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長崎少年審判、溺愛・母と温厚・父は欠席 --- 出席義務付けられながら、理由は語らず
なぜ、両親が立ち会わないのか−。長崎市の幼稚園児、種元駿(しゅん)ちゃん(4)全裸殺人事件で、長崎家裁は昨23日、補導された市立中1年の男子(12)に対する第1回少年審判を開いたが、両親の姿はそこになかった。息子を溺愛(できあい)する母(39)と父性の欠如も指摘される父(50)…。情緒不安定が「心の闇」にあるとみられるだけに、少年事件や被害者感情を考慮すれば、両親の責任は小さくない。
少年審判は、裁判官3人が男子が収容されている長崎少年鑑別所に出向く形で行われ、家裁調査官1人、付添人の弁護士2人が出席した。
弁護士によると、審判は出張審判室で行われ、男子は青いジャージーに半袖シャツ姿。4回行われた接見のときより、表情や言葉などから緊張した様子だったという。
2時間半に及んだ審判の内容は非公開だが、男子は非行事実を認めたとみられる。
不思議なことに、男子に「溺愛・過干渉・過保護」だった母親と、「温厚で“いい人”」の父親は出席しなかった。
少年審判の場合、立会人として、両親や親族など身内も出席が義務付けられている。
出たくないのか、出られないのか。付添人の弁護士も欠席の理由を明かさなかった。
警察から児童相談所、家裁と段階的に進む過程で、原則的に弁護士以外は接見できない。少年審判では、身内が少年の様子をうかがえる数少ない機会でもある。
両親は少年が補導されて以降、帰る場所にも困るほどで親族との連絡も断っている。
苦しい立場ではあるが、男子の成育環境や性質、家庭内の様子を最も把握しており、男子の「心の闇」を解明できるキーマンでもある。
駿ちゃんの両親は男子の補導に際し、「少年事件といえども極刑を」とコメントするほど、被害者感情は最悪である。
鴻池防災担当相も「(両親は)市中引き回しの上、打ち首」と言葉は大きく滑ったものの、両親の説明責任を求めるなど市民の関心は高い。
少年審判で精神鑑定が認められたため、鑑定留置は少なくとも数カ月になるという。8月6日の期限が迫っていた観護措置も延長される見通し。男子の両親も勇気を振り絞って、男子を更生に導くべきなのでは…。
ZAKZAK 2003/07/24