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(回答先: 有意義な議論ができました。またやりましょう。 投稿者 匿名希望 日時 2002 年 9 月 06 日 07:55:52)
御高説拝読しております。ちょっと噛みついてみたい(笑)
世の中には尊敬される職業(従って収入も多い)とそうでない職業があることはたしかでしょう。
尊敬される職業につけば、一般的に競争も激しいし遣り甲斐もある、これも当然でしょう。
ただ、この”尊敬される職業”は時おりおりの文化によって可変する性質のものでしょう。
かっては”クジラに一番銛を射る”といった屈強の男達が尊敬された時代もあれば、容赦なく敵を
惨殺するといった武勇が尊敬された時代もある。カルト教祖が尊敬を集める時代もあれが地上げ屋
がヒーローだった時代もある。勿論”地道にコツコツ”といった価値観が優勢だった時代もある。
では、どの時代がもっとも多くの人達に幸福をもたらしたのでしょうか?
近代国民国家の目的が「最大多数の最大幸福」であることは言うまでもないことでしょう。
【裏切られた革命:トロツキー】より。いかに類似の発想が現代日本にあふれていることか。
*労働生産性の向上をめざす運動は、国防に対する心配とならんでソヴィエト
政府の施策の主要な内容になっている。
この運動はソ連の発達段階の相違に応じて相違なる性格を帯びた。第一次五カ年
計画と第二次五カ年計画のはじめにとられていた「突撃運動」の方法は、煽動、
個人的規範、あらゆる種類の集団的な報償や特権をもとにしていた。
1931年の「六条件」に基づいたある種の出来高払いまがいのもの導入しよう
という試みは、貨幣単位の幻影性と価格の多様性にぶつかってつぶれた。
労働の評価に弾力的に格差を設ける方法に代わって、いわいる「報償制」が国家
的分配方式になった。「報償制」は本質そのものにおいて官僚の専横を意味した
ひいきによって力を得た文字通り狡猾な連中があらゆる特権を求めて突撃隊員の
列に潜り込み、その数は次第に多くなっていった。
あげくのはてには制度全体が当初の目的と完全に矛盾をきたすにいたった。
「六条件」:五カ年計画遂行中に生じた経済的混乱を収拾すべくスターリンが要
求したあたらしい政策原則
@労働力の組織的徴募
A賃金格差の拡張
B個人責任制の確立
C新しい技術者、専門家の養成
D旧専門家との関係改善
E独立採算性の重視