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神戸連続児童殺傷の加害者男性が仮退院 (読売新聞)
http://www.asyura2.com/0403/nihon12/msg/196.html
投稿者 エリヤ 日時 2004 年 3 月 10 日 11:47:43:bY4rr6bva7sJk
 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040310-00000003-yom-soci

 1997年に起きた神戸市須磨区の連続児童殺傷事件で、関東地方更生保護委員会(さいたま市)は10日午前、関東医療少年院(東京都府中市)に収容されていた加害者男性(21)の仮退院を認める決定をした。
 これを受け、男性は直ちに仮退院し、同年6月の逮捕以来、約6年9か月ぶりに社会に戻った。今後、保護観察下で社会生活を送り、問題行動などがなければ今年12月末に正式退院を迎える。法務省は男性が仮退院した事実を遺族に通知。午後には決定に至った経緯などを報道発表する。
 同委員会はこの日朝、男性の仮退院の可否を最終的に協議し、「約6年半にわたる矯正教育で、事件の要因となった男性の性的サディズムなどは改善され、再犯の恐れもなくなった」と判断。出院後の居住地などにもめどがついたことから、仮退院を認めた。
 関係者によると、男性はこれまで少年院で受けてきた矯正教育により、被害者の月命日に冥福(めいふく)を祈るなど、しょく罪意識が芽生え、他人との会話もスムーズに行えるようになったという。技能職の資格も取得していることから、少年院側は「社会生活は可能」として、昨年3月、関東地方更生保護委員会に仮退院を申請。同委員会ではこれまで、委員が男性本人と面談するなどして、更生状況を慎重に見極めてきた。
 仮退院後は、保護観察所などの生活指導を受けながら自立を図り、今年12月末をめどに、本格的な社会復帰を目指す。
 神戸の事件では、遺族側が男性の仮退院情報を通知するよう強く求めていた経緯があり、法務省は男性が仮退院した事実をすぐに通知した。さらに、事件の重大性を考慮し、午後には報道発表により、仮退院を認めた経緯などを広く国民に説明する。
 男性は97年10月、神戸家裁の決定を受けて関東医療少年院に収容された。2001年11月には、「本格的な社会復帰に備え、集団での訓練が必要」として、いったん中等少年院に移された。
 少年院の収容期限は通常20歳までとされるが、男性については、同家裁が2002年7月、「仮退院後の生活にまだ不安が残る」として、20歳になった後も保護観察期間を含めて2年半の収容継続を決定。同年11月に再び、関東医療少年院に戻っていた。
 男性は中学3年生(14歳)当時の、97年5月、神戸市須磨区の通称「タンク山」で、土師(はせ)淳君(当時11歳)を絞殺し、約1か月後に殺人と死体遺棄容疑で逮捕された。その後の調べで、男性は同年2月にも小学生の女児2人をハンマーで殴打、さらに3月にも、山下彩花ちゃん(当時10歳)ら2人をげんのうで殴るなどして殺傷していたことが判明した。(読売新聞)
[3月10日11時14分更新]

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