★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用7 > 203.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
上野近くさんの投稿へのレス
http://www.asyura2.com/0401/idletalk7/msg/203.html
投稿者 リーマン 日時 2004 年 1 月 07 日 00:47:00:FagqpUDXKcu9o
 

“上野近く”さん始めまして

わざわざ、私の他愛のない質問に丁寧なご回答をいただきありがとうございます。
また、由来掲示物の本文はわざわざ上野公園に行って手書きで書き写してきてくださったものでしょうか。そうだとすれば、重ねてお礼申し上げます。(雑談板の版が変わっていたためレスを拝見しておらずレスが遅れました。)

そして、その由来掲示物本文の中身にもびっくりしました。この掲示物の文章は活字では本邦初公開なのではないでしょうか。

おそらくはお気づきの通り、この文章は、この銅像を訪れる人に向けて書かれたものであると同時に、西郷さんの御霊に対してささげている文章でもあります。
西郷さんの御霊が怨霊とならないように、「現世の人間は、キチンとあなたのことを理解していますよ。」というメッセージであるかのようです。

また、このような西郷さんに向けられた言葉が、銅像が建立されてから100年も経たなければ明らかにされない(出来ない)という事実にも重たいものがあるように思われます。

一方で、この文章の最後の段落である
「西郷隆盛の偉大な功業は、その信条たる敬天愛人の精神に発した仁愛と至誠没我の所産であり、日本の代表的偉人として今なお敬慕される所以は実にここにあるのである。 」
の部分には、欲をいえば不満をもたざるを得ません。

「敬天愛人をとなえた仁者だったから日本人に愛されている? どうしてそんな奥歯にモノの挟まったような言い方するの? 単刀直入に、(日本が外国の植民地になることから救うべく自分の命を人柱にしてまで戦ったから敬慕されている。)ってはっきりいいなよ。」〜と突っ込みを入れたくなってしまいます。

西郷さんを慰霊するためには本当のことを書かなければならないけれども、種々の事情から全ての本当のことをしゃべるわけにはいかず、ほんのちょっぴりのウソ(ごまかし)とホントを巧みに混ぜて文章を練り上げる、という手法は、法隆寺の釈迦三尊像の光背文が書かれた昔から連綿と続くものであるに違いありません。
(小室直樹が、将来田中角栄の神社ができるだろう、とどこかで書いていましたが、 その際の神社由来の作成にあたっては、西郷さんの銅像の例が参考にされるでのしょうね。)

上記のような内容で由来掲示物を書き直すためには、日本が真に独立し現在の国家体制が様変わりとなる時代まで更に100年ぐらい待つ必要があるのかもしれません。


尚、前回の投稿で私はこの銅像の建立時期を日露戦争後と書きましたが、上野近くさんの投稿により、日露戦争前であることが判明しましたので、訂正させていただきます。


追伸
西郷さんの銅像の向いている方角は、南よりちょっと東ということでいいようですね。
やはりこの方角しかなかったように思います。

皇居にまっすぐ向かわせるのは、なんだか睨まれているようで怖いし、かといって後ろを向かせて立たせるのも、西郷さんの顔が見えないので不安で、これまた怖い。
さりげなく斜め横を向いているぐらいが一番安心してみていられる。
また、上野という場所も皇居との距離(遠くも近くもない)を考えると適切である。

つまらない話のようですが、当時の元勲たちは結構真剣に検討したのではないか、と思います。


参考:“上野近く”さん投稿
敬天愛人 西郷隆盛と銅像の由来
http://www.asyura2.com/0311/idletalk6/msg/866.html
西郷隆盛と征韓論 教科書と銅像由来の違い
http://www.asyura2.com/0311/idletalk6/msg/868.html

 次へ  前へ

雑談専用7掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。