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回答先: <東ティモール>政府は巡視船を当面待機させる方針 投稿者 一刀斎 日時 1999 年 9 月 07 日 02:42:14:
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/news01.html
1999年9月6日東ティモール:
治安状況はさらに悪化 国連要員の脱出始まる
【ジャカルタ6日堀信一郎】住民直接投票後の騒乱で無政府状態に陥っている東
ティモールでは6日も、中心都市ディリの赤十字国際委員会が入居しているビルも
併合派民兵の襲撃対象になるなど、治安状況はさらに悪化している。国連東ティ
モール派遣団(UNAMET)は同日、要員の半数に当たる約200人をオースト
ラリアへ退避させることを決め、オーストラリア空軍機による脱出が始まった。治
安維持に責任を持つインドネシア国軍と警察はまったく機能しておらず、国連平和
維持軍(PKF)の早期派遣が現実的な問題となってきた。
独立派によると、6日夜までの死者は170人以上に達した。インドネシアのロス
マンハディ国家警察長官は同日、「東ティモールの治安は依然不安定で、我々のコ
ントロールが効く状態にない」と発言。同国当局が有効な対応を出来ていないこと
を認めた。
国連派遣団のウィムハースト報道官によると、併合派民兵らは6日、大量の独立派
住民を東ティモール西部地域へと追い立てている。西部には併合派の支配地域が広
がっており、独立派の動きを封じ込めることが狙いと見られる。
一方、ハビビ大統領は6日、アナン国連事務総長と東ティモール情勢について電話
で長時間にわたる協議を行ったことを明らかにした。国連安全保障理事会は6日に
も、国連平和維持軍派遣を協議するための使節団をジャカルタに派遣することにし
ている。
現地からの情報によると、5日夜から6日朝にかけてノーベル平和賞受賞者、ベロ
司教の自宅が襲撃されたが、同司教は無事であることが確認された。しかし、同司
教宅周辺のほか、東ティモール各地の道路沿いには併合派民兵によって殺害された
と見られる多数の死体が放置されている。
ディリ市内では同日、オーストラリアのマッカーシー駐インドネシア大使の車が銃
撃される事件も起きた。大使にけがはなかったが、ダウナー豪外相は「インドネシ
アが治安を維持できないことを如実に示したものだ」と強く非難した