(回答先: Re: その他についてのレス 投稿者 あっしら 日時 2002 年 4 月 15 日 20:55:04)
あっしらさん、こんばんわ。
>97年の「消費税2%アップ」でも、個人消費はみごとに2%減少しました。
そして、その後、日本経済は本格的な「デフレ不況」に突入したのです。
消費税が十数パーセントの欧米は日本よりも景気が良い。
>>消費税を年毎に高くするのはインフレのような効果を持たせるのです。
>インフレ率がどうなるかは結果的なもので、いつ終わるかもわからないインフレと、明確にわかっている「消費税の年度ごとの上昇」とでは、経済活動に及ぼす影響は根本的に異なります。
来年、確実に値段が上がることがわかっていれば今年中に買っておこうという気になります。
>>衆議院を廃止。衆議院は政権交代ができにくいから。
>現在の選挙制度だと衆議院の方が政権交代につながりやすいと思いますが...
衆議院は与党の一番都合の良いときに選挙できますから衆議院で逆転するのは難しい。
参議院選挙では逆転したことが2,3度ありましたが衆議院優先なので政権交代は起こりませんでした。
>>12省庁を廃止し総理府だけにする。
>大臣・副大臣・政務官・事務次官などは1/12になりますが、12省庁になったときと同じで中央官庁の公務員数はほとんど変わらないと思います。
統合して1つになれば少しは統合されて省略できることが出てきます。
族議員がなくなり国民全体のことを考えるようになります。高級官僚も日本全体のことを考えるようになります。
>>重大犯罪者は徹底して洗脳。キリストのような心になったら釈放。
>どのような方法で洗脳するのかわかりませんが、誰が、「どういうものがキリストのような心と定義し、キリストのような心になったと判断する」のでしょうか?
キリストのような心になっていれば弱い者いじめすることもなく不正もしません。脱走の機会があっても脱走しません。
進んで便所掃除もするでしょうし、右の頬をぶたれれば左の頬を差し出すでしょう。
>>音楽、習字、古典、運動会の練習の廃止。体育、国語の半減。
>そして、数学・理科・社会・英語の教育を拡充させるということですか?
どうしても学ばなければならないものを学習するのです。
>郵政省関係は、「郵政公社」に横滑りすることになると思いますし、そうしなければ「郵政公社」はまともに動かないと思います。(よっぽどやることがない職員を抱えていたのならわかりませんが..)
公社では徹底的に合理化が行われません。第三セクターとかいうものもほとんど赤字です。
>あの農水省が検査していることに大きなき疑念を感じますが、主食である米の検査はきちんと行う必要があると思います。
悪い米を販売すれば売れなくなりますから農協自身が厳重に検査します。
>すぐあとに書いていることでもありますが、そのような理屈と地価の安さで地方に工場が進出していったのですが、長期不況のなかで倒産したりなくなったり縮小されたりしているのです。
ですから、手をこまねいていても、「自然と貧富の差は修正される」ことはないと考えます。
地方はその分だけ物価が安く、暮らしやすいから大丈夫です。空気もきれいで人もぎすぎすしていない。
>地方の経済苦境は、不況による地元企業の倒産や工場の海外移転などによるものですから、それを防止する政策が必要なのであり、「熊しか通らないところに立派な道路を作」る政策を求めているわけではありません。
工場の海外移転がなければ日本の黒字が多くなり円高になって不況になります。
日本が円安になれば海外からの輸入も少なくなり景気も良くなります。
円安になれば財政出動なく日本は再建できます。
>それはともかく、“顧客に仕事をさせて効率を上げる”銀行は、それに見合うよう、振替手数料を引き下げたり、金利を上げたりすべきですね。
インターネット銀行はそれが可能です。
>宅配会社や輸送会社も、同じ路線や同じ地域で重複して車を走らせるのではなく、総合的に調整すれば、資源の無駄がなくなります。
宅配会社や輸送会社は数社で競争しているから安くなります。郵便は郵便局が独占しているから安くなりません。
>特定郵便局については、局長の地位が世襲的なものになっていることが最大の問題だと思っています。
特定郵便局は自民党の集票のためになかなか改革しない。それが世襲制を許している。
>「赤字になっても自分の金ではないので平気で無駄なことをし」てきたのは、公営企業の勤労者ではなく、自民党を中心とした政治家です。
自民党を中心とした政治家もそうですが、
公営企業は倒産することがないので平気で赤字を続けている。損益計算が公表されることがない。
>法人税減税といっても、赤字企業は法人税を支払う必要がありませんから、現在のような倒産の続出や不良債権の増大という状況に効果がある政策ではないのです。
黒字企業を更に黒字にすることができます。成長産業に投資することと同じです。
停滞産業に資金を投入しても、停滞産業を長引かせるだけで、成長産業への転換を遅らせます。
成長産業へすばやく転換することが求められています。
>クローンをつくる研究をいくらやっても、クローンが生物学的にどういう問題を引き起こすかはわからないことが多いので、それを確認するためにはクローンを実際につくるしかありません。
クローンは動物実験で十分に研究する必要があります。動物でクローンを作って、十分に長生きでき、奇形もできなくなれば、そのとき、人間クローンを作るかどうか決める。十二分に危険性を低くした上で人間クローンを作れば何も問題はない。
>クローンとりわけ人間クローンの研究や“製造”は、「人間のためにどう貢献」し、「人間のためになぜ必要」なのでしょうか?
21世紀中にコンピュータやロボットは人間を越える。
劣等な遺伝子を組み替えたり天才クローンを作ったりしなければコンピュータに追い越されるのが早くなるだけ。
超天才クローンを1万人も作れば、そこからノーベル賞級の研究がいくつもなされるでしょう。
近いうちに、幹細胞から心臓や肝臓を作ったりできるようになりますから、心臓や肝臓を取り出すためにクローンを殺すようなことはありません。そんなことをしたら殺人になりますから。