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★阿修羅♪
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人は純愛を求めたとき、まず「一人の人を愛し続けよう」から入ると思います。
そして純愛を極めていくと「プラトニックラブ｣の境地に入ると思います。
しかし、もし性欲を起こしてしまったとき・・・
「何故、純愛を極めた私が性欲を起こすのだろう・・・」
もし他の女性にときめいてしまったとき・・・
「何故、純愛を求める私が浮気心を抱くのだるう・・・」
矛盾に陥り、自殺してしまうかもしれません。
大事なのは・・・その「本能」が自分の中にもあることを「認め」、それをいかにして「抑えるか」ではないでしょうか？
純愛を求めると、いつしかその「本能」があることを忘れ、あるいは拒絶してしまうでしょう。
「本能」があることを認めないと、もしそのようなことになったとき、あなたは矛盾に苦悩することになります。
「本能｣を認めれば、「抑える」ことも出来るのです。
「絶対無い｣と言いきれますか？それより「認める」ことにより「抑える」ことをしましょう。
つまり「完全｣を求めると自殺に陥る可能性があり、「不完全｣を認めると「制御」ができるのです。
言いかえれば「絶対無い」を求めると自殺に陥る可能性があり、「本能」を認めると「理性」を持つことが出来るのです。
ただし「本能｣を認めてるのに、持つことが出来た「理性」が働かない・・・これが「欲」というものです。その「欲」によっては「悪魔｣と呼ばれるかもしれません。
「本能」を認め「理性」が働くかは、あなた次第なのです。
そして「本能｣を認め、それを「理性｣で抑えようとしても抑えきれないときもあります。
それが「不完全」な人間というものです。
しかし「理性」で「本能」を小さくすることは出来るではありませんか！
「本能｣を認めず「理性」が働く・・・「本能」がないのに、何故「理性」があるのですか？
「理性」を持つ為には、「本能」を認めるしかないのです。
ゆえに「理性」を持ちたければ「絶対無い＝完全｣を拒否しなくてはなりません。
「戦争」が「起こりそう｣と仮定しましょう。
「愛」を持てば「戦争｣が無くなるとし、「全ての人が愛」を持てたとします。
しかし、もし「戦争｣が起こったら
何故「戦争」が起こったのだろう・・・
「全ての人が愛」を持てば「戦争」が無くなると思ってたのだから、「和平」の努力を怠ったのです。
つまり「戦争」が起こる状況を作ってしまったのです。
それよりは「戦争」を回避するために、「戦争｣が起こり得ることを認め「和平｣の努力をしましょう。
｢全ての人が愛」を持つことに夢見ると、いつしか「戦争」が起こり得ることを忘れ、あるいは拒否してしまうでしょう。
「全ての人が愛」を持つことが出来ない、と認めないと、もし「戦争｣になったとき、人々が戦禍に苛まされることになります。
「戦争｣が起こり得ることを認めれば、「和平」の努力をすることも出来るのです。
「全ての人が愛」を持つことが出来ると言いきれますか？それより認めることにより「和平」の努力をしましょう。
つまり「全ての人が愛｣を持つと「和平」の努力をしなくなり、「全ての人が愛｣を持てないと認めると「和平」の努力ができるのです。
ただし「戦争｣が起こり得ると認めてるのに、「和平」の努力をしない・・・これが「エゴイズム」というものです。その「エゴイズム」によって「悪魔｣と呼ばれるかもしれません。
「戦争」が起こり得ることを認め「和平」の努力をするかは、あなた次第なのです。
そして「戦争｣が起こり得ることをを認め、それを「和平｣の努力で避けようとしても避けられないときもあります。
それが「不完全」な人間が作った社会というものです。
しかし「和平」の努力で「戦争」の可能性を減らすことは出来るではありませんか！
「戦争｣が起こり得ることを認めず「和平」の努力をする・・・「戦争」がないのに、何故「和平」の努力が必要なのですか？
「和平」の努力をする為には、「戦争」が起こり得ることを認めるしかないのです。
ゆえに「和平」の努力をしたければ「全ての人が愛｣を持つことを拒否しなくてはなりません。
本能＝情欲＝戦争＝獣
不完全＝人間＝人間の作った社会＝自然の摂理＝神の思し召し
完全〈絶対）＝純愛＝全ての人が愛を持つ＝神
理性＝抑える＝和平の努力＝愛
（人間の高い知能がもたらした）本能＝欲＝エゴイズム＝悪魔
本能を持っていることを認め、持つことを認めなければ理性をを知ることができず、理性を働かせることにより本能を抑え、本能は抑えきれないこともある事を知り、抑えきれない故完全にはなれず、それを不完全ということだと思います。
言い方を変えれば
獣や悪魔を持っていることを認め、持つことを認めなければ愛を知ることができず、愛を持つことにより獣や悪魔を抑え、獣や悪魔は抑えきれないこともあることを知り、抑えきれない故神にはなれず、それを自然の摂理ということでないでしょうか？
宗教は本来このようなことを言っているのだと思いますが、何故宗教者は失敗したのでしょうか？
愛を持てば救われる、というキャッチフレーズを使ったからです。
しかし本来、救われるとは本能を抑えこむ〈理性）ことなのですが、本能は自分自身の中に存在するものなので消し去ることは出来ないのです。しかし消し去ることを目差す、つまり神を追い求めてしまったのです。
そして本能の存在を拒絶し、本能の対処法〈理性）を身につけようとしなかったのです。
それゆえ本能が顔を出したとき、本能が暴走するのです。神の思し召し（自然の摂理）等と理由をつけて！
もし本能の対処法（理性）を身につけていたとするなら、本能を完全に制御できないことを認めてしまうからです。完全に制御できない故対処法を身につけたのですから。
あるいは対処法を知っているのは本能を完全に制御出来る聖職者だからと思いこんでいるのです。神ではない人間（聖職者も）である以上完全に本能を制御できるはずは無く、ゆえに対処法を身につけているのですから。
これが宗教者のパラドックスです。神を追い求めたのが宗教紛争の根幹です。
正しくはこう教えるべきだったのです。
愛を持っても救われないかもしれない、しかし愛を持たなければ絶対に救われない、と。
愛も完全では無いのです。完全な愛とは神を意味し、それを追い求めるのは不幸しかもたらさない、死を意味する、ということなのです。
以上のように私は考えるのですが、如何でしょうか？
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。