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陶片の貨幣:オストラカより
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投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 8 月 24 日 12:28:09:WjxaaVdW72Wrk

(回答先: Re: ちょっと題を潜伏 投稿者 あるば 日時 2003 年 8 月 23 日 23:40:38)

あるばさん、レス有難うございます。

先ほどのテーマで出ていたエジプトの貨幣システムですが、神秘性を裏切るように、日常使われていた貨幣は陶片に書付をしただけのもののようです。弥生式土器の表に、米をどれくらい倉庫に納めてあるといった事を書き付けたようなものでしょう。

そういう実体のシステムを相互形成的に支えている世界観・価値観は、脳を通した機能そのものがその本質であり、その表象は二義的なものなのではないかと想います。表象とは、女神とか大地母神といった形やイメージです。女神とか大地母神のイメージで現した時もっとも直感的に認知しやすい生命と意識の働きの事で、私たちのうちにも時を越えて(太古か現代かに関わらず)生起しうるものであり、男女の別にもに関わりません。

貨幣とは眼に見える硬貨や陶片(オストラカ)だけではなく、眼に見えない世界観・価値観があってはじめて成立するシステムであり、このシステムの中枢はオカルトとは関係ないと考えています。しかし、オカルト的なイメージで大切な事を隠蔽してしまう事もできる物だと想われます。
(ベルナルド・リエター氏はまさにそれをやっているようでしたので蛇足をつけました)

このエジプトの陶片の貨幣は、時とともに収穫物の保管料のようにして価値が控除されてしまうので、さっさと交換の役目を果たさないと損なわけです。結果的に交換と循環の働きが加速されます。利子もつきませんし退蔵する意味が無いので、この交換と循環の働きは、自然の中で価値が生成する産業(農業やそれに付帯する産業や社会資本建設など)に向かいます。そして、自らが世話するもののある地域とその協働に注意が向かいます。このような方向で脳が世界観・価値観・生命観等を編成し、相互的に強めていきます。その全体の状況をあらゆる人が認識しやすい形象にすると、結果的に女神とか大地母神のイメージになるものと考えています。

じっくり見ると、自分たちの身体・脳に根付いた親しみはあれ、神秘もオカルトも無いように想うんです。


こういうシステムの対極が、現行の利子つきで中央銀行統括の貨幣システムであると想うのです。その影響の果てのひとつが現在のパレスチナ・イスラエルでしょう。

そのパレスチナ・イスラエルの地は太古から大地母神を持ち、現実に遺品を多数出土しています。豊かな地で美しい地でもあったようです。

それがどうしてこのような状態なのか…、この事をパレスチナ・イスラエルの地の太古に眼を据えた視点から貨幣システムと世界観・価値観の連係を通して見つめてみる事もできると想っています。


あるばさんだけではなく、ぷち熟女さんをはじめパレスチナ・イスラエル問題に関わっておられる方々にこの事をお伝えしたく想っていました。そして、これを通し、ふり返って日本が見えて来る事も期待しています。


もはや時間が取れません…潜伏します。
あるばさんが紹介してくださった本、私も読みます。

参考の本:http://www.gendaishicho.co.jp/mokuroku/megamikokoro.htm

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