(回答先: 朝鮮戦争と株価の動き 投稿者 あぼーん3世 日時 2002 年 3 月 06 日 15:44:46)
昭和25年6月に始まった朝鮮戦争は、日本に特需をもたらしました。太平洋戦争で荒廃した産業は、完全に復興し、輸出も増加します。株価も昭和28年の2月まで絶好調でした。
そんな状況下で、昭和28年3月4日、ソ連が、「スターリン首相の重態」を発表します。(翌日 脳内出血で死亡 73歳)
スターリンは、反対する者を全員収容所に入れて粛清した、好戦的な史上最強の独裁者。一方、次の首相のマレンコフにしても、葬儀委員長を務めたフルシチョフにしても、彼と比べれば遥かに平和的です。世界は緊張緩和に向かうことが、簡単に予測できました。
株価は、平和を好感して値上がりしてもよさそうですが、現実はまったく違っていたのです。
まず、ニューヨークで平和になると儲からない、軍需株が暴落します。そして、3月5日 東京市場の平均株価は全面安で、378円から340円に暴落します。たった1日で何と10%も下げたのです。(スターリン・ショック)この記録は、1987年10月20日のブラック・マンデーまで破られませんでした。
昭和27年末の株価の暴騰がバブルの状態で、その反落の引き金になったという面もあると思います。
◆◆不謹慎な話ですが、今の世界の指導者の中で亡くなった場合◆◆
◆◆東京市場に最も影響を与える人は誰でしょうか?◆◆
◆◆ 私は、北朝鮮の金正日さんだと思います。◆◆
◆◆難民問題、経済援助、大変そうですね。◆◆