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(回答先: Re: 最後にしたいと思います。 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 5 月 20 日 20:07:09)
>過去も今も、わたしは、あっしらさんとは、いまだ土壌が違いすぎ、討論にはなりに
>くいがゆえ、様子をみることしかできません。いくら消化不良をおこされているであ
>ろうが、生理的・潜在的な違いはいかんともしがたいものがあります。
>まあ、情勢が奇跡的にかわり、テーマが無難なものに移っていくようなことでもない
>限り、理解不能と思います。
いいかい、米英イスラエル政権の虐殺侵略戦争に対する支持・反対を議論をしてきたわけではなく、どうやったらそれを止めることができるかという問題であなたに疑義を投げ掛けたのですよ。
言い換えれば、家を建てるためにどうすればいいかというテーマを論じるのと同じことだ。
あなたは、「とにかく早く建てましょう」と言ったり、「雨が降りそうだから屋根から先につくりましょう」と言ってきたと思っている。
私は、「どういう手順で作業すべきか考えよう」、「土台や柱の前に屋根なんかつくれない」と言い、そのわけも説明してきたつもりだ。
ことが戦争に関することであれば家を建てるという話とは違って、ドジな政策を実行すれば、1万人の犠牲者で済む話が10万人以上に犠牲者になったり、うまくやれば勝利できたのに敗北してしまうのである。
あなたは、ただ心情の赴くままに戦いを煽ることがそういう“犯罪的結果”を引き起こすかもしれないという自戒を常に抱き、自分が打ち出す提言が目標を実現できるもののかや少しでも犠牲が少ないかたちで勝利につながるものかどうかを疑い続けなければならない存在なのですよ。
あなたのような人(政治勢力)は、戦争阻止という目標を達成できなくとも、私(我々)は戦争を阻止するために全身全霊をかけた戦った、悪いのは戦争を仕掛けた連中であり目覚めなかった人々だと総括して悦に入るに決まっている。
それは、日本共産党が、「我が党は侵略戦争に一貫して反対した反戦平和の党」を最大の売り文句にしていることでわかることだ。
日本共産党は、侵略戦争に一貫して反対しながらそれを阻止できなかった非(誤り)こそを明確にしなければならないはずであり、それなくしては、今後も戦争をはじめとする政治的災厄を阻止できないと断言する。
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インサイダーではないので実態を知っているわけではないが、目的を達成するために能動的に現実(世界)を変えようとしている“彼ら”(実務は知的執事だが)は、強大な権力を使う立場にありながら、どうやったらそれをスムーズに実現できるかというテーマで罵り合うほどの激論を恒常的に交わしていると推測している。
お互いに、「人格攻撃」だとか、きつすぎる表現だとか、右翼や左翼などのレッテルを貼ることで、相手を“口封じ”するような愚かなことはしていないはずだ。
それなりの正当化理由を提示して多数派を納得させる必要があるとはいえ、米国の強大な軍事力を利用でき、主だった国々の支配層をも追随させることができる“彼ら”でさえ、知識や思考力に優れた連中を大量に集め侃侃諤諤の議論を通じて政策や戦術を決めているのである。
そして、実際にことを進めるなかで思うようにいかない現実に直面すれば、またそこで白熱した議論を戦わせることになる。
“彼ら”は、自己の強欲を満たすためであれば、計算づくの大量殺戮もへっちゃらな連中である。
一方、それに対抗しようという人たちは徒手空拳に近い善意に満ちた存在である。
唯一とも言える力は「潜在的多数派」であることであるが、それはあくまでも潜在的なものであり、顕在化しているわけではない。
断じて、“彼ら”は「議論をしているときではない、さあ、行動を!」と闇雲に叫んで止められるような相手ではないのである。