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(回答先: 西欧型資本主義は癒されるべき病として… 投稿者 マルハナバチ 日時 2003 年 8 月 25 日 00:00:38)
minoriの秋さん、はじめまして。 マルハナバチさんこんにちは
>そして、その道を考える上で、現経済システムに存在する、あっしらさんおっしゃる
>ところの非労働成果財と、「通貨の移転」行為に対する報酬を外して考えるわけには
>いきません。この部分が、自然という本来の資本から、外れた部分
>(新たに人が生み出した部分)だと、自分は認識しています。
@本来の姿の資本=自然(人+資源)に
A非労働成果財とB「通貨の移転」行為
が加わって現在の経済社会が成り立つ、
経済の話題は私にとってむずかしいのですが、分かりやすく整理してくださってありがとうございました。
実をいいますと、経済音痴にもかかわらず、貨幣について関心をいだいたのは、
阿修羅での熱心な議論もさることながら、このハルジャスさんの
投稿でした。
http://6216.teacup.com/harjas/bbs のずいぶん後のページにでてきます
>イエス・キリストがあれほどサンヘドリンというユダヤ教最高法院を激しく
>非難したのは、パリサイ派の大祭司や律法学者が神殿で金融詐欺まがいの商売
>を行っていたからであった。宗教を利用した詐欺の構図はこうである。
>一般の無知な信者がユダヤ神殿にお参りして、神殿の中庭に居る両替商から
>神に捧げるための犠牲の動物を買う。その時に木製の貨幣を信者の金貨と交換した。
>神殿に奉納するためには、金貨を木製の架空紙幣と交換しなければならない
>ルールになっていたのである。
>奉納が済むと架空紙幣は再び両替商に還流して、サンヘドリンには実物の金貨が
>ころがり込んだ。この手の込んだ偽善的な詐欺により、サンヘドリンは神聖な
>神殿内部であくどい金儲けをしたのである。
>この構図は後にカトリックが免罪符を発行した事に通じる。また
>最近ではニクソンショックの時にドルの兌換価値を無にしてドルを紙屑にした
>世紀の詐欺と同質である。現代の世界的な詐欺の首謀機関はFRBである。
>FRBは政府に無尽蔵に紙幣を発行した上で、国民の血税を利子として掠め
>盗っている。まったくの無から巨富を稼ぐ魔法である。
「空を飛ぶ鳥をみなさい。働くことも紡ぐこともしません。栄華を極めた
ソロモンでさえこの野の花の一輪ほどには着飾っていませんでした。」
といったイエスにとっては、マルハナバチさんのいう豊かな大地母神の
恵みを感じていて、「日々生きるために石をパンに変える」必要が
理解できなかった節があります。
「石をパンに変えてみよ」との試みに
「人はパンのみにていきるにあらず、神の口から出る一つ一つの言葉による」
というイエスの答えに対して、
悪魔アーリマンは「確かにおまえに言う通りかもしれぬ。しかし、この
哀れな人間たちは、日々石をパンに変えなくては生きてはいけないのだ。
私はこの力を使うつもりだ。」と捨てセリフを言って去ります。
どうも、歴史の展開はその通りになってきたような気がするのです。
無から帳簿に「1000ドル貸し付け」と書くだけで貨幣を創造し、
未来永劫その利息を受け取り続けること・・・これが人類に対する欺瞞だといいます。
福音書の中でイエスが唯一怒り狂った記述は、一箇所しかないとおもうのですが、
この神殿で商売する両替商たちに対してでした。
鞭をふるって彼らを神殿から追い出したとされます。
何か意味深いものを感じてしまいます。
ちなみに私はキリスト教を含め何かの宗教信者ではありません。
しかし、このイエスの生涯の物語は学生時代から親しんできました。
加えていうと、老子や荘子、そして素朴な生き方をした禅師の物語も愛着があります。
しかし、一方、自分の生活は一向に素朴な生き方になってません。
と、そうこうするうち、すみちゃんさんが書いてくださいました。
>鍵は宇宙から共同体への「贈与」の意識にあるのかもしれません。
>私たちが生きとし生けるものに依存して始めて生きられるというその構造の認識。
>水も空気も食物とすべて贈与のたまものですね。
>この贈与の女神−大地母神ということなのかな。
この惑星もどん詰まりに来ているいま
金融及び寡頭金融家が世界を支配するパラダイムそのものが誤りだと言わなくては
いけないような気がします
すべて「贈与」であれば貨幣の必要がないですね。こんな社会では気前のいい人が尊敬
されるようになるのでしょうか。さぞ素朴で愉快な生活になるのでしょうね。
一瞬、ユートピアにタイムスリップしてしまいました(笑)