現在地 HOME > 掲示板 > 議論19 > 186.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 本則に帰りましょう 投稿者 最悪! 日時 2004 年 8 月 14 日 10:12:32)
サプライサイドは、あくまでも 勤労意欲や貯蓄の増大をはかることにより供給側の能力を高める方法を研究することです。
この考えは、オランダ→イギリス→アメリカ→日本という具合に移動していると思います。
1. 政府が非効率的と言うレッテルを貼っていること。政府支出や政府の数々の規制は、民間企業の効率向上に少なからず役立っている。それを撤廃することは民間企業の効率を低下させる。
●規制をすべて撤廃なんて誰も言っていないとおもいます。必要な規制と不必要な規制を選択することが重要と述べています。
2. 民間企業は必ずしも効率的ではなく、独占企業の効率も政府と同じく非効率的であることを無視。実際には、減税を行って貯蓄を増やしても、効率の極大化が図られるまで投資は増えない。
●だから連結財務諸表の作成や、BIS規制による大企業と銀行の非効率てきな結びつきを国際機関で取り決めたのでは?
しかし、それでも抜け道はある。
ただそれをすれば、国際的に信用を失うリスクという効果もでている。(エンロンなど・最近では、カーディナルヘルス・パルマラット・ブリストルマイヤーズスクイブ)
欧米のいいところは、失敗してもそれを材料に反省する点である。
日本の場合すぐ忘れる。
3. 供給されたもの全てが需要につながると考えていること。実際には、人間の需要は、供給増加によって自動的に増えるのではない。供給されたものが人間の関心を引かず、需要が増えない場合もありうる。そのような不確実性を企業は嫌い、効率の極大化を図っていてもなお投資には慎重である。
●だから不良債権という形で、処理するようになってきた、もし大きく需要予測を失敗した企業は世界的な会計処理の統一と格付けで選別される。供給はしてみるが失敗も予測できる力がサプライサイドにはあるとおもう(日本は土壇場まできて方向転換したのだから仕方ないが、韓国は追いつめられてやったからたちが悪い。タイミングが必要だが自己改革なんてそうできる物でもない。)。だから剰余金の積み立て(自己資本の強化)・キャッシュフローの経営が重視されているのではないだろうか?
これが政府だったら、高級官僚の代弁で議員が「善処します。」で終わりではないだろうか?