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(回答先: あれから7年、酒鬼薔薇が仮退院…居住地は近畿以外(ZAKZAK) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 3 月 10 日 18:53:01)
更生、よく観察を・謝罪は生き抜くこと…遺族コメント
2004 年 3 月 10 日
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土師淳(はせ・じゅん)君の父・守さん(47)と山下彩花(あやか)ちゃんの母・京子さん(48)は、男性の仮退院を受けて、それぞれ、次のようなコメントを報道機関に寄せた。
■土師さん■
事前の説明通り、私たちに出院情報が通知されたことは、被害者遺族の1人として評価していますし、大きな前進だと考えています。出院情報の開示については、今後、少年事件においても、できるだけ早く制度として確立してほしいと思っています。
男性の仮退院にあたっては、マスコミが様々な報道を行ってきました。彼に対する矯正教育は適当だったのか、教育期間は短くはなかったのか――など、いろいろな問題があると思いますが、最も重要なのは、彼は本当に更生したのかということだと思います。そういう判断をすることは、非常に困難なことです。
本当に更生しているのかどうかは、今後の状況をより正確に観察した上で判断されるべきです。保護観察期間中だけでなく、期間を過ぎた後も、何らかの方法で経過を追ってほしいと思います。
仮退院をした後に社会に出たとき、男性は様々な苦難に遭遇するでしょうが、それは当然の試練だと思います。彼の犯した罪は、一生かかっても償いきれるものではありません。そのことを絶対忘れずに、心に重い十字架を背負った状態で生きていってほしいと思います。
■山下さん■
現実にこの日が来た今、とても複雑な思いです。矯正教育を信じたい反面、男性がわずか6年という時間でまっとうな社会生活を営めるかということに疑問を感じていることも否定できません。私個人としては、どんなに過酷な人生でも生き抜いてほしいと思います。決して罪を許してもいません。彩花のためにも、彼には絶望的な場所から蘇生(そせい)してもらいたいのです。
罪を自覚すれば、当然苦しいのでしょうが、決して逃げないでほしい。謝罪とは、悪戦苦闘しながらも、茨(いばら)の道を生き抜いていくことしかありません。それでも生きることを放棄しないことが、遺族の痛みと苦しみを共有することになるのです。
これからは、彼が更生する、しない、ということだけに固執するのではなく、むしろつらい体験を使命に転換し、私なりに社会貢献することにエネルギーを注いでいきたいと思っています。