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(回答先: Re: 「将来日本が標的になることも有り得る」根拠とは言い難いと思います。 投稿者 一般人 日時 2002 年 9 月 28 日 12:17:23)
米国が完全に内向きになり、カナダとメキシコ、せいぜい南米までにしか興味を示さないような状況になるのは相当のことで、多分中東政策の失敗だけでなく、自国経済の壊滅的打撃(大恐慌並の)などが重なる必要があるでしょうが、可能性が全くないわけではありません。
このアナウンスを受けて、世界中の紛争の火種を抱えているところが発火するでしょう。米国の軍事的プレゼンスで保たれていた既存のバランスが崩れて出来上がった空白は必ず何らかの形で埋められる事になります。
日本へは中東から一滴も原油が入ってこないという事態は大いにあり得ます。
それどころか、極東から米軍が全面撤退するとなると、まず中国はすぐに台湾を軍事占領し、レジームも変えます。北朝鮮の態度も急変します。日本は直ちに憲法改正が必要になり、核武装まで含めた検討を開始しなければならなくなります。米軍の存在でこれまで考えなくても良かったことをいやが上にも考えさせられることになります。このような新たなバランスを築くための努力が周辺諸国との軍事緊張をもたらすことになり、決して良い結果には至らないと思います。
米国はもはやグローバル・コップの域を越え、グローバル・ジャッジになろうとしているのではないか、との批判が聞こえてきそうです。しかし、我が国にとってもっとも安全でコストが安いのは米国にリーダーとしての役を引き受けてもらうことです。どうしてもそれがシャクに障るなら、傭兵を雇っているのだとでも思っておけば良いのではないでしょうか(中々思い通りに動かない傭兵ですが、決して噛み付いて来る事はありません)。