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(回答先: Re: ありがとうございます:長壁さんやマドオンナさんの気持ちもわかるつもりです。 投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 4 月 01 日 17:38:09)
あっしらさん。 ぷち熟女さん。 こんにちは。
私もあっしら派(?)ということで嫌われていましたからねえ。
対応しても無理でしょう。
もうここにはおられないでしょうし。
(すみちゃんを引き合いに出したのではなく、
すみちゃんとのやり取りで長壁さんが見せたものを、私が「醜悪」だと感じたという話です。)
このスレッドのことですか。
覚えていますが、私は「醜悪」という感じは受けませんでした(ですから確認したわけです)。
「相変わらずズレてるなあ」と感心はしましたけど。
(このように書けば、すみちゃんが顔を出してくれるかなという作意があったことは事実です。
その気があるのなら、「男性優位説」なんかに触れていただければ幸いです。)
私はまた釣られてしまったのですね。
マドオンナさんの投稿の核心は「男性優位説」そのものにはない、という感じがしています。
(優しい人だなあとは思いましたね)
私の物の感じ方、考え方を述べることはできますが、
長壁さんやマドオンナさん、「男性優位説」とは
無関係ということにしておきます(他人のこだわりはよくわかりませんし、勝手な推測は避けます)。
私は、あっしらさんのこだわりが、むしろ気になります(こちらは勝手に推測します)。
(長壁さん個人を俎上に乗せたかたちになった今回(これまで)の書き込みは自分にとって避けることができなかったものです)
そうでしょうね。
あなたは長壁さんを鏡として自問自答しているようにすら見える。
何かかわいそうな気さえする。
それでは寓話を始めます。
世界の悲惨の前に立ち尽くす無力な者=物=幼児
その幼児の視線から世界を見ることにおいて、
私は共感を持つ。
どう説明したらいいのか?
「カラマーゾフの兄弟」を引用したいという欲望にかられます。
イワンは、ロシア各地で親によって虐待される幼児達の記事を切り抜き、
保存しており、それをアリョーシャに見せます。
そして、小さい女の子が極寒の便所の前で「かみちゃま」を呼ぶこの世界を肯定できるのか?
その幼児の涙を誰が贖うのか?
とアリョーシャに訪ねます。
この世界がたとえ将来において改善され、
予定調和の未来に向かったとしても、
そして全世界が神を讃えたとしても、
自分はその世界への入場券をお返しすると。
誰も幼児の涙を贖うことはできないのだ、と。
イワンは幼児の涙において、この世界を拒否したわけです。
ドーベルマンとゆで蛙に満ちたこんな世界は存在する価値がない、と。
アリョーシャは答えます。
それを贖う人がイエスなのだ、と。
イワンは、回答として、有名な「大審問官」劇を朗読します。
そこではイエス=救済はきっぱりと拒絶されます。
その世界では、幼児の涙においてこの世界を拒絶した者たちが、
「党派」を形成し、世界を統治しているからです。
アリョーシャは、
それは「イエズス会の理想=地上の王国=悪魔の誘惑である」
などと、たわけた回答をします(このあたりが可愛らしくてならない)。
アリョーシャのイワンへの回答は何だったのでしょうか?
それはキスでした。
私もキスしてもらいたい。
イワンの回答は?
それは対話の前に既に出されていました。
「僕は、5月の表面がぬるぬるした若葉がいとおしいんだ」
幼児が無意味に人の意思によって殺戮されていくこの世界を
肯定し、何もしない者は、はたして人間なのか?
ゆで蛙じゃないのか?
という叫びがこだましています。
それは、あっしらさんの思いでもあるのでしょう。
しかし、歴史を見ると、
幼児の涙においてこの世界を拒否した者たちは、
その無力から、えてして党派を形成し、異端審問を行う。
ありのままの即自的な世界の拒否
しかし、この拒否によって形成された党派は、
かえってゆで蛙に対する無制限の暴力をもたらすことがある。
この檻から抜け出すにはどうしたら良いのか?
あっしらさんの中には、何かそのような自問自答があるに見える。
これは苦しいでしょう。
これに対する回答を私は持っていません。
この世界は具体的に一つ一つ改善していくしか方法はない。
そのために必要なのは、陰謀に対して個人が覚醒すること。
覚醒−覚めていること−迷妄を払うこと
それくらいしか思いつかない。
幼児の涙においてこの世界を拒否しつつも、
自分の近くのモノに愛情を注ぎたい。
世界の美しさと隣人への愛に心を開きたいと思うばかりです。
というわけで、今回はラブレターになってしまったので、
ぷち熟女さんへのエサがありません。
じゃーねー。