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(回答先: 愛はすべて「自己愛」である。 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 01 日 20:14:45)
あっしらさん
NUEと申します。
ご指摘のぷち熟女さんとのやりとりは拝見しておりました。
が、途中で追い切れなくなってしまいましたので、こちらで。
> あっしら
> 激怒されるかもしれませんが、愛はすべて「自己愛」です。
> そんな身勝手なものではなく「他者への愛」だと錯誤されたり、
> 愛が「他者への愛」であることを賛美する風潮が、
> 人々の関係に様々な軋轢を生じさせる一因であるとも思っています。
> ひとは他者を愛することはできないのです。
> できるのは、自己を愛することのみです。
さすが、あっしらさん。
言ってはいけないことをこんなにはっきり言われると、
あっけにとられて長壁さんも激怒する気力を失なうのではないかと思われます。
ともあれ、ご指摘の点、まさしく慧眼、真実だと僕は思います。
が、僕自身の観点は少々異なります。
どこが違うかというと
「愛」あるいは「愛している」という言葉は状態を表す言葉ではない。
と定義するところです。
状態を表すと考えると、
あっしらさん言うところの「状態は空である」に捕捉されてしまって身動きが取れなくなります。
いや、正しくは身動きする必要を感じなくなるということですね。
これは、お釈迦様が解脱して「もういいや」と思っている状態に近似に見えます（笑）。
でも、「愛」あるいは「愛している」は
投企の言葉、意志の言葉、ある種の宣言なのではないかと思います。
つまり、解脱しちゃって
「いやー、結局、人間、自分のことしか愛せないんだよね〜」
の先があるという話です。
「それはそうなんだけど、でも、僕はキミのことを愛したいんだよ〜」
と、まぁ、たしかにアホな話ではあります、無駄な努力だと言われるかもしれない。
でもね、お釈迦様だって以下のような経緯で説法するわけですよね？
「頼むよ、そんなとこで解脱してないで説法してくれよ」
「んなこと言ったって、これ、わかるやつなんかいるわけねーじゃん」
「いや、キミがわかった（解脱できた）んだから、他にもなんとかなるやつがいるかもしんないじゃん」
「しかたねーなー、どうせ暇だしぃ……」
じゃお釈迦様がなんで説法に出たのか？ 衆生を救うためか？
僕は少々怪しいと思います。
彼にとっては残りの時間の暇つぶしだったんじゃないかなぁと思います。
じゃ、人を愛する理由は何か？
ってことになるわけですが、それは人が生きていく目的は何か？
という問いとほとんど同義ですね。
答えは「理由なんかない」あるいは「それ自体が目的である」です。
ここで「強度」だの「速度」だの持ち出すとまた別のトラップにはまりますね。
そんなもんは不要でしょう。このさい。
ということでいかがでしょうか。
※お読みになればわかると思いますが、私は宗教に興味はありますが
何の教団にも属しておりません。従って、信仰らしきものは持ち合
わせませんが、でも、この宇宙で人間がいちばんエライと考えるの
はそれはそれで非科学的だとも考えております。人間を超えた存在
があってもおかしくはないと思います。その程度です。
失礼しました。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。