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たぶん、ものすごい、非難を受けると思うが、あえて安易な反米に物申す。根性いれて反米を主張せよ
私も、ラムズフェルドや、ブッシュの顔を見ると、吐き気を覚える。
歴史をひもとけば、世界大国の権力者は、その他周辺諸国では憎しみの対象であった。
力の行使そのものに対する非難を甘受しつつ、世界の秩序を力で守るのが大国の宿命だ。
しかし「悪の枢軸」のように、国には善い国と悪い国があり、悪い国が先に攻撃して来る前に先制攻撃をしても良いという考え方は、法的にも近代国際社会の原則に反する。
国際関係の基礎構造は、列強の、力関係の上に構築されて来た。WW2後米ソ冷戦時代はある種緊張の上に安定した世界であった。力の均衡が成り立っていたのだった。現状の米国のように一国がずば抜けた力を持った例は一度もなかったし、(大英帝国時代はフランスというライバルがいた。)また、デモクラシーのような特定の価値観が独り勝ちしてしまった例もない。
第二次世界大戦後に構築された世界秩序は崩壊したのである。国際社会の基礎構造は変質したのである。世界秩序が変わったということならば、日本としては一九世紀に開国して以来習い覚えて来た国際規範に固執するよりも、状況の成り行きを冷静に見極め、その中で国民の利益を最大限に守る方策を見失わないことが重要だ。非難されるが、あえて、日本の現状は米国追従しか選択できない。悔しいが仕方ない。反米主義者の主張は現実離もはなはだしい。
米国衰退論者の見落としている点を指摘する。
米国経済が破綻するほどの状態になっても、以前米軍は、唯一のスーパーパワーで。20年から30年はいかなる国や地域連合は米軍を凌駕する軍事力を持つ事はない。不可能だ。
ユーロが基軸通貨になることはまだ難しいだろう。世界最大の消費マーケットは米国である。
米国内で米ドルが流通するかぎり、世界通貨の地位は陥落しないだろう、世界最大の最終消費地は米ドル決済である。
今後将来にわたる日米同盟の重要性は不変と思うが、最近阿修羅の米国に日本が搾取され続ける投稿を読むと、日米同盟は米国に一方的に搾取され続けている。確かにそうだ。それでは、米国に対し軍事的に武装して、米国に軍事的に立ち向う決意を述べた投稿者はいない。
Ddog(負け犬)なので、第二次大戦を無条件降伏した呪いはまだ解けていない。
少なくとも太平洋戦争には勝ってはいない。次の世界秩序行構築時(現在)に勝ち組にいて、国益重視富国強兵政策を適宜実行していないかぎり、宗主国米国の世界戦略のお付き合いを果たすしかない。
ただ今のところ心配なのは、アメリカのイラク攻撃に際して、対米批判があり、それだけならば何という事はないが、それが政府の姿勢に影響を与えるようになると、日米同盟の信頼関係に影をさすおそれがある事である。
日本が米国と決別を決意するのであるなら、しっかりとした下準備と、それなりの覚悟が無い限り、インターネット上で好き勝手を書き込むしかない。現在のような無能な政府には、安易な反米政策はとることはできない、荷が重過ぎる任せられない、政策ミスは致命的命取りになるだろう。