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(回答先: Re: 海の深き次元での対話 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 11 月 30 日 11:36:59)
マルハナバチさん、こんにちわ。
土曜日にTBSで放送された『生命38億年スペシャル“人間とは何だ!?”』は途中(10分遅れくらい)から見ました。
(ちょうどユダヤ系の学者と思しき人たちがくだらない解釈を述べ立てているところでした。全般にユダヤ系の出演が多かったという印象もあります)
理念的人間と措定するヒューマニズム(人間主義)に基づく組み立てには辟易しましたが、それも含めてけっこう楽しみながら視聴しました(笑)
異能・特殊形態・病質などにある人々を取り上げて“人間性”を掘り起こし見直すという趣向だと受け止めましたが、異能・特殊形態・病質ではない“普通の人間”が理念的人間存在として前提されているように見えました。
人間というものは存在しない、存在するのはバラバラの実存性を持つ個人であり、その動態的関係性が人間(社会)であるという世界観がなければ、「近代」をぶち壊すことはできないと考えています。
多数派に共通するものを抽象化した存在を考え、それが人間という見方をしている限り、近代主義に取り込まれてしまうと思っています。
ヤノマミ族の暮らしはいいですね。
抽象的な(空虚な)生きる目的なぞは歯牙にもかけず、いかにして楽しい実時間を生きるのかという構えの生き方は好きです。
手段(貨幣や知性そして物)に絡め取られてしまって、限られた実存の時間をつまらないことに費やしている「近代」の人々は、己の不幸に早く気づかなければならないと思っています。
そうしてもらわないと、私もこの不幸から抜け出すことができませんからね(笑)