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回答先: 首切断された多数の死体、道端に放置=東ティモールから目撃情報 投稿者 倉田佳典 日時 1999 年 9 月 07 日 20:57:59:
◎実態は「ならず者集団」 併合派民兵組織
【ジャカルタ6日共同】独立への道を進むことが決まった東ティ
モールで、住民投票に破れたインドネシア併合派民兵組織が日増し
に暴力行為をエスカレートさせている。仕事にあぶれて金欲しさに
組織に加わったり、昼間から酒に酔って破壊行為を繰り返す者も多
く、民兵組織の実態は「ならず者集団」に近い。
民兵組織は今年1月に住民投票実施の方針が固まって以降、東テ
ィモールの13県で、3月ごろから次々と結成された。「アイタラ
ク(とげ)」「ブシ・メラ・プティ(赤と白の鉄)」などの名前を
持つ。メンバーには月に5万−150万ルピア(約680−約2万
400円)が払われるという。
東ティモールの精神的指導者ベロ司教や独立派指導者の1人、カ
ラスカラオ氏は「独立に反対するインドネシア国軍が背後で操って
いる」と指摘する。
だが、訓練された組織ではなく、武器も手製の銃や刀などが中心
で、軍隊組織のイメージからはほど遠いのが実情だ。
昼間からそろいのTシャツや上半身裸で町をうろつき、民家を焼
き打ちするなどの破壊行為や、発砲を繰り返す。
投票結果発表翌日の5日、民兵組織のリーダー、グテレス氏は
「投票結果を受け入れる。民兵組織は完全に私の指導下にある」と
した。しかし、その直後、中心都市ディリでは国連東ティモール派
遣団(UNAMET)本部前で、民兵組織が住民らに発砲を繰り返
す事件が起きるなど、さ細なきっかけで暴走する傾向にある。
(了)
[共同 9月 6日] ( 1999-09-06-21:23 )