現在地 HOME > 掲示板 > 議論17 > 944.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 長壁さんは「反戦平和主義者」ではありません:ネオコンの始祖レオ・シュトラウスによる「長壁批判」 投稿者 あっしら 日時 2004 年 5 月 18 日 15:20:42)
レオ・シュトラウス著『自然権と歴史』(塚崎智・吉崎嘉彦訳/昭和堂発行)から引用した内容に変換ミスがありましたので、お詫びして訂正します。
誤:「サンジカリストは、彼の革命的行動の結果や正否には感心がなく、関心の対象はひとえに彼自身の誠実さ、」
正:「サンジカリストは、彼の革命的行動の結果や正否には関心がなく、関心の対象はひとえに彼自身の誠実さ、」
(全文)
『「責任倫理」に従えば、人間の責任は行為の予見しうる結果にまで及ぶが、「心情倫理」に従えば、人間の責任は彼の行為の内的正しさにのみ限られる。ウェーバーは、サンジカリズムを例にして、心情倫理を以下のように説明している。すなわち、サンジカリストは、彼の革命的行動の結果や正否には関心がなく、関心の対象はひとえに彼自身の誠実さ、つまりある種の道徳的態度を自分自身のうちに保持するとともに他の人々のうちにも目覚めさせることであって、それ以外のことではない。一定の状況下で、彼の革命的行動が革命的労働者の存在そのものにとって、予測しうる限りの未来にわたって破壊的な結果を及ぼすことが決定的に立証されたとしても、それは確信的サンジカリストに対する有効な反論とはなりえないだろう。』(P.79)