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(回答先: 長壁さんをめぐるトラブル 投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2004 年 3 月 29 日 20:52:52)
戦争屋は嫌いださん、はまちさんをはじめみなさん、私は、これ以上、ここで言葉をかたることをやめます。
私の趣旨がなぜかつたわりそうにありません。
私は、ともかく、殺す側と殺される側のこの支配・被支配の関係から、戦争をみてきました。もちろん、殺される側、弱者の側にこそ、真実があるとみています。どんな陰謀があろうが、取引があろうが、最初の動機、やられる側の立場に身をおくものとして、私はブッシュやシャロンのがわではけっしてありません。自爆を強要するハマスがほんとだとするなら、自らも殺される幹部も事実ですし、母親がレジスタンスに倒れる息子を誇りに思うことも事実です。また、パレスチナの救急看護士であったワファが婚約を目前にして、イスラエル兵にやられた青年の飛び出る脳みそを手でおさえながら、死んでいったあと、翌日、自爆攻撃をしたことも事実です。
現実は、そうした、ギリギリをこえた生存状況が実に何十年もあるということです。見殺しにしている側の人間が、そうした過酷な中で生きるひとびとの組織に、民衆に何を言う資格があるのでしょう。何も言う資格はないとおもいます。現実の取材をどれほどひろくやり、どれほど、文献を紐解こうと、弱者の側に視点のない人のものは、真実が大幅にかけていると思います。
私は、決して、難しいことをかんがえているわけではなく、人間のいのちの公正がいきる社会をめざしているだけです。そのために、戦争の真実を共有したいとおもっているだけです。真実さえ、みんなが会得すれば、戦争はなくなると思います。いったい、今まで、プロパガンダでない戦争があったでしょうか。
以下は私が「さざなみ通信」で投稿した最近のものです。このなかに、私の主張は含まれていると思います。
2004/3/26 長壁満子、40代、金融
朝日新聞夕刊、3月26日によると、
「国連安全保障理事会は25日、パレスチナの精神的指導者ヤシン師殺害をめぐり、非常任理事国アルジェリアが提出したイスラエル非難決議案を採決した。15理事国のうち、フランス、ロシア、中国など11理事国が賛成(棄権3カ国)したが、米国が拒否権を行使したため否決された。」
という。
私は今回のヤシン師殺害に対して、パレスチナの人々のこれまでの長い苦難を思い、怒りが沸騰した。ハマスの声明「標的はシャロン」を心情的に十二分に理解した。
イスラムの掟に「目には目を」というのがある。「目をやられたら、最悪目まで」と、報復の限界を説いたものであるといわれている。
私は各国が本当に今回のことを本気でうけとめていたならば、日本が棄権ということも、米国が拒否権発動などということも、なかったと思う。米国に拒否権発動させない、強い世界世論があったならばである。
60年近い、イスラエル占領下のパレスチナ。イスラエルのジェのサイド、そして、パレスチナの自爆攻撃が起こるたびに、メディアはちらっとふれ、どっちもどっちといった非難をし、陰で操る米国のことなどはふれることもなく。暴力の応酬だの連鎖だのでごまかし、あろうことか、抑圧される側の痛みなど、全く眼中にない。
こうした世界世論のなか、パレスチナの行き場のない怒りが自爆攻撃となってきた歴史、そのギリギリのいのちをかける抗議・異議申し立ての声に最後のトドメをさすかのような、この度のヤシン師暗殺。
私達西側諸国の人間、英米帝国とつるんでイラク出兵しているこの国の人間は、今こそ、パレスチナの人々の声を本気で聞くことが、必要なのではないだろうか。
そして、かれらの怒りと無念に寄り添い、それを共有すること、サイトで署名であらゆる方法で草の根的な表明をすることが急がれる。各国代表が寄り集まった非難決議の何の力もないものでなく、世界中の人々の人間としての声、不正を許さないという声を大きく大きく上げることが必要だと思える。こうした声こそが、怒涛のように波うち、地球を流れる大河となって、戦争にトドメをさすことになるのではないだろうか。
それにしても、イスラエルのヤシン師殺害は「イスラエル軍による違法な処刑」とする決議案が、どうして、否決されなければならないのだろうか。