですから、チャートに表示されている「陽線・陰線の本数」を数えることから、酒田新値のカウントは始まると考えておきましょう。

次に、酒田新値の基本を「押し目」の観点から詳しく解説します。

陽線(陰線)3本での出現頻度は高い
酒田新値の数え方において、最も基本的であり、注視したいのは陽線(陰線)の3本。

とりわけ、日足をベースとする酒田罫線において「3本」のローソク足は「どう解釈するか、あるいはどう認識すべきか」を見当する箇所になります。

下記の画像をご覧ください。

陽線の形成

はじめに、画像のように3本並んだ陽線の1本目はある時点における「寄付き」から始まり、「大引け」で値を高くして終わっているのが分かりますね。

陽線aによる値動きの発生を確認

この陽線を引いたローソク足を「a」とし、次の日も同じように陽線を出した値動きが発生。

陽線bによる上ヒゲの確認

陽線「b」 は大引け時には売りが浴びせられたことによって「上ヒゲ」を残した形になったものの、相場としては上昇を形成する一助になりました。

天井となる陽線c

そして、3本目の陽線である「c」を形成したことで「ひと相場」を形成したと判断できます。
画像の陽線を詳しく見てみると、「a」の始値は底であることが分かりますし、「c」に関しては天井であると解釈できますよね。

でも、どうしてこれら一連の陽線が「ひと相場」を形成したと断定できるのでしょうか?
その理由は、市場参加者の思惑や心理、売買と関係しているため。

例えば、「a」の陽線を形成した日は「上げ材料」や「関連するポジティブなニュース」などは特に無かったとしても、熟練の相場師によって買われたとします。

また、次の日「b」では銘柄に関連するニュースが出たことによって、今まで興味のなかった人々が買い出す動きに。
3日目に関しては、強材料となるサプライズが出たことによって、鈍感な相場師までもが慌てて買ってしまう展開になったことを示しているのです。

上記のような展開を、考えられ得る市場心理に当てはめると表のようになる。

心理的な状態・感覚
陽線1本目 敏感であり、大胆な傾向
陽線2本目 中位な状態
陽線3本目 鈍感であり、小心でもある
相場の感覚として人の気持ちはもっとも影響を与えるものであり、受けるものでもあります。

陽線が3本続いた場合、心理状態の異なる市場参加者によって形成されたことが分かりますね。

陽線1本目からも分かるように、相場に敏感でありながら大胆な「買い」が行えるというのは一部の相場師を指します。
経験と確かな技量がある相場師が、多くは分類されるのが窺えます。

技法のレベル
陽線1本目 熟練した相場師
陽線2本目 中位な相場師
陽線3本目 未熟な相場師
こちらは技法のレベル感を示したもので、利益を大きく狙いやすい「陽線1本目」から参加した相場師順に熟練していると考えられるでしょう。

反対に、陽線の本数が進むに連れて熟練度は落ちるとも判断できます。

売買の強弱度合い
陽線1本目 買い方によって少し買われる
陽線2本目 買い方が売り方と激しく売買する
陽線3本目 売り方の負け、買いの勢いが(一旦の)クライマックス
陽線が3本連なっていることからも、買いに勢いがあるのは自明。
けれども、売買の強弱も各段階によって違いがあります。

もっとも、陽線2本目は相場継続時のキーとなる箇所でもあり、激しい売買抗争によって決着が着くと解釈できますね。

市場での人気
陽線1本目 「買いたい」と考える参加者は少ない
陽線2本目 買いの人気が少し高まっている状態
陽線3本目 買いの人気が殺到しているが、売りの気配も出てくる
最後に、市場における人気度順で見てみます。

今まで、下げていた相場だったため「買い」の人気は少ないことが把握できます。

されど、陽線の形成が進むと人気が売りよりも高まっていくことが分かります。
結果として、3本目の陽線では買いの人気がピークになりやすいのです。

上記の項目を、より高次な事例で解釈すると「ひと相場」の意味も明瞭になります。
次の項目に進んでみましょう。

3本目が節目となる「ひと相場」とは?
先述した項目では、主に「人」の心理状態に着目して陽線(陰線も然り)の出現度に起きる相場の状態を観察しました。

これらを、よりダイレクトに相場そのものの「寿命」として換算してみると下記のようになりますね。

相場の寿命的観点から考えると…
陽線1本目 青年期における上昇相場
陽線2本目 壮年期における上昇相場
陽線3本目 老年期における上昇相場
どうでしょうか?
相場の寿命的観点から考えてみると、表のような推移を辿るのは自然な経過になるでしょう。

その上、先にお伝えした市場心理と重ねてみると「3つの陽線」は「三度目の正直」や「仏の顔も三度まで」と言い習わしがあるように、市場心理や相場の値動き、日足形成に如実に影響を与えているのが分かります。

つまり、3回連続する陽線や陰線は高確率で「ひと相場」が終了したと考えておくべきポイントになるのです。

ところで、先程の画像に戻ってみましょう。

新高値をそれぞれカウント

上記画像の「a」は直近の底であるとすると、「A」は陽線で見せる新高値1本目となります。
「b」の「B」に関しては「a」の底値に対して陽線新高値2本目。

最後、「c」の「C」については陽線新高値3本目であり、大引けでは「a」の底とは対照的に天井となります。

ただ、上記の説明ではあまりにピュアなチャートとなってしまいます。
そこで、実際の相場を想定したチャートでも確認してみましょう。

底となる陽線の確認

こちらの陽線・陰線における連なりを見て、「底」や「天井」、「新高値の本数」をご自身でも数えてみてください。

答えとしては、

A 底となる
a 陽線新高値1本目としてカウントできる。
b 陽線新高値2本目としてカウントできる。
c 高値で引けてはいるが、前の陽線を超える新高値ではない。
d 前回の高値を上抜いていることから、陽線新高値3本目とカウントできる。
加えて、仮に小規模であったとしても「上昇のひと相場」が終了したと考えられる。

少し捻りのあるチャートを参考にしてみましたが、現実のチャートはもっと複雑なケースが多いでしょう。

とはいえ、こうした新値の数え方をすることで「ひと相場」となる節目の値動きを把握できるようになるのです。

1-2. 新値は繰り返されて相場を形成する
下記では、より複雑な新値の形成について見てみましょう。

逆行の陰線a/b

a 陽線新高値1本目としてカウントできる。
b 陽線新高値2本目としてカウントできる。
陰線a 陰線新安値1本目としてカウントできる。
陰線b 陰線新安値2本目としてカウントできる。
c 陽線新高値3本目とカウントできる。
加えて、一旦の「ひと相場」が終了したと考えられる。

注視したい点としては、上記画像では、「a」と「b」を挟む陰線が確認できますが、「b」が新高値更新をしているのでカウントしません。

その後、陰線が2本続いているのが確認でき、「b」の高値に対して「2本の新安値」をカウントできるのです。

さて、下記の画像についてはいかがでしょうか?

底の確認

左側の「下げ」を見ると、下記表のようなことが分かります。

a 陰線新値1本目としてカウントできる。
b 陰線新値2本目としてカウントできる。
c 陰線新値3本目としてカウントできる。
「a」と「b」の間には、寄引同事のローソク足が出現していますが、明確な安値更新を示している訳ではないため、陰線新値としてカウントしていません。

もっとも、この陰線新値3本の出現によって「下げのひと相場」が終了し、次の上げ相場へと向かうと考えるのがセオリー。

すると、陰線3本目の「c」の大引け「1」の箇所が、「底=1」となって次なる上げ相場の起点になるのです。

天井の確認

ということで、再び先程の画像における真ん中付近の「上げ」を見てみましょう。
画像に表記しているアルファベットは、表のような新値のカウントが取れます。

d 陽線新値1本目としてカウントできる。
e 陽線新値2本目としてカウントできる。
f 陽線新値3本目としてカウントできる。
これはとてもシンプルな新値の更新を果たしており、目先の天井は「2」の陰線となります。

そして、一連の下げによる陰線3本目の安値「3」が底として判断できるでしょう。

底の確認(2)

その後、「3」を底として、次なる上昇における起点(目先の底)として機能していますね。

新値のカウントとしては、「目先の上げ相場」と「さらに前の上げ相場」で異なってきます。

g 「3」の底に対して陽線新値1本目としてカウントできる。
h 「3」の底に対して陽線新値2本目としてカウントできる。

しかし、「1」の底からカウントすると「1を底とした陽線新値3本分」と、「2の天井」を上抜いた「h」であるため、陽線新値は4本ともカウントできる。

i 上記と同じく、「3」の底に対しては陽線新値3本目としてカウントできる。
けれども、「1」の底からカウントすると「h」に続いて陽線新値5本目となる。

要するに、「目先における一連の相場」と俯瞰して観察する「中・長期での相場」では、「新値」の数え方が変わることが分かりますね。

慣れるまで複雑な視点を要しますが、一つ一つ噛み砕いて見てみると酒田新値のカウントは行えるようになるはずです。

1-3. 酒田新値における「上げ」「下げ」の解釈について
ここまでご紹介した酒田新値の取り方を実際の相場に当てはめて考えてみると、どのような結果となるのでしょうか?

分析としての精度の高さ、手法として利用できる信頼性の高さにお気づきになるはず。
ただし、根拠もなくチャートを眺めて「陽線の数が3本だから、ひと相場は終わった」などと断定・判断してしまうのは早計でもあります。

ゆえに、酒田新値を用いる前提として下記の項目を抑えておく必要があります。

酒田新値の統計はどのような方法で取るべきであるのか?
集計した統計結果はどうであったか?
統計結果から利用の仕方はどうであるべきか?
という内容を知っておくことで、一見、曖昧であり明確な定義がない酒田新値を信頼たるものとして活用できるようになります。

ゆえに、相場の動きを示している「陽線」や「陰線」が酒田新値を前提に相場に取り入れる際、どのような意味を持っているのかを一貫した説明で理解しておく必要があります。

さらに、定義化した酒田新値の理解から酒田罫線法の基礎として、どういった規範で分析が行われているかを知りたいところ。
やはり、この場合も個人的な感覚に依拠するのではなく、「一貫した方法を参考にすべきである」というのが重要です。

*マニアックな内容をご紹介していますが、江戸時代に発案された酒田罫線理論には諸説あります。
歴代の相場師によって、意味・解釈が塗り替えられてきたため、より普遍的な内容を持って理解を進めるのがおすすめ。

尚、酒田罫線法の詳しい概要については「酒田罫線法とは一体何なのか?諸説ある歴史と概要について解説」にて詳しく解説しています。

「逆行の…」「順行の…」で酒田新値を捉える
「上げ相場は陽線ゆえに順行であり、下げ相場は陰線ゆえに順行とする」という言説があるように、順行・逆行の概念は酒田新値を用いる上でキーとなります。

一例として、上げ相場とは多くの場合で「引け高」の現象を把握できること。
引け高とは陽線を指しており、一連の陽線が連続することで「上げ相場」を形成しています。
つまり、上げ相場における連続する陽線は「順行」であって陰線の出現は「逆行」の動きとして把握できます。

一方、引け安が続く場合は上げ相場になることはなく、むしろ下げ相場と判断。
下げ相場における、引け安の陰線は「順行」であり、引け高における陽線は「逆行」というように、定義できます。

酒田罫線法における陽線・陰線の認識方法は、上記のような「順行の動き」「逆行の動き」から説明するものであり、

陽線新値
陽線新高値
陰線新値
陰線新安値
などと認識することで、各相場における「順行の陽線新値」「逆行の陰線新値」といった、捉え方が出来るのです。

1-4. 酒田新値における押し目の判断は◯本目?
「順行の陽線新値」や「逆行の陰線新安値」などがあるように、酒田新値の押し目を捉えることは、相場を分析し、売買に役立てる上で非常に重要です。

では、酒田新値の押し目について具体的な目安判断となる「新値の本数」はあるのでしょうか?

残念ながら、明確な目安判断となる押し目の本数はありません。
しかし、相場のトレンドに逆行してよく出現する押し目の新値は「3本」までとされています。

このような諸説がいわれる理由として、酒田新値の定本である「定本 酒田罫線法(林 輝太郎氏)」でも詳しく紹介されています。

著者による分析では、小豆(商品)と株による統計データを用いて分析。

(表1)

陰線新値の本数(押し目となった本数) 出現した回数 出現確率 累計確率
1 225 18% 18%
2 385 30,8% 48%
3 472 37,8% 86,6%
4 84 6,7% 93,3%
5 56 4,5% 97,8%
6 14 1,1% 98,9%
7 11 0,9% 99,8%
8 2
9 1
合計 1,250
林 輝太郎(2020年)『定本 酒田罫線法』, 同友館

すると、上げ相場における押し目の総本数が「1250回」であるのに対し、3本目の陰線新値の出現で相場転換した累計回数は「1,082回」であると分かりました。

これは、累計の確率で計算すると「86.6%」を占めることとなり、押し目の成功確率を如実に示していると分かりますね。

(表2)

陰線新値の本数(押し目となった本数) 出現した回数 出現確率 累計確率
1 65 20,1% 20,1%
2 106 32,8% 52,9%
3 91 28,2% 81,1%
4 35 10,8% 91,9%
5 10 3,1% 95,0%
6 10 3,1%
7 4 1,2%
8 2 0,6%
合計 323
林 輝太郎(2020年)『定本 酒田罫線法』, 同友館

その上、小豆だけに絞ったデータでは「323回」における全体的な押し目の数に対し、累計「262回」が陰線新値なる押し目であったと分かります。

つまり、これらのデータから分かることは「陰線新値4本目以降は出現回数が極めて少なくなるということ。
3本目までの新値であれば、押し目として値動きを期待できるも、4本、5本目以降の新値に関しては出現確率が極めて低くなるのが分かるのです。

因みに、5本までの新値が押し目となる場合、累計出現確率は「91,9〜97,8%(先述したデータから算出)」であることが分かっています。

ということは、押し目として成立した「5本までの新値」の出現確率は滅多に出現することなく、もしこれらの新値が出現した場合は押し目ではなく、相場の転換点になると考えられるのです。

酒田新値を用いた押し目の判断をする際、絶対的な定義として活用できる数値はありません。
けれども、おおよその出現確率が高い本数は3本目までであり、4本目以降に関しては出現する確率は低くなることが理解できます。

別途記事にて詳しい解説は行いますが、酒田新値を用いることで押し目
や戻り高値、天井、大底などの判断も行えるというのも、納得できるでしょう。

上げ相場で「陰線」、下げ相場で「陽線」を見れば押し目が分かる


2. 酒田新値の詳しい統計から分かること
酒田新値の詳しい統計から分かること

酒田新値を数える上でのパターンや意識したい新値の見方について解説しました。
そこで、この章では酒田新値の統計から分かることを確認し、相場の逆行・順行にどのように当てはめていくべきかについて考察を深めてみましょう。

マニアックな内容となっていますが、あらゆる”相場”に当てはめて考えることができるため、よりディープな理解を深められるはずですよ。

2-1. 酒田新値から考察する「上げ相場」の性質とは?
繰り返しになりますが、酒田新値を用いた「相場」は以下のように解釈をします。

それは、上げ相場であるならば「陽線は順行の動きとなり、陰線は逆行の動きとなる」ということ。
順行、逆行の陽線・陰線を連続して繰り返すことで、結果として価格が上昇し、逆行だった陰線の動きが順行に変化したことを確認すると、「上げ相場の終わり」を意味するのです。

さて、こうした前提となる数え方を踏まえた上で「酒田新値」を用いた上げ相場の性質を見てみましょう。

下記の表は、前章で紹介した小豆と株式による出現回数(表1)の割合を示したもの。

陰線新値の本数(押し目となった本数) 出現した回数 出現確率 累計確率
1 225 18% 18%
2 385 30,8% 48%
3 472 37,8% 86,6%
4 84 6,7% 93,3%
5 56 4,5% 97,8%
6 14 1,1% 98,9%
7 11 0,9% 99,8%
8 2
9 1
合計 1,250
林 輝太郎(2020年)『定本 酒田罫線法』, 同友館

すると、陰線新値1本目で押し目完了となったのは「225回」であることが分かり、出現確率は「18%」を示しています。

やはり3本目までの陰線新値は統計データからも多いことが解釈できますが、8本、9本目が押し目となった陰線新値もあったとされています。

ここまでの本数が陰線として出現すると、もはや下げ相場の順行の形にも見えますよね。
ただ、あくまで上げ相場における「逆行」であり、陰線新値であるということを抑えておきたいです。

そうは言えど、1,250回の押し目のなかで8本、9本は表のデータから「計3本」しかないと分かります。
ですから、上げ相場の性質としては3本までの陰線新値が押し目となりやすい確率が高く、それ以降は押し目としての出現確率は低くなると認識できるでしょう。

2-2. 逆行での出現頻度が高い「新値3本」の確率について
陰線新値の本数(押し目となった本数) 出現した回数 出現確率 累計確率
1 225 18% 18%
2 385 30,8% 48%
3 472 37,8% 86,6%
4 84 6,7% 93,3%
5 56 4,5% 97,8%
6 14 1,1% 98,9%
7 11 0,9% 99,8%
8 2
9 1
合計 1,250
林 輝太郎(2020年)『定本 酒田罫線法』, 同友館

もう一度、先程の表をご覧ください。
そして、「陰線新値」がもっとも出現している本数は幾つでしょうか?

タイトルにもある通り、その答えは「陰線新値3本」であることが分かり、出現回数は「472回」であり、出現確率も「37,8%」となります。
およそ4割近くが、3本の陰線新値によって押し目が形成されていることに。

40%という確率は、相場を分析するという観点では、異常に信頼性の高い数値になることは間違いないでしょう。

ただ、チャートの右側は未来のに起きることゆえに、必ず陰線新値の本数を言い当てることができないのも事実。
「昨日の日足で陰線新値を付けたから、今日も陰線新値をつけるはず」なんてことは断言できず、ましてや「陰線新値が3本出現したから、押し目となって反転するだろう」と、推論してしまう訳にもいきません。

過去の統計データから示された確率的な割合であるため、あくまで直近の過去においてどのぐらいの陰線を付けた(上げ相場における逆行)のかを調べたいところです。

そうした意味で、逆行における「新値の出現回数3本」への解釈は下記のように。

1本目からの出現回数をたどり、3本目の陰線新値の出現回数は累計1,082回であり、全体の「86,6%」を占めるものであると解釈可能となりますね。

2-3. 「逆行」が「順行」へと転換するタイミングを考察する
酒田新値を用いて相場分析をする上で、逆行に注目することは「押し目」を捉えるキーポイントになることを解説しましたね。

一方、「上げ相場」における「陰線の押し目(逆行)」が「下げ相場」の順行に転換する見分け方は、どうなるでしょうか?

酒田新値の定説としては、逆行の本数は「5本」までにすべきとされており、幾つかの解釈を広げることができます。

逆行の新値3本までは押し目と強く判断でき、「4-5本」
の新値を形成する場合でも、一応は押し目として捉えられる。
5本以上の新値をつける場合、それは押し目ではなく「下げ(上げ)」に転じたと認識する。
そもそも3本までの新値が押し目となる確率は「約80%」以上であるため、4本目は例外的な新値としてカウントし、5本目の場合は順行(相場の転換)と見なす。
ほぼ断定として、5本の新値を連続して見せるときは天井・天底を確認したことになる。
統計データからも分かるように、5本以上の逆行が失敗する確率は「2,2%」のみである。
*(5本目までの累計出現率は97,8%であるため)
このように、押し目を形成していた「逆行」の新値が、相場の転換によって「順行」となることを見極められるのです。

なかでも、5本目以上の新値によって逆行が出現する確率は低いことから、5本以上の新値が出現した場合は(相場転換による)順行となったと解釈できますね。

新値3本・新値5本の見方はどうすべきなのか?
読者のあなたも薄々気づいているかもしれませんが、押し目となる逆行の動きが順行となるタイミングを見極めることが、酒田新値による相場分析をする上で大切となります。

とすると、逆行となる押し目になりやすい「3本の新値」と逆行が順行へとなりやすい「5本の新値」は注目したいところ。

こうした考えに対し、伝統的な酒田罫線の理論では明確な指摘をしている人はいないのが実態です。
しかしながら、ここまでご紹介した内容を踏まえると下記のような解釈ができるでしょう。

新値が3本続く場合 基本的に、押し目(戻り)の逆行
新値が5本続く場合 押し目(戻り)の判断は要注意であり、順行も視野に入れるべき
と、100%の絶対的な確信を得られる訳ではないが、大方の推測を立てることができると分かります。

一般的に、酒田新値といえばローソク足の「線組み」や「型」が意識されがち。
ところが、酒田新値を売買技法にまで落とし込むのであれば、新値の本数から相場の性質を抑えられる力も必要となるのです。

2-4. 上昇相場・下降相場における新値(逆行)の近似値について
ここまでの解説では、上昇相場における逆行の新値本数を参照としてきました。

統計データから分かったこととして、新値3本までは出現確率も高かったものの、新値4本目以降は極端に減少。

実際、新値4本目での累計出現確率は(表1)で「93,3%」であり、(表
2)では「91,9%」。
とすると、5本目以上での出現確率はどちらも「10%」を下回ってしまう計算になります。

他方、下げ相場における逆行の出現確率はどうしたものか、検証をしてみましょう。
*補足として、下げ相場での逆行とは陽線新値のことを指します。

下記の表をご覧ください。

(表3)

陰線新値の本数(押し目となった本数) 出現した回数 出現確率 累計確率
1 195 16,3% 16,3%
2 248 20,7% 37,0%
3 591 49,4% 86,4%
4 110 9,2% 95,6%
5 42 3,5% 99,1%
6 6
7 4
8 1
合計 1,197
林 輝太郎(2020年)『定本 酒田罫線法』, 同友館

というように、表1と同時期における陽線新値の総本数は「1,197回」と陰線新値の「1,250回」よりも少ないことが判明しました。

そして、下記の表では表2と同時期における陽線新値の数もカウント。

(表4)

陰線新値の本数(押し目となった本数) 出現した回数 出現確率 累計確率
1 50 13,6% 13,6%
2 153 41,7% 55,3%
3 102 27,8% 83,1%
4 41 11,2% 94,3%
5 17 4,6% 98,9%
6 2
7 2
8 0
合計 367
林 輝太郎(2020年)『定本 酒田罫線法』, 同友館

こちらに関しては、表2における陰線新値の総本数が「323回」と比して、「367回」と上回っていることが分かります。

表1・表2もまとめて以上のデータを比較してみると、興味深い点が出てきます。
それは、表1・表3では表2・表4よりも陽線・陰線新値2本の本数が少なく、逆に陽線・陰線新値3本の本数は多いのです。

小豆と株を用いた統計データを参照としていることから、性質の違う相場によって新値の出現確率に変化があることが分かりますね。

さらに、こうした酒田新値による統計データ、及び、近似値から売買の基本を定着したいところ。
重要な点をリストアップしたので、チェックしてみましょう。

出現確率の高い新値の2本、3本は陽線・陰線、どちらにも差異がある。
表1-表4を参考にした場合、3本までの新値の(累計した)出現確率は陰線新値「86,6/81,1%」陽線新値「86,4/83,1%」であり、「近似値のばらつき」が小さいと分かる。
出現本数が一気に少なくなる5本の(累計した)出現確率に関しては、陰線新値「97,8/95,0%」陽線新値「99,1/98,9%」であり、上記と同様に「近似値のばらつき」が小さいと分かる。
異なるデータを参照することで、酒田新値の近似値について詳しい理解を深められますね。

3. まとめ
まとめ

今回の記事では、酒田新値の数え方から統計データを参考にした「酒田新値の出現傾向」をご紹介しました。

もしかしたら、「酒田新値の基本的な数え方について初めて知った!」なんて方もいるかもしれません。
それもそのはずで、通常の教本では「線組み」や「型」だけに注目し、売買法に発展させたものが多いため。

けれども、そうした小手先のノウハウだけを追いかけるのではなく、新値の数え方から相場の均衡バランス、時々における新値の意味を捉え、さらには、出現する新値の数から気付きを得ることで、本質的に相場を分析し、利益となる売買法に活用できるのです。

次回の記事では、相場を動かす線(ローソク足)と線組みについて詳しく解説。
相場の流れをより詳しく分析するためにも、欠かせない知識について解説します!
https://behind-trade.com/technical-analysis/sakata-shine-toukei-date/

14. 中川隆[-8344] koaQ7Jey 2024年11月29日 18:01:36 : zmFp1eYUAY : eFUvLkh0LkFSMzI=[13] 報告
<■344行くらい→右の▽クリックで次のコメントにジャンプ可>
酒田罫線法とは一体何なのか?諸説ある歴史と概要について解説
テクニカル分析初心者向け 2021/04/30
https://behind-trade.com/technical-analysis/sakatakeisen-outline/

「酒田罫線についてぼんやりの知識しかない」

「諸説ある酒田罫線の成り立ちから概要について、詳しく知りたい」

この記事では、「酒田罫線」という名前を聞くことはあっても、詳しい歴史や概要についてまで分からない方に向けて解説します。

ところで、海外の酒田罫線版とも言われる「ダウ理論」とどんな違いがあるか、お分かりでしょうか?
恐らく、酒田罫線とダウ理論が相場分析において何をゴールにしているまでの把握は極めて難しいでしょう。

こうした罫線(相場の流れを分析するために用いる線)をベースとした分析手法であっても、違いが様々であることを理解し、本質的な罫線法による分析を身につけることには、大きな意味があります。

それは、長い目で相場で生き残るためには必須の知識であり、相場観を高い次元で養えるため。

そして今日、「酒田罫線」なるものは多くの相場師によって伝承され、改善されたことによって相場の動きを把握し、その経験の集積に基づいて売買の基準を示しています。
ですが、酒田罫線の明確な基準が設けられていないことからも、実戦の投資・トレードにおいて活用できるかは不明瞭な課題が残っている側面も。

ゆえに、当記事では「酒田罫線の理論を本質的かつ、体系的に理解できる」ようにまとめたものです。
相場の見方だけでなく、酒田罫線について理解を深めるうちに「実践的なやり方」も会得できるはず。

それでは、順を追って各章について詳しくご紹介するので、最後までチェックしてみてくださいね。

1. (諸説あり)本間宗久が酒田罫線を考案したとされる真相
(諸説あり)本間宗久が酒田罫線を考案したとされる真相

さて、酒田罫線といえば1700年代、第八代将軍である徳川吉宗の時代を生きた酒田の米相場師「本間宗久」によって考案されたものが初元とされています。

また、出羽の国、現在の山形県酒田市にて発祥した国内初のテクニカル分析として様々な呼び名で親しまれています。

そのため、例えば

酒田日足
酒田足
酒田憲法(見法)
本間憲法(見法)
などと呼ばれており、酒田や本間を冠した呼び名であることが分かります。

これらの呼び名から、酒田罫線に対する以下のような概要を全体的に捉えることができます。

先述したように、酒田の呼称は「山形県酒田市」が由来しており、江戸時代には米の流通所として「酒田米会所」もあった。
酒田罫線で呼ばれる「足」は、数字で記録される価格ではなくグラフとして描かれれる線の繋がりであるとされている。
酒田罫線の分析でベースとなる足は「日足」であり、1日に1本の日足のなかに「高値」「安値」「寄付き」「大引け」の4種類がある。
酒田罫線は、憲法/見法という呼び名にもあるように、相場における売買方法に関する規則、または相場の強弱を分析する統一的な見方について基準を設けている。
本間という呼称は、「本間宗久」の苗字を文字ったもので一般的には「酒田罫線」や「酒田五法」、相場や人生訓についての遺訓を残した「本間宗久遺訓」「三味伝」の著者である。
つまり、酒田罫線に関する諸処の名前に対する由来からも、「酒田罫線は本間宗久によって考案されたものであり、日足を用いた米相場の分析に用いられていた。」と解釈できますし、定説にもなっているほどなのです。

しかしながら、歴史の長い酒田罫線に関して調査するほど「酒田罫線」と「本間宗久」の関連性は低いと判断せざるを得なくなります。

酒田罫線と呼ばれるように、この分析手法は酒田市が発祥であるとされていますよね。
でも、この地域における特有の相場分析(米相場における記録法や日足の書き方、見方など)と本間宗久における関係性は明示されていません。

確かに、酒田という立地は最上川の河口にも位置することで、豊富な水源と土地の活用から、全国的にも米取引が活発な地域だっとされています。
しかし、米の集散地として名高い地名として知られたのは、「西回り航路」が開通した1672年(寛文12年)以降のことであると記録されているのです。

さらに、本間宗久の父である原光は「36人衆」と呼ばれる富豪商人と称されるほどでしたが、本間家が所有する大規模な米倉庫は江戸時代の末期という記録も残っています。

同時に、官許(政府からの正式な許可を得ること)を得た日本初の米市場・堂島は1730年(享保15年)の話。
本間宗久は1717-1803年の生涯であるが、官許を得た1730年当時では取引環境の整備は十分に行われていたとは考えられないですよね。

ましてや、先進性の高い堂島市場ですら取引整備が不十分であったのだから、酒田の米市がより遅れていたことは想像に難くないでしょう。

以上から、日足を書けるぐらいの取引形態における整備は、本間宗久の死後になるのではないかと推測されるのです。

1-1. 本間宗久は本当に相場師だったのか?歴史と照らし合わせて考える
続いて、本間宗久という人物についてより深く考察するためにも、この人物について浮上する疑問点を洗い出してみます。

23歳の若さにして本間家当主によって商いの才能を認められた本間宗久は養子となります。しかし、養子の身分でありながら厳しい身分社会であった封建時代(主君が家臣に領地を与えることで保護し、家臣は家来としての役割を持った)において相場に手を出すことなど出来たのだろうか?
本間宗久の後半生は政商と結びついた活動をしており、江戸に居を構えていたとされます。されど、当時における政商との繋がりに関しては記録が残っていない。
本間家が富豪であった理由は、小作人(地主への土地契約の見返りとして、一定の小作料を支払う人)の搾取、及び、小作米の販売による高利益の確保によるためとされる。
そして、士分の階級を買うことによって相模守(国が認可する正式な行政官としての地位であり、当時の中級貴族)にまでなるのだが、社会的な身分を買っていることや政治との結びつきが強いとされる。よって、果たして本当に相場師としてだけに生きた人物かは謎が深まるばかりである。
というように、本間宗久という人物に関する不明瞭な疑問は多く残ります。

そして、書籍についても本間宗久によって執筆された文章であるかは、はっきりしません

本間宗久は、「本宗莫那須剣一巻」や「本間宗久遺訓」、「三味伝」などの書籍を残したとされているが、相場についての言及がそもそもない内容であったり、弟子によって加筆・修正が加えられている説まであります。

三味伝に関していえば、弟子の葛岡五十香と呼ばれる人物によって著されたものですが、書籍の内容にはアルファベットを用いた分析手法の解説が残されています。
さらに、葛岡五十香は本間宗久よりも年長者であったことから、彼自身が執筆したものではなく、弟子によって更なる改訂が行われたという分析も。

つまり、「本間宗久」という人物が酒田新値を語る上で目安となる人物になってしまった以上、個々人による勝手な解釈と伝播によって事実も異なる記録になったのであると推測できますよね。

このような背景からも、本間宗久が実際に米相場での取引を行ったことがあるのかすら、疑いの余地があるほど。
彼は、江戸での取引において一度は失敗し、その後の大阪における取引では大成功したとされています。

だが、既出の記録とと照らし合わせると明確な証拠が残っていないことからも、「本間宗久が相場師である」とは断定できるものではありません。

ただし、だからといって酒田罫線の本質的価値が減少する訳ではなく、時代の流れと共に常にアップデートされてきたと考えていいでしょう。
あくまで、「本間宗久によって考案された酒田罫線」と考えてしまうのは、早計であることをここでは伝えておきたいです。

2. 他の分析手法にない?酒田罫線の一貫した特色を解説
他の分析手法にない?酒田罫線の一貫した特色を解説

酒田罫線は日本のテクニカル分析として世界でも評価を得ているが、誰によって創始されたものであり、その分析における手法もどのようにして発達してきたかを示す証拠はないです。

とはいえ、江戸時代という鎖国政策真っ只中の国内において創案されたアイデアであることは間違いないことから、多くの人々によって解釈と理論の検証が進められたことは十分に考えられるでしょう。

そうした経緯の中で、酒田罫線には一貫した特色があることに気づきます。

日足を用いていること(今日のように短期足まで描かれることはなかった)
陽陰を箱型で表記すること
線の組み合わせによって相場の強弱を分析している
陽線新値/陰線新値など、酒田新値の数え方を用いていること
酒田新値による売買法の実践
海外式の罫線理論で重視される「大勢的」な見方は欠如されている
値の正確な予測はないこと
と、極めてオリジナル性の高い罫線理論を展開しているのです。

これは、海外では主流の罫線理論(ダウ理論)とは反対の分析手法が取られており、具体的な違いについて下記にて紹介します。

2-1. 大勢の動きを分析する海外の罫線(ダウ理論)
海外版の罫線理論が分析で求めることは「相場の大勢を見定めること」です。

代表的なものは「ダウ理論」であり、あなたも一度は聞いたことがあるはず。
テクニカル分析の王道であり、一般的には「先行期」「追随期」「利食い期」によって相場のトレンドが3段階から形成されると説明しています。

*ダウ理論の基礎的な知識についてはこちらをチェックしてください。

そんな海外の罫線理論(ダウ理論)では、

日々における短期的な値動き
中勢的な価格の値動き
大勢的な価格の方向性
を重視し、なかでも大勢的な価格の方向性を見極めて投資に活かす考えが主流です。


短期的な値動きを気にすることは、相場の全体的な趨勢を完全に見失ってしまいギャンブル的な投資をしてしまうことになるため、見るべきポイントではないと指摘。

一方、中勢的な価格の値動きに関しては日々の値動きにおける高値・安値、そして前後の日足における高値・安値の連なりを観察。

結果、相場における上げ下げの傾向性について分析できると解釈されています。

最後の大勢的な価格の方向性については、中勢的な価格の高値・安値に基づいた相場の全体的な分析によるもの。

中勢的な価格の連なりにおける中央線を引くことで、上昇や下降の傾向を読み解くのです。

したがって、大勢的な価格の方向性に乗ることができれば短期や中期的な値動きに惑わされずに済むと体系化されています。
とすると、大勢的な価格の方向感を重視する海外式の罫線理論では、試し玉や平均値の建て方、自己資金に応じた売買手法などは特に重要視されなくなりますね。

2-2. 売買技法に重点を置く酒田罫線
海外式の罫線理論(ダウ理論)では、「相場の大勢的な値動きに乗ること」を目的としていることを解説しました。

が、本題の酒田罫線理論については真逆の概念を持っています。
というのも、酒田罫線の目的とするところは価格の高低を分析するよりも、売買法に重点を置いているから。

そのため、酒田罫線理論ではチャートの右側が”どうなるか”を”大勢的に”予測するものではないです。
既に描かれたチャートから、極めて近い将来における価格推移の類推、そして、精度の高い売買に注力しているのです。

海外式の罫線理論と酒田罫線理論の特色は、

海外式の罫線理論
大勢的な流れを重視することで、短期的な小波は気にしない。
相場の流れからある程度の目標を自分で判断する必要がある。
酒田罫線理論
過去の蓄積した小波の分析を元に、直近の価格を類推。
詳細に分析し、近い将来における値動きに対して売買を当てはめる。

と、相場の波ごとに分けて考えてみると、両者の区別は分かりやすいです。

酒田罫線の特色は、直近の小波(目先の値動き)を詳しく分析・研究することで、「中勢的な波」に乗るための売買を行います。
「中勢的な波」は、小波から発展した波であるから、確度の高い分析によって自然と乗れていることを目的とします。

要するに、目先の値動きから利益を乗せることができる中勢的な波をもっとも重視しているのです。

最後の大勢的な波に関しては、中勢的な波を段階的に重ねたものであり、小波/中勢の波に乗れていれば自然と乗れるものであるとされます。

以上のように、酒田罫線理論では短期的な「小波」を最重視するため、とても繊細な売買技法が求められるのです。
酒田罫線には非常に数多くの建玉法が論じられているが、ひとえに小波に乗ることを最大目的としているため。

高度な建玉法を身につければ、「小波に乗り、中勢・大勢での利益を乗せられる」ということ。

とすると、海外式の罫線理論は相場の大勢を捉える「判断」に重点を置き、酒田罫線理論では小勢を捉える「売買の技法」に重点を置いていることが分かります。
技法に重点を置いているため、判断の誤認も技法によって修正する特色があるとも解釈できますよね。

3. 酒田罫線は形を重視する?基本的な特徴と見方について
酒田罫線は形を重視する?基本的な特徴と見方について

酒田罫線に用いられる陰陽の形式について、従来では矢の上向きは「陽線」、下向きは「陰線」として線の色を一色で統一していた時期があります。

けれども、酒田罫線においては陰陽の区別をはっきりさせることで、酒田新値のカウントが取りやすいです。
ゆえに、酒田罫線を用いた分析をするためには、以下のような日足が描かれることが前提となることを把握しておきましょう。

安値(下ヒゲ)、高値(上ヒゲ)、始値(寄付)、終値(大引)の4種類で構成されている陽線。

現代では、多くの投資家・トレーダーが利用している「ローソク足」の基本形であり、馴染み深く感じる方も多いことでしょう。

こちらも、安値(下ヒゲ)、高値(上ヒゲ)、始値(寄付)、終値(大引)から構成されるローソク足であり、陰線を意味します。

通常、上記の陰陽を形成するものだが、こちらの画像が示すように「高値・安値のヒゲを形成しながらも始値・終値の同時である同事線(寄引同事)があります。

上記画像は、下ヒゲが長く、上ヒゲは短い同事線(寄引同事)。

同じく、上ヒゲが長く、下ヒゲは短い同事線(寄引同事)。
いずれも、酒田新値を数える際に売買強弱のバランスを見ることができ、ヒゲの長いローソク足などは特に力の均衡を捉えることができます。

判然とした陰陽のローソク足を用いることを踏まえ、具体的な活用法について下記で解説します。

酒田罫線の対象とされる一般的な時間軸は「日足」とされており、高度に発達した現代の取引環境とは違い、かつては日足をベースとした分析が行われてきました。

今日においては、4時間や1時間、30分、15分などの短期における足も表示されており、これらの時間軸に当てはめて酒田新値を活用したいところ。

3-1. 明確な理論がない?”およそ”で検討する酒田罫線
詳しい解説は追い追いするとして(別記事参照)、基本的な罫線理論の見方は下記の3つとなります。

傾向で見る見方
形から見る見方
勢力から見る見方
先述した海外式の罫線理論、つまり「ダウ理論」の場合は「傾向」と「勢力」を重視した分析を主体としており、とりわけ傾向を重視。
パッと見、連なる価格の上げ下げからトレンドの傾向を推測できるため、裏付けとなる理論を与えることで「ダウ理論」は手法として成立しています。

要は、感覚的な手法であること(傾向を重視)が第一であり、それらのなかで理論となる「ルール」を設けたものであることが分かります。

他方、驚くことに酒田罫線に至っては感覚的手法に頼るあまり、明確な理論はないです。
しかしながら、この感覚的な手法の盲点となる”リスク”を徹底的に排除する努力が行われます。

すなわち、相場を動かすファクター(要因)である資金や出来高、建玉の入れ方、含み損における対処法にも注意を払うため、必然的に「形」と「勢力」を意識した陰陽のローソク足をもって判断、経験の集積を行っているのです。

それは、「傾向」を重視するダウ理論の持ち得る「理論」では補えないこと。

だが、酒田罫線理論においては「理論」という名の及ぶ意味の範囲が非常に広いです。
抽象的ではあるが、「形」や「勢力」をローソク足主体で分析することで、総合的に売買の理論を体系付けているのです。

3-2. (実践的)酒田罫線の売買における流れ
上記の項目にて、酒田罫線理論は、ローソク足の形や集合体による勢力の確認を行い、総合的に売買の判断を行うものと解説しました。

先ほども解説したように、酒田罫線では「日々の短期的な値動き」を重視するのだが、より大きな時間軸である中勢的な値動きで上手く乗れることを最重要としています。

この項目では、酒田罫線を実践する上でより具体的な「流れ」について解説します。
そこで、酒田罫線における各時間軸ごとにおける価格推移への認識について、チェックしてみましょう。

大勢的な値動き 日足単位での価格推移、または長期的な集合形を確認することで概念的な認識を深める。
中勢的な値動き 酒田罫線のゴールとするところで、日足を基準とした順行(順張り)の値動きを酒田新値による数え方で分析。
全体的な相場におけるバランスへの認識を深め、同時に逆行(逆張り)の値動きも捉えることで、建玉法に伴う売買を行う。
短期的な値動き(小勢) 連なる日足(ローソク足)の組み合わせを意識し、「形」や「型」を見ることに注力する。
酒田新値のベースとなる分析母体で、価格の順行・逆行における「押し目」や「戻り」も見ておくことで、酒田新値が出現するポイントも抑える。
加えて、相場を動かすと考えられる市場心理も総合的に洞察を深めることで、本分析の主目的である中勢的な値動きを捉える。

と、日足や日足の集合形(基本的には2-6本以内)から分析することで、「見方」だけでなく実践的な売買法にまで落とし込めます。

その他、実践的な売買法の一部として「値動き」だけでなく、出来高や経済指標、市場に影響を与えるイベントも重視されます。
一般的には、これらは既に「見方」としては確立されているものの、総合的な売買規範としてルール化し、実践できる売買法までは確立されていません。

例として挙げれば、「ここまで価格が下がったから買う」「ここまで価格が上がったから売る」というような抽象性の高い「見方」を提示する訳ではありません。
酒田罫線では、「どのようにして買うか」「どのようにして売るか」まで考察が及んでいると考えられます。

その点、酒田新値においては独自の手法によって新値を数えることで(日足、及び、集合形の観察による)、具体的な売買実践を示しているのです。

酒田罫線における日足の認識について
酒田罫線における売買の流れについて解説したが、そもそもチャート全体を俯瞰した際に各ローソク足を捉えることも必要となります。

ゆえに、ここではローソク足(日足)の認識の仕方について画像とセットで理解を深めて欲しいです。

画像に描いたように、なだらか線(@)は「傾向線」と呼ばれるものであり、とても大雑把に値動きの傾向を読み解きます。

続いて、Aの斜線は基本的に書き加えることは少なく、重視されにくいです。

重要なポイントは短期的な値動きに番号を振った箇所であり、B以上の数字です。

詳しく見ていくと、画像だけの判断では下落相場である時にBは逆行し、Cは順行の動きであると検討できます。

けれども、酒田新値による転機を迎えた(底入れの確認完了)時、上げ相場に転換したとしてBは順行、Cは逆行の動きとなります。

続くDは目先における天井であり、ローソク足(日足)の集合形と陽線新値の出方から見ます。

一方、Eは押し目であり、陰線新値の出方から判断しつつもローソク足(日足)の集合形も伏せて確認。

Fは天井であり、天井の確認には陰線新値の出現方法によって判断を主とします。
だが、天井で出現しやすい型の見方も併用することで精度の高い分析を行います。

Fの天井確認後、高値からの押しは順行、戻りは逆行の動きとなることから、下げ相場に転換したものとなります。

であるため、G・Hの動きは逆行となり、下落する陰線は順行として判断できますね。

以上のように、酒田罫線の分析を深めるためには、一連のトレンドにおける「押し目」「戻り」で玉を入れることを心掛けています。

4. 酒田罫線における売買法の考え方
酒田罫線における売買法の考え方

投資の世界において、売買法の種類は非常に多いです。
国内・国外において、買い/売り共に

底を付いたと判断しての買い
上げの傾向と読むなら買い
天井を打ったと判断しての売り
下げの傾向と読むなら売り
と謳われるのが一般的ではありますが、細かな規定に基づく売買法ではないです。

それは、ただ「買い」という判断を下した理由が「底を付いたから」であって、「買う方法」という視点までは落とし込まれていないため。

すなわち、個人の資金量やエントリーの仕方(仕掛け方)、平均建値の取り方、失敗した場合の対処法など、売買に関する一貫したルールがあってこそ売買法として成立します。

酒田罫線に至っては、概念化された時から具体的な売買数量が指定されていたとされています。
その後の改良によって、「試し玉」や「本玉」、「買い(売り)乗せ」、「ナンピン」等を、個人の資金量に応じた最適な比率にて売買に当てはめる研究が進められました。

他にも、各種数列を用いる複雑な売買法について紹介されている文献はありますが、王道の定義とは逸脱してしまっているものが多いです。

とかく、個々人の資金量を元に、「買う」「売る」に関する厳密な売買方法を実践していることを頭に入れておきましょう。

4-1. 酒田罫線における順張り・逆張り
一般的に、「底を付いたから買う」「天井を打ったから売る」という売買方法(考え方)は、相場の流れに順応するものであり「順張り」と呼ばれます。

ただ、順張りといっても様々な考え方・売買方法から総称した広義な考え方であると認識をしておきたいところ。
ということで、反対の意味としては「逆張り」があり、「順張り」とは反対の意味となります。

ということは、「下がっている相場に対し、底を打つだろうと推測して買い向かう」「上がっている相場に対し、天井を付けるだろうと推測して売り向かう」というもの。

相場の傾向によってどちらが有利かは変わる訳だから、どちらが良いかを一方的に決められることではありません。
とはいえ、「罫線を見ることで相場を分析する」場合においては、どちらかに軸を決めて考察するのが基本。

実際、書店に並んでいるようなテクニカル教本を見ても「買い」の順張りに付いていくダウ理論の説明があっても、「売り」での仕掛け方についてまで解説しているケースは少ないでしょう。

その点、酒田罫線においては順張り・逆張りのどちらであっても通用する特質性があります。
理由は、ここまで紹介してきたようにローソク足(日足)をベースとし、新値を数えることによって順張り・逆張りが通用する分析を深めることができるため。

中勢を狙うために細かな値動きを捉える必要があるゆえ、順張りや逆張りの売買法も身に付けやすい特徴があります。

5. まとめ


今回は、酒田罫線法の初源となる本間宗久について、そして酒田罫線の特色や海外版罫線理論との比較、特徴等を解説しました。

歴史ある日本の相場分析の一つとして語り継がれてきた酒田罫線法。
大勢を無視し、中勢を捉えることに特化した理論の求めるところは「短期的な値動きから売買までの実践に落とし込む」ことを最終目標としています。

それゆえ、理論でありながら明確な理論を欠く(資金量や相場の状況によって技法が変わるため)という矛盾も孕んでいることも。
だが、その矛盾を飲み込むように経験的な集計・統計を重要な分析要素として扱う特質があります。

本記事を踏まえ、次回記事においては「酒田新値の取り方」について詳しく解説します。
基礎的な知識の振り返りとして、当記事を幾度となく参考にしてくださいね。
https://behind-trade.com/technical-analysis/sakatakeisen-outline/

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