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(回答先: ミクロの連関的活動の総体がマクロであり、マクロという実体もマクロから“自由”なミクロも存在しません。 投稿者 あっしら 日時 2004 年 8 月 11 日 23:52:26)
政府がミクロに介入するのは市場経済ではありませんよ。
社会保障の分野だけが人間の生き死にが関係しているためやむを得ず介入しているだけです。
経済学の基礎を正しく理解されてますか?
この論理展開はその前提を疑うものです。
何かを誤って理解している。
ミクロからマクロを導き出す手法は、できなくはありませんが、結論を誤りやすいのでしてはいけない。ミクロには不安定要素がいくつもあり、数値化しにくく将来予測もしにくい。マクロからミクロを導き出すのが基本です。マクロは数字だけで将来予測もしやすい。
例えば、I'=C+I=Yですが、これは単純化しすぎています。
貨幣の発行主体であるGを外すことはできません。
上記の式は、貨幣の概念の無い物々交換経済では成り立つ余地があるでしょう。
それとIの扱いです。Iは確かに消費の一側面を持ちますが、その後回収されることが期待されているのです。つまり長期的にはIの効果はゼロです。ついでに言うとGもそうです。Iベースで話をするのはおかしいのです。
サプライサイド経済学を否定してるかとも思いましたが、そうではなく固執しているようですね。潜在的需要の意味が分かっていませんし、供給→需要が常に成り立つなら、いくらでも供給を増やせば経済成長するということになります。しかし実際にはそうではないのです。なぜ日本で公共事業が批判されているのか、その理論では説明できません。
経済成長の基礎が固定資本形成というのも誤りです。拡大再生産のことを指摘しているものと思われますが、基礎のなっているのはあくまでも技術です。物ではありません。なぜならある市場で技術革新が行われなければ、市場において得られる利益は最終的にはゼロになるからです。(参入障壁のある場合を除く)利益が発生しなければ拡大再生産はありえません。そもそも何のために固定資本が増加するのでしょうか?
最後に、
産業資本主義後の経済体制とは何でしょうか?
この論理展開だと国家社会主義になりそうですが・・・
結論を隠しているが故に何が言いたいのか分からず、その前提となる論理においても誤りがあるため結論を予測できません。