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(回答先: 日本の官僚のアカウンタビリティの欠如という病理、或は、やましさ故の対策 投稿者 ウッチャー 日時 2002 年 9 月 28 日 15:49:33)
匿名希望さんの次の書き込みについてひとこと
Re: 偉大なる書記長
http://www.asyura.com/2002/dispute2/msg/779.html
>例は幾らでもありますが、例えば労働組合はどうですか。経済の低迷で日本の労組は
>牙のない番犬に成り下がりましたが、米国はたとえ会社が潰れても引かないほど労働
>者の権利を主張する強行さをいまだに持ち合わせています。
これは事実とは全然違いますね。官僚の言葉とすら思えません。
日本の大手企業の労組は、既に60年代にその「偽装化」(日本を代表する企業において、「労組に入っていないと出世ができない」という倒錯した現実を生んでいるもの。これは今の労組が御用労組であるからなのです)を終えていると言われています。これはマス・メディアの労組も例外ではありません。社会党と自民党の連立政権が一時出現しましたが、あれもこの意味で不思議なことではありません。
日本での労組の切り崩し、無力化、偽装化を推進したのが、「日本生産性本部」です。これは戦後、日本の官民とアメリカとの共同出資でできた組織です。
(戦後38年間に渡って、自民党はCIAから資金提供を受けていた事実が、丁度地下鉄サリンの当日のアメリカの新聞で明らかにされていますが、それとは別に、アメリカの労働アタッシュは政経のアタッシュより人数が多かったと日本のアメリカ大使も語っていますが、それらはCIAのアジア基金から資金が提供されていました)。
日本のとても大きな問題の一つに、労組が全く正常に機能していない、という現実が存在しています。たとえば企業を改革したくても、既に戦える素地というのが個人には存在しないのです。