現在地 HOME > 掲示板 > 議論15 > 479.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 三島由紀夫に関する雑感 投稿者 如往 日時 2003 年 11 月 23 日 03:47:59)
如住さん。 こんにちわ。
私も三島作品を一部しか読んでおりませんが、
好きではないです。
恐るべき日本語使いではあります。
小林秀雄氏が対談で「才能の魔」と読んだとおりてす。
しかし作品にあまり中身(内発的なもの)が感じられなかったのですが。
「金閣寺」「仮面の告白」は内容空疎に思えました。
本気で書いているという感じがしません。
サイデンステッカーが「金閣寺」について、
「これが巨大な冗談だったとしても私は不思議には思わない」と書いています。
「鏡子の家」も空疎に思えます。
これと同様の主題なら、筒井康隆氏の諸作品、特に「俗物図鑑」の方がはるかに面白いです。
「美しい星」もわけが判らない展開と終わり方をしています。
「豊穣の海」は、第一部、第二部は、小説としては素晴らしい傑作です。
しかし、私には何か死臭が感じられてなりませんでした。
死体の形だけをなぞっているようだ。
内発的なものが感じられない。
文章が恐ろしくうまいだけに、かえって不気味さが際立つ。
もっともっと下手くそでいいから、生きたものを読みたい。
「豊穣の海」の第三部、第四部は、正直に言うと読むに堪えない代物です。
小説として崩壊しています。
最後は虚無で終わっている。
この後に自殺するのは、ある意味納得がいきました。
以上が作品を読んでの感想です。