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(回答先: えじゃないか 投稿者 596 日時 2002 年 8 月 28 日 03:54:32)
貴殿は「デフレ策とインフレ策が相殺しあってうまく行く」と意図的に大雑把な言い方をしておられるように見受けられますが、あるべき方向性はまさしくその通りです。それ以外に日本が健全な経済社会を取り戻す術は多分ないと思います。
少しだけ付け加えるとすると、デフレ策(改革路線)が必要なのは、「インフレ策によりハイパーインフレになるのを防ぐため」ではなく(ハイパーインフレに陥る可能性はきわめて低い)、長期的に見ると、効率の高い社会、イノベーションを次々に産める社会のみが成長を維持できるからです。
もう一点、”インフレ策”(あるいは”デフレ策”)と言う名称は本質を付いているか少し疑問です。インフレとかデフレはマネタリーな現象であり、政策の本来的な意味での目的ではなく結果と見るべきです(だからと言って過度なインフレやデフレを放置して良いというわけではありませんが)。