(回答先: Re: “定型句”的レスから脱却してください 投稿者 596 日時 2002 年 4 月 19 日 23:33:29)
>>「黒字企業を更に黒字にすることができます。成長産業に投資することと同じで
>>す。」というのはどういう意味ですか?
>法人税が少なくなれば黒字企業は減税分だけ更に利益が増えます。利益が増えた分だ
>け国から投資したのと同じようになります。
どうして、「利益が増えた分だけ国から投資したのと同じようになります」という話になるのですか?
減税で税収を減らした国が、なんらかのリターン保証を受けるわけでもないのに、どうして「投資と同じ」になるのですか?
>>「投資減税」は、償却期間を短くするなどで費用を過大に計上できるので利益を減
>>らすことができるので法人税が減るというものです。
>レーガンも同じようなことをやりました。
だからなんですか?
誰が言ったことだとかは一切評価の対象ではありません。どういう内容を言い、それがどう現実を動かすかが評価の対象です。
レーガンが言おうと、悪魔が言おうと、言った内容を真摯に受け止めます。
>>596さんが言われる「法人税減税」は、計上した利益に対する税率を下げるもの
>>ですから、費用はできるだけかけない方がよいという判断を経営者に生じさせま
>>す。その結果、株式や不動産への投資が増大するかも知れませんが、失業者が減少
>>したり、設備投資が増えるという保証はありません。
>今は株や土地が値上がりすることが求められています。景気が良くなれば失業者が当
>然減るでしょう。
小泉政権や多くの経済アナリストも、「株や土地が値上がりすることが求められてい」るようなことを言っていますが、どうして、株や土地が値上がりする必要があるのですか?
株や土地は、価格が高かろうが安かろうが、利用価値は同じです。
株はともかく、高い地価のままであれば、地価が安い中国などにますます工場が移転することにもなります。
>今は物が余っていますから設備投資を無理に増やさないほうがよいでしょう。それよ
>り需要の喚起をする。
「需要を喚起する」方法を論議してきたのですが...。