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日本国破産を警告した本を読んだことがきっかけで、「国家破産」をキーワードに3ヶ月ほど前にこのサイトにたどりつきました。かねてから不思議に思っていたこと「うまくいっていたように思えた日本はこのわずか十数年でなんでこんな惨めな国になったのだろう」という疑問が皆様の投稿を読むことで判りかけたところです。この掲示板を長年維持してくださっている管理人さん、あっしらさん、すみちゃんをはじめ貴重な論考を投稿して下さった方がたに心からお礼申し上げます。大袈裟でなく、長年の疑問が氷解しつつあるというのが実感です。世間ではトンデモ話といわれる話なのでしょうが、私にとっては直感的に正しい、一言でいうと「腑に落ちる」という感じがしています。皆様の議論があまりにもレベルが高く、特に新しい経済理論のあたりはいまだに消化できておりません。多分10年かかっても無理という気がしております(笑)。
この人類の歴史は、呪われた国際金融支配層の高度に知性的な詐欺行為によって創られてきたという見方はすんなりときます。自分の心の一部にもこの悪魔的なものがひそんでいることを知っているからなのかもしれません。イエスが宣教を開始する前に悪魔アーリマンから受けた試みの一つが全世界の栄華をイエスに見せたあと「私を礼拝するならこの全世界をあげよう」でした。悪魔に魂を売れば全世界が手に入るのです。カナン人、パリサイ派、フェニキア人、黒い貴族、英国王室、ロスチャイルドなんでもいいのですが、この物欲神アーリマンに魂を売って、自らは知性神ルシファーの叡智によって人類を導くのだと言ってはばからない人間です。しかし、これとて同じ人間でその一部は自分の中にもあるのだと思ってしまいます。
で、阿修羅の議論のレベルを高めるような貢献はできないと自覚しつつも投稿するのは、ROM人間でも読んで何かを感じている人間がいるよーとお伝えしたかったことと、「それで、世界の真相ってものがある程度納得できたとして、君はなにをするの、どうするの、どう生きたいの」という心の叫びが止められなくなったからです。
9・11の映像を見せられたあと、総立ちでブッシュに拍手する米議会の様子をみて、サンプロ田原総一朗と評論家のヨタ話を聞いて、対テロ戦争は仕方ないとなんとなく思っていました。メディアの操作とは恐ろしいものだとつくづく思うのと同時に、今となれば不見識を恥ずかしく思います。自分で意識して考えないと、アフガン、イラク戦争が道理のない犯罪戦争だということに気が付かないんですね。そんな時、なぜか広瀬隆の世界石油戦争・燃え上がる歴史のパイプラインを読んで、この2世紀の間に英米支配層が中東世界に行ってきたあらゆる悪辣な行為を知りました。なぜイスラムの人々がアメリカを憎むのかが良くわかりました。この200年アラブ世界は米英に蹂躙されてきたのですね。最大の蹂躙がイスラエル建国で、湾岸戦争以来この10数年の動きはその総仕上げに動いてきていると考えるのが妥当でしょう。
イラク戦争が始まり小泉首相がこの戦争を支持すると言ったとき、ああ、この国はとんでもない方向へ踏み出したと実感しました。あてにならないメディアの数字かもしれませんが、しかしいまだ国民の過半はこの首相を支持しているといいます。
そのとき、同時に感じたのは無力感でした。反戦デモに参加して体を動かすと少しは気分も晴れたのでしょうが、元来、左翼系のあの雰囲気が苦手なもので、それもままならず・・・。そうこうするうち、あれよあれよという間にイラク特措法が成立してしまいました。もうこの国はこの侵略戦争に加担する枠組みを整えたのです。流れとしてはもう止められないかもしれません。無力を感じます。
年がばれてしまうのですが、祖父の兄は日露戦争の激戦地で肉弾三銃士という敵の要塞に爆弾もろとも突っ込む自爆攻撃を行って死にました。出撃する前、三人で撮った写真が仏壇の上にかけてあって、子供の頃祖父が何度も話してくれたものです。父は予科練習生として三重で訓練を受けたあと、昭和20年、ボートによる体当たり攻撃を行うため(当時もう飛ばす飛行機がなかった)韓国の済州島で配備についた時終戦を迎えて生き残りました。要するに自爆攻撃の家系で祖父の兄は自爆テロの元祖なわけです(笑)しかし、この自爆攻撃なるものを考え、実行させた戦争指導者の無能ぶりには驚くべきものがあると思います。戦争になれば一番先に死ぬのは貧しい兵卒です。
悲しいことに我々はアフガンの山奥やバグダッドに振り注ぐ爆弾で死んでいく人の苦しみを身近なものと感じません。家族や友人が犠牲になってはじめて気がつくのです。しかし、今度は初めてイラクで日本人は気付くことになるのかもしれません。郷里にある師団にイラク派遣部隊の編成の指示が出ているという報道を聞いて、本当に行くことになるのかもと思ってしまいます。
どうしてこんなことになってしまったのか。ベルリンの壁崩壊、日本バブル崩壊と続く大不況、湾岸戦争、コソボ空爆、911、アフガン戦争、イラク戦争と一気に進みました。信じたくないことですが、国際支配層は、第五次中東戦争=第三次世界大戦に進みたがっているように思えます。彼らのアジェンダの最終章はそうなっているのでしょうか。私は自分の子供にどんな将来を残そうとしているのかと考えるとまた無力感を覚えます。民主党に政権交代すれば解決するわけでもないと思うのでまた希望を無くします。
なぜ国際金融支配層が圧倒的優勢なのか考えてみるのですが、我々がいつしか拝金教徒または金の奴隷になってしまったからだと思います。彼らの宗教の信者になってるわけです。不条理なことに金のために自殺さえします。かくゆう私もローン返済の奴隷かもしれません。イエスの試みの一つが神の子ならこの石をパンに変えてみよというのがあります。「人はパンのみにて生きるにあらず、神の口から出る一つ一つの言葉による」と切り返してその場を切り抜けるのですが、実はこれにはまだ決着がついていません。われわれは日々生きるために石・コイン・紙幣をパンに変える必要があるからです。ちょっと話は非論理的、脱線気味なのですが、我々が当たり前に思っている貨幣の概念というものが巧妙に刷り込まれたものなのかもしれないという妄想があります。あっしらさん説がまだ良く理解できない落ちこぼれです。
昨日からユースタス・マリンズ「民間が所有する中央銀行」というFRBの秘密をあばく本を読みはじめました。中央銀行という天才的なアイデアはこのアーリマンの着想でしょう。経済の授業で、日銀中央銀行は政府からの独立性を持たなければいけないなどという訳のわからない話を教えられて、ふーん、そんなものですかーと思ったことをなぜか思い出しました。中央銀行の発明でペンディングになっていた闘争はアーリマンの実質勝利となったのかもしれません。これで戦争と恐慌を自在に起こせるようになったようですから。自分の人生を振り返ってみても、お金の苦労を重ねるたびに、心のみずみずしさを失って金に縛られる生活になるのではないかという気がします。
最初の問い。ずーと考えていくと煮詰まってしまいます。どう生きたいのか。
実は論理的に考えるのは苦手です。理屈でわかるようなものは知れてると変な思い込みもあります。この状況をどう変えていくのかという問いは、私にとっては禅の公案のようなものかもしれないという気もしています。問い続けるとポンとなにかが分かってしまうというようなこともあると思います。
ここ阿修羅と皆様にお会いできたことを幸せに思っています。このインターネット上での意識の覚醒のようなものが最後に残った望みのような気もしています。何かに深く知っているということがないので、あまり投稿する機会も少ないとは思いますが、よろしくお願いいたします。