1.7 より良い呼吸
私たちのほとんどが、呼吸の仕方についてかなりいい加減になりました。肺活量の一部だけを使って、酸素の摂取量において体をだましています。もし、肩が前かがみになり、腹が出して座る習慣があるならば、あなたの胸の容量は制限され、短くて、早く、能率が悪い呼吸のみできます。その上、もし煙草を吸うならば、肺が酸素を深く摂取した後に生じるうずく感覚を忘れたなら幸運です。
肺活量は、20歳から1年におよそ1%の割合で衰える傾向があります。しかし、定期的にエキササイズする人は、エキササイズをしない人よりも大きな肺活量を保持します。10年間にわたって1週間に3回、持久力運動を行った中年の男性のグループを対象に行われた実験では、老化のプロセスの兆候を回復させることができることを示しました。
衰える代わりに、彼らの肺活量は、実際に平均して18%増加しました。この簡単な呼吸運動を試してみてください。手をひざの前に垂れて、腰から前方へ曲げて立ってください。胴をますっぐに起こして、肩を引いて、胸を高く保つにしたがって、ゆっくり、そして、深く息を吸い込んでください。それから、最後の一息まで、ゆっくりと息を吐いてください。あなたがかなり良い状態でない限り、あなたはおそらく酸素の摂取によってわずかに「ハイである」と感じるでしょう。
トレーニング・プログラムにおいて、それぞれのエキササイズをするときに、ゆっくりと出入息を行ってください。疲労、神経質な緊張または不安を感じるときはいつでも、ゆっくりと出入息を行ってください。あなたのフィットネス・レベルが向上するに従って、あなたの肺と血流により多くの酸素を与える、よりゆっくりな、より深い呼吸は、あなたにとって自動的で、自然になります。
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