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(回答先: Re: 長壁さんをめぐるトラブル 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 3 月 31 日 02:55:28)
長壁さん
戦争という現象についても、またパレスチナ紛争についてもあなたの頭の中には極度に単純化されたモデルが確固としてできあがっていて、そのモデルに適合しない事実・現実は一切受け付けない、という状況になっているようですね。ハマスやヤシン師のことも単純化されたモデルの中で美化されたイメージが構築されていて、どんな情報をもってこられても微動だにしないようですが、なぜハマスがイスラエルの諜報機関であるモサドから資金提供を受けるのか説明できますか? 殺されたからといってヤシン師がモサドの大物エージェントでなかった、ということの証拠にはなりません。自分だけは殺されないと思っていたのに裏切られた可能性だってあるのですよ。(モサドはかつてシリア政府の国防省にエリ・コーエンなるスパイを送り込んで、これが国防次官までなる寸前で発覚した、などという事件もあったくらい凄腕なのです)せっかく阿修羅にアクセスするのであれば豊富に提供されているモサド・ハマスの関係についての情報に目をつぶって、自分の頭の中で作り上げたイメージに固執する、というのはそれこそ「勿体ない」のではないでしょうか?とにかくモサドから金を受け取っていたというのは重大な疑義であって、これが完全に晴らされない限りハマスを信用することはできません。「見殺しにしている側の人間が、そうした過酷な中で生きるひとびとの組織に、民衆に何を言う資格があるのでしょう。何も言う資格はないとおもいます。」と言いますが、本当のことがはっきり分かっていないだけでなく重大な疑義が解けない以上、迂闊に運動(ハマスの応援)などできないしすべきでないのです。私の受験生・学生時代には中核派と革マル派が血みどろの内ゲバを演じて100人近い死者が出ました。何も活動しないと「ノンポリのくせに偉そうなことを言うな」などと言われた時代でしたが、よく分かってもいないのに簡単に信じ込んで、活動にのめり込むことの方がはるかに害が大きい場合も少なくないのです。
お聞きしますがあなたのお子さんが犠牲になっても本当に、「母親がレジスタンスに倒れる息子を誇りに思うことも事実です。」などとまるで「軍国の母」気取りの他人事のようなセリフを吐いていられますか?本当に? 英国での新聞報道を見ればハマスのメンバーとの不倫を脅迫のネタにされて、自爆テロで「おとしまえをつけさせられた」気の毒な人妻もいたようだし、貴方が考えているようなきれいごとばかりではないのですよ。自爆テロをやった若者の母親が「ハマスがうちの子を洗脳して爆弾に仕立て上げたのだ。酷すぎる!」と告発する記事も、実名写真入りで頻繁に報じられています。これこそ人間として、母親として当たり前の反応なのです。人間爆弾に改造されるために息子や娘を育てる親がどこにいるというのでしょうか?私は自分の孫のような若者に「国のため、民族のため自爆して護国の鬼になれ」などという人間は洋の東西を問わず一切信用しないことにしているのです。こういう連中は人のふんどしで相撲を取るどころか、人の命を弄んで薄汚い金儲けのネタにするような、人の皮をかぶったけだものか、単純に愚かなお調子者であるかどちらかです。
「私はブッシュやシャロンのがわではけっしてありません。」など言うまでもないことです。阿修羅の論者の中にその気持ちを共有していない人はまずいないでしょう。問題はヤシン師の殺害で単純に頭に血が上ってしまう貴方のような反応こそ、シャロンやブッシュが一番望んでいることだということで、世界中の単細胞なイスラム教徒がまんまとその手に引っかかっているのです。無限に続く殺し合いこそまさに連中が望んでいることだからです。そういう汚い策謀に引っかからないための知識・情報を提供してくれるからこそ阿修羅は価値があるのです。こういう知識・情報があれば、単純に「目には目を」でないもう少しましな戦術が出てくることだってあるでしょう。なぜそういうふうに阿修羅を活用しないのか、それこそ理解に苦しむところです。