Tweet |
回答先: 治安状況はさらに悪化 国連要員の脱出始まる 投稿者 一刀斎 日時 1999 年 9 月 07 日 02:43:50:
◆東ティモール、住民数千人連行か
【ジャカルタ6日=長谷川由紀】住民投票で独立派が圧勝したこと
に反発する併合派武装勢力による襲撃がエスカレートしている東ティ
モールでは、六日も独立派住民が多数避難している教会や赤十字国際
委員会(ICRC)、外国人関係者に対する襲撃が続き、インドネシ
アのルスマンハディ国家警察長官は同日、「情勢は収拾不可能だ」と
初めて治安対策が効果をあげていないことを認めた。武装勢力が住民
数千人を隣州西ティモールに強制連行しているとの情報もある。報道
関係者が脱出、現地の状況が伝わりにくくなっているが、インドネシ
ア国営アンタラ通信は六日、ディリのノーベル平和賞受賞者、カルロ
ス・ベロ司教の自宅が襲撃され少なくとも三十人が死亡すると報じる
など、数百人以上の死者が出ている模様だ。
インドネシア国営通信によると、武装勢力が多数の住民をトラック
に乗せ西に向け移送しているという。併合派住民を東ティモール西部
に集め独立に対抗して実効支配地を確保する狙いとの見方も出てい
る。
また、東ティモールのディリでは、独立派の精神的指導者ベロ司教
の自宅が六日朝に武装勢力によって襲撃された。ベロ司教は、インド
ネシア警察のヘリコプターで東部バウカウに無事避難したが、敷地内
に避難していた住民約六千人の大半は武装勢力に強制連行され、三十
人以上の死者が出た模様。
約二千人が避難しているICRCのディリ事務所にも襲撃が繰り返
されており、現地に残ったスタッフは報道関係者に「完全に制圧され
ており、とても生きて出ることはできそうもない」と絶望的な状況を
伝えている。
(9月7日2:24)
http://www.yomiuri.co.jp/newsj/0906it11.htm