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(回答先: 対アジア外交はここ1年が正念場です 投稿者 あっしら 日時 2002 年 9 月 29 日 13:47:49)
>自身を省みての結論ですが、人は、政治や経済も含む世界観・自然観という抽象的な思考体系内容に対して“個人の自由”を保つことは不可能です。
このご指摘は大変重く、まさしくその通りだと思います。異なるイデアが存在し、それらのイデアを元にしてイデオロギーができあがります。原理上、ひとつのイデアが他のイデアを論理によって打ち負かす事はできませんから、イデオロギーは無傷で生き残ることになります。その意味で例えば、共産主義のイデアも有効性を失ったとは言えません。
">数次に渡る中東戦争で、正規戦によるアラブ側の勝利がないことは理解されていますから、核戦争になることはありません。イランやイラクが相手なら核攻撃も可能ですが、隣接し入植地も網の目のように入り組んでいるパレスチナ相手に戦術核さえ使うわけにはいきません。
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過去の経緯は仰る通りですが、アラブ側の結束の形が米国不在という新たな時代認識の元に大きく変わる可能性もあります(イラクのような対イスラエル強行派が全面に出てくるとか、アラブ全域の大同団結が成立するとか)。石油という武器もありますから、核保有国からのバックアップの取りつけも非現実的ではありません。イスラエルが空白を埋めるための様々な外交を展開するように、アラブ側にも大きな動きが出てくると予想されます。そうしてみるとアラブ勢力により包囲されたイスラエルの存立基盤というのは一般の印象よりも脆弱なのではないか、と思えてきます。
勿論、仮定の話にしか過ぎないのですが、パワー・バランスが喪失された際に核戦争に繋がるリスクが地球上で最も高いのは中東だと思います。貴殿の仰る通り話し合いで解決するのがベストなのですが、やはり前提として、強大な「よそ者」による秩序なり安定を与えられた土俵が必要です。これを崩す事は中東諸国にとって害あって益無しだと思います。
中国や北朝鮮の今後についてはその動向を注視したいと思います。
>そのために必要な思考営為は、かの戦争の「敗戦責任」を日本人が論理的に突き詰めそれなりの結論を出すことだと考えています。
上記の問題に関し、過去まとまった投稿をしておられるなら、お示し戴けると幸甚です。