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(回答先: 《母性:生み、護り育むもの》の秩序のなかの貨幣 -1 (修正版) 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 8 月 23 日 01:14:25)
マルハナバチさん、こんにちわ。あるばさん、はじめまして。
あるばさんの投稿、ずしりとくるものありました。気入れて、繰り返し読んじゃいました。ありがとうございます。
マルハナバチさんのレスの下に入れさせていただいたのは、貨幣について思う所をお話ししたかったからです。
自分の思うところでは、本来の姿の資本とは、自然(人+資源)のみと考えています。
その自然に手を加え別の形に換え、それを他者に回す際にさらに貨幣に置き換え、次から次へと、自然という資本を加えながら回していくものだと思います。
ただし、一つ条件があるはずです。本来、自然が元ですから、そこから生み出したものは、必ず一部、(再生、発展できる数学的な数量)を還元しなければシステムとして循環しないのでしょう。当然のことながら、タネはまかなきゃ、次のミは成りません。
>では…『われわれは日々生きるために石・コイン・紙幣をパンに変える必要がある』という交換の行為の筋道に、『神の口から 出る一つ一つの言葉』に応えた秩序生成性があるように出来ていればいいのではないでしょうか。
野の雀には無い交換の行為のなかに、『神の与えた』秩序に即した道があればいいのではないかという理解です。
おっしゃるとおりだと思います。直感ですが、日本では、それを『弥栄』『万歳』と言うような言葉で表してきたのかな? (別に特定の宗教団体などには属しておりませんので、ご心配なく。笑)
そして、その道を考える上で、現経済システムに存在する、あっしらさんおっしゃるところの非労働成果財と、「通貨の移転」行為に対する報酬を外して考えるわけにはいきません。この部分が、自然という本来の資本から、外れた部分(新たに人が生み出した部分)だと、自分は認識しています。
>非労働成果財は、土地(土地の所有権)・株券(企業の部分所有権)・債券(債権証書)・営業権などである。非労働成果財の取引代理をしているのが、証券会社や不動産会社といった経済主体である。
労働成果財でも非労働成果財でもない通貨そのものを取り引きしているのが銀行や保険会社である。(主要な機能のみを取り上げているので誤解なきよう)
信託銀行や最近の制限緩和による非労働成果財の取り扱いは別として、「貸し出し」という経済取引で得られる対価は、「通貨の移転」行為に対する報酬である。
これは、銀行に限らず、クレジットカード会社や消費者金融・商工金融会社にも適用される。
保険会社も、名目は異なるが、「通貨の移転」行為で対価を得ている。
http://www.asyura.com/sora/dispute1/msg/903.html
これらが循環、還元システムの発展とも妨げともなりうる大きな要因であるのは確かなようです。ここが人の知恵の出しどころでしょう。100年いや、1000年かけてもいいから、一部の人にとってではなく、大きな意味での循環、還元できるうるものに換えていく方法を探る時に来ていると思います。(本当に、人にとって必要のないものは、最終的には淘汰されていくべきだとは思っていますが。)そこでMr.バベージ初め、皆様かたの新しいシステムを考えていこうという姿勢に強く共感を覚えるわけです。また、私のように微力ながらでも、まずは考えていく奴ら!が増えていかないとまず、始まらないと信じています。
最後に、先日、マルハナバチさんとすみちゃんとのやりとりの中にあった
<古代貨幣の形が性器のシンボリズムだというのは定説だと思いますね。
という一節も、本来、資本は自然から生み出されたものだと考えると、妙に納得できる話なのです。
あるばさんから始まったこのスレ、発展を楽しみにしております。
p.s...ご推薦の本、『マネー:なぜ人はおカネに魅入られるのか』ベルナルド リエター
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