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(回答先: 中国のごく簡単な姿 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 15 日 23:49:59)
今回をレスを拝読して、Ddogさんは「日本教」信者だけあって、日本的な発想で世界を見ているんだなあと感じています。
>米国の世界帝国の完成するならば、米国が衰亡する理論が成り立ちません。中東で世
>界帝国を完成させたら、インド中国がなおさらフロンティアとして残ると思うのは、
>私だけでしょうか?
寄生者にとっては、米国も一つの宿主でしかありません。
一般的に流布されている国民国家的色分けに拘泥しないほうがよいと思います。
「世界帝国」は、書いたようにシステムや普遍的法秩序であり、国民国家的な実体を持つものではありません。
米国は「世界帝国」を確立するための物理的動因として使われているだけです。
いわゆるネオコン(世界経済支配層の知的執事)は、米国がどうなるかに関心を持っているわけではありません。
米国を梃子にして、世界を丸どり=「世界帝国」の確立をめざしているのです。
インドや中国は、加速度的に来るべき「世界帝国」が普遍化する経済システムや法秩序に近づきつつあります。
インドや中国は過去に軍事力を背景にした一方的収奪の対象になりましたが、今度は「世界帝国」を構成する一員として組み込まれることになります。
(再起を果たしたインドや中国を組み込むことを、フロンティア開拓と呼べないこともないと思っていますが、帝国主義時代と違って、「世界帝国」時代は、それを米国という国民国家が行うわけではありません)
>そうでしたね、あっしらさんは、世界帝国の支配者達は米国から別の寄りシロを求め、
>中国へ移動中との持論でしたね。
>私なら、生理的に建物は立派だが小汚い中国、環境汚染が甚だしい中国都市部へ住み
>たくない。
経済支配層は、米国に住んでいるとは限りません。(ほとんどは欧州に住んでいるはずです)
別の寄りシロを求めても、そこに住む必要がないのが、洗練された今風の「近代経済システム」です。
イスラム世界を含むその世界化が「世界帝国」の確立です。