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(回答先: 全球凍結:作り話ですが、一応、エネルギーに関することなのでこの板に投稿させていただきます。 投稿者 taked4700 日時 2015 年 11 月 20 日 19:03:09)
http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/13528866.html
全球凍結(続1)
2045年8月24日正午。相変わらず外はブリザード。アリスは眠ったままだ。明日、8月25日はアリスの10歳の誕生日。どう祝うかはまだ決まっていない。
MOXの保管は意外とうまく行っている。自然の岩を利用した保管プールが威力を発揮している。今のところ、プールの水は凍結せずに循環が出来ている。多分、あと数百年すれば徐々に凍結するだろう。その時、どうなるか、また問題だ。リラッキングが必要かどうか、よく分からない。もし必要でも、新たなプール建設は不可能だ。つまり、居住区をどこか放棄することになる。
メリッサ、君はこうなることを予告していた。君と君の仲間の警告をもっと聞いておくべきだった。後悔している。
2004年のスマトラ島沖地震、2010年のエイヤフィヤトラヨークトルの噴火、そして2011年の日本の大地震、あれを見て、君は氷河期の再来を言い出した。
氷河期が来るには巨大、それも超巨大な噴火が続く必要がある。それが定説だった。しかし、君は、既に温暖化していることが、逆に氷河期を招き入れていると指摘した。火力発電と車の普及が超微粒子の環境中への排出量を大幅に高めていたからだ。
2010年ぐらいから海底火山の活動が活発化した。中米の西側の海底や、インドネシア、または太平洋プレートの西側の海底で噴火が相次いだのだ。海水温が上昇すれば大気中の湿度が高まる。それはつまり、大気中のチリが降下しやすくなると言うことだ。雨は大気を洗ってくれる。更に、水分があることでいろいろな反応が進み分子が大きくなるからだ。
しかし、それは同時に極地の氷の量を変化させてしまった。特に、南極大陸の氷の量は大幅に増加し、それが南アメリカ大陸のバランスを狂わせた。それがチリでの地震の大幅増加の原因らしい。北アメリカとユーラシア大陸については、氷河や積雪の減少がやはり大陸のバランスを狂わせたようだ。大陸プレート自身が海洋プレートに押されて常に動いている。海底火山の噴火は、海洋プレートが大きく動き出したことを意味していた。
このぐらいの変動はいつもある。それが専門家の見方だった。実際、同じような気候変動は過去に何度もあったことが分かっている。
しかし、今回は違った。火力発電や車の排ガスに含まれている微粒子がまるで魔法の粉のように、太陽光を跳ね返す効果を持ったのだ。
高度1万メートル程度ではほとんど雲の発生はない。ところが、超微粒子がより高度の高いところに雲を作ったのだ。増加した水蒸気量とこういった微粒子が互いに作用しあって、より小さな水蒸気の微粒子を形成した。これが高度2万メートル程度での雲になったのだ。しかも、地上から見ても雲とは分からない。単に空が全体的に暗くなっているだけだ。微量な水分子が太陽光でエネルギーを得て浮かび上がる。そして、そこで熱を放出してまた下降する。この繰り返しだ。
歴史は繰り返す。しかし、その繰り返しは常に新しい要素を伴っている。今回の寒冷化、または氷河期と言っていいが、これがいつ終わるかは分からない。
2015年11月21日18時05分 武田信弘
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