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(回答先: 全球凍結(続8) 投稿者 taked4700 日時 2015 年 12 月 12 日 04:00:04)
http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/13592131.html
全球凍結(9)
アリス。こうやって眠り込んでいるアリスは本来の姿ではない。これを本来の姿だというものは明らかに神に背いている。そして、では、そういった事態を作ってしまった我々は神に背いてしまったのか?
我々がこういった事態を作ったのではない。そう言いたい。しかし、メリッサは我々こそが今の事態を招き入れたのだと指摘するだろう。第2次世界大戦のさなか、核兵器の開発に全力を傾け、実際に、日本に投下したとき、我々は道を踏み外してしまったのだと。
しかし、殺し合いになれば、問題は誰が生き残るかだけしかない。たとえ、地球環境が破壊されようと、生き残らなければ意味はない。我々が作らなければヒットラーが作っていただろう。核爆弾と原子力発電所。これは必然だったのだ。
アリスが5歳で発病したときに、尋ねた言葉が胸に刺さっている。
「パパ。アメリカは強い国でしょう。なぜ原爆を使う必要があったの?」
メリッサを責めた。アリスが自分でこんなことを考えるはずがない。なぜ、アリスの病状と放射能汚染のことを結びつけてアリスに話したのか、そう、メリッサに問うた。
メリッサは答えた。
「アリスはペットじゃない。自分がなぜ病気になったか、その理由を知るべきだ。」
私は反論した。
「メリッサは子供だ。子供が理由を知ったからと言って、なんら事態は好転しない。それに、そもそも、本当に放射能汚染が原因かどうかは分からない。」
「戦う相手を知らずに戦はできないわ。アリスは呼吸障害と戦っているだけじゃない。彼女の体の中に無数に存在する放射性ストロンチウムやアメリシウムと戦っているのよ。そして、それは生物進化、何万年・何億年と言う遺伝子進化とそれを破壊する放射性物質の戦いで、別の言葉で言えば、他者に打ち勝つことが究極の価値なのか、それとも他者と共同の社会を作っていくことが究極の価値なのか、その戦いなのよ。放射能汚染が原因であることは疫学が証明している。その疫学を誤魔化したのはあなたよ。」
メリッサの指摘は図星だった。第2次世界大戦中に国内で核実験をやった。その段階で既に被曝被害が大量に出ることがはっきりしていた。ただ、その被害を認めるわけには行かなったのだ。核兵器保持国はどこも同じだった。自国の核保有を正当化するために、被曝被害を隠ぺいした。
2015年12月12日04時40分 武田信弘
- 全球凍結(10) taked4700 2015/12/12 17:31:57 (7)
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