現在地 HOME > 掲示板 > 議論17 > 899.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 阿修羅の参加者へ 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 5 月 16 日 13:02:37)
論敵に対する人格非難・態度非難は論争における敗北宣言
論争中に相手から人格非難をされることが多いのですが、
そういう場合には「ああ、論争に負けたことを認めたのね」と解釈して、それ以上相手のメンツをつぶさないように、非難を無視するようにしています。
論敵に対する人格非難・態度非難をする人は熱くなっているので気がつかないでしょうが、論争を眺めている人からみれば、大恥を晒しているだけです。彼にそれ以上大恥をかかせないためにも無視してあげるべきべきです。
論敵に対する人格非難・態度非難をする、というのは、「論争で相手を説得できなかった」という事実に対して「説得できなかったのは、相手が悪いからだ」「相手の隠れた価値観が誤っているからだ、態度が悪いからだ」ということに原因を求めるからです。そういう思考様式の人だということです。
この推測は誤っています。相手が説得されなかった原因は、論争において、自分が相手に対して、相手が納得できるだけの材料を提出できなかったということに過ぎません。
それと、論争で相手を(簡単に)説得、論破、折伏できるると思っているなら、大きな誤解です。本当に説得するためには、相手の本音(価値観、思考様式)まで引き出して、相手にその思考様式についての自覚を持たせて、そのうえで、その思考様式に応じた説得方法を提出しなければならないでしょう。それは並み大抵のことではなす。そこまでやる気がないのであれば「説得できない人もいる」「説得できない人を説得できないのは当然のこと」と諦めるしかありません。
論敵の人格非難を行う人に対して「人格非難を行うな」と説得するのは、まず不可能です。「自分に対してそのような説教をするのは、説教する人の人格・価値観が悪いからだ」と解釈するだけでしょうから。