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回答先: 西ティモールに大量避難民 赤十字国際委員会発表 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 07 日 21:14:50:
◎西ティモールに混乱拡大 国連との協議進展せず=差替
【ジャカルタ10日共同】住民投票後の混乱が続く東ティモール
に隣接するインドネシア領西ティモールでは10日、東ティモール
からの避難民が8万6000人を超えた。同時に流入した併合派民
兵が「独立派狩り」などと称して避難民への迫害を続けており、治
安は急速に悪化している。
一方、東ティモールの混乱収拾を目指す国連安保理代表団は同日、
ウィラント国防・治安相兼国軍司令官らインドネシア政府側と3日
目の協議を行ったが、焦点となっている国際部隊の派遣で進展はな
かった。
代表団は11日、東ティモールを視察する。
国連東ティモール派遣団(UNAMET)が治安悪化を理由に一
部職員を残して現地から撤退。クリントン米大統領がインドネシア
との軍事交流停止を発表すするなど、国際社会の圧力が一段と強ま
る中、ウィラント司令官は「現時点での国際部隊派遣は適切ではな
い」と従来の立場を崩さなかった。
司令官は、現地に展開中の約1万2000人の軍、警察に加え、
約2000人の部隊を増派する用意があることを明らかにした。
東ティモールではディリなどで併合派民兵による破壊活動が下火
になる兆しもあるが、独立運動の最高指導者グスマン氏の弁護士は
10日「住民投票後、これまでに少なくとも600人以上が殺害さ
れた」と発表した。
西ティモールでは、中心都市クパンや境界の町アタンブアで独立
派住民が民兵に射殺される事件が相次いでおり、犠牲者が今後も増
えることが予想される。 (了)
[共同 9月10日] ( 1999-09-10-22:28 )